ともさんご夫婦のラスベガス旅行記2004.5
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ロサンゼルス ミニ観光

 

  両親の引率を想定した計画では、ハリウッド〜ロデオドライブ〜サンタモニカの
メジャーコースを予定していたが、変更。

 ダウンタウンにあるステイプルズセンターでのAFL観戦〜ハリウッドパークでの
競馬のコースとした。

 

 LAXのホームページでロッカーがあることを確認していたのだが、表示が見つ
からないので係員に聞いてみると、9.11以降なくなったとのこと。
これは予定外で困ってしまった。
ただ、もう仕方ないので荷物を持っていくことにした。
我々の荷物はかなり少ないほうなのだが、それでも重い荷物を持っていくのは
気が重い。

 11:30頃、タクシーでダウンタウンに向けて出発した。

 

 

AFL観戦(ステイプルズセンター)

 何かスポーツを観戦したいと思って探したが、ドジャースの試合は夜、レイカーズの
プレイオフは翌日、NHLも試合はない。
そこで、ステイプルズセンターでやっていたAFL(アリーナフットボール)の試合を
観戦することにした。
地元「ロサンゼルス・アベンジャーズ」対「オーランド・プレデターズ」。

 AFLに関心があった訳ではないが、入場料も10ドルからと安かったので、雰囲気
を味わうことにした。
アリーナフットボールは、NFLの縮小版で、フィールドが狭いのでどこからでも
タッチダウンパスが投げられるのが見もの(?)らしい。

 

 試合は13:00からで、2番目に安い14ドルのチケットを購入。

試合内容は・・・まあまあ面白かったが、寝不足と時差ボケで試合には集中
できなかった。
さすがにプロスポーツなので、マーチングバンド、チアガール、派手な選手紹介、
ガンガンのロックミュージックと盛り上げるためのいろんな策には魅せられたが、
眠気には勝てず・・・第1クォーター終了後、会場を後にした。

 

 

ハリウッドパーク競馬場

 ハリウッドパーク競馬場は、西海岸最大の競馬場で、同じロサンゼルスに
あるサンタアニタ競馬場(シービスケットの銅像がある)が中山なら、ハリウッド
パークは東京(府中)と例えられる重要な競馬場らしい。

こんな競馬場がLAXから車で10分の場所にあるとは知らなかった。
しかも、調べてみると競馬場内に「ハリウッドパーク・カジノ」があり、結構の
賑わいとのこと。

 

 14:00頃、タクシーにてハリウッドパーク内のカジノに到着。
カジノビルの中にあるコンシェルジェで荷物を預けてから(1ドル)、競馬場に
入場した。

 競馬場の入場料は10ドルで、その際にプログラムがもらえるのだが、
このプログラムには馬の基本情報、過去1年間の成績、競馬場専属予想屋
2人の推薦馬4〜5馬などそこそこの情報が載っている。

 

 馬場は、時計と逆周りの最後は左奥から直線、ゴールに向かってくる
コース。
芝が内周りコース、ダートが外周りコースになっていて、アメリカでは日本と
逆でダートがメインのようだ。

 競馬場の作り、雰囲気は日本と似ているが、どこか開放的で明るく、
観客席も段差があって見やすい。

 

 日本との一番の違いはパドックで、ここのパドックは日本同様に柵で
楕円形に囲ってはあるのだが、内には木が4〜5本植えてあり、その
木陰や端のほうでは次走に関係ない馬が先にいて涼んだり(?)、水を
浴びたりしている。
パドックというよりいろんな事に利用する調教場のような雰囲気。

 馬が入ってくるのだが、10頭走るとして、日本のように巡回するのは
4〜5馬くらいで、他の馬はどこにいるのかと捜すと、木陰まで行って
そこで止まっていたり、隣接する厩舎のようなところにいたりとバラバラ。
最終的には7〜8頭は確認できるのだが、全ては分からない。
だいたい目星を付けて、馬券を購入していると、最後にその脇をジョッキー
が乗った馬が本馬場へ向かって歩いていくのだが、そこではちゃんと
10馬いるといった具合。

 

馬券は、日本同様にマークシートに記入して購入する方法もあるが、
パネルにタッチして購入する方法が簡単で分かりやすい。
違うのは、直接現金で買うのではなく、まずバウチャー(お金を貯める紙)に
任意の金額をチャージしてから、そのバウチャーを使って馬券を購入
することだ。

また、日本の競馬は、1−2位を当てる馬券がメインだと思うが、アメリカ
では単勝(WINという)に賭けることが多いと読んだので、我々もアメリカ流
に単勝で買ってみた。

 

 まずは第4レース。芝1100メートルの10頭立て。
私が3馬、妻が2馬、10ドルずつ購入するが、惜しくも2着どまり。

 続いて第5レース。ダート1200メートルの10頭立て。
今回は5ドルに下げて、私3馬、妻3馬を購入するが、さっぱりからまずに完敗。
やっぱり当たらないなあ、もう1レースだけ体験して終わることにする。

 第6レースは、長距離の芝2400メートルの8頭立て。
最後だから1回だけでも当てたいなあと思うが、しょぼく当てても仕方ないと、
倍率の高い馬を中心に私3馬、妻3馬、5ドルずつ購入する。

 スタート。しばらく混戦。
買った馬も始めは善戦するが、距離が長いのでジリジリと後退、ああダメだ
なあと思っていたところ、最後の最後に私が買った葦毛の1番「REMONTE」号
が差してきて、クビ差の勝利。
掲示板で確認すると30倍になっている。やった、海外初勝利。
払い戻しすると、最終オッズはもう少し高くなっていたようで163ドルに
なった。これでトータルプラスである。
気をよくして、もう1レースだけやっていくことにする。

 第7レースは、ダート1300メートルの11頭立て。
最後にもう一度当てて終わろうとパドックでよく見てみるが、この雑然と
したパドックの状態では要するに馬がどうなのか全く分からない。
今回も結局、倍率の高い馬を中心に私3馬(10ドル)、妻3馬(5ドル)を
購入する。

 スタート。結構ばらけて先頭争い。
日本同様に電光掲示板に映像が出て先頭1−4馬が表示されるのだが、
コーナー途中で妻の買った4番「IN HIGH FORM」号が先頭に立った。
倍率40倍の一番人気薄の馬だ。行け、よしよしいいぞ。
そのまま3馬身近く差をつけて直線に入る。
妻が「絶対に抜かされる」と叫び、私も多分そうなるだろうと観念するが・・・
意外と差が縮まらない。
行け行け、残れ残れ、そのままそのまま・・・4馬身近く差をつけて
逃げ切ってしまった。やった。
周りが呆然とシラケている中で我々だけが喜んでいた。
払い戻し額は今回も表示よりも倍率が高くなっていて213ドル。
窓口の女性がワオと言ってくれた。

 結局、4レースやって、差引221ドルの勝ちとなった。
偶然以外の何ものでもないが、勝った賭け事は何といっても気分がいい。

 

 なお、ハリウッドパーク・カジノであるが、詳細はよく分からないが、
「カリフォルニアゲームズ」という名称で括られているポーカー、バカラ、
パイガオポーカー、カリビアンスタッドポーカー、ノーバスト・ブラック
ジャックなどのテーブルゲームがあるようだ。
ラスベガスよりももっとだだっ広いスペースの中でいろいろなゲームが
されていた。

 我々は、この後本場で出来るんだからということでプレイはしなかった。

 

16:50頃、LAXに無事帰還。

 乗り継ぎ時間があったので思いついたロサンゼルス旅行だが、寝不足と
時差ボケを甘く見ていたようだ。
両親同行だったら大変なことになっていたと反省。
やはり初日は静かにホテルを目指すほうがよさそうだ。
それでも、ハリウッドパークでの海外競馬は初挑戦初勝利でとてもよい
思い出となった。

 

 19:30、予定どおりLAS行きの乗り継ぎ便発。
ラスベガスへは夕闇の中の到着となった。