◆3日目:4月28日(月)◆
●<バスツアー参加>
今日は日本語バスツアーの「コッツウォルズ1日観光」に参加する.
イギリスのガイドブックを見ていて,コッツウォルズには絶対,行きたいと思っていた.
本当は自分たちでのんびり回ろうかと考えていたが,レンタカーがなければ1日で回るのは不可能だという事がわかったので,バスツアーに参加することにした.
ピカデリーサーカスの営業所に7時45分集合なので,7時のラウンジオープンと同時に朝食を慌てて食べ,地下鉄に乗った.
ロンドンは朝,地下鉄で通勤者のほとんどが新聞を読んでいる.
日本でよく見かけるような寝ている人はいない.
ツアーは私たちも合わせて8名だったのであるが,大型バス使用で大変広々と使うことができた.
例年ゴールデンウィーク中はもっと参加者が多く,バス2台ということもあるそうだが,今年は戦争やSARSの影響で非常に少ないとの事.
8時にピカデリーサーカスの営業所を出発し,しばらく走ると周りは菜の花畑や牧場になった.
羊の群れが多く,いかにものどかな田園風景である.
●<ブロードウェイ>
最初の村,ブロードウェイに到着.
はちみつ色の建物があるコッツウォルズは村々が点在しており,今日は4つの村を散策する予定である.
ここで約60分の自由行動.
幅広い(Broad)という意味の村の名前の通り,大きなメインストリートが村の中央を横切っている.
道の両側にはおしゃれな雑貨店やアンティークショップが並んでいる.
私たちはまず街並みの写真を撮る.
よくパンフレットで見かけるような素敵な街並みである.
今日は曇っているが,晴れていたらもっと素晴らしいだろうなー(しかし,抜けるような晴天はガイドさんも年に1回くらいしか遭遇しないそうだ).

ブロードウェイのメインストリート.建物が全てはちみつ色!
そして,街で唯一のパブに入ってビールを飲む.
まだ時間が早いのでおつまみは作れないそうだ.
Flowerなんとかというビタービールを頼んだが,ほとんど炭酸がなく風変わりなものであった.
これだったら一気できるかも(!?).
ちょうどガイドさん(男性)も休憩しており,イギリスのいろいろな話を聞く.
まず,イギリス料理は一人35ポンドは出さないと美味しいものが食べられないそうだ.
そんなにお金は出せない,と言うのであれば,パブで食べるのもお薦めとの事.
フィッシュ&チップスはもちろんのこと,パイも美味しい.
また,ロンドンのカジノはお金持ちが余ったお金を使いに行く所で,ラスベガスのように一攫千金を狙う場所とは性格が異なるそうだ.
だから,勝ったら皆で飲みに行こう!という感じらしい.
確かに昨日のカジノでもけっこう冷静な人が多かった気がする...
●<ボートン・オン・ザ・ウォーター>
次はボートン・オン・ザ・ウォーター.
村の中心を川が流れており,リトル・ベニスという愛称で呼ばれている.
川の水はとても綺麗で,多くのカモ達が楽しそうに遊んでおり,カモ好きの夫は喜んで見ている.

川の水はとても綺麗で,カモがたくさん遊んでいる.
1時間45分の自由時間があり,とりあえずお昼を食べることにする.
食べることが好きな私たちは街中のフィッシュ&チップスでは寂しいような気がして,素敵なホテルThe Dial House Hotelのレストランに入ってみることにした.

とっても素敵なThe Dial House Hotel.1階にレストランがある.
いかにもイギリス風の建物で,暖炉のあるリビングで白ワインを飲みながら(このワインがとても美味しかった)料理が出来上がるのを待つ.
きちんと躾がしてある大きな犬が窓際で気持ち良さそうに座っている.
料理の準備ができたそうで,ダイニングの方へ案内される.
とてもこぢんまりした素敵な部屋である.
夫はローストポーク,私はチキン&サラダ,チップスを頼んだのであるが,どれも大変美味しかった.
チップスの芋もとても甘みがあり,ロンドンで食べたのと全然違う.
夫の付け合せのヨークシャープディングもサクサクしていて美味しい.
今までロウリーズのしか食べたことがなかったので,これでヨークシャープディングに対するイメージが変わった.
私たちはイギリスの料理に期待していなかったのであるが,このシンプルな料理には感激した.
やっぱり田舎の方が美味しいのかなー.
この料理とお店の雰囲気を味わえただけでコッツウォルズに来てよかったと思った.
チップ込みで34ポンド.
あまりにも居心地がよかったので,このレストランに居るだけで自由時間が終了してしまった.

チキン&サラダ(左),ローストポーク(右).シンプルだがとても美味しい.

拍子木状に切った芋が上手に積み上げてある.これが絶品!
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