ともさんご夫婦のラスベガス旅行記2004.5
準備編&往路 ロサンゼルスミニ観光 ホテル&観光 スパ ショー 食事 カジノ&復路


カジノ

 

 肝心のカジノであるが、ほとんどエクスカリバーでBJ、クラップス、スロットマシン(少し)
などをプレイして、ズルズルと負けただけなので詳細をご報告するまでもない。

 そこで、特記事項、参考情報、印象残った出来事について箇条書きしたい。

 

初日は、景気付けにBJで300ドルだして25ドルプレイで始めた。まあまあ調子よく、
イーブンから若干プラスくらいで推移するので、たまに50ドルに上げてプレイ。

 それでも調子がいいので100ドルに上げたのだが、すると、ディーラーが「チェック
プレイ!」と声を張り上げて、ピット内のネクタイ組に注意を促し、ずっとではないが
監視を受けながらのプレイになる。
これまでディーラーと和やかにプレイしていたつもりが、私が何か悪いことをしているような
雰囲気になってしまい気まずい。

ベット額を下げたが、しばらくしてまた100ドルにすると、同じように「チェックプレイ!」
とまた声が入る。うーん、これはやりづらい。
この後は50ドル以下でプレイした。
暫くプレイして最終的には100ドルくらいの負けで席を立ったが、この監視には参った。
カウンティング防止もあろうが、それより客の儲けすぎに目を光らせているようである。

 因みに、エクスカリバーのBJテーブルの8割以上はミニマム5〜10ドルのシングル
デック、残りがミニマム25ドルの6デック。時間帯によっては5ドルの6デックもあったよう
だが。



今回勝てたBJは一度だけで、とても不思議な時間帯だった。
それは、シングルデックのテーブルで、黒人の女性ディーラーが5回中4回以上バスト
してくれるのだ。
そのディーラーは黒人客と冗談を言い合って爆笑しながらディールしているのだが、
あれっ、やたらとバストするなあと気づいた後は、親のアップカードが10でこちらが
13−16でも全てステイしたが、親がことごとくバストしてくれる。
ベットを30ドルくらいに上げて連戦連勝となるが、ディーラーは話しに夢中で一向に
関心なしといった感じである。
隣りの人は負けたのに配当を貰っていた。
このプレイヤーにとって夢のような時間帯が20〜30分続いただろうか。
それでも−150ドルから+300ドルくらいの改善にすぎなかったが(気が弱いので)、
通常のディーラーの強さからすると信じられないことである。
その後、このディーラーを探したが、もう見ることはなかった。
一方で、負けたBJは数知れず。単純である。
25ドルベットして、座ってから8回続けて負けると、まだ手持ちがあっても耐えられず
に、立ちながら「サンキュー」と言うのがやっとである。


クラップスでは、今回は、パスライン−ポイントが立って−オッズ、そして引き続き
カムという正攻法中心でいった。
こちらの方が、前回までのプレイスベットよりも効率がよくノッている時間帯の入りも
多い。
今回はチップに余裕のある時にはハードウエイ(ゾロ目)にトライして当たることもあれば
外れることも多々あった。
しかし、どんな賭け方をしようと、ツイているかツイていないか、それが全てで控除率
などあまり関係ない。
7以外の数字が続いてくれるか、早々と7が出てしまうか。
今回は、セブンアウトの連発にやられてしまった。
ツカない時はシューターからシューターへと7の悪夢が連鎖して、テーブルの上に
ため息、ため息。
それでも3勝6敗くらいだったのでBJに比べると私は相性がいいようだ。
今回は自分のシューターが調子よかったのが不幸中の幸いである。
自分流の投げ方もやっと確立(?)することができた。
特に大騒ぎする若者グループがいるゲームでシューターを続けるのは楽しく誇らしい。
盛り上がった場では、1投おきに6〜7人とハイタッチ、グータッチをしなければなら
ないので大変だが、しばらく続いてセブンアウトとなっても、拍手してくれ、大して
儲かってないのに立ち去るときにさっきはありがとうと握手を求められると何か感動して
しまう。



性懲りもなく、今回もレットイットライドを何度かプレイしたが、やはりツーペアどまり
である。
このゲームは、多くの人がフルハウス、4カード、ストレートフラッシュあたりを夢見て
プレイしているのだろうが、その手前のスリーカード、フラッシュ程度の現実的な手すら
全くこない。
このゲームはディーラーが特殊なシャッフルをするので不利なのは承知しているのだが、
それを乗り越えての好運を求めるが・・・とても遠い。


スロットマシンは、最近出ないので控えることにした。
それでも少しだけプレイ。エクスカリバーではWOFの1ドル台を10〜20ドルで
何度かプレイ。
SPINは10回以上きたが25か30止まりである。
とても渋いので最後のほうは、10ドル入れて、SPIN、30が出たらそれでキャッシュ
アウトしたりしていた。

 その他ではMGMグランドのWOF5ドル台には2度お賽銭を上げに行ったがヒット
しなかった。
今回、一番当たったのはTIにあった「スイングタイム」という機種で、何度かボーナス
ゲームを引き、80ドルくらいでキャッシュアウトした。
1,000ドル連発、500以上でないとキャッシュアウトできないよなど遠い昔である・・・。



今回は、我々のようなローローラーでどのくらいコンプが得られるのか、少し意識して
プレイしてみた。

 ところで、テーブルゲームでは100ドルバイインして始めることが多いが、その100ドル
でカードを出すかどうかが躊躇するところで、出せば10ドルフラットでも少しは評価して
くれるとサイトで読むのだが、実際に100ドルでカードを出す人は少なく、実際どう
なのかなあというのが長らくの疑問であった(今もよく分からない)。
ただ、エクスカリバーでは100ドルでもカードを出す人が多いのを前回、チェックして
いて、それが今回、エクスカリバーを選んだ理由の一つでもあった。
このホテルなら堂々と100ドルとカードを出せる(笑)。
エクスカリバーで評価の対象になるのは、BJだと10ドルベットからで、妻がカードを
出して5ドルでプレイしているとそれでは評価できないと言われた。
これがレットイットライドであれば5ドルでもOK(それだけこのゲームは勝てないということか)。
クラップスは流れが悪いとすぐ移動することもあるので自分からはカードを出さなかった
のだが、しばらくプレイしているとディーラーからカードはないかと聞いてくることがあり
3〜4回出した。
確かではないが、200ドル以上のチップを持ち込んで10ドルプレイしていると声がかかる
ようだ。
その他、スロットマシンもたまにプレイ。
妻のスロットマシンは5セント台が多かったのでそれほど関係なかったかもしれない。

 今回トータルでどのくらいプレイしたのかよく分からないが、観光などで外に出ていることも
多く、夜中も早々に引き上げたのでコンプを得るには少なかったと思う。
BJでは25ドルでプレイした時間帯もあるが、大半は10ドルベットくらい。

 その結果、今回得たコンプダラーは160ドルである。
前回使用せずに残っていた分が70ドルあったのでトータルで230ドル。
スパ2人分とカフェでの食事30ドルがコンプされた。
その他、キャッシュバック18ドル。

 もちろん無いよりはとてもうれしいが、この程度のコンプダラーでエクスカリバーに拘って
プレイする必要はなかったなあというのが正直な感想である。
今回、エクスカリバーばかりでプレイしていて飽きてしまった(笑)。
系列ホテルのテーブルゲームでどう評価されるのかよく分からなかったので今回は止めて
おいた。

   次回があるのであれば、コンプは全て忘れて、従来どおりいろんなホテルで自由気ままに
プレイするのが我々には合っていると思う。



私の景気の悪いカジノ話しが続いたので、口直しに今回遭遇した他人様の大勝ち・
大当たりシーンを二つ。

 一つめは、観光か何かからエクスカリバーに戻りカジノエリアに足を踏み入れたところ、
目の前にいた中南米系の中年男性が雄叫びを上げてうずくまり、そして奥さんと抱き合って
喜んでいる。
何かと思って前のルーレット台を覗くと、100ドル札の束を「黒」と「13−24」に賭けていて、
出た目が「黒13」。
失礼ながら格好からして金持ちのプレイというより、有り金全部を一発勝負したような雰囲気
だった。
勝ちは5,000ドル。「黒」に3,000ドル、「13−24」に1,000ドル賭けたようだ。
いやーすごい。
おそらく、玉を投げ入れた後にベットしたのだと思うが、アジア系の若い女性ディーラーが
しまったという思いを押し殺して賭け金のチェック、配当をしていた。

 ただ、その勝者のおじさんがディーラーに配当チップの貰い方のような指示をしたら、
 ピットのネクタイ組2人から、それはダメだ、こちらの払い方がある、それから2度とそのような
 賭け方はするな、それがここのルールだみたいな事をわあわあとまくし立てられて、おじさん
 はシュンとなっていた。

 5ドルチップの1枚賭けばかりのエクスカリバーなだけに、この勝負はすごかった。



二つめは、オーを観るためにベラージオに移動して、オーシアターに向かっている途中、
スロットマシンエリアから、すごい歓声が聞こえたので、何かと近づくと、あるスロット
マシンで緑色の楕円形が3つ揃っている。
わお、3ベットなので、最高額の20,000ドルだ。
トリプルダイアモンドか10TIMESのような機種の5ドル台。いつからプレイしていたのか
分からないが残り9クレジットでのヒットだったようだ。
当てたのは、中年の白人男性で、5メートルくらいを行ったり来たりしながら興奮して
何かを喚いていた。
税引きでも14,000ドルか、すごい。


今回の為替レートは、エクスカリバーでは0.0087(114.9円)、ベラージオでは
0.008838(113.1円)。
期間中のレートは111円くらいだったと思うが、やはりベラージオのレートがよかった
ようである。


妻は、5セントスロットマシンの「クレオパトラ」や「ユニコーン」を楽しんだようだ。
しかし、ボーナスゲームに入っても渋くて、前回のように勝つことはほとんどなく、
ジリ貧で 結局無くなってしまうことが多かったようだ。
そこで1セントスロットに活路を見出して、結構、おもしろい機種もあったようである。
 楽しかったけど、ちょっと渋かった今回のエクスカリバーのスロットマシンだった。



結果は、初日−450ドル、2日目−150ドル、3日目+200ドル、4日目−400ドル、
5日目−800ドルで計−1,600ドル。妻は計−350ドル。


最終日の深夜1:30頃、ONEクラブでキャッシュバックとコンプラダーを精算した後、
私はクラップスを約1時間半プレイして全てのプレイを終了したのだが、その際、
ディーラーからカードはあるかと聞かれたのでもう関係ないけどと思いつつ出した。
それを帰国後、あれで幾らくらい付いたのかホームページで確認すると74ドルも
コンプダラーが残っていた。
こんなに付くのかなあと思って、念の為、妻のカードをチェックするとこちらは50ドル。
妻も1セントか5セントスロットなのでこんなに付く筈はない。
これは次回への誘い水とするための前出し(後付け)コンプダラーなのだろうか。



復路

 

 LAXからの成田便も端の2席にしてもらったのでよかった。
映画5〜6本のなかに、「解夏」、「半落ち」があったので楽しんだ。
このクラスの日本映画はわざわざ劇場で観ることは残念ながらないが、こういう時間
つぶしで観るには最高におもしろい。特に「解夏」は感動して3回も観てしまった。

 15:15頃、成田着。


 5回目の訪問で、これまで遊んでいない分野をシラミ潰しに体験した旅行となったが、
今回も楽しい時間を過ごすことができた。
毎回、「もう当分ないだろうなあ」と思うのだが、さて、どうなるだろうか。
またいつの日か、さらに賑わいの増したラスベガスに戻ってきたい。