メルボルン・シドニー旅行記 2001.12
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◆4日目:12月30日(日)◆                                  

<午前>

今日はペンギンツアーが午後からなので,午前中はフィッツロイ庭園の温室を見たりする.
キャプテンクックの家は昔見た時,特に印象はなかったので今回はパス.

    
  フィッツロイ公園.とても広くのんびりと過ごすことができる.

またフラフラしてシティの真ん中へ.マイヤーズやデヴィット・ジョーンズという百貨店を見る.
帰りにその近くのテイクアウトできるお寿司屋さんでお寿司を買ってホテルに戻る
(今回は寿司と中華ばかり..).
ただ,寿司のパックが密閉されている状態でなく,フィッツロイ庭園の中を歩いたので,
中にたくさんの小さな虫が入りこんでしまってびっくり!
でも気にせず,部屋で昨日買った赤ワインと寿司を食べる.


 

<ペンギンツアー>

ペンギンパレードツアーは,メルボルンに来たらこれは定番!というツアー.
昔,来た時もペンギンを見て感動した.
14時20分にホテルロビー集合.バスに乗って一旦,Altmann&Chemyというお土産屋さんに到着する.
ここで30分くらいお買い物タイム.オパールなどの宝石からお菓子までいろいろ売っている.
私達は特に興味がないので,夫が見つけたその隣のアイリッシュパブで
ビールを飲んでまったりする(こういうお店を見つける夫の嗅覚はすごい!).
食べ物もおいしそう!
今度,メルボルンに来ることがあったら,ここでお昼もいいかも..と話していた.

さて,15時過ぎに大型観光バスは出発.2台のバスは共に満席.
田舎の景色を堪能して,バスは17時頃,ワイルドライフパークへ到着.
ここではコアラ(抱っこすることはできない),ウォンバット,エミュー,ワラビーなどの動物に会え,
そしてカンガルーの餌付けをすることができる.
カンガルーはすばしっこいイメージがあったのであるが,皆,暑いのかダラダラしていた.
奈良の鹿の方がもう少しシャキっとしているなあ...


    
  動物達.彼らに会うとオーストラリアに来たという実感がわく.カンガルー(右)はかなりだらけていた.

動物達と楽しく遊んだ後は,レストランへ.
ここは,世界中のペンギンパレード見学ツアーの客で満員であった.
私達はグレードアップして「ロブスター刺身」のコースにした.
同じコースにしたテーブルの人達は中高年夫婦ばかりで,
「年越しは必ず海外で迎える」人達ばかりであった.
どこの国が良かったとか,自慢話が始まっていた...みんな人の話を聞かないので
自分のことばかりしゃべるので,仕方なく私達が相槌をうってあげる.
でも,この時期にちゃんとツアーに参加したらすごい金額だよなー,みんなお金持ちなんだ...
それで,話をしているうちにメインのロブスター刺身が出てきた.全員がっくり.
隣のテーブルでは普通のコースの料理が出ていた.
中年男性の一人がそちらのテーブルを指差して「絶対,あっちの方がいいよー.」.
皆,頷いた.一応,お刺身なんだけど,非常に量が少ない.
まあ,料理を食べに来たんではなく,ペンギンが目当てだから...

慌しく,夕食も済み,フィリップ島のペンギン保護区へ.
世界で最も小さなリトルペンギンが日没後,群れをなして海から上がり,
陸の巣に戻るのである,その姿が愛らしく「ペンギン・パレード」として観光の目玉になっているのだ.
見ることができるペンギンの数はその日や季節によって異なるそうで,
数羽ということもあるそうである.
海岸には見学用のスタンドが組まれており,そこで待機する.ペンギンの撮影は禁止.
昔,訪れた時はフラッシュなしなら撮影O.K.だったのであるが,
心無い旅行者が後をたたなかったのだろう...
非常に寒いので毛布も貸与されるが,やはり防寒具が必要.
皆,海岸をじっと見詰め,ペンギンが戻ってくるのを待つ.

日も暮れてきて,ようやく最初の群れが到着.
10羽くらいで群れを作って陸地にヨタヨタとしながら歩いてくる.
中には転んでいるペンギンもいる.「可愛いー!」と思わず,口に出してしまう.
数群が陸に上がるのを確認したら,陸地の巣の方に移動.
ちょうど,ペンギンが巣に戻るのを見ることができる.
ペンギンが巣に戻ると,家族中が喜んで「ピーピー」と大きな声で鳴いている.
次から次へとペンギンが戻ってくる.
それにしてもペンギンはよく自分の巣を覚えているものだ.
愛らしいペンギンの姿に見とれていると,バス出発まであとわずか.
慌ててバスに戻る.
23時30分頃,ホテルに着いた.
あまりにもペンギンが可愛らしかったので,脳裏に焼き付いてしばらく眠れなかった.