| ◆2日目:8月6日(日)◆
 
 
 ●<シドニー空港の税関は大混雑>
 
 この時間帯は入国審査が混んでいるので,覚悟をしていたが,今年はほとんど待たずに済んだ.
 入国審査が済んだ時に係員からパスポートと一緒に"Notice to all visitors
      to Australia"というパンフレットを渡された.
 中を見ると11ヶ国語で書かれており,日本語の箇所を見ると,「8月8日火曜日はオーストラリアの国勢調査が行われます.この日の晩にこの国にいる方はすべて,どこに宿泊されていても国勢調査の対象となります.」とのこと.
 私達はその日,ハミルトン島に滞在するので,そこで調査票に記入することになるのだ.
 英語が苦手であるが,ちょっと面白そうである(帰国後,調べてみたら5年に一度実施されるようである).
 
 荷物を受け取り,税関では「申告あり」の方に並ぶが,大変列ができており,ターンテーブルの入国審査側の方まで並んでいる.
 「申告なし」の方も同様であった.
 列はなかなか動かず,最初は15m進むのに30分もかかってしまっていた.
 まあ,どのみち,ホテルに早く着いてもお部屋に入れないので,かまわないのであるが,疲れてきた.
 そのうちに係員がやってきて,並んでいる人達の書類をチェックし始めた.
 私達はそのまま隣のDゲートから出してもらう事が出来た.
 結局,空港の外に出られたのは8時30分過ぎであった.
 
 
 ●<ヒルトン・シドニーへ>
 
 タクシーに乗って,ヒルトン・シドニーへ.
 日曜なのでシティ周辺の道も空いており,9時頃に到着.
 チップ込みで22ドル.
 この時間帯であるが,フロントはチェックインのお客さんで行列ができていた.
 エアラインクルーもいた.
 お部屋は12時過ぎに準備できますが,もし良ければエグゼラウンジで待っていて下さい,とエグゼラウンジの案内の紙を貰った.
 また,今回は角部屋の少し広いお部屋を準備しましたとの事.
 お部屋に入る事ができるまでかなりの時間があったので,外をふらふらする事にした.
 
 
 ●<久しぶりのタロンガ動物園>
 
 「タロンガ動物園で動物に会いたいよねー」という話になり,シティの街の眺めを楽しみながら,サーキュラーキーまで歩く.
 シドニーフェリーの窓口で往復のフェリーと動物園の入場券がセットになった「Zoo Pass」を購入.
 何と39ドルに値上がりしていた!(動物園の入場料は32ドル)
 ちなみに2003年に購入した時は28.4ドルである.
 更にオーストラリアドルが高くなっているので,私達にとっては物凄い高騰である(涙).
 「こんなに物価が高くなったオーストラリアにはもう来られないかもー」と到着早々,真剣に思ってしまった(笑).
 
 9時40分のフェリーでタロンガ動物園へ行く.
 朝ということと,雨が降った直後ということで,思ったよりも寒かった.
 現地の人達はフリースを着ていた.
 真夏の日本からやってきたばかりの私達は薄手の長袖だったので,さすがに寒く,フェリーの中の席に座った.
 フェリー到着後,ゴンドラで動物園の山頂側の入口に行く.
 最初にお腹が空いたので,売店でフラットホワイト3.4ドルとチョコクロワッサン4.2ドルを購入.
 クロワッサンは超巨大だったので,二人で分けて十分な量であった.
 私は自分のフラットホワイトをこぼしてしまい,服を濡らしてしまう(ただでさえ寒いのに...).
 
 久しぶりのタロンガ動物園であるが,オーストラリアの動物が以前よりもさらに強調されており,観光客としてはとても嬉しかった.
 この時間帯はコアラも起きており,珍しくアクティブだった.
 実はこのコアラの動きに注目しすぎて,コーヒーをこぼしてしまったのである.
 カンガルーは相変わらずだらだらしていたが,ピンクのオウムなども見る事ができ,楽しめた.
 色々な場所で改装工事が行われており,さらに進化した動物園になるようだ.
 来園当初は曇っていた空であったが,次第に晴れて青空が広がり,シティの眺めも美しくなってきた.
 
 11時35分のフェリーでサーキュラーキーに戻る.
 工事中でいつもの出口が閉鎖されており,別の出口を探すのに戸惑い,最後には走るはめになってしまった.
 しかし,この動物園は何度来てもまったりできる素晴らしい所だと思う.
 復路のフェリーからは快晴の美しいシティの景色を見ることが出来た.
 この景色を見るとシドニーにやってきたんだなーとしみじみと感じる.
 
 
  復路のフェリーからの眺め.右手前にオペラハウスが見え,いかにもシドニーらしい景色.
 
 
 ●<ロブスターのランチ>
 
 サーキュラーキーに戻り,シドニー最初のランチを食べることにする.
 候補は昨年行った「ワイルドファイヤー」にしようと思っていたのであるが,日曜日のランチは休みになってしまった.
 シドニーのレストランの定休日はけっこう変わるので,まめなチェックが必要なようだ.
 そこで,久しぶりに「ドイルズ・アット・ザ・キー」に行く.
 シドニーの海の景色が楽しめる外の席も捨てがたかったが,ちょっと寒かったので,中で食べる事にする.
 予約なしであったが,2階の隅の窓際の席に座ることができた.
 ここからはオペラハウスとハーバーブリッジの両方が見え,とても贅沢である.
 
 お酒はドイルズの白ボトルワイン(セミヨン)33ドル,料理は二人共,西オーストラリアのロブスターグリル60.3ドル(付け合せにチップスかマッシュポテトか選ぶ事が出来る),私は生牡蛎も食べたかったので,1/2ダース16.8ドルも注文.
 ちなみに活ロブスターは90ドル〜,フィッシュアンドチップスは30ドルくらいである.
 最初に一人で生牡蛎を頂く.
 白ワインを飲みながらの生牡蛎は本当に幸せな気分になれる.
 これを楽しみに働いてきたようなものである(笑).
 ちなみに夫は生牡蛎が苦手なので,申し訳ないが私だけ楽しんでいる.
 そして,ロブスターグリルの登場.
 ベシャメルソースをかけて焼いてある.
 ロブスターはけっこう大きく,付け合せのフライドポテトもたっぷりあり,とてもボリュームのある料理であった.
 せっかくのロブスターがソースの味で消されてしまうのではないかと心配していたが,思ったよりもソースはくどくなく,ロブスターの味を楽しむ事が出来た.
 美味しかったが,お腹が一杯になった.
 
 
    生牡蛎(左)とロブスターグリル(右).到着早々,オーストラリアの海の幸を堪能することができた.
 
 食後は夫がマックウィリアムズ(明日,ワイナリーに行く予定)のデザートワイン90ml
      10.8ドル,私がエスプレッソとミニバニラアイスのセット(AFFOGATO)7.5ドルを注文.
 オーストラリアのデザートは量が多いが,これは適量で丁度良かった.
 シドニー到着早々,ワインとシーフードを楽しむ事ができ,とても嬉しいランチとなった.
 日曜チャージが10%付き,チップ込みで215ドル.
 
 
 
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