小樽旅行記 2005.1
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◆3日目(その2)◆                                


<ついに欠航に...>

 結局,出発予定時刻頃の16時30分になり私達の便は欠航が確定しアナウンスが入った.
名古屋から来た機材がしばらく千歳上空で待機していたが,着陸できず結局名古屋に戻って
しまった
ようだ.
他にも地方便がいくつか欠航しているようだった.

 最後の望みは最終便だが,どうなるか分からず出発できたとしてもかなり遅れるとのこと.
元々,この便は満席に近い状態だろうから前の2便が欠航していた事や私達のチケットでは
席を確保するのが厳しそうだ.
またANA便への振り替えはこの状況ではバーゲンフェアなので無理との事だった.
初めてのバーゲンフェア利用がこんな形でネックになるとは...
(いつも利用していた特典航空券も同じなのであろうか?).

 相談の結果,私達は幸い仕事を何とか休む事ができそうなので,翌日便へ振り替えてもらう
ことにした.
一般カウンターはかなりの列であったが,JGCカウンターは空いていたのでこれは助かった.
そして慌てて職場への連絡とホテルの予約の電話をする.
本来は札幌のホテルに宿泊するのが便利なのであるが,当日予約は高そうなので,今日まで
滞在していたヒルトン小樽に電話をする.
すると昨晩と同じレートで良いとのこと
この対応はとても嬉しかった.

 実はそんなに飛行機に乗っていない事もあるが,国内線の欠航&延泊は初めての経験である.


<再び小樽へ>

 ホテルも無事確保できたので,再び小樽に戻る.
JRの切符売り場に行くと,寝台特急利用で名古屋に戻るという家族もいた.
明日も欠航であれば,もう延泊はできないのでこの手段を使おうと思った.

 17時4分発のエアポート171号は空いているが疲れていたのでUシートにする.
同じ車両には空港へ向かう時に乗っていた客もいた.
彼らも私達と同じく飛行機が欠航してしまったようだ.
さすがにこれらの人達は皆,札幌駅で降りていた.
空港でいろいろ動き回ったので大変空腹になってしまった.
そこで,電車の中でお土産用のルタオのお菓子を食べるが,とても美味しい.
少し元気になったので,今晩の夕食を考える.
「そういえばまだヒルトン小樽の源氏で毛蟹を食べていなかったよねー.
今日の欠航は『もう1泊して毛蟹を食べろ』という事だったかもね.」などと自分達に都合の
良いように解釈してしまう(笑).


 再び見慣れた小樽築港駅に到着.
さすがにエアポートライナーの往復は疲れた.

フロントでチェックインをし,その場で源氏の和食コーナーの予約をお願いする.
今回も14階の海側のお部屋を用意してくれていて,りんご3個,ミネラルウォーター,オードブル
のサービスがあった.



<源氏で毛蟹の夕食>

 荷物を部屋に置いてすぐに「源氏」へ行く.
今晩は名古屋に戻っているはずなのに,またこのレストランに来ているというのは不思議な
気分である.
まず地酒(大雪乃蔵,1合1,220円)を注文し,おまかせでお酒に合うおつまみを作ってもらった
(一人550円).
長いも,つぶ貝のワサビ和え,数の子の和え物の3種類でどれもお酒にぴったり合って
どんどんお酒がすすんだ.
今回の地酒も美味しくこのおつまみで何合も飲んでしまう勢いであった.


 お刺身は先日と同じお気に入りのブリとヒラメを注文.
やっぱりこのお店のヒラメは他のお店のより甘みがあって私は好きである.
そして,念願の茹毛蟹3,300円が登場!
店の入口の水槽にいる活毛蟹を茹でてくれるのであるが,けっこう大きかった.
食べやすく切り目も入れてくれているので,それほど面倒な事もなくパクパク食べる事ができる.
繊細な旨みがありとても美味しい.

 そして,タラバガニの天ぷら1,980円(足2本)を注文.
源氏で初めて天ぷらを食べるのであるが,とてもさくっと揚がっていて2人で感動.
さらに天ぷら盛り合わせ1,320円を追加してしまった.
今までお寿司やお刺身ばかり食べていたが,実は天ぷらも凄かった.
もっと早く気付けばよかった.
最後は鮭茶漬け(1,100円)を頂いた.


 空港で長時間立っていたのと移動が長かったので大変疲れており,毛蟹だけを食べて
簡単な夕食にしようと思っていたが,料理も美味しいし,スタッフの皆さんも大変親切にして
下さり,ついつい長居をしてしまって楽しい豪華な夕食となった.
お酒もあまり飲まないつもりでいたが,美味しかったので結局7合くらい飲んでしまった.


 ウイングベイを散歩後,マリーナバーでウィスキー(もちろん余市)を飲んで寝る.
明日は晴れて無事帰りたいものである.