| ◆1日目:1月1日(月)◆
 
 JL006:成田 11:30 →JFK 10:00
 
 
 ●<久しぶりの成田エクスプレス>
 
 今回はコンラッド東京に前泊したので,自宅からの出発よりものんびりすることができた.
 東京駅8時30分発の成田エクスプレスに乗る.
 久しぶりの乗車であったが,満席であり,大きなスーツケースを持ったお客さんもいた.
 
 成田空港第二ターミナルで降車.
 元旦ということで,空港では樽酒サービスがあり,お酒を飲む事が出来,ちょっとしたお正月気分を味わえた.
 ABCカウンターで自宅から送っていた荷物を受け取り,チェックイン.
 手荷物検査場は一応,JALファストセキュリティレーンを通り,出国審査場へ行くが,この時間帯はとても空いていた.
 そのまま,サクララウンジアネックスへ直行する.
 お正月ということで,JALオリジナルトランプを貰った.
 久しぶりにマッサージを...と思ったが,やはり予約が一杯であった.
 目論みが外れたので,「今日は元旦だからー」ということで,朝からお酒を飲むことにする(旅行では朝から飲むケースが多いのであるが<笑>).
 バーコーナーの方に行くと,カクテルレシピがあり,これを元に「アネックススペシャル」を作ってみる.
 とても軽いカクテルなので,朝から何杯も飲んでしまった.
 あまりにも暇だったので,免税店に行く.
 極寒のニューヨーク対応ということで,夫のマフラーを購入.
 初めての旅行先なので,どれだけ寒いのか見当がつかない.
 
 
 ●<憧れのニューヨーク便>
 
 いよいよJL006便への搭乗が始まった.
 搭乗ゲートではラウンジで貰ったものと同じJALオリジナルトランプと飴の配布があった.
 元旦の搭乗は思わぬサービスがあり,ちょっと嬉しい.
 また,搭乗直前に荷物チェックがあった.
 Cクラスの席が翼の後ろまであり,大変多く,我々の席はほぼ翼の上であった.
 この便はFCクラスの占める割合が非常に高いようだ.
 特にCクラスの席の数はたくさんあり,驚いてしまった.
 機材はB747-400でMAGIC Iであった.
 初めてのニューヨーク便で期待していたが,MAGIC Iというのはちょっと残念だ.
 
 最初にお正月ということで,「A Happy New Year」と書かれた箱が配られた.
 この中には,杯とおつまみが入っており,おとそを注いでもらう.
 今年は新年を外出先で迎えたので,日本のお正月らしい事ができないかと思っていたが,機内でお正月気分を味わう頃が出来た.
 また,シェルフラットシートは快適であるものの,客席の割には客室乗務員の数が少ないのか,サービスはあまり良くなく,残念であった.
 食前酒にシャンパンを注文したものの,今まで乗ったJALのCクラスよりも一回り大きなグラスが出てきて,並々と注がれた(他の路線も変わったのであろうか).
 機内食はアミューズにザワークラフトとハムの角切りが出され,シャンパンに合って美味しかった.
 前菜とメインは順番に出され,炊きたてのご飯が食べられる.
 私が稀に乗る国際線はハワイ便やオーストラリア便で,このようなシステムでないので,同じCクラスでも得した気分になる.
 
 ちなみに,和食のメニューは以下の通り.
 前菜:鱈場蟹,穴子・小袖寿司,クワイ松風,子持ち若布
 向付:鯛昆布〆と牡丹海老
 小鉢:ほうれん草と水菜の汲み上げ湯葉和え
 台の物:聖護院大根含め煮,海老芋白煮,蛸柔か煮,帆立
 ご飯(炊きたてのこしひかり),香の物,味噌汁
 チーズとフレッシュフルーツ
 ホワイトチョコレート・オペラケーキ,カシスとガナッシュのケーキ
 
 なお,大吟醸酒の「天領」(岐阜県)を夫が大変気に入ってしまった(帰国後,ここのお酒をよく購入するようになった).
 
 
    もう二度とニューヨーク便のCクラスには乗れないかと思い,機内食(和食)を撮影してしまった.
 
 また,この便では2回目の食事がFree Style Diningで好きな時に好きなだけ食べられるので(到着の1時間30分前まで),嬉しい.
 ちなみにメニューは以下の通り.
 和風(ビーフカレー,しょうゆラーメン,きつねうどん,鮭茶漬け,押し寿司)
 洋風(サンドウィッチ,ミネストローネスープ,季節のサラダ)
 季節のフルーツ
 アイスクリーム
 セットメニュー(和朝食,洋朝食)
 
 初めて経験したパリ便ではいろいろと頼んでしまったが,今回は控えめに注文.
 調査不足だったので,ニューヨークの観光地やレストランをチェックしようかと思っていたが,カウントダウンコンサートで睡眠不足のため,食事以外の時間はひたすら眠っていた.
 
 
 ●<初めてのニューヨーク>
 
 10時15分過ぎ,JFK空港に到着.
 やはり空港は巨大で,駐機場まではかなりの時間がかかる.
 入国審査場はそれほどの混雑ではなかったものの,かなり質問されている日本人もおり,15分程待つ.
 私達は何も聞かれる事無く,無事に終了.
 
 荷物を受け取り(既にターンテーブルを回っていた),タクシー乗り場へ行く.
 それほど列はなかったので,すぐにイエローキャブに乗る事ができた.
 乗車時に係員からタクシー番号を書いた紙を渡され,「49ドル」と言われる.
 空港からダウンタウンまでは均一料金なので,お気楽である.
 大都会なので,道も混雑するだろうと思いきや,元旦のため道も空いていて,11時30分頃にヒルトンタイムズスクエア (Hilton Times Square: 234 West 42nd Street, New York)に到着.
 所要時間は約25分.
 ホテルはまさしく繁華街の中にあり,思う存分,夜遊びができそうな環境である(笑).
 ホテル入口には大きな時計があるので,これを目印にすれば,無事,ホテルに戻れそうだ.
 
 エレベータでフロントに上がる.
 アーリーチェックインの希望を出しておいたものの,通常は15時からなのでダメモトで聞いてみると既にお部屋に入れるとの事.
 とてもありがたいことである.
 チェックイン時に朝食券かHオーナーズポイントかを聞かれて朝食券を選択.
 またチェックアウトを13時まで延ばしてくれた.
 お部屋は38階のタイムズスクエア側のバスタブ付きであった.
 街中にもかかわらず,皆さんのご報告通り,広い部屋で快適である.
 周囲が繁華街だけに,部屋が広いととてもホッとする.
 アメニティはCRABTREE & EVELYN製でバスローブもあった.
 なぜか,洗面台の横にコーヒーメーカーが置いてあった.
 荷物を整理していたところ,先程チェックインの手続きをしてくれたフロントの人が慌ててやって来た.
 チェックイン時に提示したクレジットカードを返すのを忘れており,持ってきてくれたのだ.
 私達もすっかりその事を忘れており,危ないところであった.
 この時にセーフティボックスの使い方を教えてもらうが,まだ使えない状態であったので,フロントのセーフティボックスに預けた(夜には利用できるようになった).
 セーフティボックスは冷蔵庫の下にあり,不思議なことに冷蔵庫のロックもできるようになっていた(後で宿泊するヒルトン・ニューヨークもそうであった.アメリカ本土のホテルはこういうケースが多いのであろうか?).
 また,ウェルカムギフトはなかった(ターンダウン時にミネラルウォーター500ml
      2本のサービスあり.最後の日だけ小さな板チョコが置いてあった).
 その他,朝刊(USA Today)のサービスあり.
 
 
    これだけの広さがあれば,十分満足である.洗面台の横にコーヒーメーカーがあった(右).
 
 
 ●<街を軽くお散歩&フードコートで簡単なランチ>
 
 早くニューヨークの街を散歩したかったので,簡単に荷物を整理して,外に出る.
 とても寒いかと思っていたが,日本の冬の普通の格好で全然問題なく,逆に少し暖かいくらいであった.
 少し小雨が降っているが,タイムズスクエア周辺はとても多くの人がいる.
 カウントダウンの時に飛散したと思われる紙テープなどのゴミも散乱しており,この辺りでよくテレビ中継されている有名なタイムズスクエアのカウントダウンが少し前に開催されていたのだと考えただけで,ワクワクしてくる.
 ようやく「憧れのニューヨークにやって来たんだ!」という実感が少しずつ沸いてきた.
 
 
  約半日前にカウントダウンで盛り上がったタイムズスクエア.昼間なのにネオンが派手.
 
 まず,ホテル前のWest 42nd Streetを歩き,ホテル周辺のブライアントパーク(Bryant Park,屋外のスケートリンクもある)やニューヨーク市立図書館(New York Public Library)を外観だけちらっと見る.
 この辺りにお目当てのスープ屋さんがあったのであるが,元旦ということで残念ながらお休みであった.
 「駅まで行ってみれば,簡単に食べられるお店があるかもー」ということで(下調べを全然しておらず,到着時の食事は適当に済まそうと思っていたのだ),何も考えずグランドセントラルターミナル (Grand Central Terminal)まで歩く.
 毎日たくさんの列車が発着するメインターミナルで,毎週約70万人の乗降者数を誇るそうだ.
 よくテレビや写真でこの駅を見た事があるが,とてもレトロな雰囲気のヨーロッパ風の素敵な駅である.
 想像以上に天井も高く,コンコースの天井には星座が描かれており,美しい.
 お洒落をして,この駅から電車の旅をしたい気分になってくるような素晴らしい駅だ.
 この中にはマーケットや有名なGrand Central Oyster Bar & restaurantなどのレストランもあるので,行って見るが,残念ながら元旦は全てお休みであり,当てが外れてしまった.
 そこで,地下のフードコートは営業していたので,ピザを食べる.
 ミネラルウォーター込みで約6ドル.
 巨大フードコートで,一周するだけでも結構な時間がかかるのであるが,周辺の店が元旦でお休みということもあるのか,物凄い混雑で座る場所を探すのに大変であった.
 ようやく食べ物にありつけ,お腹も落ち着いたので,再びタイムズスクエア周辺を散策する.
 
 West 42nd Street沿いのホテルの前には,ヤンキースショップやコールドストーンクリームリー
      (Cold Stone Cremery)や吉野家もある.
 コールドストーンクリームリーが空いていたので,チャンス!ということで,店に入り,ストロベリー・バナナランデブーの小(カップ)を注文.
 6.05ドル.
 名物である店員さんの歌で店内は活気がある.
 やはりこのお店のアイスクリームは濃厚で美味しいが,ホワイトチョコチップが私にとっては少し強烈でくどかった(チョコの入っている量が尋常でなかった<笑>).
 でも,到着早々,アメリカを感じる事が出来て満足だ.
 
 
 
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