ラスベガス旅行記 2000.1                                                

準備編

1日目

2日目

3日目

4日目

5日目



◆4日目:2000年1月6日◆                               

<ベラッジオの朝食バフェ>

 さて,起きてトラムに乗り,あこがれのベラッジオの朝食バフェへ一目散.
ここは,並ぶ覚悟をしていたが,空いていた.
先日オープンしたパリスのバフェの方に人が流れているかも...

 料金は,他のバフェと比べて高いものの,その質の高さには感動した.
私はサーモンと,パスタとデザート(ケーキ)が気に入った.
夫は,オムレツとローストビーフと赤肉メロンをたくさん食べていた.

 バフェでお腹がいっぱいになった後は,フォーラムショップへ.
高級ブランドショップから雑貨屋まで,いろいろあり,楽しかった.
ブランド品には興味がない私たちは,FAOシュワルツというおもちゃ屋さんに
トラップされてしまった.ここのショーケースにはあのシュタイフ社の縫いぐるみが
たくさん飾られていた.
木を切っているもの,石を運び出しているもの..あまりにもかわいらしくって見入ってしまったのだ.
本場ドイツで,私がこのテディベアを買おうと思っていたが,あまりの値段の高さに結局
買えなかったが,それが何匹もいる!これで総額いくらになるんだろう...!
さすが,シーザーズパレス!こんなところにもお金をかけているんだな...と驚いた.

 本当は,そのままタクシーでストラトスフィアタワーに行こうと計画していたが,
あまりにもフォーラムショップが広大で歩きつかれた私たちは休息が必要,ということで,
ホテルに戻り,昼寝をした.

 

<ストラトスフィアタワーホテルへ>

 さて,1時間寝た後に(起きるのが辛かった..),ホテルからタクシーに乗り,
ストラトスフィアホテルへ出発.
まずは,おのぼりさん気分で,ストラトスフィアタワーに登った.
受け付けの人に,「ビッグショットはどう?楽しいよ」と薦められたが,
2人とも高所恐怖症なので,上ってから,考えることにした.エレベータを上がり,
展望台に到着.絶景だったが,すべて,金網がしっかりと張りめぐらされていたので,
私たちでも平気で下を見ることができた(夫はちょっと足がすくんでいたが..).
しかし,さすがにその上のビッグショットに乗るのは気がひけたので,そのままおとなしく降りた.

 そして,実は第一の目的であるカジノへ行った.
ここは,ビデオポーカーでオーバー100%エリアがあると聞いていたので,
ひそかに楽しみにしていたのであった.カジノ全体はそれほど人は多くないが,
そのエリアはけっこう人がいた.
当たりそうな(!?)台を選んで,さて,いざ開始.私のほうはいい感じだったが,
結局なくなってしいまった(いつものパターン).
なーんだ!オーバー100%と言っても一緒じゃん!..と
思っていたのが,夫は結構その恩恵を受けていたようだった.
ダブルボーナスでもフォーカードを出しているし,50ドルくらい買ったみたいであった.
彼はもう少し続けていたいようだが,フリーモントイクスペリエンスを見たいので,やめさせた.

 

<ダウンタウンへ>

 さて,そこからタクシーでダウンタウンのゴールデンナゲットホテルへ向かった.
フリーモントのショーはあと30分ほど時間があったので,商店街のお土産屋さんなどで
フラフラしていた.
テーマパークのようなストリップに比べ,いわゆる普通のアメリカの街という感じで
けっこう親しみも持てた.
また,ダウンタウンのカクテルガールはストリップに比べると,
おばさんが多くて「カクテルおばさん」という感じであった.

 フリーモントのショーはよく日本のTVでも放映されており,自分の中で,誇大妄想が
あったせいか,思ったよりも感動しなかったのが本音である.
ただ,アーケードの天井を使ったあのような規模のショーは珍しいので,
一度は見るべきだと思った.


  
  フリーモントイクスペリエンス.スケールの大きさに圧倒された.

 ショー終了後,そのままゴールデンナゲットホテルから(ここには,名前どおり,
大きな金塊が展示されていた)タクシーに乗り,モンテカルロへ戻った.

 

<最後のカジノ>

 今日は最後の夜...ということは,今晩こそ,ジャックポットを..ということを夢見て,
まずは腹ごなしをした.
既に21時を回っており,バフェも終わっていたので,モンテカルロのフードコートで
遅い夕食を食べることにした.
初日からピザ屋さんの大きなピザに心惹かれていたので,それを各自1ピース注文した.
お客さんも並んでいることもあり,けっこう美味だった.

 最後の晩餐も終わり,いざ,ニューヨークニューヨークへ行った.
思ったよりもポイントがたまっていたので(2人で410ポイント),記念品でももらえないかどうか,
いちかばちか,スロットクラブへ行った.
スロットクラブの人はgiftかCashかcompか?と言っていると勘違いした私は,
最初はGiftをちょうだい,と言った.
しかし,実はニューヨークニューヨークはフレンドリーなカジノで実は,giftもcashもcompも
全部もらえることがわかったのだ.えー!!
話を聞いてみると,キャッシュバックは44ドル,食事もできるとのこと.ほんとびっくりした.
ギフトは,むちゃくちゃ大きいビアジョッキのようなものを2ついただいた.
食事も今晩しか食べることはできないので(さっき夕食食べたばかりなのにー),
中華料理のチンチンをお願いした.
発券されたチケットを見ると70ドル分O.K.であった.
へーっ,すごい!と思いつつも今すぐ,お腹に入るのだろうか...とチンチンへ向かった.
そうだ!お酒だったら,まだ入る!ということで,最上級のカリフォルニアワインと,
数品の料理を頼んだ.
もう食べられない,と思ったが,カジノのご褒美!と思うと,別腹が威力を発揮して,
おいしく食べることができた(日本へ帰ってから体重計に乗るのが怖い...).
しかし,最後に頼んだソルベがドロドロに溶けまくっていておまけにすごいボリュームでさすがに
全部食べきれなかった.

 でも,ニューヨークニューヨークってすごいカジノねえー.
私たちみたいなローローラーでも,これだけもてなしてくれるんだ...
5セントモノポリーばかりやっていたけど,塵もつもれば山になるのかねー,と感謝しながら,
後にしたのであった...

 

<奇跡か!?>

 お腹一杯になりながら,モンテカルロへ到着し,腹ごなしがてら,ビデオポーカー,
ブラックジャック,5セントスロットをして遊んでいた.
夫が意を決したように,「最後に,勝った200ドルをメガバックスに費やして
くる!」と言い,去っていった.
ずっと負けの私は地道に5セントスロットで遊んでいた.しばらくすると夫が
すっきりしたような顔で戻って来た.
「せっかくだから,もらったお小遣い全部メガバックスに使ったら」と言われ,
とりあえず,40ドルだけ使おうと思い,絵柄が一番お気に入りのトリプルダイヤモンドの台に座った.
一度に3ドル賭けるのはためらったのだが,今までこのために,頑張って働いてきたんだー!
と思い,一心にボタンを押していた.
するとけっこう,絵柄が揃うのであった.よし,倍の80ドルになったらやめよー,
と思っていると,その前に何か絵柄がそろってでてしまう,という今までのスロットとは全然違うほど,
面白く当たった.遊びつかれた夫が私の元に来て,「40ドルでよくもつなー,」と驚いていた.
その頃,すでに夜中の1時過ぎで,1時間経過していた.

 明日も朝早いので,適当なところで切り上げたいが,どんどん出てくる.
ときどき,あのジャックポットの「鳥」も時々,顔を出している.
この鳥が3匹そろえば,会社を辞めて,一生遊んで暮らせる!?なーんて思いで,
ひたすら,スロットをも,回しつづけていた.
夫も水を買いにいったりしていたが,そのうちにすることもなく,
この様子を見ていた.
交代しながら,回しつづけていて,4時頃,夫が鳥:トリプルダイヤモンド:7を出し,
上のランプがつき,音が鳴った.
2人も半分,眠りそうだったので,それにはびっくりして,ひょっとしてえーっ!と思ったが,
1080ドルの当たりだった.
さすがに明け方,ということもあり,カジノの人もほとんどおらず,なかなか来てもらえなかった.
掃除のおばさんが,30億円のジャックポットだと思って駆けつけてきたが,そうでないことを知り,
残念がっていた.
でも,私たちにとってそんな大当たりは予想だにしなかったので,とても感激した.
現金を手渡しでもらった後,よし!狙うは鳥3羽!と狙っていたが,その後,いっこうに
絵柄がそろわず,あっという間にお金が減っていくのであった....

 これ以上やっても負けるだけだ,,と判断した我々は,キャッシュアウトした.
その時,すでに4時30分過ぎ.ホテルを6時には出ないといけないので,
もう眠ることはできない.
スロットクラブカードのポイントがなんと1780ポイントになっていたので,一応スロットクラブへ行った.
モンテカルロはどうやらgift or cashらしい.
とりあえず,41ドルのキャッシュバックをした.その時,ジャックポットTシャツももらった.
夫が勇気を出して,compはないのですか?と聞いたところ,「カジノホストは朝7時にしか来ないので,
今問い合わせることはできないけど,一応,聞いておきます」という回答をしながら,
一人のカジノホストの名刺をくれた.