シドニー・ハミルトン島・ケアンズ旅行記2005


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◆9日目:8月14日(日)◆

<ツアーでキュランダへ行く>

 6時45分に起き,エグゼクティブラウンジで朝食.
今日の温かい料理はスクランブルエッグ,ソーセージ,マッシュルームであった.
その他の料理は特に変わりなかった.
ラウンジのスタッフはとてもフレンドリーでいろいろと話しかけてくれる.
こういう時に英語をもっと勉強すればよかったと思うのであるが,なかなか実行できない状況である.

 今日は
1日ツアー「キュランダと高原列車の1日」に参加する.
実は今回の旅行で事前に計画を立てていた唯一のイベントである(笑).
集合場所のヒルトン・ケアンズのロビーには多くの人が続々と集まってきて,かなりの人が参加するようだ.
受付で参加費(一人175ドル)をカード払いした.
日本ではお盆休みの今日はこのツアーも大人気でバスが4台も出るそうである.
事前に予約しておいて良かった.
私達のバスは45名乗車した.
今日の行程はスカイレールに乗り,レインフォレステーション・ネイチャーパークを見学,その後,キュランダの街で昼食と自由行動があり,観光鉄道でケアンズに戻るというものである.


<スカイレールに乗る>

 バスで
スカイレールのキュランダ駅に行く.
ここからスカイレールに乗るのであるが,これはケアンズからキュランダへと続く
世界遺産であるバロン渓谷国立公園の熱帯雨林の上空を通るもので,1995年に完成したそうだ.
全長7.5kmで熱帯雨林保護のため,全ての支柱はヘリコプターで運ばれ,ゴンドラの数は114あるとのこと.
これは1本のケーブルで結ばれていないので,途中乗換駅がある.
眼下には熱帯雨林,遠くにはグレートバリアリーフを見渡す事ができる.
特に延々と続く
1億2千年前から存在するという熱帯雨林の規模には驚くが,あまりにも壮大すぎて逆に感覚が麻痺してよく分からなかった(ちょっとタイプは違うが,グランドキャニオンを見た時と同じような感覚).
木の種類はやはり熱帯雨林で当たり前であるが日本の森とは全く種類が異なっており,興味深かった.
途中の駅で熱帯雨林の散策もできるそうだ.

  
  
スカイレールからは熱帯雨林が広がる壮大な眺めが楽しめる

その後,
カラボニカ駅(ほとんど記憶が無いので間違っているかも)に到着.
到着前に各ゴンドラの撮影があり,駅で記念写真の販売があった.
こういうのに弱い私はついつい買ってしまう.
また売店がけっこう充実しており,ここで生息する昆虫の標本なども販売されていた.
この辺りではユリシーズという珍しい青い羽の蝶が生息しているそうで,見ると幸せになれるとのこと(結局,滞在中,見つけることができなかった).


<アーミーダックで散策>
 その後,バスで「
レインフォレステーション・ネイチャーパーク(Rainforestation Nature Park)」へ移動.
ここのメインは
水陸両用6WD車のアーミーダックに乗って熱帯雨林を見学するというものである.
いろいろな動物や植物の解説を聞きながら,楽しく熱帯雨林を知る事ができた.
また,「恐竜に一番近い鳥」と言われるヒクイドリ(カソワリー)という珍しい鳥も間近で見る事ができた.
アーミーダックに乗るのも初めてだったので,乗り物自体にも興味があったが,陸地から水上への移動が予想以上にスムースだったので驚いた.
またこの園内には
コアラ&ワイルドライフパークがあり,オーストラリア特有の動物を見る事ができる.
カンガルーとワラビーは放し飼いになっており,餌を直接与えることができるのであるが,観光客が多く彼らは満腹状態になっており,最後には餌にも見向きをしなかった.


<キュランダの町で昼食&散策>
 11時30分頃,バスで
キュランダの町へ行く.
レストラン「
レインフォレストビュー」でバフェのランチ.けっこういろいろな種類の料理があった.
せっかくなので白ワインを別料金で頼む.
昼食後,1時間30分程自由行動でキュランダの町を散策する.
最初にガイドさんお勧めの「
キュランダ・ホームメード・トロピカル・フルーツ・アイスクリーム」でラムレーズンのアイスクリーム3ドルを食べる.
お店のおじさんは日本のギャグ好きで,「ゲッツ!」,「アイーン」,「カトちゃんペ」,「まいうー」,「なんでだろうー」のギャグを立て続けに炸裂させてくれた(笑).
あまりにもおじさんが印象強かったので,アイスクリームの味を忘れがちであるが,レーズンたっぷり,ラム酒が濃厚で私達好みの美味しい味であった.
その後,
キュランダ・ヘリテージマーケットオリジナルマーケットをふらふらする.


<高原鉄道でケアンズへ>
 13時30分に集合し,キュランダ駅から14時の
キュランダ観光鉄道に乗り,ケアンズに戻る.
19世紀のレトロな列車が渓谷の断崖絶壁を走る写真を見てからどうしてもこの電車に乗りたかったのである.
高原鉄道は14両編成でレトロな旅行情緒をそそるような車両であった.
私達は10号車で思わず出発前にいろいろな角度から写真を撮ってしまう(笑).
いよいよ列車が出発する.
見どころがたくさんあり,その都度放送が入るが,私達のツアーではガイドさんが日本語で丁寧に説明してくれた.
熱帯雨林のジャングルの中,山肌を縫うようにして走るが,途中,
バロンフォールズ駅で一時停止するので,外に出て滝を見学することができる.
再び乗車し,景観を楽しむのであるが,ケアンズに近づくと「世界の車窓から」で取り上げられたシーンやサトウキビ畑の中を走る.
約1時間半の風光明媚な旅は感動の連続で,あっという間であった.
こういう列車に乗ると,世界各地の名物列車に乗る旅がしたくなるものである.

  
  
キュランダ観光鉄道の旅は電車好きの私達にとっては楽しい時間であった.

 フレッシュウォータークリーク駅からバスに乗り,ケアンズのDFSで15時45分に解散してツアーは終了.
最後にツアー参加のギフトとしてDFSでチョコレート,OKギフトショップではキーホルダーの縫いぐるみを貰った.
それなりの値段はしたツアーであったが,十分満足した.


<カクテルタイム&夕食>
 部屋に戻り,入浴後,エグゼクティブラウンジでお酒を飲む.
今日もほぼ満席であった.
すぐ夕食が控えていたので,おつまみは食べなかったが,内容は一昨日とほとんど変化がなかった.

 18時過ぎからヒルトン・ケアンズ内のレストラン「
BREEZES」で夕食.
ヒルトン・ケアンズのレストランはこのBREEZESと休憩に利用したMondoの2箇所となる(あとはカフェ).
とても広々としており,大きなバフェコーナーがある.
私達が狙っていたのはホテルのエレベーターのポスターに掲載されていたマッドクラブなどのシーフードのスチームセットである.
ケアンズ最後の夜もマッドクラブを楽しもうかと思っていたが,メニューを見るとバフェ料理とシーフードスチームが付くようだ.
バフェ料理はシーフードも多数ありとても美味しそうであったのだが,昼もバフェ料理で着席してゆっくり食べたかったので,マッドクラブは諦めて(単品ではなかった),他の料理を注文することにする.
結局,生カキ,牛フィレステーキ(2名分),付け合せに茹でたバグ,お酒は赤ボトルワインを注文.
店員はとても親切でいろいろとサービスしてもらえた.
バグは初めて食べたが,シャコの少し大きいものであった.
どんどんお客さん(ほとんど日本人)が増えてきて,バフェコーナーも盛り上がっていた.
ここのレストランはダイヤモンドクラブ割引が利用できるので,合計100ドルちょっとであった.


<最後のカジノ>
 
今晩で最後のカジノである.
しばらくカジノ旅行の予定もないので,400ドルのTCを現金に換え,気合を入れるものの,どうも貧乏性が身についているので激しく賭けることができない(この時点で大勝できないのは分かっているのであるが...).
今晩もテーブルゲームは寄り付けず,わずかにスロットマシンに空きがある程度であった.
微妙に勝ったり負けたりを繰り返す.
一番盛り上がったのが,インディアンのスロットでインディアンが5人揃って100ドル出たくらいであるが,結局,その後ずるずる負けて,最終的にはプラスマイナスゼロであった.
やはり,カジノは難しい.

 23時に部屋に戻り,荷物をまとめる気力もなく,そのまま睡眠.

 
本日の歩数:約16,853歩

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