| ◆5日目:1月5日(金)◆
 
 ●<ホテル移動>
 
 8時に起き,朝食.
 今日も内容は全く同じ.
 その後,荷物をまとめて,チェックアウト.
 フロントへ行かなくても済むZip-Out Check Outにした(電話をすればよい).
 そして,ホテルの移動.
 移動先は近くのヒルトン・ニューヨークで1泊.
 同じ都市のホテル移動は初めてである.
 荷物をまとめるのが面倒だったのであるが,ツアー参加で夜遅く,朝早いので,ツアー集合&解散場所のヒルトン・ニューヨークに宿泊した方が都合良かったのだ.
 
 9時30分過ぎにタクシーに乗り(ヒルトン・タイムズスクエアにはタクシーが何台か待機していた),ヒルトン・ニューヨーク(Hilton New York, 1335 Ave. of the Americas)へ移動する.
 近くのホテルに移動するのはちょっと変な気分である.
 9時50分前にホテルに到着.
 とても巨大なロビーで,これまで滞在していたタイムズスクエアと規模が全く違う.
 ダイヤVIP用のチェックインデスクもあったが,さすがにこの時間はクローズしていた.
 フロントで名前を言うと,エグゼフロアの説明書を渡され,44階のラウンジに行って待っていてもいいよ,と言われた.
 しかし,観光がしたかったので,ラウンジには行かず,クロークへ行き,荷物を預かってもらい(フロントで荷物預け用の紙を貰い,それを提示したら無料になった.普通は3.5ドルのようだ),周辺を散策することにした.
 一番安い部屋の予約だったが,エグゼにアップしてくれているようで,ラウンジが楽しみである.
 
 
 ●<再び私達に不釣合いな5番街へ>
 
 昨日の5番街散策は時間が少なかったので,再び行ってみることにする.
 ヒルトン・ニューヨークからであると,この辺りは徒歩園内で便利である.
 最初にMadison Ave.沿いにある「Barneys New York」や「DKNY」に入ってみる.
 「Barneys New York」は丁度セール中であるが,ちょっと敷居が高かった.
 マネキンがキャンベラのスープ缶で糸電話をしていたディスプレイが印象的だった.
 結局,何も買わず早々に退散.
 そして,「Coach」へ.
 株主として本店は拝んでおきたかったのだ.
 本店なので,相当大きいだろうと期待していたが,ティファニーとは異なり,小ぢんまりしていた.
 ここで小さな鞄とお土産のチャームを購入.
 鞄は欲しかった物だったので,本店詣の良い記念になりそうだ.
 そして,再びティファニーへ.
 素敵な商品がたくさんあるが,結局,見るだけで終わってしまった.
 相当歩いたので,最後に「Abercrombie & Fitch」へ(ここも株主<笑>).
 ハワイやラスベガス店と同様にカッコいい店員が店の入口にいたが,何と上半身裸だった!
 実はここ数日のニューヨークは記録的な暖冬で,コート無しでも汗ばむほどである. ..ということでこのような店員が現れるという訳である(でもさすがにこれは寒いだろう...さすがはアバクロだ).
 一緒に写真を撮っていた客もいた.
 でも小心者の私は羨ましいと思いつつもお願いする勇気が無かったので,脳裏に焼き付けておいた(笑).
 
 
 ●<地ビールレストランでランチ>
 
 私達に不釣合いな5番街散策で疲れたので,お気楽なレストランでランチを食べようということになり,ホテル近くの気になっていた地ビールレストラン「ハートランド・ブルワリー(Heartland Brewery)」(1285 6th Ave.)へ.
 12時くらいに行くが,どんどんビジネスマンがやってきて,13時前には広い店内はほぼ満席状態で賑わっていた.
 ビールの種類も豊富で,夫はペールエール,私はホワイトウィートを注文.
 さすが人気のお店だけあって,ビールが美味しい.
 料理は夫が照り焼きチキンブレストグリル,私はチキンウイングスとフライドポテトを注文した.
 夫はチキンの他,ライス,野菜の炒め物もあり,バランスの良いランチであるが,私は思いっきりカロリーが高い,ビールのつまみになってしまった(笑).
 それにしても街で勤めているとこういうレストランでランチができるということで,ちょっと憧れてしまった.
 でも相当な出費になりそうなので,平サラリーマンの私は今の田舎の職場で良かったかもしれない.
 
 
 ●<ホテルチェックイン&お昼寝>
 
 13時30分頃,ヒルトン・ニューヨークの1階のフロントに行き,部屋に入れるかどうか聞いてみたら,部屋に入れるとのことだった.
 そこで,その場で部屋(エグゼフロア)の鍵とミニバー用の鍵を貰うことができた.
 荷物は部屋まで持っていてもらうことも出来たが,巨大ホテルでいつ届くか分からなかったので,自分で部屋まで持っていくことにした.
 このホテルは部屋数がとても多いので,利用階ごとにエレベーターが分かれていた.
 エグゼフロア用専用エレベーターもあった.
 部屋はヨーロッパ調でタイムズスクエアに比べるとかなり狭い.
 タイムズスクエアは気にせず,スーツケースを開けることができたものの,こちらでは場所を選ばないといけなかった(笑).
 目の前には巨大ビルが建っていて,部屋の眺めもタイムズスクエアの方が格段に良い.
 ミネラルウォーター2本のサービスがあった.
 アメニティはタイムズスクエアと同じ.
 ただし,バスローブはなかった.
 セーフティボックスはクローゼットの中にあり,普通のタイプだった.
 初めての街を調子に乗って歩き過ぎて,さすがに疲れが出てきたので,夕方までお昼寝.
 
 
    ヒルトン・ニューヨークのお部屋。けっこう落ち着いた雰囲気である。
 窓からは目の前のビルしか見えない(右)。
 
 
 ●<驚きのエグゼラウンジ>
 
 目が覚め,44階のエグゼラウンジに行ってみることにする.
 アメリカ本土のヒルトンのエグゼラウンジは初めてなので,とても楽しみであった.
 ちなみに,チェックイン時に貰った案内によると,フロアデスクは6時30分から22時45分までで,以下のサービスがあるようだ.
 ・コンチネンタルブレックファースト:6時30分〜10時(月〜金),6時30分〜11時(土日)
 ・オードブル:17時〜19時
 ・キャッシュバー:15時30分〜22時30分
 
 「やっぱり,アメリカのラウンジはアルコールが有料なんだね.どんな様子か見てみたいよね」と17時過ぎにラウンジに行った.
 けっこう広く,明るい雰囲気で全体を見渡すことができる.
 オードブルが17時から準備されるので,どんどんお客さんがやってきた.
 オードブルは揚げ物中心だったが,味は微妙.
 春巻き,ソーセージのパイ包みなどがあり,チキンウィングは普通に美味しかった.
 その他,野菜スティック,チーズ,フルーツプレートなどがあった.
 フルーツプレートはヒルトン・タイムズスクエアのレストランで朝食に出されたものに似ていた.
 微妙な味の揚げ物であったが,恐ろしい程,早いペースで無くなっていたので,どんどん追加されていた.
 コーヒー,紅茶,水などはセルフサービスで,有料のアルコールはバーカウンターで注文するシステムであった.
 私達はこの後,NBA観戦の予定だったので,おとなしくコーヒーのみにした(..とはいうものの,お酒が無料だったらお酒を飲んでいたと思うが).
 スタッフ(私がいた時は全員男性)は数少なく,食器やグラスは自分でプラスチックのバットに片付けるシステムである.
 客はこのルールをきちんと守っていた.
 お酒が有料ということもあり,多くの客はオードブルを食べて,短時間で帰っていくといった様子であった.
 私達も40分ほどいて部屋に戻る.
 まあ,良い経験になった(笑).
 
 
 ●<NBA観戦ツアーに参加>
 
 18時からNBA観戦ツアーに参加する.
 集合場所はヒルトン・ニューヨークなので,とても楽である.
 試合はニュージャージー・ネッツVSシカゴ・ブルズ戦で,ニュージャージーのアリーナまで車で連れて行ってもらえる.
 途中,夜景スポットに立ち寄ってくれるが,残念ながら霧のため視界がとても悪い.
 コンチネンタル航空のアリーナは新しくてとても綺麗である.
 場所柄,車で観戦する客が多いようで,巨大駐車場が併設されている.
 遠くに停めるとアリーナまで歩くのにけっこう大変だ.
 チケットを受け取り,入場.
 セキュリティチェックがあるが,手ぶらの私達はノーチェックで入ることが出来た.
 試合開始前に売店をいろいろと見て歩いていると,あの大好きなブルックリン・ラガーが売っていた!
 1杯7.5ドル.
 とても飲みたかったのであるが,二人共IDを持っていなかったので(スタジアムがどんなところか分からなかったので,少額のお金とカメラしか持ってきていなかったのだ),ビールを購入することができなかった.
 これは大失敗だったー.
 アメリカでは常にIDを携帯しないといけないことをすっかり忘れていた(ツアーだったので気を抜いていた)...という事で,おとなしくポップコーンとコーラで観戦する.
 
 私達は1階席の後ろの方であるが,選手の動きは一応分かった.
 試合は迫力があり,ダンクシュートを目の前で見ると,彼らの身体能力の素晴らしさに感激する.
 また,タイムアウトの間もいろいろなパフォーマンスや大抽選会などがあり,スポーツとショーの要素がミックスした華やかなイベントであった.
 さらに,接戦の末,ネッツが勝利したので久しぶりに興奮した.
 試合は19時30分から開始したが,よく途切れるので(バスケってこんなに中断するとは思わなかった),結局22時30分過ぎに終了.
 帰りにもう一度夜景スポットに立ち寄ってくれたが,さらに霧がひどくなり何も見えなかった.
 ヒルトン・ニューヨークには23時30分頃到着.
 
 
    立派なアリーナ(左)で試合観戦。初めて生のNBA観戦ができ、感激した(右)。
 
 
 ●<真夜中のロブスター>
 
 ガイドさんにこの時間でも食事ができるレストランを教えてもらったので,行ってみることにする.
 ロブスターがお値打ちに食べられるとのこと.
 そこで,ホテル近くのお勧めのレストラン「Famous Oyster Bar」に急いで行ってみる.
 道路に面したレストランで,この時間に予約なしでも大歓迎で窓際の席に案内してもらえた.
 お客さんも何組かいた.
 外は道路に面しており,セントラルパークにいた馬車も通ったのは驚いた.
 この時間も馬は働かないといけないようだ.
 私達はロブスターセット(マンハッタンクラムチャウダー,サラダ,パン,活ロブスター(MAINE)のグリル,ポテト)29.95ドルとカリフォルニアの白グラスワイン3杯と食後にコーヒーを頼む.
 お酒はお昼のビール以来だったこともあり,冷えた白ワインがとても美味しく感じた.
 そして,素朴な感じの料理は私達に丁度良く,美味しかった.
 特にメインのロブスターであるが,身もしっかりしており,この値段で食べられるとは驚きだ.
 店員も親切だったので,とても居心地が良かった.
 チップ込みで約110ドル(お酒を飲んでしまったので,それなりの値段になってしまったが).
 
 
  メインのロブスター。嬉しい深夜の食事となった。
 
 それまで,こんな時間にホテルの外で食事をする勇気がなかったが,0時を回っても観光客風の人も平気で歩いており,ニューヨークは場所を選べば治安が良い事が分かった.
 夫と「まるでラスベガスのような街だね.今日が最後の晩だったけど,もっと早く気が付けば良かったね.」という話になった.
 ニューヨークも奥深そうで,はまってしまいそうな街だ.
 
 その後,ホテルに戻るが(夜中はホテル内に入る時,ルームキーの提示が必要),ヒルトン内のバーは1時クローズで間に合わなかった.
 そこで大人しく寝る事にする.
 
 
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