アムステルダム旅行記2002


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◆2日目:4月28日(日)◆                                   

<朝食>

 7時くらいに目が覚める.
昨日のお酒は残っていないようだし,快調である.
8時ごろに10階のエグゼクティブラウンジへ朝食を食べに行く.
パン,チーズの種類が大変多くどれもおいしい.
また,オレンジジュースが生絞りなのは感激した.
日本にいる時の倍くらい食べてしまった.

 フロントでトラベラーズチェックの両替をする.
300ユーロお願いしたが,何と手数料が無料!と良心的であった.
これであれば,カジノに通って両替することもなさそうである.


<ゴッホ美術館へ>

 さて,いよいよ
アムステルダム市内の探索である.
ホテルの近くにはトラムも通っているが,今日は街を把握するということで,徒歩で行動することにした.
そして,日曜でサッカーの試合をやっているので元気があればロッテルダムに行きフェイエノールトを応援することにした.
何とも雲行きが怪しくっていかにも雨が降りそうである.
折りたたみ傘を持って出発.

 まずは日本から予約していた
ゴッホ美術館が10時から入場できるので,そこに向かう.
ヒルトンからは徒歩15分ちょっとで美術館のあるミュージアム広場へ行くことができる.
美術館に到着直前で雨が降ってきた.

 
特別展「ゴッホ&ゴーギャン展」をやっていることもあり,入口には多くの行列ができていた.
中に入っても多くの人でなかなか前へ進むことができない.
ようやく絵画を展示している所にたどり着いたのであるが,ゆっくりと絵を鑑賞することができない.
あまりにも人が多く,絵に近づくことができないのである.
せっかく時間制入場をしていてもこれだけ人がいては,あんまり意味がないような気がした.
展示されている絵は,教科書や画集で見たことがある超有名な作品がたくさんあった.
「ひまわり」も3枚もある(うち1枚は日本から運んだ)!
そんなに絵のことを知らない私でも非常に感動した.
さすがに,日本人もたくさんいた.
また,常設展の方も有名なゴッホの作品が目白押しであった.
こちらの方はすいていたのでゆっくりと観賞することができた.

 あまりにも疲れたので,また,美術館内のカフェで休憩をすることにした.
セルフサービスでいろいろなデザート,飲み物などがありゆったりできた.
私達はコーヒー・フェルケード(直訳すると「間違ったコーヒー」 ,カフェオレのこと)とチョコレートの盛り合わせを飲食する.
結局,今日はロッテルダムへ行くのはやめて,アムステルダム市内をフラフラすることにした.


<市内散策>

 美術館を出てブティックの並ぶペー・セー・ホーフト通りへ.
でも日曜なので,お店が全て閉まっていた.
そして,カジノのあるライツェ広場へ.
この近くにはハイネケンの直営カフェ「ハイネケン・フック」があるのでチェック.
心惹かれたがあまりにも満員であったので,やめた.
そして,トラムのチケットを買うために
観光案内所VVVへ.
窓口は2つでかなりの行列であった.
ようやく私達の番になり,45コマのストリッペンカールトを買う.
私達のホテルからアムステルダム駅までは2コマ必要なので,かなり乗ることが出来る(同時に複数人使える).
オランダ人は英語がしゃべれると聞いていたが,もちろんVVVの人も英語が堪能である.

 そして,
シンゲルの花市へ.
ムント塔からコニングス広場まで,シンゲル運河沿いに並ぶ花のマーケットで,花々が通りを華やかに飾り,歩きながら見るのがとても楽しい.
ちょうど,チューリップシーズンということもあり,色とりどりのチューリップが目を楽しませてくれた.
またここで突然大雨が降り出してくる.
さっきまでは晴れ間が見えていたのに,オランダの天気はよくわからない.

 この辺りでお腹が空いてくる.食べ物屋を探していたら,行列のできているお店を発見した.
フライドポテト屋さんである.
そーいえば,ガイドブックにオランダではフライドポテトにマヨネーズをかけて食べるというのを思い出して,買うことに.
トッピングはいろいろあったのであるが,前の人が「マヨ」 と言ってマヨネーズがかけられていたので,私も「マヨ」と注文した.
憧れのマヨネーズがけフライドポテトである.
これが無茶苦茶おいしい!
夫はケチャップの方がいい,と言っていたが,私はマヨネーズ派.

 歩きながら食べているうちにダム広場に到着.
広場に移動遊園地があり(4月30日の女王の日のために設置されたようである),観覧車や絶叫マシンや縫いぐるみとり(こちらもくまのプーさんが人気みたいである)などいろいろとあった.
ここからさらに歩いて行くとアムステルダム駅に到着.
これで,一応,街の様子はつかめた.
でもこの辺りは本当に人が多くて,人を避けるのに大変である.
気になるサンドイッチ屋さんを発見したので,そこでサンドイッチを食べ,ダム広場近くのデパート「
バイエンコルフ」へ行く.
実はトイレが目的であったのだ.
ヨーロッパ旅行に行くと,トイレは有料なので面倒である.
トイレは本屋のある最上階にあり0.25ユーロ.
中は青いライトでちょっと不気味であった.
ちょうど,本屋に大好きなミッフィーのカードを発見!
たくさん種類があり,気に入った数種類を買って夫に呆れられる.
日本にはこんな可愛いのはないよなー.

 そして,ホテルに戻る事に...といってもかなりの距離なのであるが...
せっかく6泊と長期滞在するから..ということで,
シンゲルの花市で思いきって
50本入りのピンクのチューリップを購入することに.
12.5ユーロであった.
安いものは7ユーロくらいからある.
しかし,いくら花と言えども50本のチューリップは重かった.
そして,途中で安いガラス製の花瓶を買った.
また途中でお菓子と大きなペットボトルの水も買ってしまい,必死の思いでホテルへ持ち帰った.
これほど,苦しい思いをして歩いたのは久しぶりである.
 ようやくホテルに着いたのであるが,残念ながら花瓶は途中で落して割ってしまったので,ゴミ箱の中に入れて飾った.
やはり,これだけの本数があると大変華やかである.
後日,ハウスキーパーが,親切に大きな花瓶に移しかえてくれた.

     
  
このように部屋中にチューリップを飾った.花粉でくしゃみが出たが...


<夕食>

 あまりにも歩き疲れたので部屋で1時間くらい休憩をする.
ちょうどサッカーの試合をやっていた.
お腹が空いたので夕食を食べに行くことに.
もう歩くのはしんどいので,16番のトラムに乗って街に行くことにした.何と快適!
あっという間にさっき花を持って苦しんでいたシンゲルの花市のあるムント広場に到着してしまった.

 ここで,降りて今晩の夕食のレストランを探すことに.
私はオランダ郷土料理が食べたかったので,いくつかの候補を提案した.
しかし,ツアー客で予約が一杯などと断られ続けた.
やはり,この街も予約をしないと夕食にありつけないのだろうか...

 そして,何とかオランダ料理店
ローデ・リュー(ダム広場近く,Damrak 93-94)のテラス席が空いていたのである.
奥の席はおしゃれな格好をした人が優雅に食事をしていたが,テラス席は軽装で大丈夫.
私はエルテンスープ(青豆のスープ)4.5ユーロ,チーズ入りクロケット10ユーロ,ビール小1.95ユーロ,夫はポークソテー11.5ユーロ,ビール大4.3ユーロ2杯を頼む.
スープは豆が凝縮されていて,一緒に入っていたソーセージとの相性も良い.
しかし,クロケットの方はかなりチーズがくどくて,全部食べることができなかった.
ポークソテーはまあまあだったらしい.付け合せにはフライドポテトと生野菜がついていた.
ここのテラス席は歩いている人を見ることができるので,大変楽しめた.
それにしても本当に人が多い.
これだけの人がいたら,街中のレストランも一杯になってしまうよなー,と感じた.

 部屋に戻ったのが21時前で,あまりにも疲れていたのでそのまま寝てしまった.
今日はよく歩いたな...


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