小樽旅行記 2005.1
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◆2日目:1月23日(日)◆                             


<朝食>

 7時20分に起床.
外を見ると少し雪が降っているようである.
朝食をとりに行こうと思い,エレベーターに乗ると昨晩の男子高校生達がスキーウエアを着て
大勢乗り込んできた.
どうやら彼らはスキーが目的のようである.

 貰った朝食券を利用して2階のテラスブラッセリーで朝食(7時から10時まで).
今回も鮭のちゃんちゃん焼きを楽しむ.
また以前よりもオレンジジュースとコーヒーが美味しくなったような気がする.
オレンジジュースはサービスで持ってきてくれるようになった.
フルーツの種類は冬ということもあり少ないが,サラダの野菜はけっこういろいろあった.



<電車に乗ってニッカウヰスキー余市工場へ>

 前回に行った「ニッカウヰスキー余市工場」にまた行こうという話になり,電車で余市へ
出かける
事にする.
今回は私も試飲ができるので楽しみである.


 余市へはJR小樽駅から電車が出ているのであるが,1〜2時間に1本と本数が少ないので
注意が必要である.
接続の時間も調べて小樽築港駅に行くが,ウイングベイの連絡通路は10時からしか通れない
ので,それ以前の時間は外の雪道を歩くしかない.
けっこう雪も激しくなってきたが,雪道を歩いて小樽築港駅へ行く.
ちょうど反対側からは通勤の人達がたくさん歩いてきた.
今日の雪はフワフワしているので,歩きなれていない私も滑らないで済んだ.
小樽築港駅の電光掲示板を見ると,雪の影響でダイヤが乱れているらしい.
予定していた電車だと余市行きの電車に乗れなく可能性が高いので,ちょうど遅れて到着した
電車に慌てて乗る.
ダイヤが乱れているのは札幌方面らしいので問題なく小樽駅に到着.
次の電車まで30分くらい時間があるので,駅構内で時間をつぶさないといけない.
駅内にメモリアルホールというのがあり,石原裕次郎さん関係の写真の展示などがあるので
この暖かい部屋にいた.

 私達が乗る9時43分発の倶知安行きは2両のディーゼルワンマンカーであった.
接続の電車が遅れるとの事なので(最初に私達が乗ろうと思っていた電車.これに乗っても
大丈夫だったようだ),車内で10分ほど待つ.
ようやく電車が出発.
短い間であったが車窓からは素晴らしい雪景色を楽しむ事ができた.
交通手段を決める時,夫が「バスよりも電車の方が景色が良さそうな気がするから電車に
乗りたい」と主張していたのであるが,確かに以前車で通ったルートよりも景色が楽しめた.

 10時過ぎに余市駅に到着(ここでは全部の扉が開いた).
嬉しい事に先程降っていた雪は止み,晴れてきた.
雪に太陽光が反射してとても眩しい.
駅から数分歩いて「ニッカウヰスキー余市工場」へ.
前回は自由見学にしたが,今回は時間に余裕があったので,ガイド付きの見学をお願いした.
このツアーは30分毎に催行される(無料).

この雪の中では見学客は少ないかと思っていたのであるが,意外に多くガイドツアー参加者
10名以上いた.
やはり説明付きであると製造工程がよく理解できる.
ウィスキーのアルコール濃度についてはかねてから疑問があったのであるが,今回で納得する
ことができた.
3日間の発酵でアルコール濃度が7%になり,1回目の蒸留(石炭で行うそうだ)で20%,2回目で
65%と高濃度になる.
そして樽で寝かせると1年で2〜3%減になる(空気中にアルコールが放散される事を「天使の分け前」
と言うそうだ.素敵な言葉である).
そして最終的には60%くらいのウィスキーになるとのこと.

 この工程を見学した後は試飲タイム.
寒い日のウィスキーはまた美味しい.
冬季は限定ウィスキー販売場がこの試飲場所の近くになっていた.
さすが,冬のお客さんはお酒好きの人が多いようで,限定ウィスキーを購入する人が多かった
(我が家はこの間購入したのがまだ残っている.自宅のお酒が多すぎてなかなか飲む事が
できないのだ<笑>).

工場内はかなりの積雪であったが,ガイドさん曰く,こんな大雪は久しぶりだそうだ.
元々余市は雪が降りにくい地域らしいが,今朝までの2日間で1メートルくらいの積雪になった
との事.
私達が到着する前日は飛行機がかなり欠航したらしいので,運が良かったようだ(この時は
復路が大変な事になるとは思いもよらなかった).

  
  雪の余市工場.ここで美味しいウィスキーが生まれると思うとワクワクする.


 解散後,もう一度試飲をさせてもらいおつまみのチーズを購入する.
それにしても夏の工場も良いが,雪景色の工場は更に趣があって印象深いものとなった.
これからは「余市」を飲む度にこの景色を思い出すだろう.


 小樽に再び戻るため,JR余市駅内で電車を待つ.
前回の小樽旅行記(2004年6月)でも記載したが,駅には「エルプラザ」が隣接しているので
その2階のジャンプ展示場を見る.
その後,1階の焼きたてアップルパイ294円を購入.
山本観光果樹園が販売しているようで,生地がサクサクでリンゴの甘さが丁度良く,美味しい
おやつタイムとなった.
冬の北海道もいろいろと楽しみがある.

12時12分の電車に乗って小樽駅へ戻る.