岐阜千本松原公園自転車道路(岐阜県海津市〜岐阜市)

この自転車道は岐阜市忠節橋を起点として長良川に沿って油島までの37kmをいう。
これを5回に分けて川下から歩いき、5回分のウォーキングの結果をまとめて移動軌跡を地図に落としてみた。いずれも往路は正規の自転車道(堤防道路の外側中段部分を走っている。一部、堤防上を走っている区間あり。)を歩き、帰りは、回ごとに異なったコース(河川敷や堤防下の一般道など)を歩いた。ただし、地図には基本的に本来の自転車道の移動軌跡のみを表示した。
海津市において、自転車道と平行してしている、たいして広くもない堤防道路「県道23号線」の交通量とそのスピードは凄まじい。大型車がコンボイを組んで飛ばしていくので見ているだけで怖くなる。案の定、途中で交通事故を見かけた。旧墨俣町(大垣市に合併)に入って県道163号線まで来ると、やっと交通量が少なくなる。
3回目はちょっとコースをはずれて、お千代保稲荷へ立ち寄ったが、この分は合計距離および時間に算入されていない。
4回目の移動軌跡地図においては、Sより大きな数字フォントがないので紫数字を使用したが、連続したものと理解されたい。
また、この回では帰路は鏡島大橋を渡り、右岸も歩いたがこの分の距離・時間の扱いは上記「お千代保稲荷」に同じ。
5回目は金華山登山(金華山の他のコースはこちら)を含めた不規則な順路で歩いたので紫線で表示した。
まず、金華山下の靖国神社近くの河川敷駐車場に車を置いて、瞑想の小径コースにより金華山へ登り、馬の背コースを下山。続いて、鏡島橋まで往復した。このうち、千本松原公園自転車道は長良川左岸のEの地点〜Oの地点(自転車道の始点)だけである。従って、所要時間、歩行距離の数字にはこの部分についてだけを計上した。

コース:駐車場→21分→@の地点→16分→Aの地点→13分→Bの地点→26分→Cの地
     点→36分→Dの地点→4分→Eの地点→12分→Fの地点→14分→Gの地点→
     38分→Hの地点→22分→Iの地点→15分→Jの地点→17分→Kの地点→7分→
     Lの地点→51分→Mの地点→6分→Nの地点→22分→Oの地点→11分→Pの地
     点→37分→Qの地点→12分→@の地点→17分→Aの地点→24分→Bの地点→
     35分→Cの地点→6分→Dの地点→32分→Eの地点→35分→Oの地点(帰路は
     省略)

    
日付:平成18年11月13日(月)、16日(木)、25日(土)、12月2日(土)、12月20日(木)
天候:晴れ
所要時間:片道8時間49分(休憩、お千代保稲荷神社参詣・小紅の渡し立ち寄り分、金華山登
       山等正規の自転車道以外の歩行時間を除く)
歩行距離:片道40.8km(正規の自転車道のみの歩行距離)。
        公式数字の37kmとの誤差は、油島以南から歩き始めたこともあるが、GPSによる
       実測との誤差である。

    コース地図を開く  ここをはじめてクリックするとプラグインのインストール画面が
            (初期値は1/10000)      表示されるので、「はい」をクリックする。不具合が発生した
                                 場合はこちらの「8」参照

                                 なお、念のため他のウィンドウをすべ閉じておくこと。


  (移動軌跡データファイルのみの呼び出し方法および地図の利用上の留意点)
 
1.、この上にカーソルを当て、右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、デスクトップに「移動の軌跡
  データ」を保存します。ここでは、そのファイルは開かないでください。

2.国土地理院の電子国土ポータルへジャンプする。
3.国土地理院のプラグインのインストール画面が表示されたら、「はい」を選択する。
4.小さな日本地図が表示されるので、「ファイルを開く」(ボタンは画面右側の作図パネルの下部に隠れている)で、
  先ほどデスクトップに保存したファイルを指定して、それを開くと、地図の上に「移動の軌跡」が合成される。
5.この状態では、まだ地図の縮尺が小さいので、縮尺スケールが600mほどまで拡大して利用します。地図の表示
  窓が小さいので見にくいが、印刷結果はとても鮮明です。不要になったら、デスクトップのファイルは削除してくださ
  い。
  地図の呼び出し方について、詳しくはこちら

6.留意点
 (1)地図上の赤線はGPSよる移動の軌跡を、手書きで地図に転記したもので、実際の軌跡データとは若干の誤差が
   ある。
 (2)上記地図の経緯度線は「世界測地系」(GPSではWGS 84)に従い、目安として手書きで表示したものであり、各地
   点の表示は「秒」までに止めた。青線の間隔は10秒(横は約250m、縦は約300m)ごとである。
 (3)高度表示については、約5m〜10mほどの計測誤差がある(ほとんど低めに表示されてい る)。
 (4)地図と緯度経度の関連付けをより明確に知るにはカシミール3Dのホームページのフリーソフトを利用されたい。

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(各地点の説明)

   P 駐車場【北緯35度08分00秒 東経136度40分16秒】。千本松原の駐車場を利用し、松林
     の中を徒歩で北上した。松は杉や桧と違って、うねったり、曲がったして苦しそうに立って
     いるので何となく年寄りくさく見える。
     宝暦治水の完成時に薩摩藩士が植えたと言われる「日向松」が今も残っているかどうか
      は判然としないが、樹齢数十年の松が多い。
      この理不尽な治水工事のため24人もの薩摩義士が自害したという。以前、この治水工事
     をテーマにした歴史小説「孤愁の岸」(杉本苑子著)については聞いたことがあるが、未だ
     読んだことがない。
   @の地点【北緯35度08分42秒 東経136度40分06秒】。この交差点には信号があり、河原の
     駐車場への出入りがスムーズにできるようになているが、たまたま「木曽三川公園」の休
     園日(毎月第2月曜日)だったので、河川敷のふだんの様子はわからなかった。
   Aの地点【北緯35度09分31秒 東経136度40分17秒】。このあたりから、北側の河川敷へは
     車両進入禁止。ただし、舗装道路はさらに北へ伸びている。
   B長良川サービスセンター【北緯35度09分50秒 東経136度40分12秒】。運動施設の管理
     棟。
   C森下排水機場【北緯35度10分56秒 東経136度40分07秒】。南側は公園風になっていて、
     輪中の説明板などがある。わずかに南に「県営森下渡船場」があったが、予約のある時だ
     け無料で舟が出る。
   Dの地点【北緯35度12分15秒 東経136度40分22秒】。県営日原渡船場。
   Eの地点【北緯35度12分25秒 東経136度40分21秒】。1回目の折返し地点。

   −−−−− 以下2回目 −−−−−
   Fの地点【北緯35度12分57秒 東経136度40分19秒】。ここで、河川敷の舗装道路は終了
     し、これより北は作業用の地道があるのみ。歩くには、むしろその方が足にやさしいコース
     と言えよう。
   G東海大橋【北緯35度13分29秒 東経136度40分16秒】
   Hの地点【北緯35度15分06秒 東経136度39分51秒】。海津市と羽島市との市境。
   Iの地点【北緯35度15分58秒 東経136度40分02秒】。この付近には乳牛を飼育する農家
     が数軒あり、特有の芳香が漂ってくる。

    【参考】お千代保稲荷神社・・・東口の駐車場座標【北緯35度15分50秒 東経136度38分
         52秒】、南口大鳥居の座標【北緯35度15分34秒 東経136度38分41秒】
    参道は東口大鳥居から南口大鳥居まで約600m。両側には果物、野菜、玩具、招き猫、衣
    類、花、食堂など色々な店が軒を並べていて、当日は土曜日の午後だったが、かなりの人
    出だった。なんとなく横浜の中華街を思い出した。

   Jの地点【北緯35度16分31秒 東経136度40分17秒】。道の駅「クレール」の入口。もちろん
     クレールには大きな駐車場があるが、反対側の河川敷(リバーサイドプラザ)にも広い駐
     車場がある。
     また、南濃大橋の南側はバカでかい草ッぱらで、今後なにか施設を建設する予定かもし
     れないが、今の状況では模型飛行機を思う存分飛ばしたい雰囲気だ。
         この地点は2回目の折返し地点でもある。

   −−−−− 以下3回目 −−−−−
   K大池公園【北緯35度17分06秒 東経136度40分13秒】。池の周囲には、これ以上入り込む
     余地がないほど釣り人がいた。
     池の回りは遊歩道になっていて、大池神社あり。
   Lの地点【北緯35度17分21秒 東経136度40分07秒】海津市と輪之内町の境界線で、リバ
     ーサイドプラザはこの付近まで整備が進んでおり、びっくりするような広さだ。
   Mの地点【北緯35度19分21秒 東経136度40分04秒】。小さな公園になっていて、昭和51年
     9月12日の豪雨のため、ここで堤防が決壊したとの碑が建っており、治水観音があった。
     50mほど北の道路下には、その時の水位を表示した標柱が建っていた。
     ここから少し長良川橋寄りの対岸に軽飛行機の滑走路があるらしく、上空を旋回してい
     る。
     この長良川にしても隣の木曽川にしても、その雄大さをながめていると国土交通省が「こ
     れは俺のものだ!」という気持ちもわからなくもない。
   Nの地点【北緯35度19分31秒 東経136度40分24秒】。ここからOの地点まで中洲側も歩い
     てみたが、ゴルフ場の他に畑や広いグランドなどがあった。
   Oの地点【北緯35度20分12秒 東経136度41分07秒】。欄干のない橋が架かっていた。
   Pの地点【北緯35度20分36秒 東経136度41分10秒】。歩行者用の赤い橋(新犀橋)を渡る
     と、北へ向かっては堤防上を歩くことになり、車は一段低い道路を走っておりサイクリング
     ロードと車道が入れ替わって形となるので、すこぶる眺めがよい。
     また、新犀橋より少し南から、ずっと犀川に沿って一夜城まで約千本の桜が植えられてお
     り、桜の季節はみごとなことだろう。
   Q一夜城址【北緯35度22分01秒 東経136度41分15秒】。天守閣の中は資料館になってい
     て、最上階からの眺めはよい(入館料200円)。
     南側に7〜8台の駐車スペースあり。
     なお、城から300m南には旧街道「美濃路」が走っている。
     3回目の折返し地点。

   −−−以下4回目・・・S以上の丸数字フォントがないので紫の数字を使用した−−−
   @の地点【北緯35度22分26秒 東経136度41分37秒】。車道に「一夜城入口」の標識あり。
     ここから、車で入ると一夜城の北側の駐車場を利用できる。ただし、平成19年3月20日ま
     でこの駐車場は整備中につき、使用できない。
   Aの地点【北緯35度22分59秒 東経136度42分10秒】。この地点から南側はサイクリング
     ロードが堤防上であったが、ここから北側は堤防西の車道より一段低い位置に変更とな
     る。従って、自転車道が堤防上を走っている区間(Pの地点〜この地点までの4.8km)は
     サイクリングをする人にとっては最高のコースである。
   Bの地点【北緯35度23分49秒 東経136度42分01秒】。この地点から前野橋を渡り、東海
     道線をくぐると、再び河渡橋まで自転車道は堤防上に設置されている。
     前野橋の西詰めに「前野渡船場跡」の説明板があり、昭和41年に廃止された旨の記載
     あり。
   Cの地点【北緯35度24分39秒 東経136度42分14秒】。河渡橋西詰めで、そのまま北上し
     県道92号線の下をくぐると、堤防上は地道になり、自転車道はここで左岸に移動してい
     ることがわかる。
     中山道の「河渡の渡し」の目印は見当たらないが、多分、この地点から200mほど南の
     堤防上にある祠がそれを示しているのだろう。
   Dの地点【北緯35度24分31秒 東経136度42分26秒】。北から南下してきた場合は、ここ
     で直進する自転車道はなく、橋を渡って右岸に移動することとなる。
   Eの地点【北緯35度25分03秒 東経136度43分40秒】。鏡島(かがしま)大橋の南詰めで
     サイクリングロードから離れて、この橋を渡り対岸を歩いてみた。今回の折返し地点。
   F小紅(おべに)の渡し小屋【北緯35度25分05秒 東経136度42分55秒】。あいにく、舟の
     修理のため運行は中止されていたが、この渡し船は現在も廃止されてはいないようだ。
   Gの地点【北緯35度25分00秒 東経136度42分35秒】。鏡島大橋北詰からこの地点まで
     の堤防道路は西へ一方通行。歩道はないが車の通行は少ない。
    
   【参考】小紅の渡しへの所要時間
     Eの地点→20分→Fの地点→12分→Gの地点→13分→Cの地点

   −−−以下5回目−−−
   H駐車場【北緯35度26分18秒 東経136度46分40秒】。今回は河川敷の無料駐車場を利
     用。
   Iの地点【北緯35度26分09秒 東経136度46分27秒】。県道287号線からの有料駐車
     場(300円)および公園入口。

   J
登山口【北緯35度26分08秒 東経136度46分29秒】。瞑想の小径および馬の背コース
     の共通の登山口。

   Kの地点【北緯35度26分08秒 東経136度46分33秒】。瞑想の小径と馬の背コースとの
     分岐点。この地点には伊奈波神社旧蹟あり。
   Lの地点【北緯35度26分04秒 東経136度46分59秒】。達目洞方面からの鼻高ハイキン
     グコースとの合流地点。
   M下山口【北緯35度26分01秒 東経136度46分54秒】。馬の背コースの下山口の表示あ
     り。金華山ハイキングコースの全体図を示した大きな案内板右の鉄製階段を下りる。
    Nの地点【北緯35度26分10秒 東経136度46分14秒】。この付近は通称「川原町」と言わ
     れている地区で、長良川の水運を利用して木材、和紙の問屋町として発展した町であ
     る。今も古い格子戸のある家並みや材木店が残っている。
   O自転車道始点【北緯35度25分44秒 東経136度45分02秒】。忠節橋南詰めが千本公
     園松原自転車道の始点。国道157号線道路脇に「千本松原公園サイクリングロード」
     標識あり。
     今回のウォーキングではここからEの地点までの区間がこの自転車道に該当する。
   P鏡島大橋北詰【北緯35度25分14秒 東経136度43分41秒】
   Q金華橋北詰【北緯35度26分03秒 東経136度45分41秒】。Rの地点からQの地点ま
     で河川敷部分にカラー舗装された「高橋尚子ロード」(約1km)が整備されていて、
     ローラースケート、ランニング、ウォーキングができる。
   R長良橋北詰【北緯35度26分27秒 東経136度46分25秒】

    【参考】今回のウォーキングで、自転車道以外の主要地点間の所要時間
     ◆長良川沿いコース
     Iの地点→38分→Nの地点→40分→Eの地点→6分→Pの地点→47分→Q
      地点→20分→R
      ◆金華山登山コース(瞑想の小径、馬の背コース以外のコースはこちら
     Jの地点→7分→Kの地点→40分→Lの地点→4分→Mの地点→30分→Kの地
      点→6分→J


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