| ◆5日目:6月7日(水)◆
 
 タリスで移動:Paris Nord 12:55 →Bruxelles Midi 14:20
 
 
 ●<マルシェに行く>
 
 今日はパリからブリュッセル移動の日.
 6時に起き,シャワーを浴びて朝食.
 わがままな夫は同じメニューの朝食に飽きたようで(最近,自宅での朝食が和食なので,洋食が苦手になったようだ),おかずはほとんど食べず,大好きなチョコデニッシュばかり食べていた(チョコデニッシュは飽きないようだ.私も大好きであるが...).
 
 荷物をまとめた後,8時頃,お散歩に出かける.
 水曜日の今日はイエナ(Iena)のマルシェが開催されるので,行ってみる.
 この朝市は水曜と土曜の週2回開催される(8時から).
 高級住宅地にあるということもあり,カートを持った上品そうなマダムがお買い物をしていた.
 八百屋は日本にあるような食材がほとんどであったが,ハーブの種類が特に多かった.
 やはり,圧巻はチーズ屋と鶏屋であった.
 鶏屋は頭付きの鶏が売られていた.
 中華では鶏の頭付きの料理があるようだが,フレンチもそういう料理があるのだろうか.
 チーズの種類は大変豊富で,いろいろと試してみたかったが,残念ながら今日で移動だったので,購入できなかった.
 
 
 ●<憧れのマカロンを食する>
 
 再びシャンゼリゼ通りに戻り,10時頃,サロン・ド・テの「ラデュレ(Laduree)」(75, Avenue des Champs-Elysees)の前を通りがかると朝食タイムであった.
 私はここのマカロンを食べてみたかったのであるが,初日の大混雑ぶりを見て,諦めていたのだ.
 店員に聞いてみると,この時間でも大丈夫ということだったので,頂く事にした.
 中に入ってみるとスーツ姿の人達が優雅に朝食をとっていた.
 ちょっと私達は場違いだったかもしれない(フランスに来て,何度もそう思う事があった).
 カフェオレ4.6ユーロとミニマカロン(4個) 6.1ユーロを注文.
 夫はマカロンが得意ではないので,カフェオレのみの注文だった.
 憧れのマカロンの味は良い意味でイメージと違っていて驚いた.
 色も味もそれぞれ特徴的で(ショーケースを見ると種類が大変多い),大変奥が深そうなお菓子である.
 ちょっとだけ甘いものをつまみたい時に最適かも.
 私は憧れのマカロンを食べる事ができ,大満足であった.
 合計約15ユーロ.
 
 
  見た目にも美しく食べるのが勿体無いマカロン.のんびりとした朝のティータイムとなった.
 
 この後,ルイ・ヴィトンの本店に立ち寄る.
 普段,ブランド店に縁のない私達であるが,このお店はいろいろな商品が美しくディスプレイされており,美術館のような感じで楽しく見ることが出来る.
 週末に行った時は大混雑であったが,さすがに平日の午前中はゆっくりと店内を歩く事が出来た.
 珍しく夫はポケットに入る小銭入れに心惹かれたようで,どのタイプにしようか真剣にチェックしていた.
 買い物に全く興味のない夫のこのような姿は初めてである.
 結局,私も同じ形で違うデザインのものを購入し,合計約250ユーロ.
 後で免税となるそうだ(空港で免税手続きをし,8月に税金<約4,300円>が戻ってきた).
 店員さんも親切で分かりやすい英語を話してくれるので,買い物もしやすかった.
 それにしても二人共,思い切って買ってしまったものである.
 
 
 ●<チェックアウト&北駅へ>
 
 ホテルに戻り,11時50分くらいにチェックアウトをする.
 結局,滞在中にこのホテルで日本人の姿を見かけることはなかった(街ではたくさん見かけたが).
 パリ北駅まではタクシーで行こうと考えていたが,シャンゼリゼ通り付近が渋滞していて時間が読めなさそうだったので,メトロで行く事にした.
 クールセル(Courcelles)駅の最寄りの出入り口は階段しかないので,スーツケースを持って降りるのはちょっと面倒であった.
 La Chapelle駅からの連絡通路は全然問題なく,北駅(Gare du Nord)の国際列車乗り場へ.
 電車での移動は初めてなので楽しみである.
 夫に荷物の番をしてもらって,私は昼食を調達する.
 パンはあったので,ハムとチーズを買おうと思ったが,階下で見つけたお店は大きな単位でないと販売してくれなかったので,出発ホームの売店でフルーツカットと水だけを購入.
 
 ホーム手前で刻印をしてから,いよいよ12時55分発のワインレッドのタリスに乗るが,大変車両が長い.
 私達は二等車なので余計奥まで歩かないといけない.
 各車両には係員がいて,ここでチケットのチェックがある.
 荷物室にスーツケースを入れて(上段しか空いていなかったので,載せるのが大変),指定された席に行くが,車内は大変狭かった.
 夫の膝は前の座席にぶつかってしまう程だ.
 その上,平日のお昼なのに満席.
 「新幹線よりも狭いよね.フランス国鉄はあんなに広々した座席だったのに,何でこんなに狭いのかしらん.」と思わず不満を2人で口にしてしまう.
 狭苦しい車内で先程,購入した食べ物と昨日のポワラーヌのパンを食べ,ベルギーのガイドブックを読んで過ごす(途中で検札あり).
 本当はブリュッセルからワールドカップ開会式当日のドイツ日帰り旅行を計画していたのだが,このタリスに乗るのは苦痛ということで,計画変更にしようということになった.
 
 
 
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