アムステルダム旅行記2002


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◆5日目:5月1日(水)◆                                   

<ユトレヒトへ>

 8時50分頃ホテルを出る.
トラムに乗る前にオランダレイルパスを忘れたのに気付き,ホテルに戻る.
今日はミッフィーの故郷,
ユトレヒトである.
9時46分の電車でユトレヒトへ.約30分で到着.
駅前にはチーズ,野菜,魚などの市場があり賑わっていた.


<ミッフィー像>

 ユトレヒトの町のはずれのミッフィー広場に建っている.
これはミッフィーの作者ディック・ブルーナの次男マルクの作品.
ディック・ブルーナは,ユトレヒトで生まれて今もここで創作活動を続けているのである.
ミッフィーはオランダでは「ナインチェ」と呼ばれているようだ.

 「ディック・ブルーナのすべて」の本の地図を頼りに,駅から運河沿いを歩くこと10分余り,ようやく見つけた
ミッフィー広場
そこに
ミッフィー像はかわいらしく建っていた.
思ったよりも小さいが,それがミッフィーらしくて愛らしい.
ただ,残念だったのは,像の前に犬のフンがあったこと.
オランダって至る所に犬のフンがあるので,歩くのに気をつけないといけないのである.


<オルゴール博物館>

 次に,
オルゴール博物館へ向かった.
この博物館は18世紀にさかのぼる自動楽器(オルゴール)のコレクションがすべて音の出る状態で保存されている.入場料6ユーロ.
1時間おきにガイドツアーが出発して,いろいろなオルゴールの音を楽しむことができる.
所要時間約1時間.
英語を希望すれば,ガイドさんがオランダ語の後に英語で説明してくれる.
日本にもオルゴール博物館はあるが,やはり,こちらは本家本元,かなりスケールが大きくて驚かされた.
皆でオルゴールの演奏をバックにオランダ語の歌も歌った.
歌詞を見ながら歌うのであるが,どうやって発音してよいかわからなかった.
ツアー終了後,感動のあまり,ガイドさんにチップを渡す人が多かった.


<昼食>

 昼食をとることに.
オルゴール博物館へ向かう途中に心惹かれたカフェがあったので,そこへ戻る.
KING ARTHUR(運河沿い,Oudegracht 101-103, 3511 AE Utrecht)というお店である.
学生街ということもあり,学生で賑わっていた.
メニューにフェイエノールトの小野選手が大好きというアイツマイター(トーストにハムや目玉焼き,チーズがのったもの,6ユーロ)があったので,早速注文.
シンプルな味でボリュームもあり.満足.
ビールはDommelschという地ビールで,けっこうコクがあっておいしかった.


<街を散策>

 昼食後,運河沿いを歩いていると本屋さんにミッフィーのポストカードがあるのを発見.
ここで数枚買う.
帰国してからNHKでディックブルーナの番組を放映していたのであるが,ちょうどこの本屋がユトレヒトで一番大きな本屋として映っていた.

 そして,次に「
ブロム洋菓子店」を探す.
これは,ユトレヒトのドム塔前の通りにある小さな洋菓子店でディック・ブルーナの大好きなバタークッキーが売っている他にミッフィーのクッキーも売っているのである.
小さな店で見つけるのに苦労した(かなりマニアックかも..).
思わず,たくさん買ってしまったのであるが,本当においしかった.
ウォーカーズのバタークッキーに似ていて濃厚な味である.
また,数軒隣には,ブルーナさんデザインの切手屋さんもある.
それ以外にもドム塔近くにはミッフィーグッズ屋さんがあったりで,
ユトレヒトはミッフィーワールドなのである.

 散策して疲れたので,ユトレヒト駅のカフェでカプチーノを飲む.
ユトレヒトはコンパクトな街だし,アムステルダムにも近いので,ここを拠点にしても良かったかな,と思った.


<アムステルダムのミッフィーショップへ>

 ユトレヒト駅からインターシティに乗り,アムステルダム中央駅に戻った.
そして,5番のトラムに乗り,ミッフィーのお店「
デ・ヴィンケル・ファン・ナインチェ」へ.
アムステルダムのベートベン通り沿いにあるミッフィーグッズのライセンスショップである.
ブレダとマーストリヒトにも支店があるらしい.
今日はミッフィースペシャルである!
そんなに広くはない店内であるが,お客が私達を合わせて7名.
それが全員日本人なのである.
今回のオランダ旅行で一番,日本人度が高かったのはここのお店である.
恐るべしミッフィー人気!
縫いぐるみなどは日本のメーカー製というものもあるが,いろいろなアイテムがあり,どれにしようか悩んでしまう.
結局,ポストカード(こちらの人は手紙を書くことが多いのか,本当に多くの種類のカードがある)と自転車のベル,CDを買った.


<オランダのワイン購入>

 ホテルに徒歩で戻る時,ベートーベン通り沿いのワインショップを見つけた.
ガイドブックに「
アポステルフーフェ」という珍しく手に入りにくいオランダのワインがあると書かれていたのを思い出した.
南部マーストリヒトの丘陵地で育った白ワインだそうだ.
ひょっとしてあるかも...とお店の中に入る.
店員に「オランダのワインはないか?」と聞いたところ,「ちょっと待っていて」と2階に上がり,しばらくして持ってきたのが,まさしく飲みたかったリースリングで作られたこのワインであった.
しかし,需要がないのか!?ほこりをかぶっており,価格を調べるのも大変時間を要した.
値段は11.5ユーロ.
実際,このお店で売っているワインはイタリアかフランスワインばかりであった.
さて,これを早速ホテルで飲むことにしよう!と足早にホテルに戻った.


<ホテルへ>

 買ったワインを部屋で飲んでみたが,辛口のなかなか良いワインであった.
でも確かにオランダ産でなくっても,他の国の安いワインでもこのような味はあるから地元の人も買わないのかな???

 さて,今日の夕食はどうしよう,ということで久しぶりに和食を食べようということになった.
ガイドブックをいろいろ探し,結局,ホテルオークラ近くの串焼き屋「
串亭」(Scheldestr. 1)に行く事にする.
日本語で電話予約できるので助かる.


<夕食>

 レストランまでは歩いて行った.
ヒルトンからホテルオークラまでは高級住宅街が続いていた.
 予約した時間より早く到着したので,ホテルオークラの中をフラフラした.
JAL乗務員のホテルになっているらしく,チェックアウトしているところであった.
地下にはゴディバやお土産屋さん,日本の食材,新聞も売っていた.

 時間になったので,「
串亭」へ行く.
このお店は日本人以外のお客さんで繁盛しており,店内はほぼ満員であった.
私達はBコースの串10本セット(23ユーロ)を頼んだ.炭火で焼かれた串焼きは大変おいしかった.
最後にご飯に味噌汁がつくのも嬉しい.
飲み物はビール大2杯,ジェネバー(ヤング,オールド)2杯,久保田1杯,ウーロン茶1杯で74ユーロ(チップ込み).
また行ってみたいお店である.
 隣にお寿司屋さんができるらしく工事中であった.これも期待できそう...

 明日の最後のディナーは,思い切ってオークラのフレンチにしようということで,夕食後,再びオークラへ行き,予約をした.
お店が高層階にあるようで,景色も期待できそうだ.

 帰りはまだ明るかったので,徒歩でホテルに戻る.
今日もすぐに寝た.


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