◆３日目：8月7日（月）◆

●＜ラウンジで朝食＞

　今日はこの旅行で唯一のイベントであるハンターバレーワイナリーツアーの日である．
6時に起き、シャワーを浴び、7時にエグゼラウンジで朝食を食べる．
たくさん試飲をする予定なので，朝食はいつもよりもたくさん食べたのであるが（笑），カクテルタイムと同様に料理の種類は減っていた．
温かい料理が３種類（スクランブルエッグ、トマトのグリル、ベーコン）、ハム２種類（チキン、ポーク）、サーモン、チーズ、フルーツ、パンといった内容である．
まあ、これくらいあれば十分なのであるが、昨年とついつい比較してしまうと寂しいものがある．


●＜ハンターバレーワイナリーツアーに参加＞

　7時30分にロビーに集合し、ワイナリーツアーに出発．
客は私達二人だったので、とてもお気楽である．
4WDの車で出発．
ドライバー兼ガイドさんは臨機応変にコースもアレンジしてくれるので，とてもありがたい．
私達はできるだけ多くのワイナリーに行きたかったので、絶景ポイントに立ち寄るのはやめて、ワイナリーに直行してもらうことにした．
また訪問したいワイナリーもリクエストに応じてくれた．


●＜１軒目のワイナリー：Peterson's Champagne House＞

　最初のワイナリーはPeterson's Champagne House (Cnr Broke Rd & Wine Country Dr, Pokolbin)．
スパークリングワインを製造しているワイナリーで５年ほど前のツアーで訪れたことがある．
初めてここで飲んだ赤スパークリングワインはとても感動した記憶がある．
以前参加したツアーは予約してあったため，外のテーブルでチーズのおつまみ付きでゆっくりと座ってテイスティングをするスタイルであった．
一方，今回のツアーはいわゆる普通のワインテイスティングで，カウンターで立ったまま試飲し，気に入ったものはその場で購入するスタイルであった．
私達はここでほぼ全種類の16種類をテイスティングさせてもらった．
最初に飲んだ赤スパークリングワインが思ったよりも甘く，あっさりしており以前の印象と異なったため，他の種類はどうなのかとどんどん試飲してしまったのである．
ここで，スパークリングシラーズと1997年のシャルドネを購入．
別の建物にお土産屋さんがあり，チョコレートなどのお菓子も販売していた．
唐辛子チョコなど変り種もあった．


●＜２軒目のワイナリー：Bimbadgen Estate＞

　2軒目のワイナリーはガイドさんお勧めのBimbadgen Estate (790 McDonald's Rd, Pokolbin)．
"Bimbadgen"とはアボリジニ語で「眺めの良い場所」という意味だそうでその名の通り，ハンターバレーでも有数の眺めが素晴らしい場所だそうだ．
こちらでも7種類程試飲した．
特に白ワインが美味しく感じ，2002年のセミヨンと2005年の貴腐ワインを購入．
貴腐ワインは程よい甘さがあり，私達には丁度良かった．
また，オリジナルのテイスティンググラスも素敵だったので，購入．
この時点で既に4本ワインを購入してしまい，ガイドさんに「もうワインを買うのはやめようと思うけど，それでもワイナリーに行ってもいいのか？」と聞いてしまった（笑）．
後で気がついたのであるが，こちらの一部のワインはケアンズのOKショップやカンタス機内でも販売していた．


●＜３軒目のワイナリー：Pepper Tree Wines＞

　３軒目のワイナリーはPepper Tree Wines (86 Halls Rd, Pokolbin)．
ポコルビンのペッパー・ツリー・コンプレックスに位置しており，このコンプレックス内には豪華ゲストハウスのペッパーズ・コンベント・ハンター・バレーや昼食のレストランであるロバーツなどが点在している．
もうこれ以上，ワインを買っても持ち運びが大変だったので，とりあえず1杯だけ赤ワイン試飲してみる．
すると，値段の割に想像以上に美味しかったので，結局，赤ワインを中心に６種類ほど試飲をさせてもらった．
こちらの赤ワインは私達の好みで，あれだけ買わないと言っていたのに，2003年Reserve Merlotと2004年 Shiraz(limited Release)を購入してしまった．
あまりにも意志が弱すぎるー．
「まあ，運ぶのは大変だけど，ハミルトン島で飲めばいいよね」ということになった．

　　
　　赤ワインが特に美味しかったPepper Tree Winesの入口．お庭も手入れされており，良い雰囲気である．


●＜待望のランチ＞

　ランチはペッパー・ツリー・コンプレックス内のフランス料理レストラン「ロバーツ(Robert's)」へ．
先程訪れたPepper Tree Winesのすぐ近くにあり，美しいイングリッシュガーデンの中にレストランがある．
こちらは数々の賞を受賞する有名レストランだったので，一度食事をしてみたいと思っていたのだ．
レストランは素敵な造りになっており，手前にはリビングなどもあり，どこかのお宅にお邪魔しているような雰囲気である．

　食事は普通のメニューから注文したのであるが，メインの種類も多く，どれにしようか悩んでしまう．
夫はビーフステーキ，私はトラウトのグリルを注文する．
お酒はさすがにボトルワインを注文するとこれからのテイスティングに支障をきたすので，夫はペッパー・ツリーのスパークリングワイン，私は名前を忘れたが，ハンターバレーにあるワイナリーのシラーズをグラスで注文．
料理はサラダとメインが出されたが，見た目にも美しく，シンプルであるが美味しい料理であった．
メインにも野菜がふんだんに使われており，お酒を飲みながらゆっくり食事を楽しむのにピッタリのお料理であった．
このレストラン以外にもハンターバレーには魅力的なレストランがたくさんあるようなので，機会があればこちらに宿泊してのんびりとワインや食事を楽しみたいものである（でもレストランが点在しているので移動が問題である．．．）．