| ◆7日目(その2)◆
 
 ●<ハイネケンビールをたくさん飲む>
 
 そしてお目当ての「ハイネケン・エクスペリエンス(Heineken Experience)」へ.
 オランダで圧倒的なシェアを誇るハイネケンの博物館である.
 ここではビールが3杯飲めて(ソフトドリンクもある),さらにお土産付きというお酒好きにとっては楽しい場所である.
 以前お土産に貰ったビアグラスを割ってしまったので(涙),再びビアグラスを貰うのも目的の一つであった.
 相変わらず人気の施設のようで,建物の前の道には大型バスが何台か停まっていた.
 
 入口で入場料を払うが,何と10ユーロに値上がりしていた!
 2002年の時は5ユーロだったので何と2倍の値上げであるー.
 これはかなりショックであったのだが,ゴッホとハイネケンのためにわざわざベルギーからやって来たようなものなので,入場する.
 どこのコーナーもお客さんが大変多く,瓶の気持ちになれる(!?)体感型の映像コーナーも前回行った時はほとんど人がいなかったのであるが,今回はほぼ満員であった.
 男性連れがほとんどで,各国のサッカーのシャツを着ており,ワールドカップを観戦しに来たついでに観光もしようという様子である.
 1つめのバーで生ビールを一杯試飲し,いろいろなコーナーで遊ぶ.
 ビデオレターをE-Mailで送る事も出来たので,送ってみた.
 しかし,オランダ人は背が高いのでカメラの位置が高く,背の低い私は必死になって背伸びをしたり飛び跳ねるとようやく写るというものであり,とても滑稽な映像となった(友人に送ったら爆笑された).
 その後,売店と2つめのバーがあり,こちらでは生ビールを2杯,試飲することができる.
 さすがに合計3杯飲んだら歩いて駅まで戻るのが大変そうなので,2杯にした.
 最後にお土産を貰ったが,今回はオリジナルの栓抜きであった.
 グラスだとてっきり思い込んでいたので,驚いたが,日本に持って帰るのはこちらの方が楽かもしれない.
 けっこう楽しめたが,これだけ値上げされてしまうと,割高感がある.
 
 
 ●<アムステルダムの街をふらふら>
 
 アムステルダム駅に向かいつつ,街並みを楽しむ.
 ライツェ広場は相変わらず,賑やかであるが,今回は特にワールドカップを祝うオレンジの飾りが凄かった.
 これを見ていたら,私も何かオレンジのグッズが欲しくなってきて(すぐに感化を受けてしまうのだ..),ライツェ通りやカルファー通りのお店をチェックする.
 こちらの有名スポーツメーカーではオランダチームのサッカーのユニフォームはもちろんの事,女性用のオレンジのタンクトップなども販売されている.
 そういえば,ワールドカップなどの中継を見ていると時折,露出度の高い服を着たセクシーな美人女性がテレビで写るが,こういう服を着ているのだろう.
 自分は絶対に無理なので,無難なTシャツを購入した(オランダ戦の時は自宅でこれを着ていた<笑>).
 
 トイレに行きたくなったので,ダム広場近くのデパート「バイエンコルフ」へ行く.
 ここのトイレの場所は本屋の近くと記憶にあったのであるが,見当たらなかった.
 場所が変わっていてさらに上の階だった.
 新しいトイレは青いライトではなく,普通で快適であった.
 0.25ユーロ.
 
 アムステルダム駅に着き,売店で水,ポテトチップス,キャラメルワッフルを購入し,16時23分の電車でブリュッセルへ戻る.
 キャラメルワッフルはボリュームもあり,私の好きな味であったが,夫には甘すぎるそうであまり好きではないらしい.
 電車はヨーロッパや南米などいろいろな国のシャツを着たサッカーのサポーターが乗っていた(さすがに日本のシャツはいなかった).
 今日がワールドカップの開幕なので,車内もお祭りムードである.
 途中,スキポール空港駅からさらに各国のサポーターは乗り込んできた.
 特にイングランドのサポーターは元気で,段ボールに入ったハイネケンビールを持ち込んで,宴会をしていた.
 隣の車両からは歌を歌っているようで,こちらまで聞こえてくる.
 19時30分頃,ブリュッセル中央駅に到着.
 前に電車がいたそうで,遅くなった.
 到着時の車内放送も大変親切で各国からのサポーターに配慮してか,「ブリュッセルは北,中央,南駅の3つあるので,降りる駅に気をつけて」や「スリが多いので,気をつけて」などの案内があった.
 
 
 ●<最後の夕食はまたシェ・レオンで>
 
 電車の中で「ブリュッセル最後の夕食はどこで食べようか」という相談をした結果,お気軽にベルギー料理が食べられる「シェ・レオン(Chez Leon)」(Rue des Bouchers 18)にまたまた行く事にした.
 観光客ばかりで予約も不要なので,私達にとって実に利用しやすいレストランである.
 さすがに20時前になるとたくさんのお客さんがいたが,お店が広いので,問題なく入店できた.
 白ボトルワイン(ブルゴーニュのシャルドネ)39.7ユーロを注文し,夫は魚のクリーム煮22.65ユーロ,私はムール貝のカレー風味(ポテト付き)22.45ユーロ,それに小エビのクロケット12.75ユーロをシェアする.
 このレストランはムール貝料理がいわゆる一般的なマリニエールや白ワイン蒸しを含めて5種類もある.
 ちょっと変り種のカレー風味に心惹かれて注文したのであるが,ほのかなカレーの香りと味がとても食欲をそそる.
 スープも思ったよりもあっさりしており,実に美味しかった.
 ムール貝好きの私は味を変えれば,滞在中,ずっとムール貝でも良かったかもと思ってしまった程である(笑).
 小エビのクロケットは前回他のお店で食べた味が印象的だったこともあり,あまり感動しなかった.
 夫の魚は巨大白身魚だったようで,両側にマッシュポテトが添えられていた.
 日本では夫はクリームソース系を食べないのであるが,ベルギー料理は大丈夫らしい.
 合計100ユーロ.
 
 帰りにグランプラスに立ち寄る.
 今日もたくさんの人が広場にいた.
 広場に面したゴディバでいちごチョコ(いちごがホワイトチョコレートでコーティングされている)を購入.
 小さいいちごが6個入っていて6ユーロ.
 
 ホテルに戻り,いちごチョコとお酒を飲みながら,ワールドカップ「ポーランド対エクアドル」戦を観戦.
 早起きしたこともあり,後半途中でうとうとしてしまった.
 明日は帰国である.
 
 
 
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