北京・上海旅行記 2003.3
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◆3日目:3月14日(金)◆                                 


  HU7605 北京 8:55 →上海 11:00

<朝早い集合>

今日は7時にロビー集合である.
ツアーだとスケジュールが自分で立てられず早起きしないといけないのが面倒である...
バフェで朝食を食べ,荷物をまとめてチェックアウトする.
私たちより,ガイドさんや運転手さんの方が連日大変なんだろうなー.

上海に移動するために,空港へ行く.
私たちの乗る海南航空のカウンターはものすごい人である.
日本の繁盛期の空港よりもものすごい人で,やっぱり中国は人口が多いんだなーと痛感する.
空港税は別の窓口で購入する必要がある.国内線の場合は一人50元.
手荷物X線検査では時計もはずすように言われた.こんな事は初めてである.
母親はネックレスを念入りにチェックされたそうだ.
ターミナルはものすごく大きく,出発ゲートに行くのにかなり歩いた.
途中,お土産屋さんで七宝焼の花瓶を見る.
昨日買ったのと同じようなものが,かなり安くなっている.
こっちで買った方がよかったのかしらん!?
あと,パイガオタイルセットが売っていた.そういえば,中国のゲームだったのだ.
ガイドさんは知らないと言っていたが...
パイガオ好きの夫のお土産に買おうと思ったが,日本円で2万円くらいするので,やめた.

 

 

<上海へ>

搭乗口に行って,搭乗開始を待っていた.
海南航空って聞いたことがなかったので,ちょっと怖かったが,
3・3列で思ったより大きな飛行機であった.
しかし,日本人は私たちだけ.
また,国内線だったのに,立派な機内食も出て感激.味はまあまあ美味しかった.
桃ジュースが人気らしく,頼んでみたら美味しかった.
そうこうする内にあっという間に上海に到着.

 

 

<昼食>

上海空港の出口で女性の中国人係員が出迎えてくれた.
またまた客は私たちだけとのこと.
車はアメリカ製のセダンで内装も無茶苦茶ゴージャス.何と500万円くらいの車だそうだ.
上海では大卒の初任給が5万円(北京は3万円)というのだから,とても高級車である.
まずは豫園近くにある上海料理店「緑波廊」で昼食.
ここもツアー客で賑わっており,いつものように多くの種類の料理が出てきた.
上海の青梗菜は日本のに比べると小さく,美味しい.
また上海名物「小籠包」も出てきて喜んで食べた.
それにしても毎食こんなに食べてかなり太っただろうなー.
痩せないかと思い,お茶もたくさん飲んでいるが無駄なようだ...

 

 

<豫園へ>

レストランの周りはいかにも昔の中国っぽい街並みで,土産物屋さんもたくさんあり,
活気に溢れていた.
人気のある小籠包屋さんはものすごい行列ができていた.

  
  豫園近辺はレトロな中国の雰囲気だ.

豫園はこの街並みの一角にある.
江南様式の庭園でいかにも私のイメージしていた中国っぽい景色である.
思わずたくさん写真を撮ってしまった.
入り口は小さいのであるが,中は入り組んでいてけっこう広い.見所がたくさんあった.


  
  豫園では中国らしいイメージの庭園を見ることができる.


<上海博物館へ>

次に向かうのは,中国の四大博物館の一つといわれる上海博物館
とても近代的な綺麗な建物で驚いた.
日本語の説明機を借りることができ,1時間自由に見学した.
しかし,4階まで展示があり,各階それぞれ充実して広いのだ.
結局,1階の中国古代青銅器館,中国古代彫塑館,2階の中国古代陶磁館を見て,
ギブアップしてしまった.
それにしても,いかにも歴史の教科書に載っていそうな素晴らしいものが
たくさん展示されており,驚いた.
私は全然知識がないのであるが,興味のある人は一日いても飽きないところだろう.

 

 

<南京路&外灘>

次に上海のメインストリートである南京路へ行った.
ここは終日歩行者天国になっており,数多くの店が並んでいてお買い物には最適なところである.
看板も香港のように派手で夜になるとネオンが点灯してますます派手になりそうな雰囲気だ.

そして,よくガイドブックなどに写真が掲載されている外灘(ワイタン)へ.
レトロなヨーロッパ調の建物が並び,ちょっと不思議な気がする.
その反対側には川を挟んで浦東が見える.
東方明珠電視塔やグランドハイアットなど超近代的な建物が立ち並んでいて,
さながら未来都市のようである.
このようにいろいろな様式の建築物が入り混じっているのが,上海の魅力だろう.
最後にデパート「上海友誼商店」に行き,お土産品を見た.
6階建てになっており,いろいろなものがあったが,結局何も買わなかった.
母は淡水真珠のお店で妹にネックレスを買った(妹はとても気に入り,よく使っている).

 

 

<ホテルチェックイン>

上海市内観光も終わり,ホテル「オークラ花園飯店」へ向かう.
日本人の宿泊客が7割で,フロントにも日本人がいるということで,中国語のできない私も
安心して泊まれるホテルである.
確かにロビーにも日本人らしき人がたくさんいた.
また,この季節,上海は傘が手放せないそうで,ベルデスクで傘を借りることにする
(部屋の中にも1本傘が置いてあった.でもこの傘が後で悲劇(!?)を生むのであった...).
翌日はフリータイムであったが,蘇州日帰りツアーを予約した.

部屋は15階で霧がかかっていたものの,眺めが良い.高層ビルがたくさん見える.
部屋も清潔で,サービスにミネラルウォーター2本があった.
また,ここのホテルの水はろ過されているので,飲んでも大丈夫とのこと.

 

 

<広東料理の夕食>

今晩の夕食はミールクーポンで,ホテル内の3種類のレストランから選ぶことができる.
和食,中華,洋食とバラエティに富んでいる.
私たちは毎日中華でも全然飽きていなかったので,2階にある広東料理の「白玉蘭」へ行くことにする.
一応,ホテルでのディナー用にスカートや靴を持ってきていたのであったが,
そこまでする元気もないので,うす汚れた格好でそのまま行くことにした.

お店に行くとチャイナドレスの店員が「ニーハオ,いらっしゃいませ」という挨拶をしてくれる.
お店は高級な雰囲気.ミールクーポンはコース料理になっており,
前菜,イカとほっき貝の炒め物,魚の浮き袋と野菜のスープ,えびの揚げ包み巻き,
鶏としいたけの蒸し物,チンゲン菜のスープ煮,魚の揚げ甘酢あんかけ,チャーハン,
杏仁豆腐といったボリューム満点のものであった.
飲み物は「ワインはいかがですか?」と勧めてきた.
私は紹興酒を飲みたかったのであるが,母はワインが良いと言うので,
ハーフボトルを頼むことに.
ワインリストを見せてもらったら,とても高い!
でもここで引くわけにいかないので,安めの赤ワインを頼む.それでも何と310元もする!
日本でもこんな高いの飲まないのにー.
その割には味はそれほどでもなかった.
その後,グラス紹興酒を頼む.一番安そうな5年ものをお願いしたら,
グラスにたくさん入って25元.安くて美味しい!やっぱり,中国では紹興酒に限る.
料理は1品ずつ順番にもってきてくれ,ゆっくりといただくことができた.
安いところだと,一気に持ってくるので,見ただけでお腹が一杯になってしまうのだ.
全部上品な味付けで美味しかったが,前菜の牛の胃袋とスープの魚の浮き袋は??であった.

日本人のお客も多く,日本語のメニューでいろいろオーダーしているので,
明日は食事がないので,ここで高級食材を食べようということになった.

 

食後のお散歩には1階にある三越をフラフラして,お土産を物色した.
日本の三越で1万4千円くらいで売っているのが,こちらでは1万円くらいという感じであった.
母もかなり心惹かれるものがたくさんあり,悩んでいた.
この三越は朝8時から夜10時まで営業しているので便利である.

お風呂に入って,すぐに寝る.