北京・上海旅行記 2003.3
準備編・1日目 2日目 3日目 4日目 5日目・マイレージ


◆◆ 北京・上海旅行記 2003.3.12〜3.16 ◆◆                 

母親から「中国旅行に行かない?」と誘われた.
アジア好きで中国に行ってみたかった私は即,O.K.の返事をした.
中国は見るところもいっぱいありそうだし,食べ物も美味しそうだ.
母は買い物もたくさんしたいようであるが...



◆準備編◆                                         

<旅行日程>

 ・飛行機

 3/12(水) JL601  名古屋 9:10 →北京 11:30

  3/14(金) HU7605 北京 8:55 →上海 11:00

  3/16(日) JL616  上海 17:45  →名古屋 21:00

 

・宿泊

北京:ヒルトン北京(2泊)

 上海:オークラ花園飯店(2泊)

 

 

<ツアー予約>

個人旅行は大変そうなので,お手軽なツアーで行くことにした.
母は北京と上海に行きたいとのことなので,JAL系の会社の北京・上海5日間コースを選んだ.
当初は3月の初めにしようと言っていたが,ツアー分の飛行機の空きがなく,
結局3月の半ばの出発となった.
ツアー代金は149,000円.ホテルも五つ星利用なので,ちょっと高め.
上海で1日自由行動があるので,元気があれば蘇州観光に行く予定である.

旅行会社の人から,黄砂がひどいかもしれないので,マスクや目薬などの準備をして下さいと言われた.
花粉症の私は大丈夫なのだろうか?ちょっと心配.
おまけに北京はまだまだ寒いそうなので,けっこう厚着をした方が良いと言われた.

また,中国はビザが要るのである.これも旅行会社経由で申し込む.
手数料が1万円とべらぼうに高いのであるが,名古屋地区では個人申請できるところが
ないので,仕方がない.

 

 

◆1日目:3月12日(水)◆                                 

  JL601  名古屋 9:10 →北京 11:30

 

<名古屋から北京へ>

ツアーデスクに7時10分集合だったので,早起きをしなければいけなかった.
今回はツアーなので空港で航空券は引渡しだ.
ツアーデスクで航空券を貰って,さらにエコノミークラスなのにもかかわらず,
ラウンジ券とスーツケースにプライオリティタグを付けてくれた(私はJGCであるが,
この時点ではわかっていないはず).
やっぱりJAL系の旅行会社のツアーなのでサービスが良いのかも...
荷物はカウンターで預けた.

免税店をフラフラした後にラウンジへ行く.
母も私も空腹であったので,お菓子やおつまみでお腹を満たした.
ラウンジにはJGCタグを付けたビジネスマンがたくさんいた.

北京行きの飛行機は2・3・2列の全席エコノミーであった.
約半分の搭乗率だろうか.母は早速,免税品のカタログを見て物色を始めた.
いくつか心惹かれる品物があったのであるが,残念ながら近距離線には搭載していないらしく,
ガックリしていた.
短いフライトであるが,機内食が出た.鳥のから揚げのあんかけで思ったよりも美味しく,
全部食べてしまった.
この後,北京に到着後,すぐに観光で夕食まで何も食べることができないのだ.
そうこうしているうちにあっという間に到着してしまった.
北京とは1時間の時差がある.

 

 

<北京到着>

北京空港は最近できたらしく,大変豪華であった.
トイレもものすごく綺麗だった.
最初に検疫カードを渡し,次に入国審査.それほど並ばず,スムースに行われていた.
そして荷物を受け取り,外に出ると出迎えの女性の現地係員がいた.
何と客は私たち二人ということで,お迎えの車はセダンであった.
ガイドさんは去年大学を卒業したばかりで,日本語を専攻していただけあり,
日本語が上手である.
北京滞在中は全てこのガイドさんにお世話になった.

 

 

<北京市内観光>

初めはあの有名な天安門広場へ.
ニュースでよく見るおなじみの場所であるが,広場は無茶苦茶広い.
その隣にある人民大会堂でちょうど全国人民大会が開催されていたので,
建物に多くの旗が飾られ,警備も厳重であった.
広場をフラフラしていたら,荷物チェックをされてしまった.
天安門は通常,登ることができるのであるが,残念ながら2月から5月まで改装工事のため,
登城できなかった.
でも外から見るだけでも迫力満点で満足であった.
毛沢東の肖像画は油絵になっており,数年おきに架け替えるそうだ.


  
  おなじみの天安門.中国に来た!という実感が沸く.

次に天壇公園へ.
ここは世界遺産であり,広大な敷地にいろいろな建物が建っている.
まず祈念殿へ行く.皇帝が毎年正月に五穀豊穣を祈願した祭殿で,
釘を一本も使用せずに作られた木造建築である.

皇穹宇(こうきゅうう)は青い瑠璃瓦が美しい円錐形の木造建築物である.
これは音を反響させる円形の回音壁に囲まれていて180度離れた壁際でささやいた小声さえも
反対ではっきりと聞き取ることができるという不思議な造りになっている.

最後に圜丘(かんきゅう)へ行った.
ここは正方形の敷地中央にある3段の円形基壇のみの祭壇である.
皇帝はここで天下泰平を祈る祭典を行ったそうだ.
それぞれの建物が広い敷地に点在しているので,歩くのが大変であった.


    
  祈念堂(左)とその内部(右).とても色彩が華やかだ.


<ホテルチェックイン>

今日の観光は終了し,15時30分頃,北京ヒルトンに到着.
夕食の集合が17時なので,お風呂に入る.
広く清潔な部屋でバスタブの他にシャワーブースもあった.
バスローブ,ゆかた,歯ブラシ,ミネラルウォーターのサービスもある.
中国では水道水を飲んではいけないそうなので,助かった.
お金はホテルのキャッシャーで両替してもらった.1元が約15円.
再び日本円に戻してもらうときにレシートが必要だそうだ.

 

 

<夕食>

17時にロビーで集合し,夕食を食べに行く.
京倫飯店4階の「四合軒」で山西料理の夕食である.
食べきれないほどのたくさんの料理が出てきた.
麺は刀削麺でシェフが実演もしてくれた.
日本で食べた刀削麺とは全然異なったものであり,美味しかった.


     
  豪華な夕食.こんなにたくさん出て食べきれない...右の写真の手前真ん中が刀削麺.


<足裏マッサージ>

食後は足裏マッサージを予約した.75分間で一人280元.
場所はホテルニューオータニ長富宮飯店の隣にある「中国良子」.
ものすごく巨大で,カラオケボックスのごとく,小部屋がたくさんあって,
ここでたくさんの客がマッサージを受けている.
私たちもうす暗い一つの部屋に通されて,NHKのBSにテレビのチャンネルを合わせてくれた.
まず,薬草の入った熱い湯に足を浸ける.
時々,足し湯をしてくれ,これがものすごく熱い.
熱い方がききめがあるそうだが...
そして,20歳くらいの男性が湯から足を出してくれて足,腕のマッサージ.
次に足裏なのであるが,爪が少しでも伸びているとダメらしく,そういう場合は爪きり担当の人が
切ってくれる.やすりのようなもので,器用に切ってくれるのだ.
その後,メインの足裏つぼマッサージ.
痛いのかな?と思いきや,気持ちが良かった.
マッサージ終了後は足のむくみがとれて,靴が簡単に履けたので驚き!
これで,終わりかと思ったら違っていて,別室に移動して背中のマッサージ.
これも気持ちが良い.最後にあんま椅子に座って全身マッサージで終了.
極楽気分を味わうことができた.

あまりにも気持ちよかったので,二人ともホテルに戻ってすぐに眠ってしまった.

    
  派手な入口(左).しばらく薬草の湯に足をつける(モデルは母).