ともさんご夫婦のラスベガス旅行記2004.5
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食事

ラスベガスでは、ジャンクフードイーターとなり(栄養補給はMGDビールで!?)
食事はお腹がすいたら適当に済ます程度の我々だが、今回は少し水準を上げて
レストランでの食事を楽しむことにした。

 

 

「トーフ ハット」(チャイナタウン近く)

  最近、多くのサイトで紹介されている「TOFU HUT」。
チゲ豆腐鍋(スンドゥブ)が有名というのでチャイナタウン散策のついでに食べにいった。
マンダレイベイからタクシーに乗って5分くらい(チップ除きで11ドル)。
チャイナタウンの道路を挟んで前にある。

 サムゲタン、焼肉など本格的な韓国料理もあるようだが、メニューの先頭に載っている
のが、約10種類のチゲ。どれも8〜9ドルくらい。

 私は「ポーク」のスパイシー、妻は「クラム(あさり)」の辛さ普通を注文した。
ビールを飲みながら待っていると、まず韓国料理特有の小皿がでてくる。
白菜のキムチ、きゅうりのキムチ、チャプチェ、何かの白和え、サラダ。
そして、ご飯とぐつぐつ煮立ったチゲが出てくる。

 とても美味しい。適度な辛さと熱さが食欲をそそる。
中身は日本で食べるものと大きな違いはないが、豆腐を含めて具材が細かくカットされて
いるので食べやすい。

 ラスベガスではホテル以外の場所で食べるのは初めてとなるが、窓からストリップとは
違う日常的な普通の風景(チャイナタウンではあるが)を眺めて食べていると結構リラックス
できる。まさに食堂である。
小皿もおいしく、安いし、また来たいと思わせる。

 一点あれっ?と思ったことは、事前の情報、また、メニューの写真を見てもご飯は石焼
の器で出るようになっていて、実際、韓国系のお客さんにはそれが出されているのだが、
我々には韓国式の金属製の小ボウルで出てきたことだ(中はおそらく同じ石焼ご飯)。
これは、我々の推測だが、日本人客は少食で石焼の器で出しても残す人が多いから
日本人と分かると小さい器にしているのではないだろうか。
チゲは一見小さく見えるが結構食べごたえがあり、更に小皿を食べるとお腹一杯になって
しまう。
実際に我々はその小ボウルでも食べきれなかった(従って、我々は文句なしである)。

 

 因みに、チャイナタウンは、文字通り中国系による中国系のための食材、商品のショップ、
スーパーマーケット、レストランの集まりで、ここ固有の何かがあるわけではない。
チャイナタウン内、周辺にはいろいろと美味しい店があるようなので、その食事をメイン、
ついでにチャイナタウン見学なら一度くらいいいかもしれないが、その逆だとわざわざ
来るまでのことはないような感じがした。

我々は、自分達用のお土産として「龍井茶(ロンジン茶)」を買った。

 

 

「ステーキハウス・アット・キャメロ」(エクスカリバー)

  ラスベガス5回目にして初めてのステーキである。

量が多いと聞くので、どのくらいの大きさなのかホームページ内のメニューで事前に
調査しておいた。
一番小さいサイズの9オンスで255g、12オンスだと340gくらい。
日本のスーパー、ステーキ屋では1枚160g〜200gくらいのようだった。
我々は最小の9オンスで十分ではないかとイメージしていた。

 

 夜9:00頃の入店で、半分くらいの入り。

シーザーズサラダとオニオンスープ、そしてステーキは、量が1人あたり8オンスくらいで、
値段は一番高い「シャトーブリアン・フォー・トゥー」という2人前のヒレステーキ、65ドルを
注文した。

 サラダとスープは、てっきり2人分の分量だと思っていたが、意外にも日本での小ぶりな
1人前、味も繊細で結構美味しくいただけた。

 シャトーブリアンはブロックの肉なので、テーブルサイドで切り分けて、ローストビーフの
ように(ローストビーフそのもの?)一人4枚ずつサーブしてくれる。

 ジューシーでやわらかく美味しかったが、感動するほどではない。
日本人好みの油分の多いサーロインステーキも食べ比べてみたかった。

 

 

「ノブ」(ハードロック)

 「百味」にも惹かれたが、一度どこかで「NOBU」を体験したいと思っていたので、ハード
ロックホテル店のすしバーを利用した。

 

 ハードロックホテルに17:00頃到着。
18:00から開店なので、とりあえず店の場所を確認すると、入口に張り紙があって、上半身裸、
水着などでの入店はご遠慮くださいとあり、最下段に男性は襟のあるシャツでお願いします
とある。
私はTシャツだったので、えっと思い、スタッフが中にいたので、この格好で大丈夫か?と聞くと
OKと言われたのでほっとする。

 

 すしバーの客は我々が最初で、カウンターの一番奥の席に案内される。

 まず、スタッフから説明があり、スシを頼むのならカウンターにいる職人に直接、それ以外の
メニューは我々スタッフに注文してくださいと言われる。

 まず飲み物はと聞かれ、MGDと言うと、キリン、アサヒ、サッポロしかありませんと
言われるので、キリンを注文する。
飲み物が出されるが、この和風でシックな内装にスタッフの腕の刺青がアンマッチで、さすが
ハードロックである。

 一番奥の席なので目の前にいたのはスシバーのトップだと思うが(タカさん)、「日本語大丈夫
ですか」と聞くと「日本語しか分かりません」と言われる(実際はスタッフと英語でコミュニケー
ションしていた)。ラスベガス7年、ノブは5年とのことだった。

 まず、トロ、イカ、甘エビ(頭のから揚げ付き)、アナゴを注文。おいしい。
日本で食べる最上のネタではないが、日本で食べてもおいしいレベル。

 次と思ってメニューを見ていると、「何かつまみを作りましょうか?」とタカさんが言うので、
「刺身ですか?」と聞くと「いや、ノブのスペシャルのようなものです」とのことなのでお願いした。

 一品目は、サケの切身を軽く炙ったものをガーリック、オリーブオイルなどで味付けしたもの。
おいしかったので、もう一品お願いすると、ホタテを薄くスライスしたものに梅とコリアンダーを
のせて味付けしたもの。これもおいしい。

 実は私は、サケもホタテもあまり好んで食べたいネタではないのだが、これはおいしかった。
料理部門とすしバーの調理は別なのだろうが、ノブ風料理の片鱗を垣間見たつまみだった。

 最後に、タコ、アワビ、カリフォルニアロールの手巻きを注文。
日本酒(鬼ごろし)と一緒にいただくスシはとてもおいしかった。

 

 ネタは、世界中から持ってくるらしいが、日本からのものが多く、ウニ、アワビはカリフォル
ニアからと言っていた。シャリはカリフォルニア米。

 すしバーは予約を取らないので並んだら入店できる。
テーブル席も1/4くらいの入りだったので聞いたら、ウィークエンドは空いていることもあるが
週末は予約で一杯との事だった。
日本人客はそんなに多くなく、GW、お盆休み前後、年末年始以外はあまり見ないと言って
いた(我々もはじめ「現地に住んでいる方ですか?」と聞かれた)。

 

 スシの料金は、だいたい7〜9ドル(2カン)、トロとアワビだけm/p(時価という意味だと
思う)となっていた。
トータルで147ドル、チップ込みで170ドル。
結構高いが、やはりスシを食べる、日本語でコミュニケーションできる安心感は抜群である。

 もちろん、これまでラスベガスで食べた中で最もおいしい食事となった。

 

 

「ホフブロイハウス」(ハードロック近く)

  ここは、食事処兼観光名所だろうか。
ドイツ・ミュンヘンの文化遺産的ビアホールのレプリカというので、軽く一杯飲みに行った。

 14:00頃だったが、半分くらいの入りで、片付けた後なのかもしれないが清涼飲料水
だけを飲んでいる人、食事だけの人もいるようだった。
我々も料理を2品頼むと、係りの女性が行ってしまいそうになったので、呼び止めてビール
を注文した。

 もみさんのミュンヘン旅行時の情報も参考にさせていただいて、私は黒ビールDunkel
(デュンケル)の0.5Lを、妻はオリジナルの0.5Lを注文した。
本場で飲んだことがないので比較しようがないが、Dunkelはイメージとは違いコクも少なく
飲みやすい味。さらりと飲める。
オリジナルは、ピリリと痺れてコクのあるビールだった。
この店の味だと我々はオリジナルのほうがおいしく感じた。

 つまみとして頼んだソーセージはとてもおいしく、付け合せのお菓子のプレッツェルを
大きくしたような塩味のパンもなかなかいけた。
しかし、名物と書かれていたポークローストは、ちょっとくさみがあって我々の口には合わ
なかった(もみさんお勧めのハムステーキを注文したくて探したのだがよく分からなかった)。

 今回は昼だったのでお上品な雰囲気の客が多かったが、夜になるとバンドが演奏したり、
ハードロックからイカれた客が合流したりと雰囲気が一変するのだろうか。

 

 

「GRAND WOK」(MGMグランド)

  皆さんお勧めのアジア(和食、中華、その他)料理店。

 ラ・フェムの後、閉店時間前に入る。
すしバーがあり、その奥で豪快に中華料理を調理しているのでライブクッキングのような
美味しい料理が出できそうな雰囲気がある。

 メニューを読んでも料理をイメージできないものも結構あったので、定番系で適当に
野菜炒め、麺、炒飯を注文した。

「中国青菜炒め」は、青菜の部分もあるが、メインが茎でこれを食べるのかという料理。
茹でて青々としていてアスパラガスならいくらでも食べられそうだが、茎だとこんなには
要らない。マヨネーズがほしくなった。

 「旦旦(ダンダン)麺」は、甘辛い麺で、この甘さと辛さの按配は日本の中華料理屋でも
なかなか成功している店は少ないのだが、この店のも不味くはなかったが、高水準と
いう訳でもなかった。
しかも、汁が少ないのでちょっと食べにくかった。

 「揚州炒飯」は、あんかけ炒飯だと思っていたが、出てきたのは普通の五目炒飯
だった。
炒飯としてはおいしかったが、もう少し変わったものが良かったかなあと思った。

 

いずれにしても、我々は時間がなくて焦っていたのか、残念ながら、うまく注文でき
なかったようだ。

 

 

「ヌードルズ」(ベラージオ)

  我々には珍しく2度目の店。
ここは前回も思ったのだが、とてもサービスがよくて気持ちがいい。
スタッフは全員中国系であるが洗練されていて、とてもオープンである。

 それと、ここの味付けは、日本で食べる中華料理の味付けと、全くと言っていいほど
同じで口に合う(逆に普通すぎて拍子抜けするところもある)。

 今回は、「えびの揚げ餃子」、「あわびと鴨肉のお粥」、「牛肉入り焼きビーフン」を
注文した。
どれもおいしかったが、お粥は前回もそうだったが、薄味というより味なしで具材の
微妙な味、風味だけ。
これはこれで胃にやさしいのだが今回は少し塩を振りかけて食べた。
牛肉入りビーフンは、想像していたものとちょっと違い、牛肉は細切りでなく、ステーキ肉
のぶつ切りで、麺はきしめん風の平麺。
ビーフンということは米の麺だと思うが、普段食べる小麦の麺との違いはよく分から
なかった。
しかし、これはこれで豪快でとてもおいしかった。

 

 

「コールド・ストーン・クリーマリー」(エクスカリバー)

 今回は珍しくしっかり1日2食いただいたので、ほとんど軽食を食べることはなかった
が、この店だけは前回もおいしかったので再訪した。
前回は冬にも関わらず行列があったが今回は昼前でまだ人が少ないのか、他に客は
いなかった。

 前回は自己流でミックスして失敗したので、今回は店の定番の中から、私は
「ロッキー・ロード・トリップ」というチョコレートアイスに、マシュマロのダブルにナッツを
ミックスしたもの、妻は「バナナ・スプリット・ディシジョン」というバナナアイスに、
イチゴとナッツをミックスしたものを注文した。

 ここのアイスは伸びるアイスと具材の食感が楽しい。
どちらもおいしかったが、スナック系ばかりだと少しくどいので、何か果物系をミックス
したほうがおいしいようだ。