| ◆6日目:1月6日(土)◆
 
 B6(JET BLUE AIRWAYS) 610:JFK 9:15→バッファロー 10:40
 
 ●<ラウンジの朝食&空港へ>
 
 今朝はナイアガラに移動の日なので,6時に起床.
 さすがに睡眠不足だ.
 エグゼラウンジがオープンする6時30分に行き,朝食.
 この時間はさすがに数組しか客がいなかった.
 典型的なコンチネンタルブレックファーストでパン,ベーグル,フルーツ(バナナ,リンゴなど),ジュース(生オレンジ&グレープフルーツ),コーヒー,紅茶,水だった.
 ヒルトン・タイムズスクエアの朝食と比べるとかなり寂しいものがある.
 1泊で良かった(笑).
 早々に朝食を済ませた後,ビデオチェックアウトをし,昨日と同じホテル内のツアー集合場所へ行く.
 私達が予約した「1泊2日ナイアガラの旅」ツアーは他に客がいなかった.
 さすがにこの極寒の時期はナイアガラに行く人は少ないらしい(私達はカジノとアイスワインがメインなので,問題ないが<笑>).
 
 セダンでJFK空港のターミナル6に連れて行ってもらう.
 ここには搭乗を手伝ってくれるツアー会社のスタッフがおり,ジェットブルー(Jet Blue Airways)のe-チェックインを手伝ってもらう.
 搭乗チケットはレシートのようなもので,席は指定されていた.
 その後,荷物はカウンターで預けた.
 ジェットブルーは一度乗ってみたい航空会社だったので,楽しみだった.
 
 
 ●<ジェットブルーでバッファローへ>
 
 私達の搭乗するバッファロー行きの610便は,予定通りに機内へ搭乗することができ,機内はほぼ満席だったが,搭乗が遅い人がいた事もあり,結局,離陸するまで機内で1時間30分待つことになった.
 しかし,この時に威力を発揮したのが,ジェットブルー自慢の30チャンネルのdirecTVであった.
 各種スポーツ放送はもちろんの事(丁度,昨日のNBAのダイジェストもやっていた),「遊戯王」も放映されていた.
 シートもそれほど狭くないので,ストレスを溜めることなく離陸を待つ事が出来,direcTVの恩恵を存分に受けた.
 機内では飲み物とスナック菓子(ナチョスまたは動物クッキー)のサービスがあった.
 私達はナチョスを選んだが,これが病みつきになる味だった.
 11時15分くらいにバッファロー空港に到着.
 遅れはあったものの,快適なフライトであった.
 
 
    初めてのジェットブルー搭乗はdirecTV(右)のお陰で快適であった.
 
 
 ●<ナイアガラへ&滝を見ながらランチ>
 
 到着後,現地ガイドに無事に会え,車でナイアガラ・フォールズへ移動する.
 バッファローはUSAなので,カナダの国境は自動車で越えることになる.
 やはり,この寒い時期は日本からの観光客がほとんど来ないとの事.
 カナダの話などを興味深く聞いているうちに巨大カジノが目の前にあった.
 これはアメリカ側の滝近くのカジノだそうだ.
 久しくラスベガスに行っていないので,ちょっと血が騒いできた(笑).
 
 そしてレインボーブリッジ(Rainbow Bridge)を渡り(橋の真ん中が国境になっている!),車を降りて入国審査場へ.
 ガイドさんから厳しいと言われていたので,英語が不得意な私はいつも以上に緊張したが,滞在日数,宿泊ホテル,荷物について聞かれて無事入国することができた.
 カナダに入国するとすぐ目の前にはナイアガラ・フォールズ(Niagara Falls)の街が広がっている.
 私は滝といえば,日本のように山奥にあるイメージしかなかったので,秘境ではなく普通の街であったので驚いた.
 そして,すぐ近くのシェラトン・オン・ザ・フォールズ(Sheraton on the Falls)の最上階レストランに行き,12時過ぎからバフェのランチ.
 このレストランからはあのナイアガラの滝を眺める事が出来るのだ.
 窓側の席に座ることができ,手前にアメリカ滝(American Falls),奥にカナダ滝(Canadian
      Falls)の両方を観る事が出来て贅沢なロケーションである.
 普通の平地にこのような巨大な滝があるのは違和感があり,戸惑ってしまったが,この壮大な景色にしばし見とれてしまった.
 料理の種類は豊富で味もまあまあであった.
 この旅行中,けっこう偏った食事だったので,生野菜が嬉しかった.
 それにしても昨日まではニューヨークのビルに囲まれて過ごしていたのに,いきなり大自然の中に来て,不思議な気分である.
 
 
  レストランから眺めたナイアガラの滝.手前がアメリカ滝で奥がカナダ滝.
 
 
 ●<ナイアガラ観光>
 
 お腹も満足したところで,13時30分から観光開始.
 最初に滝の上流へ行き,発電所や温室を見る.
 滝の上流は水量の多い大きな湖という感じであった.
 温室は無料で大きくないが,ポインセチアやブーゲンビレアなどが綺麗であった.
 そして,いよいよカナダ滝を間近で見るために,「テーブルロック(Table Rock)」へ移動し,滝の裏側を見学する.
 恐らく暖かいシーズンは観光客が多いのだろうが,この寒い時期は人もほとんどおらず,エレベータも貸しきり状態(笑).
 ただ,恐れていた寒さであるが,今年は暖かいようで,日本の本州の冬の格好で大丈夫であった.
 滝の裏側はトンネルから覗き込むようになっているが,水の落下するものすごい轟音で圧倒されてしまう.
 この迫力を撮影しようとするが,霧のためにうまく撮影できなかった.
 また,別の場所から滝を至近距離で観る事が出来たが,吸い込まれそうで怖かった.
 生まれて初めてこんな巨大な滝に遭遇し,改めて自然の偉大さを再認識した.
 
 
  至近距離で見るカナダ滝はとても迫力があった.
 
 その後,車で少し離れたケーブルや花時計(寒いので花はほとんどなし.夏は華やかなのだろう)を見て,お土産屋さん(Saitoh
      Canada)へ行く.
 カナダと言えば私の大好きなメープルシロップクッキーがあるので,購入.
 また,メープルシロップもついつい買ってしまった(料理にも使えるようで,帰国して使ってみた).
 これで観光終了.
 ナイアガラ・フォールズの見どころはけっこうコンパクトにまとまっているので,移動時間もほとんどなく,密度が濃いものとなった.
 
 
 ●<ホテルチェックイン>
 
 そして,16時30分に宿泊ホテル「シェラトン・オン・ザ・フォールズ(Sheraton on the Falls)」(5875 Falls Ave. Falls vie Blvd.)にチェックインする.
 憧れのスターウッド系は宿泊する機会がなかなかなく,今回のツアーで宿泊する事ができて,ちょっと嬉しかった.
 9階の滝側の部屋で両方の滝がとてもよく見える.
 国境のあるレインボーブリッジもすぐ近くにあり,とても眺めが良い.
 部屋は今回の旅行のホテルで一番広く,電気の暖炉もある.
 日本語の案内があるので,便利である.
 さすがシェラトンである.
 セーフティボックスはなし.
 こんな素敵なロケーションのホテルなので,1泊だけというのは残念である.
 
 
  窓からの眺めがとても素晴らしく,のんびりと滞在したいホテルであった.
 
 
 ●<ナイアガラの巨大カジノで遊ぶ>
 
 私達のナイアガラに来た目的の一つはカジノなので,早速,カジノへ向かう(笑).
 ナイアガラにはカジノが2軒あり,最初に新カジノの「ナイアガラ・フォールズビュー・カジノ・リゾート(NIAGARA FALLSVIEW CASINO
      RESORT)」(6380 Fallsview Boulevard)へ行く.
 シェラトンからは徒歩20分くらいかかるが,滝やディズニーのイルミネーション(公園にある)を見ながらの散策なので,気持ちが良い.
 けっこう急な坂道を登ると目的のカジノに到着.
 ここは2004年6月にオープンした施設でホテル,カジノ,シアター,ショッピングセンターがあるラスベガス型のカジノである.
 この向かいにはヒルトンがあり,私達がここに宿泊したらとても危険である.
 
 カジノは想像以上に巨大で,貰ったパンフレットによると,スロットマシンが3,000台,テーブルゲームが150台と書かれていた.
 早速,入場することにする.
 19歳未満は入場できないので,入口でチェックがあるが,おばさんの私は係員に顔をじっと見られただけで,IDの提示は不要だった(悲しい.でも夫は顔もほとんど見られていないようだ<笑>..).
 カジノ内は禁煙なので,とても空気がきれいである.
 また,馴染みのマシンがずらりと揃っていて,嬉しい驚きである!
 「やっぱり,こういうカジノを見るとワクワクしちゃうねー.やっぱりラスベガス式のカジノは素晴らしい!」と二人共興奮してすぐにでも遊びたかったが,とても空腹だったので,まずは夕食にする.
 カジノのメインエントランスを出た噴水近くに「The Famous」という24時間営業のカフェがあった.
 噴水はフォーラムショップを思い出すようなデザインで,このカフェもラスベガス風なので,思わずお店に入ることにした.
 ここでグラスワインとハンバーガーを注文した(カジノで遊ぶ時の我が家の定番メニュー).
 店員のサービスもやたらと良く,とても愛想が良い.
 そういえば,ラスベガスのカフェもこうだったよなーと懐かしく思い出す.
 そして,会計時,チップ欄に「Thank You!」と大きく書かれており,思いっきりアピールされた(笑).
 
 さて,いよいよカジノに突入.
 週末ということもあり,けっこう人がいて盛り上がっていた.
 最近,オーストラリアのビデオスロットばかりだったので,懐かしいラスベガスタイプのスロットマシンを見て,我を忘れてしまいそうだった.
 大好きなホイールオブフォーチュン,モノポリーやブレイジング7はもちろんの事,あのメガバックスまである!
 あと,ビデオスロットもいろいろあり,オーストラリアで人気のキャッシュエクスプレスや私の好きな芸者スロットもあるという最強のマシン揃えだ.
 これだけあると何で遊ぼうか悩んでしまいそうだ.
 1泊しか滞在できないのが,とっても悔やまれる...
 
 私達はこの時点でカナダドルを持っていなかったので(この街は米ドルやクレジットカードが使えるので,観光する分にはカナダドルを使うことはなかった),両替機で米ドルからカナダドルへ両替をした.
 さすがにスロットマシンはカナダドル利用である.
 両替機は至る所にあり,その気になればすぐに両替できるシステム(これは危険だ...).
 テーブルゲームも種々あった.
 この夜(土曜日)のミニマムレートは以下の通り.
 ブラックジャック:25ドル,ルーレット:15ドル(1ドルチップ),パイガオ(タイル):25ドル,クラップス:15ドルであった.
 その他,ミニバカラのドラゴンボーナス,レットイットライド,カリビアンスタッド,ポーカールームもあった.
 スポーツブックもあるはずであるが,見つけられなかった.
 久しぶりにテーブルゲームで遊ぶにはミニマムレートが高かったので(ブラックジャックのストラテジーもすっかり忘れている<汗>),スロットだけで遊ぶことにした.
 
 懐かしのホイールオブフォーチュン(25c, 5c),モノポリー,トリプルダイヤモンド,ビデオポーカーなどで遊ぶ.
 大好きだった機種を見つけては,遊んでいたので,少しずつお金が減っていくパターンとなった.
 久しぶりに遊べるというだけで大満足ではあるが,マシンはコインレスなので,ちょっと寂しかった(たぶん,今ってこれが普通なのだろう).
 プリントアウトされたレシートは他のマシンにも投入できるし,両替機で現金にすることも可能であるが,貧乏性の私は常に一度現金にしていた(笑).
 また,カクテルガールはいたが,ラスベガスに比べるととても数が少ないので,夫はバーでビールを買って飲んでいた.
 最後にハイリミットコーナーへ行き(けっこう人がいた),5ドルスロットを少しだけやったが,やはりダメだった.
 軍資金が無くなってしまったので(こんな立派なカジノだったらもっとお金を用意しておけば良かった),カジノを後にせざるを得なくなり,ホテルに戻る.
 本当は徹夜する予定だったのに,こんなに早くお金が無くなるとは...
 21時前にカジノを出てホテルに向かう.
 丁度,滝のライトアップが美しく,とても幻想的であった.
 ただ,さすがにこの時間はかなり冷え込む.
 おかげで,カジノで興奮していた頭も冷めた.
 部屋に戻り,すぐに睡眠.
 
 
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