名古屋市平和公園の鳥達

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●出会った鳥達、出会った人達



毎月の調査結果の報告に、世話人の勝手な戯言がコメントとして付けてあります。興味とお暇があれば読んでみて下さいませ。(2006年4月から一番最新の調査までの分です。)

2024年3月17日

天候 曇 出会った人達 4名

モロ端境期で個体数は少ないものの「まだメジロは群れで行動してる時期なんだけどな」なんて言った途端20羽超える群れが目の前に現れたり、数少ない冬鳥の中でも「一度も見た事が」って言ってた子の目の前で落ち葉をひっくり返して餌を探すシロハラが現れたりしたって事はまずまずの調子だったって事ですかね。

まだ池干しから抜け出せてない感じの猫ヶ洞池でいきなりカワウが10羽以上の群れで水際でまったりしてた様子を見られたのも、当地ではなかなか見る機会のないシーンでした。

一番嬉しかったのは、ハンノキ湿地に久々に水が戻って来たこと。これから春に向けて、このままの状態が維持できるのを祈ってます。

問題は次の4月。俺が、両目とも順に白内障の手術がある事で、まさか両目一度に手術してもらうわけにもいかないし、眼に新しいレンズを埋め込む手術をして4日後に平和公園へ出かけて鳥の調査っていうのもどう考えても無理があるんでねぇ。まあ、他の参加者にお願いするしかないけど、めっちゃ心配。

出会った鳥達  20種 199羽

マガモ、キジバト、カワウ、コゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、アオジ、ドバト

2024年2月18日

天候 曇 出会った人達 3名

先月の調査は土砂降りの中での調査だったんで今月にかけてたんですが、今回も時たま小雨がパラつくようなお天気で、今年度の調査はとことんお天気運に見放された感じ

そのせいか人手の方もイマイチで取り敢えず今月は森コース、アンド池コースしか回れず、農地コースは改めて回る事に。(最近こういうパターンが多い気が・・・)

と言っても、これだけの暖かさの割に、ツグミ、シロハラ、ジョウビタキ等一通りの冬鳥が出てくれたんでまずまずと言ったところかも。池コースではシジュウカラやコゲラ等が間近に見えたりしましたから、あまり文句は言えないかも

ハンノキ湿地は相変わらずカラカラに干上がった状態で湿地の生き物たちがほんと心配

猫ヶ洞池のヨシ原は、ゴミ拾いの準備で、ヨシ原が既にバッサリ伐採されてましたが、この冬はこのヨシ原にクイナ、ヒクイナ等がいついていたようで、今日はそれ目当てに集まったカメラマンが、ヨシ原の奥の立ち入り禁止の場所でずらりならんで覗いている状態。あの距離であの人数が覗いていては到底出てくる確率は低いとアドバイスしそうになったけど、その後からもずらずらカメラ抱えてくる連中が見えたので、早々に退散

出会った鳥達  26種 260羽

マガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオタカ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カシラダカ、アオジ、クロジ、ドバト

2024年1月21日

天候 雨 出会った人達 3名

24年初めての調査というのに「雨時々土砂降り」という生憎の天気でロクに姿を拝む余裕もなかったんですが、それでも時期のおかげでそれなりの個体数や面子が出てくれました

農地コースでは久々のアオバトが。森コースでも何度かシロハラが登場し、もう少しお天気が良ければもうちょっとちゃんと姿も拝めたろうにと、よけいにこの日の天気が恨めしく感じられちゃいますな。

ザザ降りの中でも尚干からびた感じのハンノキ湿地はザザ降りの中でも相変わらず干からびた状態で、いつまでこんな状態が続くやら。湿地の生き物達が生き残れるかどうかが心配です

水抜き中で同じく大雨が降りながら水の少ない猫ヶ洞池。それでも残った水の中にマガモが30羽ほど。水の少ないのが好都合なダイサギも1羽。果たして、来年はちゃんと水のある状態に戻るのかどうかも心配です。

出会った鳥達  19種 250羽

マガモ、カルガモ、キジバト、アオバト、ダイサギ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、アオジ

2023年12月17日

天候 晴 出会った人達 4名

今年最後の調査でしたが、急な寒さはまだしも、竹すら根からへし折られそうなほどの強風は何ともなりませんでしたな。

ヒヨドリ達こそそこそこ出てくれたものの、シジュウカラ、メジロ等の小さな鳥達にとっては吹き飛ばされそうな風で時折声はするもののなかなか姿は見えず。先月ちらりと鳴き声の聞こえたシロハラなどは全く気配なし。頼みの綱の猫ヶ洞池も相変わらずの水抜き中でアオサギ、ダイサギのサギさん達は目に付くものの冬ガモさん達はマガモが10羽ほど見られたのみで終わってしまいました。

ハンノキ湿地は猫ヶ洞池以上に干上がっていて時期を考えると悲惨な状況です。今更台風が来るわけもなしで、湿地を生息場所とする生き物達がどうなるか。雨ごいするしかないですな。

出会った鳥達  12種 149羽

マガモ、キジバト、アマサギ、ダイサギ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ジョウビタキ、アオジ

2023年11月19日

天候 晴 出会った人達 6名

出だしちょっと気温は低かったもののメジロ、シジュウカラやヒヨドリ等まずまずの調子で出てたんですが、ご当地、本日はウォークラリーの大会みたいで大音量で太鼓やお囃子が響き渡ったのに鳥さん達が驚いたのか、後半尻切れトンボになっちゃったのが恨まれますな

それでも、農地コースの方ではアオジが出たり、森コースの方では終わり間際にシロハラ登場。猫ヶ洞池がまた新池と繋がる暗渠の補修で水抜き中ながら、数羽のマガモが確認できました。もっとも、こちらもウオークラリーの集団とかち合っていつもの観察場所までたどり着けなかったり、ちょいとツキもなかったですな。

この冬も水を抜かれて枯れかれの猫ヶ洞池。まあ暗渠の千種台川も古いんでしかたないんでしょうが、ちょっと水抜きが続いているんでねえ。

猫ヶ洞池はともかく、この時期にハンノキ湿地が干上がっているのはかなりショックでしたな。今年ってそんなに降水量少ないですかねぇ。

出会った鳥達  16種 229羽

マガモ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、コゲラ、アカゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、シロハラ、ジョウビタキ、アオジ

2023年10月15日

天候 曇後晴 出会った人達 1名

調査が始まる頃まで雨模様で、調査が始まってからも木の葉の上に降り積もった雨が風で下に落ちて傘が必要だったりするお天気で、そのためか先月に引き続き参加者1名。流石に2ヵ月続けてだと末期症状でしょうかねぇ。まあ、既に来年も今まで通りって野鳥の会の行事予定表への原稿出しちゃったので、来年いっぱいはやりますが、その後はちょっと考えるかも。

もっともそんなお天気が幸いしたのか珍しくトラツグミの鳴き声が聞こえたり、それ以外にもこちらも声だけですがマヒワやカケスの声も聞こえて、こちらは冬鳥への予兆でしょうか。

ちょっと間を開けて回った農地コースは若干天候の潮目が変わった事もあって、ジョウビタキ、アカゲラ等も見る事ができました。谷戸のヨシ原でエナガの群れを見つけたのも「何で森コースじゃないの?」って感じもあるんですが、こちらに水場を増やした犯人のひとりでもあるので仕方ないですな。逆に、もっと森コースでも水場を充実させたいですが

出会った鳥達  20種 196羽

キジバト、アオサギ、オオタカ、コゲラ、アカゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、トラツグミ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、マヒワ、ドバト

2023年9月17日

天候 晴 出会った人達 1名

今回はあいにく参加できないメンバーが重なってしまい、私一人で回る事に。流石にひとりで3コース全部を回る事は出来ないため、農地コースの方は後日出来るだけ早めにもう一度出かけてやる事になっちゃいました。悲劇!!

天候の方も真夏並みの暑さで調査結果の方も森コース展望広場辺りで見つけたアサギマダラ(???鳥じゃねえぞ!!)が唯一の見どころとなりました(残念!)。猫ヶ洞池ももちろん冬ガモは全く気配なし。この時期には珍しく先月に続いて2羽のカイツブリが出たので、またまた繁殖した可能性もあるかも。

猫ヶ洞池の方は溢れた水がベルマウスに流れ込んでましたが、ハンノキ湿地は今月も水量少な目でチョイと心配。まだ上陸した台風はないと思うのにまた倒木が増えてました。

出会った鳥達  12種 123羽

カイツブリ、キジバト、コゲラ、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、コサメビタキ、キセキレイ、ドバト

2023年8月20日

天候 晴 出会った人達 4名

木陰を歩いていても死にそうな暑さで、鳥さん達も動きが鈍く集計が楽な(笑)調査結果ではありましたが、農地コースの方ではカッコウにの他にもトケン類が1羽、他にコサメビタキも出たようで、美味しいところ全部持って行かれちゃいましたな。

猫ヶ洞池の方は相変わらず満水でしたが、ハンノキ湿地の方は、台風であれだけ雨が降った割には水量イマイチでしたな。もう少し雨が降ってくれるよう祈らなくては・・

追伸; まだまだクマゼミも元気に鳴いてましたが、森の中ではツクツクボウシが主流でした。これまで10月の調査の時までツクツクボウシ鳴いてた時が何度かありましたが、さて今年はどうなりますか。

出会った鳥達  18種 144羽

カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、カッコウ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、エナガ。メジロ、ムクドリ、コサメビタキ、スズメ、ハクセキレイ

2023年7月16日

天候 晴 出会った人達 5名

幸か不幸かピーカンのめっちゃいいお天気の中での調査でしたが午前中は32〜3℃程度だったんで、日頃エアコン付けずに32℃ぐらいの仕事部屋で過ごしてる身からするとまあまあ許容範囲かと。

ところが、鳥さん達には許容範囲を超えてたのか猫ヶ洞池でさえ鳥さんの姿はほぼなし。森コースの途中で盛んにオオタカさんが鳴くのを聞いたのと、猫ヶ洞池ベルマウス上空をイワツバメが旋回していたのが数少ない見せ場(オオタカは見えてもいないけどww)でした。

まだこの時期は梅雨明けの表明前で梅雨入りが早かった事を考えるとかなり長めの梅雨となりましたが、朝調査地に着いて車のドアを開けた途端クマゼミの大合唱に迎えられたように、もうすっかり真夏の雰囲気の天候ではありました。里山の家で、農地コースの方の調査用紙を回収して自宅へ戻る途中、南部緑地の入り口のところで消防車が待機する中、救急車が緑地の中に入って行くところを目撃しましたが、公園内か東邦高校の生徒さんでも熱中症で倒れたのを思わず想像してしまいました。

出会った鳥達  13種 98羽

キジバト、オオタカ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、スズメ

2023年6月18日

天候 晴 出会った人達 3名

私のうっかりミスで日にちを勘違い、当日の調査をすっぽかす格好になっちゃったんですが、幸い、仲間の人達がいつも通り農地コースの方を回ってデータを送って頂けたので、ちょっと変則ですが、翌日私が市民の森のコースと池コースを回り、ちょっとインチキですが、何とかデータを整える事が出来ました。

夏枯れの時期で期待値薄めの時期ではありますが、今年もウグイスだけはあちらこちらで囀りが聞こえ、ハンノキ湿地の辺りではキビタキの囀りを聞く事が出来ました。特筆ものなのは森コースで2度ほどアオゲラの声が聞こえ、一番の目玉は猫ヶ洞池のオオヨシキリ。ここ何年か池干しなどもあり声が聞けませんでしたが、この日は、池について車を降りた途端、「「ギョギョシ!!ギョギョシ!!ギョシギョシギョシ…」と囀り続ける声が聞こえました。何せ、度々ヨシ原へ分け入って、釣り竿を振るう釣り人がままいますから、このまま居座って繁殖まで行ってくれるかどうかは分かりませんが、久しぶりにヨシ原に棲みついてくれたのは素直に喜びたいです。

出会った鳥達  19種 140羽

カルガモ、コゲラ、アオゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、オオヨシキリ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ドバト

2023年5月21日

天候 晴 出会った人達 3名

最初はお日様に雲がかかってたので思ったほど暑くなかったものの、お日様が雲から顔を出した途端強烈な暑さに。まだ、暑さ慣れしてない今の時期にこの暑さは流石に堪えましたな。

いきおい、鳥さん達もほぼほぼ夏枯れって感じだったものの、ハンノキ湿地周りでいきなりキビタキが繁みから飛び出して来てくれて、猫ヶ洞池のベルマウスにはカワセミが止まってくれたのが数少ないこの日のハイライト。まあ、暑い中を歩き回ったご褒美としては十分のご褒美ですが。

例年ならまだ咲き誇ってる時期のネジキの花はもう終わりかけ。代わりにソヨゴの花が愛らしく咲いていて、ユーカリ林の脇の水路の辺りでは、早くもって感じでヒルガオの花が咲き、もう完全に真夏の雰囲気。年々季節の移り変わりのスピードが早くなって、季節感をちゃんと掴むのが至難の業になってきました。

出会った鳥達  16種 180羽

カルガモ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、キビタキ、スズメ

2023年4月16日

天候 晴 出会った人達 8名

お天気は良かったものの、またまた雨上がり。心配していた通り途中から強風が吹きまくり鳥見としては最悪のコンディションだったんですが、流石に年度が替わってスタートの月にかわいそうだと鳥見の神様が同情してくれたのか、あちらでもこちらでもウグイス囀りまくりな上に、ほんのかすった程度ですが、サンショウクイ、コマドリに加えて、エゾムシクイの囀りまで。まあ、ここまで気を遣って頂いては文句も言えませんが、ちょっと今年度もお天気の巡り合わせはちょっと心配ではありますな。

このところの雨で、ハンノキ湿地は水が戻ってひと安心と言ったところ。逆に心配なのが相変わらず水量がすくないままの猫ヶ洞池。流石に2年続けてですから、色んな生き物の繁殖への影響が心配されますな。干上がっているのがサギにはかえって好都合なのか、ダイサギさんは2羽に増えてましたが。

猫ヶ洞池をぐるりと回って猪高緑地とぶつかる辺りでここ数年フジの花が咲くようになりましたが、年々広がってるみたい。まさかまたまた人為的に上て回ってるなんて事はないとは思いますが、何でもありの近頃なんで妙なところまで心配しちゃいますなw。

出会った鳥達  18種 147羽

キジバト、ダイサギ、サンショウクイ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エゾムシクイ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、コマドリ、スズメ、カワラヒワ、アオジ

2023年3月19日

天候 晴 出会った人達 4名

お天気は申し分ない好天でさほど風もなく絶好の鳥見日和だったんですが、あいにく冬鳥はかなり減ってきているみたいで、ツグミは声もなくシロハラが何度か姿を見せた程度。メジロ、シジュウカラ等のレギュラーメンバーも既に繁殖モードに入っちゃった感じで、大きな群れは見当たらず、唯一目立っていたのはあちらこちらから聞こえてくるウグイスの「ホ〜〜ホケキョ!!」。早くも鳴き方がかなり様になってきてました。

猫ヶ洞池は未だ池干し中。マガモは早くも少数が残っているのみ。代わりにコガモの数が増えてました。カワセミさんは、声だけの登場。

ショックだったのはハンノキ湿地、ほぼほぼ干上がっていて、この湿地を頼りに生を繋いでいる子達がめっちゃ心配。早く雨降ってくれ!!

出会った鳥達  21種 105羽

マガモ、コガモ、キジバト、カワウ、ダイサギ、コサギ、カワセミ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ジョウビタキ、ハクセキレイ

2023年2月19日

天候 雨 出会った人達 4名

お天気との巡り合わせがずっとイマイチのまま今年度の調査も終盤になっちゃいましたが、冬鳥のシーズンも同じく終盤のこの日もあいにくの雨。マジで嫌になりますが、それでも、あちこちでシロハラの声が聞こえ、ツグミも出て、まだたどたどしいながらウグイスの「ホ〜〜ホケキョ…」も聞けて、一応、かっこうだけはついた感じ。

心配なのはハンノキ湿地で、けっこうな雨が降っているにも拘わらず半分程度干上がったまま。何も調査の日に合わせないでも、他の日にうんとたくさん降っておいて欲しいですが。

猫ヶ洞池のヨシ原は、次の土曜日が刈り取ったヨシの運び出しとゴミ拾いが行われる都合で、早くも草木とともに全部バッサリ刈り取られていて、まだまだ冬ガモのシーズン中なんで、やはりちょっと痛々しく感じちゃいますね。まあ、公園には公園の都合もありますので仕方がないのですが。

出会った鳥達  22種 180羽

マガモ、コガモ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、カワセミ、コゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、カワラヒワ、アオジ、ドバト

2023年1月15日

天候 晴 出会った人達 5名

天気予報通り1月とは思えないくらい暖かく、お天気も良かったんですが、そのせいでもないでしょうが相変わらず冬鳥の気配は薄かった

とは言いながらも、森コース展望広場の辺りでルリビタキが盛んにカカカ…という声を響かせていたかと思うと、少し先では今度はジョウビタキの声が聞こえたり。池コースでは、こちらも声だけだったものの、盛んに特徴あるツグミの声が聞こえただけでも、来月に希望を繋ぐ事が出来ました。

冬鳥がこんな状況で余計に恨めしく感じるのは、相変わらず池干し中の猫ヶ洞池。この日はカルガモすら姿がなく、確認できた水鳥は、ダイサギと、先月に続いて登場のカンムリカイツブリのみ。

ハンノキ湿地で伐採されたコナラの木がそのまま湿地内科に放置してあったのも、ちょっと気になりましたねえ。まあ、俺があれこれ言わなくても、とっくに誰か電話したヤツがいるとは思いますが。

出会った鳥達  17種 199羽

カンムリカイツブリ、キジバト、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、イカル、カシラダカ

2022年12月18日

天候 晴 出会った人達 8名

とんでもなく風が強かったとはいえ、一応改正の12月で出遭った鳥種が12種とか、マジで泣きたくなるんですが、こんな時に頼りになるはずの猫ヶ洞池の冬ガモさん達も、あいにく現在水抜き中で僅かにマガモさん達が10羽ほどいるだけって状態。

これ、たまたまこの日だけって話なら年明けに希望をつなぐ事もできるんですが、ここ何年かを考えても冬鳥最悪の今期の冬鳥シーズン。この日も、ボチボチ実がいい感じに熟したナンテンもほぼ食べられた痕跡なし!!って感じで鳥の数自体の少なさを思い知らされます。

年末に名古屋で久々10センチ超の積雪があったり、年明けにも寒波の訪れで積雪予報が出てたりするんで、1月、2月は多少状況も変わってくれるんでしょうか。この原稿書いてる年明け1月も、ツグミ類は姿無しなんで、あまり希望が湧いてこないんですが。

出会った鳥達  12種 195羽

マガモ、ダイサギ、ユリカモメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、シロハラ、ジョウビタキ、ハクセキレイ

2022年11月20日

天候 曇 出会った人達 6名

今年はとことん天候に恵まれない状態が続いてますが、今日も、元の予報だと「1日中雨が降ったり止んだり、時に本降りも」って内容だったんで、傘を差さずに回れただけでも上々ってところでしょうか。

この時期目当ての冬鳥は、カモを除けば最終最後、猫ヶ洞池の奥のヨシ原で聞こえたアオジのひと声だけで、流石に淋し過ぎるだろって感じだったんですが、今日は許します。何せ、近頃希少種っぽくなった感があるエナガの群れに開始早々遭遇しただけでもラッキーなのに、農地コースと分かれて展望広場へ向かう途上でも出遭うという、さながらエナガデーとでも言えそうなラッキーが続いたんですから。

先月にはアカエリカイツブリの見られた猫ヶ洞池。どういうわけか、今月はカンムリカイツブリと遭遇。こうなると、いったい来月は何が出るのかって期待しちゃいますが。

その猫ヶ洞池。今年も千種台川の点検・補修だそうで、またまた11月中旬から来年3月まで水位の少ない状態が続くという事で、この日既にかなり水量が少なくなってました。11月末までにかなり水位が下がり、その状態で千種台川全体の点検を行うそうで、実際の補修作業が始まれば少し水量が増えるという千種土木のお話でしたが、このところ立て続けにこんなのが続いてますから、冬ガモさん達への影響をめっちゃ心配してます。

出会った鳥達  19種 206羽

マガモ、カルガモ、カンムリカイツブリ、オオバンん、オオタカ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、アオジ

2022年10月16日

天候 晴 出会った人達 8名

ようやく夏枯れの時期が過ぎて好天に恵まれたんでこれまでだったら「やったぜ!!」となるところだったんですが、生憎の「地球温暖化」。天気が良すぎて、ほぼ夏に戻った陽気となってしまい、ほぼ夏枯れ時期と変わらず悲惨な調査結果で終わっちゃいました。

種数が前の月より1種増えただけで、観察個体数だけ多少増えてるのはヒヨドリだけはようやくある程度戻ってきてくれた影響。唯一救いとなったのが、またまた猫ヶ洞池の方ですが、池で採餌するカイツブリの中に混じっていた2羽のアカエリカイツブリ。遠目でいつもののカイツブリと近い位置で浮かんでたんで一瞬「カイツブリ4羽」と記録しかけたんですが、気付いて良かった(冷や汗)。

カンムリカイツブリとハジロカイツブリはこれまでに記録があったんですが、アカエリカイツブリの方は初記録みたいで、貴重な記録となりました。

さて、次月11月は、ちょっと前なら種数、個体数ともに1年のピークの月だったんですが、何しろやたら冬の訪れが遅れているここ数年の傾向ですので、今年の11月もどうなりますか。

出会った鳥達  14種 130羽

カルガモ、コガモ、カイツブリ、アカエリカイツブリ、キジバト、オオタカ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、スズメ、ドバト

2022年09月18日

天候 曇一時雨 出会った人達 5名

どうも今年はお天気に恵まれません。事前の天気予報では台風直撃の可能性があっただけにそれよりはよほどましだったものの、スタート時は雲は多いものの青空も覗いていたんですが、途中からは小雨がパラつくようになったり(森の中では葉の上に溜まった雨水が風で落ちてきたのか見分けはつきにくいですが)、どんより曇り空に覆われたり。

ようやく夏枯れのシーズンは終わったものの、まだまだヒヨドリも少なく、繁殖を終わった夏鳥達もこの天気では登場するわけもなく、農地、森、猫ヶ洞池、3コースそろって淋しい調査結果に終わっちゃいました。数少ない救いと言えば、帰り道、猫ヶ洞池脇の東屋辺りでこの秋一番数の多いウスバキトンボの群れと遭遇した事ぐらい(しかも、鳥じゃないしww)。

10月、11月は、1年の鳥の調査のピークの時期(このところ、12月にずれ込んだりする年も多いですが)なので、せめてお天気に恵まれた調査を望みます。情けない・・

出会った鳥達  13種 84羽

カルガモ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ

2022年08月21日

天候 曇後晴 出会った人達 5名

事前の天気予報がコロコロ変わって、当日の予報に傘マークが付いたり消えたりしてたんですが、朝家を出る時までには雨も上がり、スタートするときは薄曇りで気温もやや低めで最高の滑り出し。ところが、途中から日が射してきて、終わる頃には蒸し暑いのなんのって感じに。なかなか思ったようには行かないもんですなあ。

鳥さん達も、この蒸し暑さに強い日差しでなかなか目に付くところには出てきてくれず、セミ達のコーラスで声も聞き取りにくく、ちゃんと姿を見られたのはハシブトとハシボソのカラスさん達だけって状態で終わっちゃいそうな雰囲気だったんですが、やや遠かったものの、最後の最後猫ヶ洞池の向こう側の木々のてっぺんにちょいとお若い感じのゴイサギさんを見つけて、結局、これが本日の一番の目玉となりました。

猫ヶ洞池は今月も雨上がりでゴウゴウと音を立てながらベルマウスに水が流れ込む状態でしたが、水の干上がった時期が長すぎた影響で池底から生えた草木が水面から盛り上がっててちょっと見慣れない光景になってました。今後は水が満杯の状況が続くと思うので、たぶん次第に枯れていくとは思うんですが。

これで一応夏枯れの時期は終了。来月はそんなに珍しいものが出てくれなくてもいいので、そこそこ賑やかな調査になるといいですがねえ。

出会った鳥達  11種 79羽

キジバト、ゴイサギ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、キビタキ、スズメ

2022年07月17日

天候 曇後雨後晴 出会った人達 5名

前日までの天気予報では朝までに雨が上がる予定だったんですが、なかなか世の中予定通りは行かないもんで、集合した時には今にも降り出しそうな雲行き。案の定、展望広場へ向かう途中で小雨がパラつき始めたんですが、森コースが終わる頃には一転して青空が広がり、なかなかこれまでにないパターン、マジでわけわからんお天気でした。

お天気以前に夏枯れシーズン真っ只中の7月、大半の鳥さん達は子育て中の疲労を癒すのプラス換羽期で活動量が低下、森コース、農地コースともに常連さん達の声がパラパラ聞こえる程度って感じだったんですが、唯一気を吐いていたのがウグイスさん達。盛んに「ホ〜〜ホケキョ!!」の声があちらこちらから響いておりました。メジロ、シジュウカラよりウグイスの数の方が多いなんでこの時期ならでわ。

長い間工期が延長されていた猫ヶ洞池の浚渫工事。7月に入ってようやく終了。このところの連日の雨もあって、一転してゴウゴウと音を立てながら水がベルマウスに流れ込んでました。ただ、如何せん、干上がった時期が長すぎて水鳥らしき姿はなし。今年の冬ガモの飛来がどうなるかが気になるところですな。

出会った鳥達  12種 123羽

キジバト、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、スズメ、ドバト

2022年06月19日

天候 晴 出会った人達 8名

雨上がりでピーカンのお天気で、スタートした頃は割に爽やかな感じだったんですが、お昼に近づくに連れて段々蒸し暑くなってきて、晴れて良かったのか悪かったのか、ちょっと微妙な・・

鳥さん達は、元々夏枯れの時期なので、端からさほど多くは望めない時期ですが、昨年同様ウグイスだけは賑やかに「ホ〜〜ホケキョ…」を繰り返してくれて、森コースでは、運よく子連れのシジュウカラに遭遇、チラッとですが巣立ったばかりって感じの若い子を拝む事が出来たので、まあまあラッキーだったかな。

問題は猫ヶ洞池の方で、月が変わった時に「作業が終わりました」ってメールで連絡があったのですが、池に着くと相変わらず水没したままのクレーン車が1台。相変わらずプレハブの詰め所も、通行止めも残ったままで、作業内容を告げる立て看板は、さり気なく、工期が「6月30日」に書き換えてあって、がっくり。水なしの状態が続いているので、干上がった池底はさながら草原状態で、いいかげん元に戻して欲しいんですが、どうなることやら。

出会った鳥達  18種 112羽

キジバト、ゴイサギ、アオサギ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、キビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ

2022年05月15日

天候 曇 出会った人達 6名

晴れてそこそこ気温が上がる天気予報だったのに世の中なかなか予定通りには行かないもので、実際はどんより曇り空で風が吹くと肌寒いような陽気の一日に。そのせいか全体の鳥の出は低調だったのですが、時にはそれが幸いする事も。森コースの途中キラニン通りの坂を上がって尾根筋へ出たところでひと声だけでしたがトラツグミの「ヒュ〜〜〜」という声が聞こえ、その後、谷戸の脇の芝生広場に降りる階段を通り過ぎる辺りで、久々にアオバトの「オアオア〜〜〜オ・・」って感じの囀りが、こちらは暫く聞こえてました。どちらも、本当の囀る時刻は辺りが暗闇になってから。時折、こういうどんよりとした空模様の日には、こうやって昼までも囀る事が。全く、この日のお天気のご利益ですな。

もうひとつ、こちらはお天気に関わりなく、やはり森コースの尾根筋を歩いている時何箇所かでキビタキの囀りも。森コースの終わり頃にはイカルの声も聞こえたし、水抜き中の猫ヶ洞池では歩いている間中イカルチドリの声が聞こえてましたから、元々期待していたホトトギスやサンコウチョウこそ不発でしたが、まずまずの調査結果ではないでしょうか。欲を言えばキリがないものね。

その池干し中の猫ヶ洞池では、浚渫のために池に入った重機が次々池底のヘドロにはまってしまい、一時は3台が身動きできない状態になってTVのニュースで取り上げられるほどの騒ぎになってしまって、他人事ながら心配になってしまいました。まさか、今更また工期の延長はないとは思いますが、何せ完了時期が迫ってますから、どこまで予定していた作業が出来るのかちょっと気になってます。

出会った鳥達  16種 154羽

キジバト、アオバト、イカルチドリ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、トラツグミ、キビタキ、スズメ、イカル

2022年04月20日

天候 曇一時雨 出会った人達 7名

直前までは春を通り越して夏の陽気が続いていたのに、この日に限ってどんより曇り一時は小雨がパラついたりのヒンヤリした陽気に。全く、2022年度の幕開けとしては縁起でもないお天気に見舞われちゃいましたが、それでも、コマドリが鳴き交わしたり、エゾムシクイが囀ったり、何とか渡りの時期らしい調査記録にする事ができました。玉に瑕なのは、いずれも私が回った方とは違う農地コースの記録ばかりという点ですが(涙)。

猫ヶ洞池の方は相変わらず池干し状態ですが、それがかえって好都合なのか、ダイサギとアオサギが、揃って2羽ずつ姿を見せてくれました。もう少し季節が進めば、シギやチドリの仲間も期待できそうな(かなり希望的観測ですが)。

途中で小雨がパラついたのでカメラを車に置いてきたため写真は撮れなかったものの、猫ヶ洞池の奥ではフジの花が咲いてました。これも、以前は記憶になく、実生で生えてきたのか、それとも誰かが植えたのか気になるところですが、流石にキショウブのように増えて困る事態にはなりそうもないだけ気が楽ですな。

出会った鳥達  24種 151羽

コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、ハイタカ、カワセミ、コゲラ、カケス、ハシボソガラス、シブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、エゾムシクイ、メジロ、シロハラ、コマドリ、セグロセキレイ、カワラヒワ、アオジ

2022年03月20日

天候 晴 出会った人達 6名

前の月に引き続いて強い冬型で風の強いお天気となり、その上お彼岸ドンピシャの日程となってしまって、2021年度最後の調査としては些か厳しい条件となっちゃいました。こういうって巡り合わせで、10年近く雨が降らなかった時期もあったりしたんで、次年度こそは良い巡り合わせを期待したいですが(笑)。

案の定、全体的にはちょいと欲求不満気味の展開だったのですが、それでも、農地コースではトラツグミが見られたようで、こちら森コースは度々オオタカの声が聞こえ、水抜きで冬ガモの淋しい猫ヶ洞池も、いつ以来か思い出せないくらいの数のカワウが一列横隊で迎えてくれたり、ちゃんと何等か目玉は用意してくれているみたいで、これだから止められません(笑)。

埋まっているゴミの量が半端なくて、一時は規模縮小の話が出ていた猫ヶ洞池のヘドロ&ゴミの浚渫は、その後急きょ追加の予算が付いたというお話で、可能な限り浚渫を行う代わりに、中断期間があったため完了時期が大幅に後ろにずれて、5月末までの工事期間となってしまいました。ヨシ原での鳥達等の繁殖期間とかなり被ってしまうため、大きな影響が否めませんが、今更変更も出来ないので仕方ないですね。その分工事期間後に良い影響が出る事を期待しましょう。

出会った鳥達  19種 218羽

マガモ、カルガモ、キジバト、カワウ、オオタカ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、カワラヒワ、アオジ

2022年02月20日

天候 晴 出会った人達 5名

今年度恒例になっちゃってる雨上がり。出だしはまずまずの陽気だったのですが、途中から晴れてはいるものの台風並みの強風に。鳥さん達が一番嫌いな強い風に見舞われましたんで、当然、調査の結果もイマイチ寒い状況になってしまいました。

それでも森コースはルリビタキのオスの青い子が何度か姿を見せてくれたり、度々オオタカの声が聞こえたり、天気状況の割には健闘の部類に入ると思うんですが、いかんせん、池干し中の猫ヶ洞池の冬ガモが淋し過ぎて、どうしても種数、個体数ともにイマイチパッとしない感じに見えちゃう。これはもう来年に期待するしかないかな。

出会った鳥達  26種 344羽

マガモ、キジバト、カワウ、ダイサギ、オオタカ、ノスリ、コゲラ、アカゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ、ドバト

2022年01月16日

天候 晴 出会った人達 7名

お天気もよく、風もなかったので、鳥見の条件としてはまずまずだったんですが、如何せん寒過ぎましたな。農地コース、森コース共にイマイチパッとしない調査結果となってしまいました。シジュウカラやメジロも何度も登場するんですが、最後までさしたる大きさの群れには出遭えず仕舞い。こちらは、夏の長雨等の天候不順の影響もあったりするかも。

何度か雪が降ったりけっこう寒さの厳しい日があった割には冬鳥達も今一つ。ゴミの除去等で猫ヶ洞池が池干し中で冬ガモがマガモだけしかいないのもありますが、ツグミ、シロハラもようやく目に付くようになってきたところで、アオジも多いとは言えず、雪の多い年にはいつも姿の見られたヒガラ、ウソ、キクイタダキ等は気配なし。センダンやハゼ等の木の実もけっこう残っているのが鳥達の数の少ない事を余計に感じさせます。

この日は、森コースでイカルの群れが1度見られたのと、同コースの最後にアカゲラが登場。後は、一瞬上空をオオタカが通過したのと猫ヶ洞池の方で、めっちゃ遠くにノスリが止まっているのを見つけたのが、数少ない目玉でした。

池干しちゅうの猫ヶ洞池。今年も2月最後の土曜日の26日に、ヨシ原再生活動及びゴミ拾いをやります。詳細は チラシ の方をご参照下さい。

来月こそ、もうちょっと冬鳥の姿を拝みたいものです。

出会った鳥達  23種 324羽

マガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、オオタカ、ノスリ、コゲラ、アカゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、イカル、アオジ、ドバト

2021年12月19日

天候 晴 出会った人達 7名

直前までは割に暖かい日が続いていたのに、この日は急に冷え込んだのに、手袋とカイロをセットで忘れてきてしまい、最悪の一年の締め括りとなってしまいました。それでも、この寒さでそれまでイマイチ淋しかった冬鳥達がワッと登場する妄想を描きながら回ったのですが、お昼頃まではさして気温も上がらず、鳥の活動自体がイマイチで少々欲求不満な調査結果に。

それでも、これまでは気配すらほとんど感じられなかったシロハラが、姿はほとんど見られなかったものの何度か繁みに逃げ込む感じの鳴き声が聞こえましたし、猫ヶ洞池の冬ガモも、水抜き中にも拘らず30羽ほどのマガモが見られたり、寒くなったなりのご利益は感じられました。この時期、22種は正直淋しいものの、農地コースも、猫ヶ洞池も、どちらもカワセミが登場するなど、気候変動も進むこのご時世としては取り敢えずは上々の結果だと思わないといけないかも。

猫ヶ洞池はほぼ目一杯干上がった状態で、本当なら、ブラックバスやコイの除去ぐらいはやってもいい感じの状態ではありますが、この辺りは私等ど素人だけではいかんともしがたい問題なので、何とか3月いっぱいで終わってくれる事を祈るしかないですね。

出会った鳥達  22種 250羽

マガモ、コガモ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、コサギ、カワセミ、コゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、シロハラ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、アオジ

2021年11月17日

天候 晴 出会った人達 7名

先に「以前なら毎年種数、個体数、共に一番多い月だった11月。」と書きましたが、それも今は昔の話。気候変動の影響等で鳥達の渡りの時期が昔とは随分変わってしまい、「南米でラニーニャ現象が発生しているので、今年は寒い冬」と気象庁が言う今年の冬も、いつまでも夏日に近い暖かさが続き、ちっとも冬鳥が渡ってこない。

ようやくジョウビタキ、ルリビタキは姿を現し、数が少ないながらもアオジの姿も見られるものの、カケスなどは平地ではかなり希少種。ツグミの仲間は、ようやく一度、飛び去る声が聞こえたのみ。冬ガモも、猫ヶ洞池で再び水抜きが行われている影響もあってか、10羽ほどのマガモと、この日は姿が見られなかったものの留鳥のカワウが2羽見られる程度。調査の記録には入らないものの、新池の方ではまとまった数のヒドリガモがいたそう。

そういう猫ヶ洞池は、前回に引き続きまたまた来年3月まで水抜きを実施。今度は池底のゴミの除去プラスヘドロの除去がメインとなるそうで、それはそれで有難いのですが、こう度々では池を訪れる水鳥達への影響が気になります。まあ、一時的な影響と言えばそれまでですが。

やはり、鳥の数が少なく餌も豊富にあるためか、シジュウカラ、メジロ等の混群もまだまだ羽数が少ないようで、ヒヨドリが賑やかになったのが救いと言えば、救いですが(笑)。せめて、気象庁の言う通り寒い冬になって、12月にはたっぷり冬鳥達が見られる事を期待したいですが。

出会った鳥達  17種 273羽

2021年10月17日

天候 曇一時雨 出会った人達 7名

「ようやく夏枯れの季節を脱出!!」と先月の調査を終わった時は心の中でガッツポーズしてたんですが、いざ蓋を開ければ、朝からの強風に加えて途中で小雨がパラつき出すなど最悪の展開に(鳥見に強風は、雨よりむしろ大敵なんすわ)。

案の定、A、B、C、3コース揃って、調査用紙1枚目が余白が目立つまま収量の調査結果に。僅かな救いは、農地コースはセキレイ類2種、森・池コースじゃ最終最後に出てくれたカワセミ1羽。来月は、以前なら毎年種数、個体数、共に一番多い月だった11月。来月こそはお天気に恵まれて欲しいですがねえ

もうボチボチ冬ガモの姿が拝めそうな季節ですが、今年度はまたまた11月後半から年度末の来年3月まで、猫ヶ洞池が、暗渠の点検補修プラス池の底ざらえで水抜きが始まっちゃうんで、そちらの影響もちょいと心配ですが、まあ、なるようにしかならないんで、神に祈るしかしょうがないよねえ。

出会った鳥達  11種 75羽

2021年09月19日

天候 晴 出会った人達 5名

昨日は台風が通過、この日も午後の予報は傘マークという雨と雨の間の調査で、お彼岸ドンピシャの日程だった割には墓参りの車が少なかったんですが、調査で回っている間は快晴で、雨の多かった夏の欲求不満を晴らすようにアブラゼミ、ツクツクボウシの声が周りに溢れ、鳥達の声がかき消されそうなほど。

雨と雨の間というお天気もあってか、渡り途中の鳥はわずかにユーカリ林の脇で姿の見られたコサメビタキと、猫ヶ洞池の周りで居残っていたイワツバメが見られた程度でした。

農地コースで確認されたウグイスは、どこかで繁殖してから当地へやってきたのか、はたまた夏中当地に居座っていた個体なのか判断のしようがないのが悩ましいところ。下手すると留鳥化してると取れない事もないのですが、どうやって確かめたらいいものか。

秋というには暑すぎる陽気でしたが、ウスバキトンボの群れが目に付いたり、チラホラヒガンバナが咲いていたり、コオロギの声もチラホラ聞こえたり、季節の移り変わりを感じる一日でした。

出会った鳥達  16種 62羽

キジバト、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、コサメビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ

2021年08月15日

天候 雨 出会った人達 4名

希望通り(?)雨降りで暑さはかなり和らぎましたが、かなり希望以上にハードな降り方となってしまいまして、鳥さん達も雨脚にやる気を削がれたのか過去最低に近い程の調査結果となっちゃいまして、ハハハ・・笑うしかないって感じ。事前の予報だと途中から上がりそうな目もある感じだったんですが逆に途中から雨脚が強まるぐらいで、今年度はまだ途中ですが雨率けっこう高い目でこの後が心配です。

森コースが終わって猫ヶ洞池の方に回るまでは、そのまま盛り上がりもなく終わりそうな雰囲気で、ベルマウスも水煙を上げながら音を立てて水が流れ込んでて例年なら期待できそうなハクセキレイやセグロセキレイの巣立ちビナも姿がなく、最後の望みもついえたかに見えたんですが、ベルマウス上を旋回しながら飛ぶツバメの姿にはっと気づいてよくよくみたら尾羽が燕尾ではなく今の時期よく集団で現れるイワツバメ。数は例年より少ないながらも、このイワツバメサンたちがこの日唯一の目玉という事で調査を修了しました。

連日の雨という事で8月のこの時期でなお猫ヶ洞池の水位は満水で、4月からずっとたっぷりの水に満たされ続けたヨシ原は早くもかなり枯葉色に色を変えてて、調査結果がショボかった以上にショック。ヨシ刈りの後始末やらゴミ拾いやらせっせとヨシ原再生に取り組んでなお、釣屋さん達の「池の水位を下げるな」というクレームや、山崎川で「虫が発生するから水量を少なくしてくれ」とかってクレームで今なお再生も道半ばというのは、ほんと力も抜けますが、諦めるわけにもいかないので、続けていくしかないですな。

出会った鳥達  8種 71羽

キジバト、ハシボソガラス、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、メジロ、スズメ

2021年07月18日

天候 晴 出会った人達 3名

直前までは連日の雷雨で、調査当日のタイミングで梅雨明け宣言。カミナリの鳴り響く中での調査も困りものですが、真夏の猛暑は猛暑で老体には厳しいものがありますし、それでなくても繁殖を終えて換羽期に入った種が多くあまり動かなくなってきている鳥達の活動が、もっと少なくなっちゃうのが調査をする身としてはほんと困るところでして。ご多分に漏れず、この日も、ヒヨドリすら、ウグイスとどっこいどっこいの程度の数しかカウントできないくらいで、後の鳥達は推して知るべきって感じ。

まあ、逆に言えば、相変わらずウグイスは元気に囀ってくれたわけで、それはそれでありがたい事なんですが。

8月に入れば、多少は繁殖を終えて南へ渡る鳥達と出くわす可能性も出てくるので、そんなラッキーに期待するか、逆に雨でも降って多少は暑さが和らぐのを期待するか、難しいところです(って、どっちも思い通りには行きっこないんですがww)。

出会った鳥達  11種 88羽

キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、キビタキ、スズメ

2021年06月20日

天候 晴 出会った人達 7名

お天気は良かったものの、この日も、明け方近くまで雨。どうも、4月からイマイチお天気の巡り合わせが良くありません。それでなくても夏枯れの時期で、農地の方も、市民の森の方も、冴えない調査結果となってしまいました。

相変わらずウグイスの囀りはあちこちで聞こえるんですが、昨年まではこの時期でも普通に囀っていたキビタキがどちらのコースでも引っかからなかったのもちょいと気になります。これは、来年以降の推移を見守るしかないですが。

先月猫ヶ洞池の方のヨシ原で声が聞こえて、数日前には農地の方のヨシ原で盛んに囀っていたらしいオオヨシキリも、やはり調査の方ではどちらも不発。ヨシ原の面積から言えばひと番ぐらいは繁殖していても不思議じゃない程度のヨシは繁っていると思うんですが、どちらも人の出入りは激しいので、それが嫌われているんですかねえ。期待だけさせて肩透かしって展開が続いているのは精神衛生上良くないですが、こちらも来年を期待するしかないですね。

キビタキの声も、オオヨシキリの声も無しで、夏枯れの7月、8月を乗り切らないといけませんが、秋以降に期待するしかないですな。

出会った鳥達  12種 130羽

カワウ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、スズメ

2021年05月16日

天候 曇後雨 出会った人達 6名

年度が替わってからイマイチ天候の巡り合わせが良くありません。先月は朝まで雨が降り続いて、まだお天気がはっきりしない中でのスタートでしたが、今回はドンピシャ「今日から梅雨入り」というタイミングでの調査に。

ただ、農地コースの方はもろに影響を喰らったみたいですが、森コースの方は、雨脚もさほどではなく、終始シジュウカラ、エナガ、メジロ等が近くを飛び交い、相変わらず旅立つ気配のないウグイス達の囀りに混じって、キビタキの美声が聞こえてくるなど、あまり悪天候での淋しさは感じずにすみました。猫ヶ洞池の方では、チラリとオオヨシキリの声が聞こえたんで、このまま定着してくれると嬉しいんですが、釣り禁止の割にヨシ原の周りで釣り竿振るう連中が頻繁に出入りするんでどうなりますか。

これまで悪戦苦闘を続けてきたキショウブですが、ヨシ原の中ではヨシの勢いが勝ってすっかり周りを取り囲まれて陽が射さないため元気がありませんが、その分じわじわベルマウスの方に移動してきてるようで、ほんと手強い相手で嫌になりますな。

出会った鳥達  19種 159羽

カルガモ、カイツブリ、キジバト、アオバト、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、オオヨシキリ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ

2021年04月18日

天候 曇後晴 出会った人達 8名

明け方まで雨がパラつくようなお天気で、スタート後も途中から青空が覗いたものの大半はどんよりとした曇り空。調査が終わって帰宅する際にはまた雨がパラつくなどややこしいお天気に。

そんなお天気なので渡りの鳥は大半不発。メジロ、シジュウカラ等も繁殖中でお忙しい事もあって淋しい数しか姿を見せてくれずお寒いで終わりそうだったのですが、ハンノキ湿地を抜けて小路を奥に歩いているところで、「ヒンカラカラ…」と嬉しい声が聞こえてきてニンマリ。若干コースを外れて確かめに行ったところ、姿こそ見られませんでしたが、小路の東西で2羽のコマドリが囀っている事を確認できました。猫ヶ洞池の方では、早くもフジの花が咲いていた一方で、まだまだコガモが泳いでいる姿も。

ヨシ原では、たくさん新芽が伸び始めていて、今年はどれくらい育ってくれるか楽しみです。

出会った鳥達  20種 130羽

カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、オオタカ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、シロハラ、コマドリ、キビタキ、スズメ、カワラヒワ、アオジ

2021年03月21日

天候 雨 出会った人達 7名

今年度初めての雨、しかも事前の天気予報は「土砂降り」。だいたい天気予報は内容が悪い時ほど妙に当たるもので、出だしから途中まではポツリポツリといった感じで済んでましたが森コースの途中から予報通りの降りとなり、猫ヶ洞池を回りだした頃には風も強まって横殴りの雨に。

こんな日は鳥達も雨の当たらない繁みから繁みへ移動していてなかなか姿を見せてくれないもので、ご多分に漏れずこの日も調査の結果はお寒い内容でしたが、何でも物事には裏表があるもので、数は出てこないものの、鳥達の方も警戒心が薄れ、時として普段見られないラッキーな出遭いがあったりする事も。そんなラッキーがこの日は猫ヶ洞池を回っている途中で起こりました。釣り場の方で池全体の様子を見た後ベルマウスの辺りに戻ってきた時に、ふとフェンスの向こうを覗き込むと、日頃は警戒心が強く滅多に繁みから出てこないウグイスが手の届きそうな距離でウロチョロ。他のメンバーに声をかけて一緒に覗き込んでも逃げる事なく、暫く皆で愛らしい姿を眺める事が出来ました。こういう時に限ってカメラを持ってきていないのもいつもの事ではありますが(笑)。

驚いたのは、やはり猫ヶ洞池の池畔で、ハシブトガラスの巣立ちビナらしき個体を2羽見つけた事。時期から言うと明らかに早過ぎだと思うものの、そう言えば市民の森を回っている時にも盛んにハシブトガラス同士で鳴きかわす声がうるさい程聞こえてきていて、それもヒナが巣立って親子で鳴き交わしていたと考えると合点の行くんだけど、ほんと、季節の移り変わりが嘗て習い覚えたのとはドンドンずれて来ていて、なかなか頭がついて行きません。

まあ、久々にびしょ濡れになって終わった調査でしたが、今年はお彼岸にドンピシャの日程でしたから、張れていれば車での移動もままならないぐらいの超満員の人手が予想される展開だったので、調査の内容を別にすれば却って好都合だったかも(笑)。

出会った鳥達  27種 143羽

マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、オオバン、オオタカ、カワセミ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、スズメ、ハクセキレイ、アオジ

2021年02月21日

天候 晴 出会った人達 9名

これ以上ないぐらい上天気で、調査が終わる頃には上着が邪魔になるほどの温かいお天気に。このお天気に釣られたのか、農地コースの方では、ヤシャブシの実を食べるマヒワの群れが見られたり、ルリビタキ、ジョウビタキも登場。〆にはトラツグミがじっくり姿を見せてくれるなど、中身の濃い調査結果だったようです。森コースも珍しいものこそ見られなかったものの、農地コースに引けを取らない賑わいで、猫ヶ洞池の最後では、カワセミが同時に3羽登場してくれて、調査の最後を締めくくってくれました。

先月はすっかり干からびていたハンノキ湿地は、水こそ溜まっていたもののまだまだ心配の状態で、もう少しまとまった雨が欲しいところ

ヨシ原の方は、既に東山公園の作業班の方達が、27日のヨシ原再生活動の準備でヨシや低草木を刈り取って頂いた後だったですが、生憎、池の水量が多過ぎて刈り倒せないヨシが多数残った状態で、河川管理の立場からは色々あるでしょうが、イマイチもやもやしたものが消えません。

1月の調査の時に白梅がチラホラ咲き始めてたウメの花が、この日は、白梅、紅梅共にいい感じに咲いてて、ほんと、ウメの花期が長いのには驚かされます。その分長く楽しめて、こちらとしては嬉しい事ですが。

出会った鳥達  31種 263羽

マガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、ヒクイナ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、マヒワ、シメ、アオジ、ドバト

2021年01月17日

天候 曇 出会った人達 7名

雲に覆われてお天気はイマイチだったんですが、鳥さん達は相変わらず賑やかで、シジュウカラ、メジロに、時折エナガやコゲラが混じり、2度ほどは、ヒガラの姿も。まだ姿はなかなか見られませんが、シロハラ、ツグミもそれなりの数がいる様子。

色々賑やかに出てくれたのに、悔しいのは、前日まではあれだけ好天気だったのにこの日は、すっかり雲に覆われ空模様で、出る鳥の大半が空をバックにシルエット。あ〜〜、もったいない。

猫ヶ洞池の方のカモさん達は、去年、一昨年と、2年続けて水抜きがあったためか、年を越しても数はイマイチ。取り敢えず、今後に期待しましょう。

心配なのは、長らく雨が降っていないので、ハンノキ湿地がカラカラに干上がっていた事。こればかりは、お空の都合次第で仕方がないのですが、早くまとまった雨が降って欲しいです。

出会った鳥達  24種 366羽

ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、オオバン、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、スズメ、ウソ、アオジ

2020年12月20日

天候 晴 出会った人達 6名

つい少し前までは暖かい日が続いていたので、この日の朝出かける時に、車のフロントガラスが霜でびっしり覆われていたのを見つけた時は慌てましたが、この日も、調査を始める頃にはさほど寒さも気にならなくなって、穏やかな陽気の中を気持ちよく歩く事が出来ました。

お天気の気持ちよさに誘われたのか、鳥達も、メジロ、シジュウカラの群れが何度も姿を現したり、シロハラ、カケス、ウグイス等も次々登場してくれて、賑やかな調査となりました。猫ヶ洞池では、思いがけずトモエガモの姿を見つけ、カメラを取り出そうとしたのに、釣り竿片手に立ち入り禁止区域を示すフェンスを乗り越えてヨシ原に立ち入ろうとする不逞の輩が登場して逃げられてしまったのが、唯一心残り。「ここは立ち入り禁止区域だよ。」と、ついきつめの口調で注意したら、不満げな顔をして立ち去って行きました。困った奴。

少し前に雪が降った影響か、群れで飛来するヒヨドリが度々姿を見せたので、突出して数が多くなってしまいました。

その雪(わずかな量)以外、久しく雨がないので、ハンノキ湿地が干上がっていないかひやひやしてたんですが、今年周囲の大径木を何本も伐採して頂いた効果か、かろうじて干上がるまでには至らなかったので、一安心。いいかげん、まとまった雨が欲しいです。

出会った鳥達  29種 378羽

ヒドリガモ、カルガモ、トモエガモ、コガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、ダイサギ、コサギ、クイナ、オオバン、オオタカ、コゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、アオジ

2020年11月15日

天候 晴 出会った人達 8名

紅葉、黄葉、真っ盛り。朝方はちょっとヒンヤリでしたが、スタートする頃には、爽やかな秋晴れといった感じの陽気に。

鳥達も、気持ちの良い陽気に誘われたのか、歩き始めて早々に、シジュウカラ、エナガが入り混じって次々と。

ようやくそれがひと段落付いたかと思うと、今度は、シロハラ、ツグミの団体さんが、今朝到着したばかりといった風情で、目の前の樹林を飛び回ります。毎度、こんなHappyな日ばかりだと調査も楽なんですがw。

その後も、農地コースでは、ハイタカ、ホトトギスに、カシラダカ、ベニマシコが次々と。猫ヶ洞池も、冬ガモこそイマイチでしたが、珍しく、岸辺に止まったミサゴが見つかったり、大出血サービスといった感じで、調査を終えました。

この調子で、冬鳥満載の冬期シーズンになったら言う事なしですが。

出会った鳥達  29種 349羽

マガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、ホトトギス、ミサゴ、トビ、ハイタカ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、ベニマシコ、カシラダカ、アオジ、ドバト

2020年10月18日

天候 曇 出会った人達 10名

雨続きで一挙に冬が来たかのような前日の寒さとは打って変わって気持ちの良い秋の陽気に包まれての調査となりました。

この陽気に誘われたように、メジロ、シジュウカラの群れが始終周りを飛び交う久々に賑やかな調査に。この地で冬越しするのか、渡りの途中なのかは分かりませんが、カケスが何度も声を聞かせてくれて、時には繁みから繁みへと移動する姿も見せてくれました。

農地コースでは、まだ夏鳥のキビタキの姿が見られたかと思うと、森コースではジョウビタキの声が。調査記録外ですが、新池には冬ガモの先陣ヒドリガモも見られたそうで、いかにも渡りの時期らしい調査結果となりました。

猫ヶ洞池から北へ延びる通路脇の芝生地に植えられたキンモクセイがちょうど花盛りで秋の香りを振りまき、秋を満喫して調査を終えました。

出会った鳥達  16種 214羽

カルガモ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ジョウビタキ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ

2020年9月20日

天候 曇 出会った人達 6名

家を出る時は、まだ小雨がパラパラ、調査を始める時にもいかにもまだ降りそうって感じだったんで、傘を持って出発したものの、結局傘は一度も開かなかったという、良かったような良くなかったような空模様。

そんなお天気だったので、鳥達も木陰に潜んで姿を見せず、先月よりも淋しい調査結果に終わりました。このところ、自宅周辺では、ヒヨドリの数も増え、モズの鳴き声も賑やかになって来ていただけに、お天気さえもう少しましならと、悔しさいっぱいの巡り合わせですが、お天気ばかりはどうしようもありません。

わずかに、森コースで、尾根筋からユーカリ林に降りた辺りで、オオタカの声が聞こえたのが、唯一の成果ってところでしょうか。

折角、去年にも増してヨシが広がったのに、相変わらず、猫ヶ洞池では、ベルマウスに音を立てて水が流れ込むような高い水位だったのも、思わずやる気がしぼむような光景ですが、鹿の子公園に繋がる小路の突き当りに一輪のヒガンバナが咲いていて、今まで一度も見た事のない場所だけに、「誰かが持ち込んだんだろうか」と、疑念がむくむくと。

これからは、段々鳥達の動きが活発になるシーズンだけに、これにめげず今後に期待しましょう。

出会った鳥達  17種 157羽

カルガモ、カワウ、アオサギ、コサギ、オオタカ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ

2020年8月16日

天候 晴 出会った人達 5名

再びコロナの感染拡大で、表向きは中止、身内の身でコッソリってスタイルにあっという間の逆戻り新しい方達と出遭う機会がなくなってしまって、残念です。

さて、8月の調査。梅雨明けが8月にずれ込んだおかげで、連日の雨続きから梅雨が明けた途端、連日、37℃、38℃といういじめのような展開の夏となり、この日も、絵に描いたような晴天で、最高気温38℃の予報。決死の調査となりましたが、幸い、この日は湿度が低く、農地コースはたまらない暑さだったかもしれませんが、こちら、森コースと池コースは、木陰の涼しさや池からの風の涼しさで、思ったほどしんどい展開にはならず、やれやれでした。

ただ、鳥達は、この暑さに木陰にこもってしまいなかなか姿を現してくれず、森コースは40年近い調査の中でも記録的な淋しい記録に。ただ、捨てる神あれば拾う神ありとはよく言ったもので、池コースの調査を始めて、ベルマウスの辺りまで来たところ、ベルマウス内に、子連れと思われるハクセキレイの群れを見つけて、見やすい方に回ると、ハクセキレイの周りにバラバラとムクドリの群れ。周りの樹木の上からベルマウスの中に降りたかと思うと、再び飛び木の上に上がったり、10羽ほどの群れで行ったり来たり。話は、それだけで終わらず、それとは別に、ベルマウスの上をグルグル旋回しているものがいて、よくよく見るとイワツバメの群れで、これも、池の奥の方と行ったり来たりではっきりしませんが、大体8羽〜10羽といったところ。

農地コースの記録を見ても、さほどの数の鳥は出ていないので、この日の記録では、このベルマウスの周りの鳥達が「本日のハイライト」といった感じになってしまいました。

この日の記録はさえませんでしたが、猫ヶ洞池のヨシ原は、昨年に比べても一段とヨシの勢いが増した感じが。これで、もう少し池の水位を落としてもらえると、かなり前々の姿に近づくと思うんですが、仕方ありません。

池の水位の方はなかなか配慮してもらえないですが、ハンノキ湿地の方は、連日の猛暑にも拘らず、あまり水位が下がっていません。昨年かなり何本かの大径木を伐採して頂いた事がかなり影響しているような気がするんですが、こちらも、もう少し様子を見て行かないとですね。

出会った鳥達  13種 130羽

カイツブリ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ

2020年7月19日

天候 晴 出会った人達 10名

事前の予報では、「土日は土砂降り」みたいな予報だったはずなんですが、蓋を開ければカンカン照りの夏日。予測はしていたものの暑さ対策十分とは言えず、ちょっと慌てましたが、取り敢えず、飲み物忘れなくて良かった。

今回からは、野鳥の会主催の行事に戻り、わざわざ支部長さんが駆け付けて下さり、コロナ対策のチラシや、アルコール消毒薬まで持って来て頂き、注意点等を説明して頂きました。

こんがり焼き色が付きそうな日差しの中でしたが、葉が繁って姿はあまり見えないものの、コゲラ、シジュウカラ、メジロ等が順番に声をきかせてくれてました。残念ながら、キビタキの囀りは農地コースの方だけでしたが、ウグイスの方は、これでもかって言うぐらい、どちらのコースでもあちらこちらで囀りが聞こえ、改めて、誰か巣のありかを見つけてくれないかなあと、他力本願ですが、願わずにはおれませんでしたね。

オオタカの声も、森コースでは遠かったものの、農地コースの方ではしっかり聞こえたそうです。猫ヶ洞池の方では、こちらもチョイの間でしたが、カワセミが姿を見せてくれました。

せっかく支部行事として再開しましたが、再びコロナウィルスの感染拡大の勢いが増してきたので、今後が心配です。参加者が少なくなって、記録が途切れる時も覚悟しないといけないかな・・

出会った鳥達  17種 119羽

カイツブリ、カワウ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ

2020年6月21日

天候 晴 出会った人達 7名

ちょうど梅雨の狭間にはまってくれて、快晴と言っていいお天気プラス、さほど暑さも気になるほどではなく、調査日和の陽気に

この陽気も幸いしたのか、夏枯れの時期にも拘わらずそこそこ賑やかで、農地コースでは、エナガの巣立ちビナ、森コースの方では、カラスに追い立てられるオオタカの姿が。キビタキも、相変わらず何箇所で囀りが聞こえてましたが、この日一番のメインは、昨年に引き続きやたらにあちこちでウグイスが囀っている事。これで誰かが巣のありかでも見つけてくれたら、正真正銘のビッグニュースになるんですが。

猫ヶ洞池のヨシ原は、また一段と元気が良くなり、ついに道路脇までヨシで埋まるほどの勢いですが、昨年に続き、この時期になってもオオヨシキリの声は聞こえず。やはり、ヨシ原の中をウロチョロする釣り人等が災いしているのでしょうか。もっと小さなヨシ原でも繁殖している例はいくつもあるだけに、残念です。

オオヨシキリも見られず、バンも気配がなかったですが、この日は、カイツブリの若っぽい個体が1羽、ベルマウスの脇で繰り返し潜る姿が確認できました。ここで生まれた個体だったら嬉しいんですが。

出会った鳥達  19種 174羽

カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、オオタカ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、カワラヒワ

2020年5月17日

天候 晴 出会った人達 7名

お天気は4月に引き続き快晴。暑からず寒からずの爽やかな陽気で気持ちよく歩けたのですが、いかんせん、春の渡りもかなり終盤で、大半の種は渡った後、メジロ、シジュウカラ等は繁殖に忙しくてなかなかこちらと遊んでくれる暇がないって感じで、チョロチョロ声が聞こえるのみ。

ただ、救いは、ホトトギスの声が聞こえたのと、農地コースの方では、クロツグミの囀りが聞けたそうです。もう一つ期待していたサンコウチョウも、「鳴いてましたよ」という話は聞かせてもらったんですが、あいにく話だけに終わってしまって記録外(残念!!)。

カラス達が大変賑やかでしたので、既に繁殖が終わって、ヒナ達が親を読んでいた声かも。猫ヶ洞池に1羽だけいた水鳥のカルガモさんも、自宅に帰って写真をよく見ると若鳥っぽい羽の感じなので、あれも今年生まれのヒナだったかも。

さて、これからは夏枯れの季節が続きますが、今年の夏はどんな感じですかねえ。コロナウィルス対策でマスクが手放せない状況なんで、お手柔らかに願いたいですが。どうなりますか。

出会った鳥達  14種 131羽

カルガモ、ホトトギス、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、クロツグミ、スズメ

2020年4月19日

天候 晴 出会った人達 3名

お天気は上々だったんですが、ちょい風が強かったせいか、既に繁殖でこちらに愛想振り撒いてくれる暇がないのか、メジロ、シジュウカラ等のレギュラー組は数が少なかったですが、代わりに、センダイムシクイ、コマドリ、オオルリ等の夏の渡りの皆さんが揃い踏みで、終わってみれば、なかなかの調査結果でした。

去年に引き続き、ウグイスがたくさん囀っているのも気になります。去年みたいに、夏中いてくれるんでしょうか。

コロナウィルス対策で、3月に引き続き支部としては休止、こちとらは、記録を途切れさせないよう、有志だけでの実施って形になってまして、4月は、3名での実施でしたが、これから、5月、6月と、どうなって行きますか。厄介な相手だけに、先が読めません。

出会った鳥達  27種 176羽

カルガモ、コガモ、カワウ、アオサギ、オオタカ、コゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、センダイムシクイ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、コマドリ、オオルリ、スズメ、カワラヒワ、シメ、アオジ、ドバト

2020年3月15日

天候 晴 出会った人達 15名

前日の「猫ヶ洞池ヨシ原再生活動」は、11回目にして初の雨の中での活動となってしまいましたが、一夜明けてこの日は、穏やかなお天気の中、何度かウグイスの囀りが聞こえたり、農地コースの方では、桜の花が何輪か開いていたりして、早くも、季節は春モード。

暖かな陽気も幸いしたのか、レギュラー組の小鳥達も、早くも繁殖モードに切り替わった雰囲気が臭ってきた一方で、森コースの最後には、アカゲラの声が聞こえたり、水位の戻った猫ヶ洞池では、マガモやコガモの姿が残っていたり、数は少なくなったものの、まだ、冬鳥達の姿も。

この日の賑わいに花を添えるべく、森コースでは、レンジャクの群れが、猫ヶ洞池では、カワセミが、姿を見せてくれました。

出会った鳥達  20種 194羽

カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、コゲラ、アカゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ヒレンジャク、ムクドリ、シロハラ、スズメ、アオジ

2020年2月16日

天候 雨 出会った人達 5名

朝から夕方まで、ずっと開いた傘マークが並ぶお天気予報でしたが、予報通り本降りのお天気の中、4羽、5羽と群れになったヒヨドリが並木の梢をかすめるように、次々と飛んで行くシーンで調査が始まりました。完全に渡りモードの飛び方で、普通雨降りの日にはあまり見えない光景ですが、何が気持ちに火をつけたんでしょうか。

その後も、雨のお天気で、あまりしっかり姿は確認できなかったものの、一通り日頃見慣れている連中は、登場してくれて、森コースの終わり頃には、オオタカの声も確認する事ができました。猫ヶ洞池は、この冬の暖かさに加えて、池干し状態が続いていた事もあり、冬ガモの姿が、めっきり少なくなっていましたが、何故か、カワウだけはいつもの倍近い、6羽が羽を休めておりました。

年明け、あまり雨が降らず、ハンノキ湿地も、水位が低いままなので、雨は嬉しい面もあるのですが、暖かい冬で、冬鳥の到着が遅かった上に、引き続き暖かい日が続いて、北帰行も早まりそうなので、3月までどのくらい残っていてくれるのかが、少々気になるところですな。繁殖が始まる時期も、早まりそうなので、来月は、巣作り中の鳥達が、見頃になるかもね。とまた、くだらない事を・・

出会った鳥達  28種 258羽

ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオタカ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、アオジ、ドバト

2020年1月19日

天候 晴 出会った人達 11名

相変わらず、冬鳥少ないですが、この日は、1月半ばとは思えないくらい穏やかな陽気だったのが幸いし、いきなりアカゲラが登場。皆で姿を眺める幸先のいいスタート。その後も、何度もメジロの群れに遭遇、この冬、影の薄かったシロハラも、声だけですが繰り返し登場。来ているという話だけで、なかなか記録に入らなかった、キクイタダキも、いつもの展望広場でようやく姿を見る事が出来ました。

池干し状態で冬ガモの姿が少ない猫ヶ洞池でも、マガモの群れの中に、トモエガモが1羽混じる幸運が。早くも、今年中の運を使い果たしたのでなければいいのですが。

今年に入って、またまた降水量がかなり少なく、ハンノキ湿地の水量がちょっと心配な状態。湿地周囲のコナラの大径木を、かなり何本も伐採して頂いたので、その効果で、湿地が干上がるのを食い止めてもらっているんだったらいいですけどねえ。

出会った鳥達  28種 295羽

マガモ、トモエガモ、カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、オオバン、オオタカ、コゲラ、アカゲラ、モズ、カケス、ハシブトガラス、キクイタダキ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、カシラダカ、アオジ

2019年12月15日

天候 晴 出会った人達 13名

11月に引き続きお天気に恵まれた中での調査でしたが、あいにくなかなか気温が上がらず、森コースの調査が終わる頃になってようやく、やや暖かくなり、鳥達の声が賑やかになり、ルリビタキの囀りと、アカゲラの声が立て続けに。もうちょっと早めに気温が上がってくれると良かったんですが、お天気だけは、ままになりません。

農地コース組は、帰り道、噂話だけでなかなか登場しなかったキクイタダキに遭遇。しかし、こちらも、調査終了後なので、記録には入らず、思わず「もったいない」の声が漏れるほど。

猫ヶ洞池は、ほぼ池干し状態で、冬ガモの数も少な目。それでも、こちらも終わり近くのヨシ原のブッシュの中で、アオジ、カシラダカが、集団で登場。ウグイスもオスメスの大きさの違いが比べられるほどの距離で揃揃い踏み。ようやく最後になって、ちゃんと鳥を見た気になれました(笑)。

ハンノキ湿地周りで、かなり太めの樹木を伐採して頂いたんですが、何せ、降水量がめっちゃ少なく、湿地の水も少な目で、効果のほどは、もうしばらく様子を見ないと分かりませんな。多少、水量が安定してくれるといいんですが。

出会った鳥達  24種 213羽

マガモ、コガモ、キジバト、カワウ、ダイサギ、オオバン、コゲラ、アカゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カシラダカ、アオジ

2019年11月17日

天候 晴 出会った人達 12名

快晴ながら、相変わらず、朝はかなり冷え込むのに、お昼近くになると、上着の邪魔くさくなる1日の気温差の激しいお天気。紅葉も、気の早いトウカエデの葉が赤くなっているのが目に付く程度で、猫ヶ洞池の脇のイチョウの葉っぱなんて、まだ青々してるぐらいなんで、まだ全然冬鳥ってムードじゃなくて、案の定、アオジの数が、めっちゃ少なかったりするんですが、この日は何故か、早々とツグミが登場したり、渡りの時期が過ぎるとパッタリ姿を見せなくなるカケスが、何故かけっこう残ってたりで、今年の冬鳥が多いのか、少ないのかは、もう少し季節が進まないと分からない感じ。

猫ヶ洞池は、今年も千種台川の補修が行われる関係で、既にかなり水量少な目。ベルマウスの北側には、広い干潟が出来てました。

今のところは、冬ガモ、そこそこ数が集まってますが、これからもっと水量が減っちゃうと、どうなりますかねえ。来年も、同じく、千種台川の補修が行われる可能性があるので、それだけ水の少ない年が続くと、今後の冬ガモの数や、種類の変化がちょっと気になります。

出会った鳥達  30種 369羽

ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、キジバト、カワウ、アオサギ、オオバン、オオタカ、カワセミ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アオジ、ドバト

2019年10月20日

天候 曇 出会った人達 12名

一応、「天候 曇」となっているものの、青空も覗いており、最低気温18℃、最高気温が28℃という落差の激しい1日だった割に、調査中は、暑くもなく、寒くもない調査日和という不思議な日でしたな。

ちっとも寒くならない影響で、冬鳥の方はサッパリ。冬鳥らしい冬鳥と言えば、猫ヶ洞池のヒドリガモと、農地コースで何羽か出たカケスぐらい。代わりに目立ったのが、上空を旋回するノスリ。残念ながら自分達森コースの方では、1羽しか確認できなかったものの、農地コースの方では、計7羽がタカ柱を描いてくれたそうで、文句なしに一番の目玉となりました。

秋が、こんなに暖かいと、冬鳥がどれくらい来るのかが気になりますが、残念ながら、その辺りは、もうしばらく状況を見てないとハッキリしません。ヤキモキというか、楽しみというか・・。

出会った鳥達  22種 231羽

ヒドリガモ、カルガモ、キジバト、カワウ、ミサゴ、ノスリ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ドバト

2019年9月15日

天候 晴 出会った人達 10名

朝は、それなりに涼しく、セミの声も、クマゼミからツクツクボウシに主流が変わったものの、昼頃の気温は、まだまだ真夏と変わらない暑さ。

実際、自分の回った、森コースや池コースの方は、鳥達の動きも夏場と変わりない感じだったんですが、水場の多い農地コースの方では、サンショウクイが群れで登場。他にも、センダイムシクイやコサメビタキの姿も見られたようで、全体としては季節を感じさせる調査結果となりました。

どうも、このところ、こういった渡りの鳥達の動向では、水場の豊富な農地コースの方が分がいいようです。樹林の整備というと、様々な意見が出て、なかなか集約が難しいのですが、もう少し、水場の保全だったり湿地の保全とかを、前面に出してくれるといいと思うんですがねえ。

出会った鳥達  20種 127羽

カルガモ、キジバト、カワセミ、コゲラ、サンショウクイ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、センダイムシクイ、メジロ、ムクドリ、コサメビタキ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ドバト

2019年8月18日

天候 晴 出会った人達 10名

最高気温37℃。ウンザリするようなお天気の中の調査。

真夏が延々と続いている感じでしたが、それでも、7月には、主役然としていたクマゼミの存在が、少々かすんで、代わりにツクツクボウシが、「主役は俺だぜ!!」って感じで声を響かせていたんで、少しずつは季節が進んでいるようです。

ただ、「そうは言っても、この暑さだから・・」って感じに鳥達はサッパリで、まあ、繁殖が終わって、羽が抜け替わる途中って鳥が多く、無理はないんですが、ひたすら僅かな気配を探して猛暑の中を歩き回り、ようやく、最後の最後、猫ヶ洞池で、同情したのか、カワセミがチラリと姿を見せてくれて、ようやく、何となく鳥を見た感じにw 。

台風の通過直後だったからか、久々に、ハンノキ湿地の水が音を立てて調整口に流れ込んでたのも、まあ、鳥とは別に嬉しかったですな。

これで、ようやく夏枯れの時期脱出という感じですが、さて、今年の秋の渡りはどうなりますか。

出会った鳥達  12種 100羽

キジバト、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、スズメ、セグロセキレイ、カワラヒワ

2019年7月21日

天候 曇 出会った人達 9名

まだ、梅雨も明けず、猛暑が襲来する前で、さほどの暑さでもなかったんですが、逆に湿度の方はやたらに高いせいなのか、けっこう歩いていると、体力消耗しましたな。まあ、夏枯れも、一番底の時期で、鳥達があまり出てこないのを記録しているような調査なので、よけいにって面もありますがw

鳥の数が少ない上に、葉が繁って姿もロクに見えず、猫ヶ洞池の水鳥がカワウだけって言うのも、淋しさに拍車をかける感じだったのですが、森コースの方で、キビタキの巣立ちビナっぽい子達が登場したのも嬉しかったですが、農地コースの方の何箇所かで、未だにウグイスの囀りが聞こえたっていうのは、当調査の歴史の中でも、記憶にないトピックですな。そのうち、巣立ちビナを目にするとか、ヨシ刈りの時にでも、巣が見つかったりしたら、それこそ大ニュースなんですが。

梅雨も終盤という事もあってか、ハンノキ湿地で、音を立てるほど、溢れた水が排水口に流れ込んでいたのも、久々の事で、うれしいニュースでした。

出会った鳥達  17種 156羽

キジバト、カワウ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、セグロセキレイ

2019年6月16日

天候 曇後晴 出会った人達 8名

曇りのち晴れといったお天気ながら、終始強い風が吹きまくり、鳥見としては最悪のシチュエーション。何が嫌かと言って、鳥を見る時には、風が一番の天敵。お天気はどうでも、風が吹き始めると、途端に鳥達、姿が少なくなっちゃいます。開始早々は、風が冷たくて、一枚羽織りたかったぐらいなんですが、途中から日が射し始めると、今度は、逆に一枚脱ぎたくなるほどで、こちらも最悪の条件でしたな。

案の定、ただでさえ夏枯れの始まる時期なのに、このお天気で、何箇所かでキビタキが囀り、農地コースの方ではウグイスが囀っていたぐらいで、後は目立った成果なし。猫ヶ洞池の方も、一縷の望みだった、オオヨシキリもカイツブリも姿なし。

オオヨシキリの姿がないのは、ほんと淋しいですねえ。やはり、度々、立ち入り禁止、釣り禁止のはずのヨシ原の中に入って、釣り竿をふるう輩が、度々現れたのが嫌われたんでしょうか。この手の連中は、駆除する手立てが思いつかないのでねえ。ほんと、厄介です。

出会った鳥達  13種 141羽

ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ドバト

2019年5月19日

天候 晴 出会った人達 13名

先月が、夏鳥テンコ盛りだっただけに、ツバメの他には、キビタキが囀っている程度で、ウグイスは居残っているものの目ぼしい渡り鳥は見当たらず、葉が繁っただけに、パラパラと現れるシジュウカラ、メジロ等も、姿を確認するのは至難の業。せめて、ひらひらと飛ぶトケン類が、鳴き声聞かせてくれたら言う事なかったんですが。

猫ヶ洞池の方も、何故か、コガモが1羽居残っていたものの、期待していたオオヨシキリは、まだ気配なし。早くも「夏枯れ」って言葉がちらつきます。

ハシブトガラスなんて、もう、ヒナ連れの集団が鳴きかわしているような雰囲気でしたから、マジ、季節の進行が早過ぎる感じ。

ハンノキ湿地は、水はあるものの、かなり心配な感じ。梅雨入りまでは、こんな感じが続くんですかねえ。去年みたいに、台風、洪水で帳尻合わせるような事にならなきゃいいんですが。

出会った鳥達  20種 147羽

カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、セグロセキレイ、カワラヒワ

2019年4月21日

天候 曇 出会った人達 18名

天気も薄曇りで日差しがなく、快晴と言うわけでもなかったんですが、たまたま、夏鳥達の動きと、タイミングがドンピシャだったんでしょうねえ。キビタキ大放出、大バーゲンって感じで、あちらでもこちらでもキビタキの声が聞こえる上に、間に、エゾムシクイやセンダイムシクイ、イカルにシメ、サンショウクイ、コマドリ等が入れ替わり立ち替わり美声を聞かせてくれて、「盆と正月が一緒に来たよう」って言うのは、こういう事を言うんですかねえw

けっきょく、集計したところ、ヒヨドリの数より、キビタキの数の方が多かった。こんな経験初めてですわ。この日が初参加だった若い兄弟、ビギナーズラックもいいとこでしたなあ。

後は、天候が心配ですな。去年は、長く日照りが続いたかと思うと、途中から一変して、雷雨、豪雨のオンパレードで、繁殖する鳥達には厳しい条件でしたが、今年は、順調に子育てできるような天候になって欲しいもんです。

この少し前には、谷戸のヨシ原から、根っこの付いたヨシ100株ほどを、猫ヶ洞池まで運び、キショウブを引っこ抜いた後に植えるという初の試みも行いました。来月は、こういった活動が実って、また、オオヨシキリの夫婦が来てくれる事を祈っておりますが、どうなりますか。

出会った鳥達  31種 186羽

カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオタカ、コゲラ、サンショウクイ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エゾムシクイ、センダイムシクイ、メジロ、シロハラ、アカハラ、コマドリ、キビタキ、オオルリ、カワラヒワ、ウソ、シメ、イカル、アオジ、ドバト

2019年3月17日

天候 曇後雨 出会った人達 13名

今年度は、最後までお天気に恵まれず、この日も、日の射さない寒〜いお天気で、森コースはお天気のまま寒い内容で終わっちゃったんですが、幸い、猫ヶ洞池の方は、千種台川等の点検の余波がまだ続いていて、干潟が広く広がり、アオサギ、ダイサギのサギの仲間に、ツグミ、ムクドリ、キジバト等が集まり、非常に賑やかで、この時期には珍しく、アカハラのおまけまでついて、何とか帳尻があった感じで、調査を締めくくる事が出来ました。(それ以外に、人の珍鳥も顔を見せてくれたりして、それが一番うれしかったりw)

久々に、ハンノキ湿地に水が戻っていてほっと一息ついた感じ。こちらの方も、猫ヶ洞池のヨシ原以上に問題山積みなので、どんな事が出来るか、現在模索中。

昨年は、鳥達の繁殖にも厳しい天候が続きましたが、今年の春は、どんなお天気になりますか。取り敢えずは、水不足が一番の心配でしょうか。

出会った鳥達  25種 220羽

マガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ

2019年2月17日

天候 晴 出会った人達 12名

スタートした時には、気温もまずまずで、風もなく、いきなりメジロの群れに遭遇したり、コース脇の歩道で餌を探すシロハラの姿が眺められたり上々の滑り出しだったんですが、二手に分かれてキラニン通りの坂を上がって行くうちに、風が出てきて、ピタリと鳥の声が静まっちゃいました。(農地コースの方は、谷筋で、さほど風の影響もなく、ルリビタキ、ジョウビタキが出たり、エナガの群れが出たり、けっこう賑やかだったらしいんだけど、こちらは尾根筋延々と続きますからねえ。)

こちら、森コースの一番のハイライトは、ちょいと地味ですが、ユーカリ林のモミジバフウの周りに集まってた、30羽ほどのカワラヒワ。地面に落ちたモミジバフウの実を盛んに啄んでたのを、しばらく皆で楽しみました。

ハンノキ湿地は相変わらずカラカラ。これだけ干上がった状態が続いては、最早湿地とは呼べず、この湿地を頼りに生息している生き物や植物達は絶滅しちゃいますから、育ち過ぎた大木をある程度間引きする等、市の方にお願いしたいんだけど、周りの抵抗が激しいんでねえ。

千種台川の点検のための水抜きが進行して、猫ヶ洞池は、大きく干潟が広がった状態になってて、カモ達は、水際に少数が固まってましたが、カイツブリは、かえって餌を獲るのに都合がいいのか、7羽も固まって泳いでました。このまま、3月の終わり頃まで干潟が広がっていれば、イカルチドリ辺りがやってきそうですが、残念ながら点検工事の方は2月中に終わる予定で、何とか、私達のヨシ原再生活動の日までは、あまり水位を上げないようにお願いしているぐらいなので、これはちょっと期待薄(残念)。

出会った鳥達  29種 267羽

マガモ、トモエガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ダイサギ、コサギ、ミサゴ、トビ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、アオジ

2019年1月20日

天候 雨時々曇 出会った人達 3名

あいにく、雨が降ったり止んだりのお天気

人も少なく、鳥達も少なくて、それだけなら、「ま、こんな日もあるさ」で済んだんだけど、こんな日に限って、最近めっきり姿を見る機会の減ったカケスが何羽も小道の上空を横切って、繁みから繁みへ飛ぶところが見えたり、猫ヶ洞池の方では、カンムリカイツブリがこんな天気でなけりゃそこそこの写真が撮れそうな距離を泳いでいたり、歯ぎしりするような場面が度々。ほんと、間の悪いお天気。

雨が降っているとは言え、降水量は大した事なくて、ハンノキ湿地は干上がったまま。長期予報見ても、しばらくはまとまった雨は期待できそうもなく、湿地の生き物達が気になります。

猫ヶ洞池の方は、やや水量が減ってきましたが、こちらは、暗渠で猫ヶ洞池と新池を結ぶ千種台川の点検のため。こちらも冬ガモの集まってる季節だというのに、しばらく極端に池の水が減るので、そちらも気になるところです。

出会った鳥達  23種 230羽

マガモ、カルガモ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、カワセミ、コゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、アオジ

2018年12月16日

天候 晴 出会った人達 12名

お天気は上々で、スタート早々カラの群れに出遭う等、出足は上々だったんですが、寒過ぎたのと、冬鳥がまだまだって感じで尻すぼみに終わりそうな展開で森コースを修了。

ところが、猫ヶ洞池に着く頃には気温が上がってきて、カモ類はイマイチだったものの、何年かぶりかでバン登場。その後も、カンムリカイツブリ、カワセミ、当地では出遭う機会の少ないキセキレイと、矢継ぎ早に姿を見せてくれた上に、最後の最後に待ちかねたツグミが登場。終わり良ければ…を絵に描いたような展開となりました。

鳥の方はまずまずだったものの、この時期にきて、ハンノキ湿地がカラカラに干上がってしまいました。

少しでも湧水を増やそうと、周りの樹林をコツコツ間引いたりしているのですが、やはり、ある程度大径木を切り倒さないと、効果はイマイチな雰囲気。そんなでかい木を切り倒すには、市の方で重機入れてもらったりする必要があるんだけど、そんな予算は通りそうにないのでねえ。頭が痛いです。

それにしても、ようやく真冬って感じの陽気になってきましたが、冬鳥の本格的な登場は、年明けを待たないといけない事になっちゃいましたなあ。

出会った鳥達  28種 315羽

マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、コサギ、バン、オオバン、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、アオジ、ドバト

2018年11月18日

天候 晴 出会った人達 17名

毎年、11月と言えば、種数も鳥達の数も1年のピーク。調査地を歩いていると、何分かおきに上空を通過するビンズイの声が聞こえたり、ツグミ類の群れがいくつも飛んで行くのを眺めたり、というのが恒例になっていたので、この日のようにお天気がいいと、鳥見人(トリミニスト)としては、つい期待してしまうのですが、残念ながら、今は、特に今年は、季節の進行具合が全く違います。イロハモミジの紅葉もまだまだといった状態では、冬ガモの数もまだまだ少ないし、冬鳥と言っても、ジョウビタキ、ルリビタキに加えて、わずかな数のアオジが見られる程度。

ただ、東山植物園の探鳥会では、キクイタダキの群れが出たそうなので、今後季節が進めば、当地でも、もう少し冬鳥達の賑やかな様子が見られるかもですが。

今年は、猫ヶ洞池の水量も、以前多いままで、このままの水量で、3月のヨシ原再生活動を迎えちゃうと、ちょっと困るんですが、こちらの方も、今後の変化を見ていくしかないですなあ。

出会った鳥達  21種 489羽

マガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、オオバン、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、カシラダカ、アオジ

2018年10月21日

天候 晴 出会った人達 10名

さほど風もなくこれ以上ないくらいの好天。しかも、渡りの時期の10月なので、色々期待はあったものの、種数はともかく観察個体数はイマイチだったかな。

数はイマイチだったけど、キビタキあり、ジョウビタキあり(どちらもメスタイプだったのが…ですが)、当地では久々となるトビが上空舞ってくれ、農地コースの方では、これに加えて、ノスリやツツドリも出たという、なかなか中身の濃い調査結果となりました。

猫ヶ洞池の水鳥は、ようやくマガモが2羽見えただけで、こちらの方は、今しばらく時間が必要な感じ。

今日の結果で、まだ今年の冬鳥達がどうなるかは判断できませんが、気象庁によると「暖冬傾向」みたいなんで、ちょっと微妙かな。やはり、冬鳥は、そこそこ冷え込まないとねえ。

猫ヶ洞池は、今年も10月半ばにも拘らず水量満タンのままで、こちらも「何とかならんかな」って話ですが、ヨシ原が広がるのを期待して何本か立木を伐採してもらった辺りに、9月の台風ででっかい木が根元から倒れて寝転がっている状態で、これもどうしたらいいのかねえ。

なかなか、思ったようには行きませんなあ。

出会った鳥達  23種 216羽

マガモ、カルガモ、キジバト、カワウ、ツツドリ、トビ、オオタカ、ノスリ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ジョウビタキ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、ドバト

2018年9月16日

天候 晴 出会った人達 13名

大干ばつの帳尻合わせか、秋雨前線が居座って、来る日も来る日も雨ってお天気が続いてましたが、この日は一変して快晴までは良かったんだけど、夏の暑さもちゃんと戻ってきて、暑いわ、やたら蚊は多いわで、なかなか大変な1日でした。

鳥さん達も、相変わらず、イマイチでしたが(何せ、ちらほら気配は感じても、ツクツクボウシの声が賑やか過ぎて、聞き取れない)、お目当ての、渡り途中のコサメビタキはバッチリゲット。おまけに、ヤブサメの姿もちらりと見る事ができて、歩き損だけは免れました。せっかく初参加の、犬山から遠征してきたお子さん達には、少々申し訳なかったですが。

雨上がりとて、キノコだけはたらふく見る事が。

先の台風の威力が凄すぎて手が回らないのか、まだあちこちで倒木が目立ちましたな。その割にハンノキ湿地は水量大した事なくて、水量不足を早く何とかしないと・・

出会った鳥達  13種 181羽

カルガモ、キジバト、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ヤブサメ、メジロ、コサメビタキ、キビタキ、スズメ

2018年8月19日

天候 晴 出会った人達 14名

朝、集合している段階じゃ、かなり涼しかったんだけど、その後、歩いているうちにグングン気温が上がり、森コース終わって、猫ヶ洞池に移動した頃には、けっこうな暑さに。

大半の鳥達は、子育てもひと段落して、羽の生え変わる時期に入ってしまい、夏枯れも極まる時期で、種数、個体数ともに淋しい状況でしたが、この日は、尾根筋を出て、ユーカリの林に降りる前後に、運よく、南へ帰る途中のエゾビタキの姿が見られてラッキーでした。

ずっと雨が降らず、酷暑、猛暑が続いて、カラカラに干からびていたところに、ここ数日、雷雨等でそこそこは雨が降った気がしていたんですが、気になってたハンノキ湿地は、まだまだ水量が淋しいまま。一方の猫ヶ洞池の方は、さして水位が下がっておらず、ボチボチ色の変わり始めたヨシが目立って、二重にがっくりではありました。

出会った鳥達  16種 233羽

キジバト、カワウ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、エナガ、エゾムシクイ、メジロ、ムクドリ、スズメ、セグロセキレイ、ドバト

2018年7月15日

天候 晴 出会った人達 10名

まだ、梅雨明けも半信半疑といった感じの日から、いきなり、盛夏の酷暑に切り替わった感じの日で、参りましたなあ。

鳥達も、暑さにウンザリだったのか、なかなか繁みの奥から出てきてくれず、森コースの方で、まともに姿を見せてくれたのは、強風も、豪雨も、この日のような酷暑も、ものともせず、元気に飛び回ってるツバメ達と、スタート直後と、ボチボチ調査終了ってタイミングで、登場してくれた、コゲラぐらい。猫ヶ洞池の方では、ベルマウスの周りを餌を探して飛び回る、ハクセキレイ達が姿を見せてくれましたが。

この日の成果は、そこではなくて、久しく姿を見せてくれなかったカイツブリの声が聞こえた事と、こちらも声だけの登場でしたが、まだ、オオヨシキリが居残っていてくれたのを確認できたところ。

カイツブリの方は、今更、繁殖は、期待できませんが、オオヨシキリは、今年こそ、巣の確認が出来たらいいんだけどねえ。

猫ヶ洞池は、相変わらず、この時期に尚、ベルマウスに水が流れ込んでいる状態。

今年も、生育期の間に、池の水位を下げてもらう事は期待薄で、つい溜息が。

出会った鳥達  13種 126羽

カイツブリ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、オオヨシキリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ

2018年6月17日

天候 晴 出会った人達 13名

6月の割に快晴のお天気で、蒸し暑さも感じず、爽やかさなお天気

それに比例して、鳥達もわんさか顔見せてくれると良かったんですが、あいにく、渡りの方ばかりじゃなくて、繁殖の方も、かなりのハイペースだったようで、子育て終わって一息ついてる鳥達が多いのか、わずかにキビタキの囀りが目立った程度。森コースの最後は、かなり近かったので、もう少しちゃんと姿が見られると、良かったんですが。

ただ、先月姿の見られなかったオオヨシキリは、鳴き声と共に、辛うじて2羽の姿を確認。1羽幼鳥っぽい個体も見かけたので、いっそ、もう1羽、2羽、姿が見られたら、久方ぶりの繁殖確認となったのですが、残念ながら、そこまでには至らず。

今後の課題となりました。

出会った鳥達  20種 131羽

カルガモ、キジバト、カワウ、バン、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、オオヨシキリ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、セグロセキレイ、カワラヒワ

2018年5月20日

天候 曇後晴 出会った人達 13名

朝方は、雲が広がり、やや肌寒さも感じる陽気だったのに、途中から青空が広がり、今度は暑さを感じるほどで、つい、「気象庁、ええかげんにせい!!!」と言いたくなるようなお天気。気象庁に文句言っても仕方がない、ええ、分かっちゃいるんですが。

暑かったり、一変、ひんやりしたり、日替わりランチのお天気だったものの、渡りのスピードが早過ぎる事もあって、さほど目の覚めるような出遭いもなく、すっかり葉が繁ってしまって、1羽、2羽と出てくるシジュウカラ、メジロ等も、なかなかバッチリ姿を拝める機会は少なく、イマイチ淋しい調査結果。ここ2〜3日、自宅周辺では、ホトトギスの声を度々耳にしていたので、ちょっと期待していたんだけど、この日は気配なし。

悔しいのは、猫ヶ洞池ヨシ原で、私が県の調査で回った翌日、オオヨシキリが確認されたのに、この日が来る前に立ち去ってしまって、どちらの記録にも入らなかった事。その内、別の個体が現れてくれて、今度は、繁殖してくれる事に期待を繋ぎましょう。

出会った鳥達  17種 157羽

カルガモ、キジバト、カワウ、オオタカ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ

2018年4月15日

天候 曇時々雨 出会った人達 8名

事前の予報では、嵐の中を鳥の気配を求めてウロウロって可能性大の感じだったものの、「おいっ!!新年度のスタートからそれはねえだろ!!!」と文句を言ったのが効いたのか、家を出る時点で一応雨は降り止み、傘をさす事なく調査を行う事ができました。

渡りの時期に入ってこの天気って事で、種数はともかく、鳥の数はかなり少な目だったんですが、何事も裏と表が。逆に、このお天気が幸いして、日頃は、早朝しかあまり囀らないコマドリの声を間近に聞く事が出来て、森コースの終わりの方では、一瞬でしたが、小道を挟んだ繁みから繁みに飛び移る際の一瞬ではあったものの、姿も確認。レンガ色までしっかり見る事ができて、一同大満足。調査そのものは、さっぱりだったのに、単純なもんです(笑)。

3月に、ヨシ刈り、ゴミ拾いを行った猫ヶ洞池では、芽吹いたばかりのヨシが、既にかなり育ってましたが、昨春あまりにも水量の多過ぎた影響で、酸欠で根がせり上がった株が目立ちます。今年は、もう少し、水量を控えてもらって、苗植えぐらいできるといいのですが。

出会った鳥達  28種 259羽

ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、コゲラ、アカゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、センダイムシクイ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、コマドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ、ドバト

2018年3月18日

天候 晴 出会った人達 18名

3月後半とは言え、冷え込みの厳しい日もけっこうあるんですが、この日は、春を通り越して夏に近い陽気に。

鳥達の方では、先月に引き続き、キクイタダキ登場。今回は、見やすい場所で、羽繕いをしてくれるサービス精神旺盛な個体がいて、一瞬、名前の由来のキク(頭頂の黄色い部分)が見られた時は、みんなから歓声が。

声だけの登場でしたが、オオタカ、アカゲラに混じって、アオゲラの声まで聞こえて、なかなかに賑やかでした。これで、夏鳥のはしりのツバメの姿が拝めたら、言う事なかったんですが、ま、それは贅沢というもの。

エナガ、シジュウカラ、メジロ等は、早くも繁殖モードに入っているのか、数の大きな群れには出遭えなかったものの、何度も姿は見せてくれましたが、猫ヶ洞池の方では、暖かい陽気のせいか、冬ガモ達が激減。季節の移り変わりを感じさせられました。

出会った鳥達  30種 206羽

ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、オオバン、オオタカ、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、アオジ

2018年2月18日

天候 晴 出会った人達 13名

予報の段階では、「気温低めだけど、スッキリ晴れてよさそうな天気」程度に考えていたんですが、いざ当日になると、いきなり「さむっ!!!」と声も漏れる陽気で、読みの甘さを痛感させられました。おまけに、途中からは風も出てきて、「さむっ!!!」の後に「死ぬっ!!!」が加わって、鳥の調査としては最悪に近い条件に。

案の定というか、調査の結果もかなり寒い内容で、2月だというのに、いつもは4〜5枚使う森コースの調査用紙が、1枚で調査が終わりかねない淋しさの上に、30年を超える調査で初めて、森コースのカウントでシジュウカラが1羽も記録なしというおまけ付き。

ただ、この辺りが複雑なところで、調査全体の記録自体はそんな感じだったんですが、一点豪華主義と申しましょうか、キラニン通りの坂の途中でキクイタダキの群れに遭遇、ユーカリ林の脇の坂の終点辺りでは、ルリビタキが少し離れてオスメス揃って登場。猫ヶ洞池では、珍しくヨシガモの姿が見られた上に、帰り道、えらく間近でじっくりと餌を待ち構えるところを観察したりで、調査を離れた鳥見人個人としては、けっこう満足って感じの1日に。

さて、3月10日第2土曜は、年に一度のヨシ原再生活動。この日も、ヨシのついでに伐採して欲しい樹木に黄色いテープで印が付いているのを説明したりしましたが、うまく晴れて、たくさん人が集まってもらえると嬉しいんですが。

出会った鳥達  32種 196羽

マガモ、コガモ、キジバト、コサギ、オオバン、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、シロハラ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ、ドバト

2018年1月21日

天候 晴 出会った人達 19名

事前の予報では久々にドンピシャの鳥見日和になりそうな感じだったんですが、ま、実際にはさほどでもなかったです。

初参加の方達の中に、ベニマシコ狙いの方1名、「一度アカゲラの姿を見てみたい」とおっしゃる方1名。それぞれ、見られる確率の高そうなコースに別々に分かれて参加。こういった方がみえると得てして、「この日に限って出なかった」ってパターンも多いのですが、この日はたまたま、お二人とも大当たり。農地コースの方は参加していないのでわかりませんが、森コースのアカゲラの方。ちょい遠い目でしたが、木の幹をぐるりと回って餌を探す姿をじっくり観察でき、満足されたようでよかったです。

エナガ、シジュウカラ等は、まだまだ冬の大きい群れに何度か出遭っておかしくない時期、特に、メジロ辺りは、この時期、一番群れが大きくなる時期のはずなのですが、既に群れがばらけかけている感じで、姿は何度も見るものの、あまり大きな群れには出遭わず仕舞い。それでも、葉が落ちて観察しやしくなっているので、姿はしっかり観察できましたが。

出会った鳥達  31種 330羽

ヒドリガモ、マガモ、コガモ、キジバト、カワウ、コサギ、オオバン、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、カワラヒワ、ベニマシコ、アオジ

2017年12月17日

天候 晴 出会った人達 11名

お天気は良かったものの、めちゃくちゃ寒くて、スタート後しばらくしてからお日様が雲に隠れて鳥達の動きがパタッと止まってしまった時は「おい、今日も外れかよ!」っと絶望的な気分に陥りましたが、幸い、間もなく日差しが戻り、葉の落ちて見通しのよくなった木々の間をエナガ、シジュウカラ、メジロ等の群れが飛び回るシーンを何度も見る事ができたり、ユーカリ林のモミジバフウ周辺では30羽前後のカワラヒワの群れ、猫ヶ洞池の方では、水際で餌を探すイカルチドリとか、何れもじっくり姿を見られて、さほど特筆するような種こそ出なかったものの、まずまずの鳥果となりました。

ツグミはけっこう早い時期から声が聞こえたり姿を見つけたり、この日の農地コースでは、ベニマシコも見えたようなのですが、シロハラとアオジの数が淋しいほどに少なく、全体に冬鳥の賑わいはイマイチ。ウソの声は聞こえたし、キクイタダキの姿を見た方もみえるようなので、年明けには少しは状況が良くなってくれると嬉しいですが。

ヨシの生育期にはあれほど水位の高かった猫ヶ洞池ですが、冬ガモの訪れるこの時期になって、やけに水位が下がり、干潟状になった水際に酸欠で根のせり上がったヨシの塊がいくつも目に付いて、少々切ない気分に。せっかく、毎年ヨシ刈り等の再生活動を続けているんだから、次の春こそは、もう少し何とかしたいですがねえ。

出会った鳥達  33種 331羽

ヒドリガモ、マガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、オオバン、イカルチドリ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ベニマシコ、ウソ、アオジ、ドバト

2017年11月19日

天候 雨 出会った人達 7名

今年は、今ひとつお天気の巡り合わせに恵まれず、秋の渡りのシーズンも鳥果イマイチのまま終わってしまったので、今月はピークの11月だけに期待してたんですが、残念ながら、今回も外してしまった感の色濃く漂う結果に終わってしまいました(涙)。

出だしは、お天気もまずまずで、エナガ、シジュウカラ、メジロ等が次々姿を見せてくれていい感じだったんですが、途中で、お日様が雲に隠れてしまった途端、鳥達の動きがピタリと止まってしまい、絵に描いたような尻すぼみの結果に。冬の鳥達も、ジョウビタキ、シロハラ等の声は聞こえたものの、数は少なく、まだまだこれからといった感じ。

まあ、1週間前の県の調査の際に見つけた、カンムリカイツブリが、この日も姿を見せてくれたのが、唯一の救いといったところでしょうか。

一応、気象庁の長期予報では、この冬、寒くなるって事でしたので、今後、冬鳥達が増えてくる事を期待しましょうか。

出会った鳥達  28種 318羽

ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カンムリカイツブリ、カワウ、イカルチドリ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アオジ、ドバト

2017年10月15日

天候 雨 出会った人達 7名

前月は、台風の襲来をきわどくかわして、予報の割にはさしたる雨なしって感じで終わったんですが、今月はドンピシャ本降りの雨で、秋の渡りで段々盛り上がっていく時期に困ったものです。このお返しは、毎年種数、個体数、共にピークの来月11月に、きっちり倍返しでお願いしたいですがねえ。

と、恨み節はさておき、鳥達の方は、幸いヒヨドリが戻ってきてくれたので、鳴かず飛ばずの雨の中をとぼとぼ歩くという事態は取り敢えず避ける事が。エナガ、シジュウカラ、メジロの混群もそこそこ賑やかだったし、何度かアカゲラの声が聞こえたり、カケスが鳴いたりも嬉しかったですが、ハンノキ湿地の辺りで、珍しく低い位置で餌を採るサメビタキが見られたのは、逆に雨の日ならではのご利益だったかも。晴天なら、当然もっと高い枝で餌を狙いますからねえ。

猫ヶ洞池の方はさっぱりだったですが、冬ガモの初飛来として、1羽だけキンクロハジロを確認しました。

という事で、次回11月、せめて雨だけは勘弁して下され。

出会った鳥達  19種 305羽

カルガモ、キンクロハジロ、キジバト、カワウ、アオサギ、オオタカ、コゲラ、アカゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、サメビタキ、スズメ

2017年 9月17日

天候 曇時々雨 出会った人達 5名

台風が近づいていて、前日は1日土砂降り。ただ、前日の雨は台風に刺激された秋雨前線のもたらす雨で、台風本体とは間が離れていたので、前日寝るときには、「何とかうまく間を突いて、午前中だけは雨止んでくれんかなあ」と祈りながら寝床に入ったんですが、必死の願いが通じたのか、単に悪運が強いだけなのか(笑)、かろうじて調査の間は時折小雨がパラつく程度で傘は要らないぐらい。おまけに、前日が1日雨だったので、鳥達もお腹が空いていたのか、イマイチさえないお天気の割に、次々、エナガ、シジュウカラ、メジロ等が、入れ代わり立ち代わり姿を見せてくれました。

また、どういうかげんか、普段、こういったお天気が崩れる前はあまり姿を見せてくれない渡りの鳥達も、サンショウクイ、コサメビタキ、キビタキ等が姿を見せてくれて、ひとつ間違えば、台風の最中の調査強行なんて状況もあり得ない話ではなかっただけに、上々の結果ではなかったでしょうか。

ショックだったのは、前日あれだけ降った割に、ハンノキ湿地の水量が少なかった事。

湧水のかげんで、雨が降って数日後に水量が増えるなんて例も、ままあるようですが、いずれにしろ、少なくなった湧水を増やすために、周りの樹林をある程度伐採する等、いいかげん、何らかの手立てをこうじたいところですがねえ。

出会った鳥達  21種 246羽

カルガモ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、コサギ、コゲラ、サンショウクイ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、コサメビタキ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ

2017年 8月20日

天候 曇 出会った人達 14名

晴れているかと思ったら、雷鳴一発いきなり土砂降りで雨が降り出すような安定しないお天気の日が続いてましたが、この日は薄曇りだったものの、やたら蒸し暑く、不愉快指数100%って感じのお天気。

あまりの蒸し暑さに、鳥達もひるんだのか、ただでさえ鳥達の数の少ない時期なのに、いつも以上に鳥達の姿が少なく、頼みの猫ヶ洞池も、釣り禁止区域でルアーを振り回す横着者のおかげで、毎度姿を見せてくれるカワウ達までどっかへ移動しちゃう等、さしたる見せ場もないまま、調査が終わっちゃいました。

この日一番、皆の注目を集めたのは、キラニン通りの途中で、道を塞ぐように途中でぽっきり折れてしまったサクラの倒木。農地コースの方々は、帰り道、イタチ(おそらくチョウセンイタチかと)の親子を目にするという、番外の楽しみがあったようですが。

干上がってしまわないか心配していたハンノキ湿地が、このところの積乱雲の波状攻撃で、ようやく、水量を回復したのが、今月一番の嬉しかった事。

ようやく夏枯れの時期がこれにて終了。次回は、秋の渡りの始まる9月ですから、今度は、もう少し、鳥達との出会いで、嬉しい目にあってみたいですが、さてどうなりますか。

出会った鳥達  11種 101羽

カルガモ、キジバト、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、スズメ、セグロセキレイ

2017年 7月16日

天候 晴 出会った人達 12名

あいにくの(?)好天に恵まれ、クマゼミの大合唱に迎えられての調査。

早くも、ヒヨドリの数がぐっと減少。その割には、度々子連れのシジュウカラが姿を見せてくれたり、メジロとの混群と遭遇したりで、あまり「夏枯れ!!」って悲惨な感じは味わわずに済んだのが救いですが、ハンノキ湿地と猫ヶ洞池、双方で、カワセミの声を聞きながら、どちらも飛び去って行く時の声オンリーで終わっちゃったり、一足違いで、時期外れのセンダイムシクイの声を聞き逃したり(途中合流したN君情報)で、満足度はイマイチ。

それでも、猫ヶ洞池の方では、巣立ったばかりのカイツブリのヒナを確認(池の対岸に辺りを漂っていたので、最初は、「あれ、何??」としばらく頭を悩ませましたが(笑))。ま、カイツブリの繁殖が無事終わった事を確認できたのが、この日一番の収穫でしたかな。

少し前には、犬山方面で洪水騒ぎがあったり、梅雨の終盤でそこそこ雨の日が続いていたので、淡い期待を抱いてハンノキ湿地を覗いたら、相変わらず水量イマイチ。これからが夏本番なので、今後がかなり心配です。

出会った鳥達  17種 224羽

カイツブリ、キジバト、カワウ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ

2017年 6月18日

天候 曇 出会った人達 14名

空全体が薄雲に覆われたお天気で、雲をバックに鳥を見ると、どの鳥もシルエットになってしまって、鳥見にはあまりありがたくないお天気ですが、まあ、時期が時期とて、日差しが遮られて涼しい陽気で、歩くにはかえって好都合。鳥の調査が目的なので、こんなんで喜んでいてはいかんのですが(笑)。

夏枯れの時期に入り、たまにシジュウカラ等の声が聞こえても、繁った葉に遮られてなかなか思うように姿が見られない状態が続く中、「上空にツバメ」の声で上を眺めて、皆で2羽、3羽と数を数えているうち、やけに数が多いので、慌てて飛ぶ姿を双眼鏡でよく見直すと、尾の先が途中で切り揃えたように終わっていて、燕尾がない。繁殖終えて移動途中のイワツバメの群れでした。

鳥の数が少ない時期、これだけでもめっけもんって感じなんですが、自分的にこの日一番気にかかっていたのは、前の週、県の調査で回った際、猫ヶ洞池ヨシ原で見つけたオオヨシキリが、1週間経った今もいるのかどうか。

結果は、この日、谷戸のヨシ原と猫ヶ洞池ヨシ原の双方でオオヨシキリの声を確認。猫ヶ洞池の方では、2羽の姿も確認という、予想以上のものでした(嬉しい)。猫ヶ洞池のヨシ原で繁殖まで確認できると40数年ぶりの事で、谷戸と双方で繁殖なんて事になると、崖の上から叫びたい気分になっちゃうかも(笑)。

ショックだったのは、ハンノキ湿地。水が干上がっちゃって、池底がひび割れてました。希少な湿地性の生き物達の大事な生息場所。絶滅危惧種の動物や植物がこの湿地に頼っているんだから、いいかげん、市の方も腹くくってくれんもんですかねえ。

逆に、猫ヶ洞池の方は、相変わらず、オーバーフロー寸前の水量で、ほんと嫌になりますな。

出会った鳥達  20種 202羽

カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、メジロ、オオヨシキリ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ

2017年 5月21日

天候 晴 出会った人達 18名

真夏に近い暑さの上に、5月後半の時期とあって、渡り途中の夏鳥達に出遭える気配全くなし。エナガ、シジュウカラの群れに出遭って、声からはヒナ連れの群れだと推察できるものの、動いてるのが樹上高い位置で、葉が繁っているのでイマイチ姿はハッキリとは見えず、って地味〜〜〜な展開に終始したんですが、森コースの終わり近くでキビタキの囀りが間近に聞こえたり、猫ヶ洞池の方では、カワセミ(たぶん、今年生まれの若い子)が姿を見せてくれて、何とか恰好がつきましたな。

ハンノキ湿地は、早くもかなり水量が減ってましたが、猫ヶ洞池の方は、どっと水量が増してオーバーフロー寸前って、いつもの展開。

次週、土曜日にヨシの株分け等の作業を予定しているんですが、どの程度作業ができるのか。いくら、釣屋さん達からの申し入れがあるとはいえ、ここまで極端に水位を上げなくても、と、毎度の事ながら思うんですがねえ。

出会った鳥達  19種 161羽

カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、セグロセキレイ

2017年 4月16日

天候 晴 出会った人達 18名

まずまずのお天気に加え、コナラの芽吹きの時期にドンピシャのタイミングで、逆光に映える新緑が、正に「萌える!」って感じで、気持ちのいい景色の中の調査。

陽気の良さもあってか、今回も参加者はかなり多かったのですが、鳥さん達は、今回も、途中まではさほど盛り上がるシーンもなく、遠くでかすかにセンダイムシクイの声は聞こえるものの、どう考えても別動隊の農地コースの領域。

ボチボチ、「今日も、人は賑やかなるも、鳥イマイチのパターンで終わるのか???」と心配になりかかった、ハンノキ湿地辺りで、おもむろに、これぞ、夏鳥!!って感じにコサメビタキ登場。じっと動かぬ姿を皆で見入っていると、続けて、今度は頭上でサンショウクイの声が(こちらは、都合3羽の姿を確認)。少し移動した先で、次には、この冬数いた割に当調査には引っかからなかったアトリが遂に登場。

猫ヶ洞池の方では、2羽のカワセミが、何度か場所を移動しながら、最後は交尾の瞬間まで披露してくれるなど、数は少な目ながら、なかなかに盛り上がった1日となりました。

農地コースの方では、他にコマドリやメボソムシクイらしき個体も出て、最後には、上空をミサゴが通過するなどがあったようで、31年目のスタートとなる月、どちらのコースも、まずまずの滑り出しだったようで、メデタシメデタシ(笑)。

出会った鳥達  24種 166羽

カルガモ、アオサギ、ミサゴ、カワセミ、コゲラ、サンショウクイ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、センダイムシクイ、メジロ、シロハラ、ツグミ、コマドリ、ジョウビタキ、コサメビタキ、アトリ、カワラヒワ、アオジ

2017年 3月19日

天候 晴 出会った人達 20名

お天気は上々。ぼちぼち春めいた陽気になってきたのに加えて、先日の猫ヶ洞池の「ヨシ原再生・ゴミ拾い」で当調査の話をしたのを覚えてみえた方が参加してくれたり、いつになく賑やかな調査に。鳥達の方もそれに合わせて賑やかに飛び回ってくれると助かったのですが、あいにくの端境期。森コースの方は皆が寄ってたかって餌付けしたヤマガラの登場が一番盛り上がったぐらいの淋しい状態。

参加者の数と姿を見せる鳥の数が必ずしも比例しないのはよくあるパターンですが、あまりに寒い調査の結果に少々ガックリしながら猫ヶ洞池に移動。

このまま終われば帰りの足取りも重くなるところでしたが、おっとどっこい、猫ヶ洞池の方は、先日はかなり淋しかった水鳥が割ににぎやかだったのに加えて、先月に引き続いて登場のシメがゆったり観察できたり、水位が下がって広がった干潟部分で、イカルチドリや当地では珍しいタシギの姿が見られたりで、最後の最後にきわどく救われた感じ。

まあ、30年目の節目の年の締めくくりですから、流石にあのまま終わりではねえ(笑)。

ただ、最近、この手のパターンが続いているのは確かなので、来月ぐらいは久々に、夏鳥達で賑わうシーンを期待したいですが、さてどうなりますかねえ。

出会った鳥達  35種 244羽

ヒドリガモ、マガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、コサギ、オオバン、イカルチドリ、タシギ、ハイタカ、オオタカ、コゲラ、アカゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、アオジ

2017年 2月19日

天候 晴 出会った人達 11名

お天気は上々なれど、気温がやや低め。それが災いしてか、鳥達の動きもイマイチ「さむっ!!」という雰囲気のまま終わってしまいましたな。

ただ、そういう条件を差し引いても、この冬は、早々とヒヨドリの数が少なくなってしまった上に、エナガ、シジュウカラ、メジロ等の大きな群れがサッパリ姿を現さないんで、どうしても鳥見の方がイマイチ盛り上がりにかける展開になっちゃいますなあ。これだけ、カラの混群に出会わない冬も珍しいんだけど、いったい何が影響してるんだか。

県の調査で歩いた際出くわしたアトリの群れもこの日は不発。

ウソやキクイタダキ等冬鳥全般はまずまずなんだけど、近在の山から下りてくるアオジがえらく淋しいのも、この冬の特徴。全般には雪の多い冬でしたが、近在の山はそれほどでも、って事ですかねえ。

出会った鳥達  32種 228羽

ヒドリガモ、マガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、コサギ、オオバン、オオタカ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、アオジ、クロジ

2017年 1月15日

天候 晴後雪(積雪) 出会った人達 3名

猛烈な寒波の襲来と重なり、夜の間に降り積もった雪が幹線道路にも残り、起き抜けに大慌てでタイヤにチェーンを巻いて、ようやく調査地まで辿り着いたって感じで、参加者も、ほぼ最少記録の3名でのスタート。

スタート直後は、エナガの群れが出てきたり、アカゲラの声が聞こえたりでまずまずだったのに、キラニン森コース、農地コースの二手に分かれてすぐ、再び雪が降りだし、途端に鳥達の気配がピタリと消えて、見事に「鳴かず飛ばず」の状態のまま、森コースを完了。

幸い、森コースが終わったところで、雪が止み、猫ヶ洞池に着く頃には青空が広がってくれたので、それまでの「鳴かず飛ばず」の反動もあって、ツグミ、カワセミが出たかと思うと、実の残ったセンダンの木に、ヒヨドリ、ムクドリ、シロハラ等が群がる等、池に広がる水鳥の存在がかすむほど賑やかな鳥見となり、人数が少なく、ひとり淋しく雪道を歩いた身としては、何ともありがたい結果に。

調査の結果を集計してみると、カモの群れを除けば、どれが池コースの記録か見分けがつかないようなこの日の調査結果で、こんなパターンは超珍記録。長いこと続けてると、ほんと、いろいろあるもんです。

出会った鳥達  30種 256羽

ヒドリガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キジバト、アオサギ、コサギ、オオバン、オオタカ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ミヤマホオジロ、アオジ

2016年12月18日

天候 晴 出会った人達 11名

風もなく穏やかなお天気で、出かける際は「鳥見日和」と思ったんだけど、森コースを回っている間は、朝の冷え込みが厳しかった影響か鳥達の姿が少なく、初めて参加の方も何名かみえたのでヤキモキ。

猫ヶ洞池に移動する頃にはそこそこ気温が上がり、池の北側樹林まで来たところで、ようやくらしいカラの混群に遭遇(このところの、お決まりのパターンですが)。上空をミサゴが旋回してくれたりして、ようやく面目を保った感じ。

この日の目玉は、平和公園中のカワラヒワが集まってきたのではないかと思えるほど、たくさんのカワラヒワが、いつものユーカリ林脇のモミジバフウに集まっていたところと、市民の森を歩いている際、猛スピードで上空を通り過ぎたハイタカ

ただ、ハイタカの方は、あまりにも猛スピードだったため、「一瞬の出来事」といった感じで、全員でゆっくり観察というわけにはいかず、少々残念でしたが。

ハンノキ湿地は先行きが心配になるぐらい水量が少なくなってましたが、ヨシの生育期にはずっとオーバーフロー状態の続いていた猫ヶ洞池の方も、大胆に水量が減らされておりました。

今後、ヨシ刈り等の事を考えれば、望ましいと言えなくもないんだけど、ヨシの生育時期はとっくに終わっているわけで、この時期に水位が下がっても、ヨシの生育には全く役立たないんだよね。逆に、冬ガモ達の越冬を考えると、せめて2月いっぱいは逆に「もう少し水位を上げてくれ」って感じで、何とも皮肉な巡り合わせに(まあ、毎年の事ではあるんですが)。

出会った鳥達  34種 345羽

ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、オオバン、ミサゴ、ハイタカ、カワセミ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ウソ、アオジ、ドバト

2016年11月20日

天候 晴 出会った人達 12名

11月も後半だというのに、お昼頃には上着が邪魔になるほどのお天気に。

時期的に鳥達の動きは活発になってきたものの、まだまだ葉が繁り、なかなかしっかり姿が確認できず、少々欲求不満気味の展開。

それでも、まだ渡ってきて間もないと思われるシロハラの声が何度も聞こえたり、空高く渡っていくツグミの群れを観察できたり、ハンノキ湿地、猫ヶ洞池の両方で、カワセミに遭遇。猫ヶ洞池の方では、こちらも渡ってきたばかりと思われるアオジ姿をじっくり眺める事ができたり、まずまずの鳥果となりました。

春先からオーバーフローに近い満水が続いていた猫ヶ洞池は、ようやく水位が下がり、ベルマウスの周りに干潟ができていましたが、とっくにヨシの生育時期は終わっており、「今頃水位が下がってもなア」というのが正直なところ。

来年3月の初めには、またまたヨシ刈りの後始末と、ゴミ拾いを行う予定なので、もう少しヨシの生育を考えた水位調節をしてもらえないものか、森づくりの会の滝川さんに相談してみないと。

出会った鳥達  37種 497羽

ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、キジバト、カワウ、アオサギ、オオバン、オオタカ、カワセミ、コゲラ、ハヤブサ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ウソ、ホオジロ、アオジ、ドバト

2016年10月16日

天候 晴 出会った人達 8名

朝方は少々冷え込んだものの、晴れ渡った青空から注ぐ日射しは思いの外強く、調査の終わる頃には暑さを感じるほどのお天気に。

鳥さん達の方は、森コースのカウントも半分以上過ぎた辺りまでは、近くでカラの声等聞こえるものの、まだまだ濃い緑に遮られてイマイチばっちり姿を確認する機会なく、「今日も外れかも・・」という不安がよぎり始めたところで、タイミング良く空の開けたユーカリ林を歩いているところで、上空を旋回するハイタカが登場。

森コースの方は、ハイタカ登場のシーンの他はさしたる見どころもなく終わってしまったのですが、猫ヶ洞池の方で思わぬエナガの大きな群れに遭遇。久々に間近で沢山のエナガが枝から枝へと飛びまわる姿を堪能。結局、これがこの日のハイライトって感じに。

農地コースの方では、来たばかりのルリビタキやこの時期らしいノビタキの姿を確認できたようです。

出会った鳥達  24種 255羽

ヒドリガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ハイタカ、カワセミ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ルリビタキ、ノビタキ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ドバト

2016年9月18日

天候 雨後曇 出会った人達 4名

トータルで見ると、止んでいる時間の方が長かったものの、雨の降る中での調査

それでなくても、日によって鳥達の増減が激しい渡りの時期に、このお天気で、先月に引き続き、かなり淋しい調査結果に。

農地コースの方は、カワセミが記録されているものの、声だけだったようで、それに比べれば、森コースの終わりにアカゲラが鳴き、猫ヶ洞池では、少ないながらも、冬ガモの姿が見られたこちらの方が、まだましだったかも(笑)

猫ヶ洞池は、相変わらず満水でしたが、ハンノキ湿地の方は、ついに干上がってしまいました。1週間前の土曜日には、僅かに残った水溜りで、誰が放り込んだか、4匹ほどのナマズがのたうち回っていましたが、この日は、そのナマズも姿が見られず、力尽きたか、それとも、サギ等の餌になったのか。

7、8、9月と、いまいちさえない調査結果に終わってしまいましたので、10月以降、その分を埋め合わせる鳥果を期待したいですが、そうそう思惑通り行きますかどうか。。

出会った鳥達  19種 170羽

ヒドリガモ、カルガモ、キンクロハジロ、キジバト、カワウ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ

2016年8月21日

天候 晴 出会った人達 9名

前日の予報では曇り空のはずが、蓋を開けてみれば青空の広がるお天気。ただ、気温の方は、直前の数日から比べればやや低めだったのは、「不幸中の幸い」と言ったところ。

相変わらずセミのコーラスに出迎えられてのスタートでしたが、少し前までの圧倒されるようなクマゼミの声の「シャッ!シャッ!…」から、ツクツクボウシに主役が交代した感じ。連日の暑さは変わらないものの、少しずつは季節が移り変わっているようで。

農地コースの方では、オオヨシキリが出たり、帰路、記録外ながら、コサメビタキが出たりしたようですが、森コースの方は、ヤマガラ、シジュウカラ等の気配はあるものの、しかと姿を確認するところまではいかず、終了間際に姿を現したコゲラを見て、「ようやくまともに鳥の姿を見る事が」という声が上がる等、「夏枯れ、ここに極まれり!」といった感じで修了。

猫ヶ洞池に移動後、ようやく巣立して間もない感じのハクセキレイ幼鳥が、まだほとんど警戒心がないらしく、手で触れるほどの近さで愛嬌を振り撒いてくれて、これで流れが変わり、森コースではほとんど姿を見られなかった、シジュウカラ、メジロ等が餌を求めて飛びまわる姿をじっくり観察。

これがなかったら、「暑い最中、ウロウロ歩きまわっただけ」って感じで終わるところだっただけに、身近な鳥達ばかりながら、ほんと、救われた感じ。

調査の方はそんな感じでしたが、夏の盛りでハンノキ湿地の方はかなり水量が減ってきてたのに、猫ヶ洞池に周ると、相変わらず満水状態で、毎度くり返しになっちゃいますが、もう少し、水量の調整を何とかして欲しいですなあ。

出会った鳥達  16種 139羽

カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、オオヨシキリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ

2016年7月17日

天候 曇 出会った人達 5名

集合場所に集まった際には、傘を持ってこなかった事を一瞬後悔する空模様だったんですが、幸い、雨には降られず、さほど蒸し暑さを感じる事無く調査を終えられて、かえって、ラッキーって感じ。

鳥達の方は、「夏枯れ」の時期ゆえ、森コースを終えても見せ場らしい場面もなく、2度ばかり見知った顔と出遭って情報交換に時間を取られたのが幸いし、かろうじてキビタキの囀りが記録に入るといったあり様(ほんとは、調査中にあまり足を止めたりはいかんのだけどね(笑))。猫ヶ洞池の方も、水鳥らしい鳥が、いつも同じ辺りにたむろする3羽のカワウぐらいしか見当たらず、「取り立てて、収穫もないまま終わりかな」と諦めかけていたら、ベルマウスの上に群がる15羽ほどのイワツバメを発見。

ベルマウスの柵の上には、4羽のセグロセキレイの幼鳥の姿も見られて、結局これが、この日一番の見どころでしたな。

相変わらず、この日も、猫ヶ洞池は、ベルマウスに水が流れ込むオーバーフロー状態で、今年も、ヨシの根元がどっぷり水に浸かった状態のまま、その生育時期を終えてしまいそうな雰囲気で、どっとヨシ原の面積が広がる様子を見るまでには、まだまだ遠い道のりが続きそうな・・。

出会った鳥達  15種 133羽

カルガモ、キジバト、カワウ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、メジロ、キビタキ、スズメ、セグロセキレイ

2016年6月19日

天候 小雨 出会った人達 10名

予報では「午後より雨」といった感じだったんですが、傘をさそうかさすまいか迷う程度のショボショボ雨が降り続くあいにくのお天気。

まあ、前日がかなり暑い日だったので、むしろ歩きまわる分には幸いだったのかもしれませんが、ボチボチ夏枯れといった言葉が似合う時期に入ってきただけに、調査の内容はかなり淋しい結果に(笑)。

1週前の県の調査の際には聞かれなかったキビタキの囀りが聞こえたのと、森コースのラストにはヤマガラ、池コースと農地コースのラストにはカワセミがそれぞれ出てくれて、何とか救われた感じ。

県の調査の際は、盛んに「ギョギョシ!ギョギョシ!」と囀っていたオオヨシキリは、この日は不発。時期的に繁殖は難しいかもとは思っていたものの、ちょっとガックリ。ただ、猫ヶ洞池のヨシ原を訪れる事自体久し振りの事なので、一歩前進と捉えておきましょう。

それにしても、ハンノキ湿地はかなり水量が減ってきているのに、相変わらず、猫ヶ洞池の方は満水でオーバーフロー状態。ほんと、こちらの方を何とかして欲しいですが。

出会った鳥達  19種 156羽

カルガモ、カワウ、コサギ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、セグロセキレイ、ドバト

2016年5月15日

天候 曇 出会った人達 19名

空が雲に覆われるお天気だったものの、前日、前々日辺りが真夏を思わせるお天気だっただけに、むしろ「ほど良いお天気」といった感じ。

5月も半ばで、「春の渡りのピークはとうに過ぎてるけれど、まだ、ホトトギス等トケンの仲間やサンコウチョウ辺りは運が良ければ」という微妙な時期でしたが、残念ながら、今回は、農地コースの方で僅かに「トケンSP」1羽が記録されたのみ。夏鳥でちゃんと記録に入ったのは、ツバメ、キビタキ、いずれも当地で繁殖を行うこの2種のみ。

初めて参加された方が多数みえたので、「もう少し、盛り上がるものが出てくれんかなあ」と思っていたところ、エナガの今年巣立った幼鳥達の群れが姿を現してくれて、何とか座をとりつくろってくれました(笑)。

森コースで、最後の最後にウグイスが「ホ〜ホケキョ」と囀ってくれたり、池コースの方でも、一旦、時刻を確かめて調査を終えかかったタイミングで、アオサギが飛んできたりは、イマイチ淋しい調査結果に終わりそうなのを、鳥達の方が気づかってくれたのかも(まさかね(笑))。

猫ヶ洞池は、今年も4月途中からずっとオーバーフローするほどの高い水位のまま。取りあえず、魚の産卵等に配慮して今月末辺りまでは仕様がないにしても、6月の梅雨に入る時期になる前には、かなり水位を下げて欲しいんですが、なにせ、行政の考え方次第ですからねえ。どうなりますか。

出会った鳥達  18種 173羽

カルガモ、カワウ、アオサギ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ドバト

2016年4月17日

天候 晴 出会った人達  4名

このところ、お天気の巡り合わせがどうもイマイチ。

前回、前々回は風にたたられましたが、今回は、久し振りに本格的な雨のお天気。

ただでさえ、日により鳥達の出没具合が変動の激しい時期に、このお天気で、私の回った森コース、池コースはさっぱりの結果に終わってしまいましたが、農地コースの方では、「夏鳥、到来!!!」って感じに、たくさんのツバメが登場、キビタキの囀りも聞こえたようです。

記録全体としてはあまりさえなかった森コースですが、先月に引き続き、シメの声と姿を確認。冬の間はあまり姿を見なかったのに、北へ帰る直前のこの時期に、しかも、今回はこのお天気の中、って感じで、この辺りが面白いところです。

4月となって、新しい年度、しかも、今年度は30回目の節目の年のスタートだったんですが、最悪の滑り出しって感じで、さえないです。

「終わりよければ・・・」って言葉もあるので、取りあえずは、今後に期待、といった感じでしょうか。

出会った鳥達  22種 156羽

キジバト、カワウ、オオタカ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、スズメ、セグロセキレイ、シメ、アオジ、ドバト

2016年3月20日

天候 晴 出会った人達 11名

渡りの時期が近付き、皮下脂肪を蓄えるのに忙しい、アオジ、シロハラ等が道路脇の明るい場所に出てきて餌を啄む光景が少し前には普通に見られていたんですが、あいにくこの日は、前回同様雨上がりの1日で、風にたたられ、身近で声は聞こえるものの、葉陰や藪の奥に隠れて姿は見られず、記録上はまずまずだったものの、鳥見人としては、欲求不満気味に終わってしまいました。

猫ヶ洞池は、先の「ヨシ原再生、ゴミ拾い」の時とは打って変わり、満水に近い状態でしたが、こちらもしばらく水の少ない状態が続いた上に、ぼちぼち北帰行の始まる時期という事もあって、冬ガモの数、種数ともに少なめ。ひと頃は10羽以上見られたオオバンの姿もなく、2015年度の締めくくりとしては、少々淋しい結果に。

途中、運良く、梢に止まったシメの姿が、遠目ながらじっくり見られたのが、数少ない収穫といったところ。

日程的に、お彼岸ドンピシャの20日でしたから、墓参りの渋滞が悲惨な域に達する前に移動できたのが逆に救いという事にしておきましょう(笑)。

出会った鳥達  30種 270羽

ヒドリガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、コサギ、クイナ、オオタカ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、シメ、アオジ、ドバト

2016年2月21日

天候 晴 出会った人達 9名

前日は、季節外れの台風が来たかのような土砂降りと強風だったのが、「朝までには回復」ってところまでは思惑通りだったのですが、あいにく、森コースを終わる頃までは冷たい風が吹きすさび、自然、鳥達も繁みの奥に隠れて、あまり目につくところには出てきてくれず、カウントの方も、時期を考えるとかなり寒い記録に終わっちゃいましたねエ。

幸い、猫ヶ洞池の方で上空を旋回しながら餌を探すミサゴが目を楽しませてくれまして、これが「本日の目玉」といった感じになりました。

猫ヶ洞池の冬ガモ達も、しばらく池の水を抜いた状態が続いた影響か、種数、個体数ともにイマイチ。先月までは大挙して押し寄せたって感じだったオオバンも、この日は不在。ミサゴが出てくれなければ、正に寒々とした内容で終わっちゃうところでしたが、そんな中でも、秋から年末にかけてはサッパリだったツグミだけは、やたらあちこちで姿が見られるように。

恒例の猫ヶ洞池の「アシ原再生・ゴミ拾い」が間近(3/5)に迫る中、まだかなり猫ヶ洞池は水量が少な目でしたが、これが肝心のアシ刈りやゴミ拾いの時期にはドバッと水量増えてるって事にならなきゃいいですが。せめて、アシを刈ってくれる頃までは、少な目の水量を保ってて欲しいですがねエ。

出会った鳥達  26種 235羽

ヒドリガモ、マガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、バン、ミサゴ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、ウソ、アオジ

2016年1月17日

天候 晴 出会った人達 18名

前日の予報では、冷え込みが厳しい上に「曇後雨」って感じだったんでちょっと心配だったのですが、朝の冷え込みは予報通りだったものの、調査の間は、風もなく青空が広がり、むしろ「鳥見日和」といった感じのお天気だったのでやれやれ。

今回は、参加人数が多く、初めて参加してくれたオチビさん達が含まれていたので、少々プレッシャーも感じていたのですが(笑)、鳥達も気を使ってくれたのか、さほど珍しいものこそ出なかったものの、身近な鳥達が間近にじっくり姿を見せてくれたので、そちらの方でも、やれやれといった感じ。

猫ヶ洞池はぐっと水位が下がり、目ざとく見つけた、ダイサギ、イカルチドリが見られたり、現れた干潟の上をとことこキセキレイが歩いていたり、やはり普段とは一味違う光景が見られて、楽しかったです。

年が明けましたが、カモの種類はさほど増えず、マガモ、ヒドリガモに少しコガモが混じるといった程度。水量が減った影響もあるかもしれませんが、個体数はさほど少なくなってはいないので、むしろ、ここまでさしたる冷え込みのなかった気候の影響と考えた方が自然かも。

調査の出発前に、今年も3月初めに行う予定の、猫ヶ洞池の「ヨシ原再生・ゴミ拾い」の チラシ を配布しました。ヨシ原を守る事の大切さをアピールする場でもありますので、ご都合の付く方は、参加をお願いします。

出会った鳥達  37種 340羽

ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、アオバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、イカルチドリ、ハイタカ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、アオジ、ドバト

2015年12月20日

天候 晴 出会った人達  9名

1年で一番鳥達の賑やかなはずの先月が散々だった償いもあってか(笑)、特に珍しい種こそでなかったものの、エナガ、シジュウカラ等が度々間近に姿を見せてくれるなど、それなりに「鳥、身に来た!!」感は味わえた1日でした。

毎年、秋の渡りの時期辺りに声ぐらいは聞かせてくれるのが今年はサッパリ気配なしだったツグミが、上空を何羽かで飛んでいく姿を見られたり、猫ヶ洞池では、しっかり姿も確認する事ができたのが、この日一番の収穫かも。

少し前に、「千種台川点検のため一時水位が下がります」と公園の方から連絡を頂いた猫ヶ洞池ですが、この日は特に変化した様子はなく、ついに2ケタの個体数のオオバンを確認。コガモ、オナガガモが大半だった池の越冬ガモが、今のところ、ここ2〜3年同様、ヒドリガモ、マガモ中心となっていますが、一時的にとは言え池の水位が下がる事で、何らかの変化があるのかないのかも気になるところです。

出会った鳥達  26種 356羽

ヒドリガモ、マガモ、ホシハジロ、カイツブリ、キジバト、オオバン、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、アオジ

2015年11月15日

天候 曇 出会った人達  7名

毎年、種数、個体数ともにピークとなるはずの11月なので期待していたんですが、今年はお天気の巡り合わせが悪過ぎて、残念な結果に終わっちゃいましたねエ。

事前の天気予報では傘マークが付いていたので悪い予感はしていたんですが、何とか朝方には雨は上がり、傘を手にコースを回らなければならない事態だけは回避できたものの、やはり日射しがないままでは鳥達もイマイチ元気が出なかったようで、まだ当地に来て間がないシロハラがかろうじて声だけは確認できたものの、森コースのカウントで、な、な、なんと、シジュウカラが記録に入らないという前代未聞の珍事も発生。

コゲラも危うく記録から漏れそうだったり、レギュラークラスの取りこぼしもいくつも発生。3コース合計では、何とか21種となりましたが、この時期のこの数字は、何とも淋しい数字(涙。

巡り合わせに恵まれないと、鳥達自体の数は変わらなくてもこんな結果に終わってしまう事もあるのが鳥見の世界で困ったものですが、今回はお天気のかげんで淋しい数字に終わったものの、冬鳥自体はひと揃い渡ってきてはいるようなので、12月以降に期待するしかないですねえ。

出会った鳥達  21種 236羽

ヒドリガモ、カイツブリ、カワウ、オオバン、オオタカ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、アオジ

2015年10月19日

天候 晴 出会った人達 14名

朝晩、かなり涼しい日が続き、秋の気配を感じる機会が多くなってきていたのですが、この日は、暑さが盛り返したって感じの陽気に。おかげで、昨年に引き続き、10月も半ばを過ぎたというのに、ツクツクボウシが元気よく鳴いているのを耳に。

「ぼちぼち、姿が見えるのでは」と期待していた、アオジやジョウビタキは気配がなく、11日の県の調査の際には姿の見られたカケスも、この日は姿がありませんでしたが、猫ヶ洞池では、コガモ、マガモ、ハシビロガモ等の冬ガモ達が、数はまだ少ないながらも姿を見せてくれて、「冬鳥シーズン到来」って雰囲気だけは味わう事ができました。

このところ、冬鳥の賑やかな年とイマイチ淋しい年がほぼ交互に訪れている感じで、けっこう、その落差が激しかったりしますが、この冬はどうなりますか。

毎年、鳥種、個体数ともに、1年のピークとなる11月の調査が今から気になります。

出会った鳥達  22種 385羽

マガモ、カルガモ、、ハシビロガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ノビタキ、コサメビタキ、スズメ、セグロセキレイ

2015年9月20日

天候 晴 出会った人達 10名

一時は、連日のように40℃近い気温が続いた今年の夏も、秋雨前線の長雨や台風の来襲等もあって尻すぼみの感があったのですが、この日は、夏の暑さが久し振りに戻った感じのお天気。

開始早々、上空をオオタカが旋回、久しく夏枯れ状態が続いていただけに、幸先のいいスタートに期待が高まったのですが、生憎、ツキは全て農地コースの方に持っていかれた感じ。自分達の、森・池コースの方は、途中チラリとアカショウビン(センサスの記録としては初記録です。)の声が聞こえたものの、種数、個体数ともにイマイチで、途中、もう1度割に低くオオタカが飛んでくれたのが数少ない見どころだった感じ。

農地コースの方は、これもセンサスの記録としては初となるアカモズが出たり、サメ、コサメ、エゾのヒタキ3種に加えて、ノビタキ、オオルリ、キビタキ等、渡りの時期にふさわしい鳥達の姿が見られたそうで、すっかり両コースで明暗が分かれる結果に。

来月以降に、この借りはしっかり返したいと思いますが(笑)、COP10のどさくさで、水路や溜め池、田んぼの再生等を行って以来、渡りの時期は、今年ばかりでなくいいところを農地コースの側に持っていかれてる印象もあり、ちょっと敵に塩を送っちゃった感も(笑)。

長雨や台風等の影響で、少なくなっていたハンノキ湿地の水量が回復したのはよかったのですが、猫ヶ洞池の方もオーバーフロー状態に戻ってしまって、今年は春先からずっと水量が多いまま。おかげで、9月半ばというのに、アシ原がすっかり枯れ葉色に色が変わってしまい、相変わらず、水辺方向には広がらないまま成長時期が終わってしまいました。

現在、ドローン等を用いてアシ原面積の経年変化を記録する写真を撮影しようって計画が持ち上がってますが、残念ながら、肝心のアシ原が、アシ刈りゴミ拾いの努力もむなしく足踏み状態ですからねえ。来春に向けて何かしら策を講じる必要がありそうです。

出会った鳥達  23種 231羽

オオタカ、アカショウビン、カワセミ、コゲラ、モズ、アカモズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、ノビタキ、エゾビタキ、サメビタキ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、スズメ、セグロセキレイ

2015年8月16日

天候 晴 出会った人達 9名

事前の天気予報では、30度を下回る低めの最高気温が出てたりして、実際気温はここ数日と比べれば低めだったのかもしれませんが、あいにくハンパない湿度で、日射しを遮る森の中を歩いてても涼しさを感じず、思わず「蒸し暑っ!」っと叫び声をあげてしまうようなお天気

お天気が蒸し暑いと、ただでさえ、繁殖後の換羽期で動きの少ない鳥達が、よけいに葉陰に潜んで明るいところへ出てきてくれなかったりするため、カウントの方はかなり淋しい結果に。

「ヒヨもいねえっ!」って状態に加え、いつもなら、特に探さなくても普通に姿が見られるはずのカワウやカワラヒワまで、運悪く不在だったり、さえない時は、徹頭徹尾さえないものです。

それでも、最後の最後、猫ヶ洞池で、ようやくコゲラが記録に入り、子連れのシュジュウカラの姿を見られたのが、この日唯一の救いでした(笑)。

先月、一旦水量の回復したハンノキ湿地は、またまた水量の少ない状態に逆戻り。逆に、いいかげん水の減って欲しい猫ヶ洞池は、相変わらず水量が多いままで、こちらもイマイチぱっとしない展開。

とにもかくにも、ようやく、これで「魔の3カ月」が何とか終了。9月以降でしっかりこの穴埋めが出来るといいのですが。

出会った鳥達  11種 154羽

キジバト、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ

2015年7月19日

天候 曇 出会った人達 13名

台風一過で、かなりの猛暑、酷暑に襲いかかられるかと思ってたんですが、フタを開けると、予想外の曇り空で、傘の備えが気になるほどのすっきりしないお天気。そのおかげで、暑さの方は、少なくとも調査を終えるまでは、ほどほどの範囲に収まってくれました。

問題は、肝心かなめの鳥さん達の方。

時期的に、鳥見のシーズンとしてはどん底の時期で、仕方ないと言えば仕方ないんですが、雷雲に襲われ土砂降りだった先月を下回る体たらくはねえ。せっかく、猛暑予想をものともせずに出てきたんだから、もう少し、配慮があっても(ブツブツ…)。

と言いつつも、葉が繁ってる事もあって、ばっちり「見たっ!」って感じは薄いものの、巣立ビナを連れた群れって感じのコゲラの集団が見られたり、エナガ、シジュウカラ等の群れとたびたび遭遇する等、時期を考えれば、まずまずの鳥見だったのかも。

この時期、日頃はいて普通のヒヨドリが数を減らしているのも、よけいに鳥果が淋しく感じさせる要因のひとつ。カラの群れが途切れたりすると、文字通り、「鳴かず飛ばず」って感じになってしまいますからねエ。

雨が降り続いた影響か、キノコの類が多数。

流石に、ハンノキ湿地の水量は、満杯になってました。ようやく、って感じです。

出会った鳥達  15種 165羽

キジバト、カワウ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、スズメ、セグロセキレイ、ドバト

2015年6月21日

天候 雨 出会った人達  4名

いや〜〜、やられましたなあ(笑)

出発する際は、「ボチボチ止むかな」って程度の雨で、傘を持ってきた事を後悔するぐらいの感じだったのですが、展望広場を抜けて尾根筋を歩いている辺りから、雷が鳴り出し、ユーカリの林を抜ける頃にはかなりの土砂降りに。

森コースを終わって、猫ヶ洞池にクルマで移動途中は、視界が悪くなるほどの土砂降りで、悲惨な状況での調査となりました。

ただ、お天気の割には、小止みの間に、キビタキの囀りが間近で聞こえたり、メジロ、シジュウカラ等の群れに度々遭遇する等、鳥の方の記録はそこそこの結果に。

猫ヶ洞池を回っている際は、間近に、子連れのメジロの群れに遭遇。羽を震わせ甘えた声で盛んに餌をねだる巣立ビナに一生懸命餌を与える姿をじっくり見る事ができ、逆に鳥達の警戒心が緩む雨の日ならではかとおもったぐらい。これだから、鳥見は回ってみないと分かりません。

梅雨入り以来、そこそこ雨が降ったように感じていたんですが、ハンノキ湿地は意外に水位が低いままで、今後の気温の上昇を考えると先行きちょっと心配な状況。

猫ヶ洞池の方も、今月は若干水位が下がっていました。こちらの方は、もっと水位を下げて欲しいんですがねエ

鹿子公園に接する池の奥の方のアシは、今年も昨年に増して勢いがあり、手前の小径に迫る勢いでアシ原が広がっていました。

出会った鳥達  18種 168羽

カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、オオタカ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ

2015年5月17日

天候 晴 出会った人達 14名

早くも台風が到来したり、この日も、30度に迫る最高気温で、すっかり天候の方は夏仕様。

春の渡りも終盤の時期。加えて、気候変動の影響で渡り、繁殖等のサイクルが年々早まっている事もあり、農地コースでメボソムシクイが出た他は、渡り途中の夏鳥達の姿どころか、気配もなく、淡い期待は空振りに終わりました(涙)。

森コース、池コース組は、かろうじて、最後の最後、猫ヶ洞池を回り終わったコースの終点付近で、エナガ、シジュウカラの大きな群れに遭遇して、ようやく、「鳥、見たな!」って気分に浸る事ができました。

猫ヶ洞池では、例年通りキショウブが一斉に花を咲かせていましたが、どっこい!アシの方も、昨年以上の勢いで広がっており、先の方のキショウブは、早くも、アシ原に呑み込まれた状態。手前の、小路沿いのキショウブ群落も、間をかき分けるようにアシが伸びてきており、早晩、アシ原の中に呑み込まれそうな雰囲気。

ただ、いかんせん、相変わらず池の水位が高く、オーバーフローの状態で、池中心部に向かって広がっていく気配が感じられないのが、何とも残念なところ。

せめて、6月に入る頃には、もう少し水位を下げて欲しいものですが、あいにく、梅雨に入って、雨が多くなりますからねエ。

ほんと、このあたり、早急に何とかしたいわ。

出会った鳥達  19種 232羽

カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、オオタカ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、エナガ、メボソムシクイ、メジロ、ムクドリ、スズメ、カワラヒワ、ドバト

2015年4月19日

天候 雨 出会った人達 13名

事前の天気予報では午前中は何とか持ちそうな内容だったんだけど、いざ当日になったら、朝からポツリポツリ雨粒が落ちてくるお天気。

当たり外れがはっきり出やすい渡りの時期だけに、「う〜〜ん!今日は外れかも!」って感じで、出かけたんですが、いざ、スタートしたら、いきなりイカルの囀りが。

その後も、オオルリ、キビタキが再三出没。トケンは飛ぶし、冬場はあまり姿を見かけなかったシメが、裸木の梢で、「どやっ!」って感じでポーズ決めてくれるし、コチドリ、センダイムシクイ、カワセミ等が次々登場。最後はコマドリの囀りまで飛び出して、雨を忘れるほど、なかなかの盛況でした。

これだけ色々登場して、レギュラー組のキジバト不在というのも、まあ、ご愛嬌という事ですかねエ。

条件が揃ってても「外れ」って日もあれば、今回の様に、大外れかと思ったら意外に「当たり」だったり、なかなか奥が深いです(笑)。

さほどの雨でもないのに、猫ヶ洞池は相変わらずオーバーフロー状態。2月末にバッサリ刈ったキショウブが早くも凄い勢いで葉を伸ばしてましたが、キショウブの間に割り込むように、アシも葉を伸ばしていたので、昨年の春同様、キショウブを呑み込む勢いで葉を伸ばしてくれるよう祈ってますが。

出会った鳥達  38種 314羽

ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、オオバン、ツツドリ、イカルチドリ、コチドリ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、サンショウクイ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ヤブサメ、エナガ、センダイムシクイ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、コマドリ、キビタキ、オオルリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、イカル、ホオジロ、アオジ、コジュケイ

2015年3月15日

天候 曇後晴 出会った人達 15名

調査を終える頃には青空が広がって気温も上がり、暖かい鳥見日和って感じになったんだけど、生憎、スタートして暫くは、曇り空で日射しが遮られ、少々ヒンヤリした陽気。

ただ、そんなお天気の割には、ヤマガラ、コゲラ、シジュウカラ等が次々姿を見せてくれたり、時期を考えればまずまず賑やかな方だったんだけど、もうひとつ目玉になるような場面がなく、歩いてカウントしている身の印象としては、イマイチ寂しいものが。

寂しく感じる要因のひとつは、日頃「いるのが当たり前」に思っているヒヨドリの数が極端に少ない事。ほとんど、声が聞こえてこないんで、カラの群れが途絶えたりすると、ほんと「シ〜〜ン」って感じになっちゃいますからねエ。不在の時ほど、その存在感を感じちゃいますねえ。

結局、森コースは、イマイチ盛り上がりに欠けたまま調査を終了。

桜の花芽がかなり膨らんできている事もあって、「意外に、終わった途端にウソが出たりして」なんて軽口叩いていたら、車に向かって歩き始めた途端、歩道脇の並木からウソの声が。

のんびり桜の花芽を啄む姿をじっくり観察できたのはよかったものの、残念ながら、この日の調査の記録には入らず、つい、「もう少し、タイミング考えてでろよな!」などと失礼な言葉を投げかけてしまいましたが(笑)。

これで終わってしまえば、「残念な一日」って印象が残るところでしたが、幸い、猫ヶ洞池の方で、先月に引き続き、アオバトの群れが登場。こちらは、無事に記録に入り、「終わりよければ…」って印象で調査を締め括る事ができました。

出会った鳥達  33種 217羽

ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、アオバト、カワウ、コサギ、オオバン、オオタカ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ、アオジ

2015年2月15日

天候 曇 出会った人達 14名

何日か雪の舞う日が続いていたものの、前日夜には「日曜からは冬型が緩んで…」って予報が出たんで、「しめしめ」とほくそ笑みながら床に付いたんですが、いざ調査の当日は、時折雨もパラつくイマイチぱっとしないお天気。

鳥の方も、エナガ、メジロ、シジュウカラ等、そこそこ姿は見せてくれるものの、曇り空を背景にすると、エナガもメジロも色の区別がつかないような塩梅。もうひとつ盛り上がりにかける展開のまま、池へと移動、。

こちらでも、先月、先々月以上に冬ガモの姿が少なく、「今月も、地味〜〜〜な展開のまま、終わりかよ!」って雰囲気だったんですが、ユーカリの温室の脇を通り過ぎて池コースも残りわずかって場所で、4羽のアオバトが通路脇の桜の木の枝先で、花芽を啄みながらまったりしているのを発見。

実際、種数、観察個体数といった記録を見比べると先月よりかえって見劣りする数字なんですが、これひとつで、「今月は良かったね!」って感じになるんですから、鳥見人、単純な生き物です(笑)。

月末に、ゴミ拾いを控え、猫ヶ洞池は、オーバーフロー寸前って感じに水量が増えてしまい、困ったもの。

森づくりの会の滝川さんが問い合わせてくれたところでは、何でも、山崎川で工事のあった関係で、しばらく放水がストップしてたためのようです。

まあ、直前になってじたばたしてもしょうがない。ゴミを拾える範囲が狭いなりに、キショウブ退治と、後背地に伸びかかった低木の伐採の方に思い切って人数が裂けると、前向きに考えるしかないよね。

後は、お天気が良くなるのを祈るだけです。

出会った鳥達  30種 296羽

ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、アオバト、カワウ、コサギ、オオバン、オオタカ、コゲラ、アカゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、アオジ、ドバト

2015年1月18日

天候 晴 出会った人達 13名

先月に引き続き、風もさほど気にならない好天に恵まれました。朝方は時期も時期なのでそこそこ冷え込みましたが、途中からは気温も上がってきて、まずまずの鳥見日和。

現金なもので、鳥さん達も元気が良く、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ等が次々姿を見せ、秋の頃にはいたってシャイで、少し人の気配がすると直ぐに繁みの奥に姿を隠していたシロハラやアオジも、渡りに備えて皮下脂肪を蓄えようと餌採りに夢中で、じっくりと姿を眺めさせてくれました。

これで不平を言っては罰が当たるというものですが、いかんせん、普通種ばかりでイマイチ目玉がなく、盛り上がりに欠けたところがあるのは否めないところで、ほんと鳥屋は欲が深くて困ったもんです(笑)。

そろそろ餌となる木の実が乏しくなってきていて、実の残るネズミモチの木に多数のヒヨドリが群がっていたのと、葉を落としたコナラ等の枝先で、寒さの厳しい今頃にどんな虫達が飛んでいるのか、盛んにメジロがホバリングを繰り返していたのが、この日の見どころだったようです(やっぱ、ちょっと地味?(笑))。

猫ヶ洞池の方は、皮肉な事に、冬のカモ達が集まるこの時期にようやく水位が下がり、アシの周りに干潟ができてました。カモ達にとっては、アシの陰に隠れてゆったりできるので、アシの根元まで水に浸かっていてくれた方が都合がいいのですが。

まあ、それでも、2月末に予定しているアシ刈りの都合を考えれば、それまで水量の少ない状態を保っていてくれた方が、好都合は好都合なのですが。

出会った鳥達  31種 379羽

ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ダイサギ、コサギ、オオバン、オオタカ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、セグロセキレイ、カワラヒワ、アオジ

2014年12月21日

天候 晴 出会った人達 13名

先月書いた余分なひと言が災いしたのか、直前の木曜日には9年ぶりとかのドカ雪が積もったのですが、その雪もほぼ融けて、さほど風もなくやや気温が低いのが気になるものの、そこそこの鳥見日和って感じでスタート

賑やかなヒヨドリの声に混じり、遠目ながらシジュウカラ、ルリビタキ、ヤマガラ等の姿がチラホラする中、ボチボチ二手に分かれるキラニン通りの登り口に差し掛かろうかという辺りで、脇の通路から飛び出してきた1羽の小鳥。

アオジかと思ってよくよく見ると、これが普段なかなか明るい場所に出てきたところを見る機会の少ないクロジ。ばかに愛想のよい個体で、道路の観察しやすい場所に出てきて、参加者一同、しばらく、足が止まって、じっくり姿を観賞。

この時点では、「今日はツキがあるかも」って感じだったんですが、いかんせん後が続かず、その後しばらくは、展望広場でこちらも当地では見る機会の少ないキセキレイの姿が見られた程度で、しばらく、鳥の気配すら感じないという、この時期ではありえない時間帯があったほど、イマイチ盛り上がりに欠ける展開のまま、森コースは終わっちゃいました。

猫ヶ洞池の方では、いきなりユリカモメが姿を見せ、これも当地では何年ぶりかの登場となる、カンムリカイツブリの姿も。

越冬ガモの中には、他にも、ハシビロガモ、キンクロハジロ等たまにしか姿を見せない種の姿がある一方、レギュラー組のマガモの姿がなかったり。

農地組も全般に個体数は少なかったようなので、直前に雪の積もった影響もあるかも、ですが、こちらも、カワセミの姿がじっくりみられたり、帰路、ノスリに出遭ったりって話なので、この日は、レギュラー組が出番を控え、スター選手の引き立て役に徹する演出だったと解釈するのがいいような気が。

写真目的で来てる鳥屋さんからは、ミソサザイやカヤクグリが来ているとの情報もあったようで、雪の影響ですっかり冬鳥が移動してしまったという事ではなさそうなので、取りあえず、年明けに期待、といった感じです。

出会った鳥達  38種 402羽

ヒドリガモ、ハシビロガモ、コガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ユリカモメ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、アオジ、クロジ、ドバト

2014年11月16日

天候 晴 出会った人達 12名

しばらく前からの冷え込みが功を奏したのか、この日の調査はさながらツグミ・デイといった感じ。

スタート早々、渡りの途中かまだ当地に到着したばかりって感じのツグミ類の群れに遭遇。20羽を超えるツグミの群れに、これまた多数のシロハラが混じり、アカハラやマミチャジナイの姿まで見え隠れして、開始早々クライマックスを見せられているよう。

よほどの当たり日だったのか、その後も何度か似たような群れに遭遇。農地コースの方では、ウソやベニマシコも出たようで、毎年、種数、観察個体数ともにピークとなる11月らしい1日となりました。

渡りの鳥達がたくさん見られたのももちろん大きな収穫ですが、最近越冬個体の話題も出ているクロツグミが11月のこの時期に登場したのと、当地では久し振りとなるホオジロの登場も、この日の特記事項。

記録的に冬鳥不作の年だった3年前から、1年おきに好不調を繰り返している感がありますが、今年の冬が、このまま「冬鳥の賑やかな年」って感じで行ってくれると嬉しいのですがねエ。

先月姿の目立ったカケスは、この日もまずまずの登場数で、こちらもこのまま冬の間当地に留まってくれそうです。

ただ、この日の調査記録には入らなかったものの、キクイタダキも姿を見せているようで、ここまで揃うと、1、2度はドカ雪に見舞われそうな予感もして、できれば、そちらの予想は外れて欲しいですが。そうそう、望み通りにはいかないですよねエ。

出会った鳥達  38種 470羽

ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、バン、オオバン、オオタカ、カワセミ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、クロツグミ、マミチャジナイ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、カワラヒワ、ベニマシコ、ウソ、ホオジロ、アオジ、クロジ

2014年10月19日

天候 晴 出会った人達 12名

いつも記録係を務めてくれるメンバーが、病欠1名、調査の日という事を忘れてた方1名、って感じで、面子が揃わずちょっと慌てましたが、何とか若干遅れて無事スタート。

「秋晴れ」って言葉がぴったりの気持ちのいいお天気で、鳥達の動きもそこそこ活発だったのですが、まだまだ葉が繁っているのもあってイマイチ、ばっちり姿を拝める機会が少なく、全体的には若干欲求不満の募る展開。

それでも、展望広場の辺りで、木々の間から飛び出したオオタカが割に低く頭上を通過してくれたり、ハンノキ湿地をグルリと回っている途中には、最近めっきり出会う機会の減っているカケスの群れが、再び姿を見せたオオタカに驚いたのか、上空一杯に広がってグルグル旋回するシーンを見せてくれるなど、それなりに見せ場はあったし、記録の方も、種数、観察個体数ともに、先月までとは雲泥の差なので、これで不満を言ってはバチが当たるかも(笑)。

カケスは、近年になく数多く出現、久々の当たり年かとも思いますが、このところは、渡りの時期に数が多くても、いざ、越冬時期本番となると姿を消してしまうパターンが繰り返されているので、もう少し様子を見てみない事には。冬場もけっこう姿を見せてくれる事になれば嬉しいですがねエ。

先月は、カラカラに干からびた状態だったハンノキ湿地は、台風の通過等もあって、無事、水量が回復していました。

出会った鳥達  27種 384羽

キジバト、カワウ、アオサギ、バン、ハイタカ、オオタカ、コゲラ、アカゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メボソムシクイ、メジロ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、イカル、ドバト

2014年9月21日

天候 晴 出会った人達 10名

朝方はかなりひんやりした陽気で半袖シャツながら下着を着込んで出かけたのですが、調査を始めてからは暑さを感じるほど気温が上がり、まだまだツクツクボウシの騒がしい中での調査。

鳥達の方は、まだまだヒヨドリの数が少なく最終の調査記録以上に淋しい感じが。やはり、お馴染みの騒がしい声がそこここから聞こえてこないと、歩いていても盛り上がりに欠けます(笑)。

自分達の森コース、池コースは、森コースのスタート早々に少し離れて後ろの方を歩いていたメンバー数人が上空を飛ぶノスリを見付けたぐらいで、これといった見どころもないまま終わってしまいましたが、農地組の方は、この時期らしいコサメビタキやノビタキをしっかりゲットした上に、記録外となったもののキビタキにも出遭ったようで、少々悔しい調査結果に(笑)

この日、ショックだったのは、ずっと水量少な目で心配していたハンノキ湿地が、完全に干上がってしまっていた事。その割に、アシの生育を心配して「いいかげん、水量減ってくれんかなあ」と思い続けている猫ヶ洞池の方は、相変わらずオーバーフローでベルマウスに水が流れ込むほどの満水状態で、よけいに複雑な心境に陥りました。

水量の確保に相変わらず抜本的な解決策に踏み込めないままのハンノキ湿地といい、斜樋の付け替え工事の際には「今後はこまめに水量の調整が可能」との話を頂いていた猫ヶ洞池といい、行政との調整はほんと難しいと改めて思わせられる現状ではあります。

出会った鳥達  18種 279羽

キジバト、カワウ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ノビタキ、コサメビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ

2014年8月17日

天候 曇 出会った人達 7名

8月ともなれば、夏の真っ盛りで連日強い日差しが照りつけって感じになるはずが、今年は少し様相が異なるようで、イマイチすっきりしないお天気の毎日。この日も、幸い調査中は雨の心配はなかったものの、朝家を出るときには小雨がパラつくお天気。

おかげで、さほど蒸し暑さに悩まされる事もなく、歩く分には楽チンで良かったんですが、肝心の調査の方は「夏枯れもここに極まる」といった感じの悲惨な結果に。

もっとも、種数、個体数、ともに、先月よりは多少上回っているのですが、これといって盛り上がる場面がないと、やはり、記録の数字以上にさえない印象に。おかげで、集計の方は超楽チンでしたが(笑)。

「戻り梅雨」と言ってもおかしくないほど、一日1〜2度は雨が降るようなお天気の日が続き、猫ヶ洞池の方は、またまた若干水量が増えた感じだったのですが、水量の増えて欲しいハンノキ湿地の方は、逆に、またまた水量が減った感じで、水溜りのように残る水の周囲は底土にひび割れができているほど。

直前にはかなりまとまった雨が降ったんで、今後その分が湧水として流れ込む事で多少でも水量が回復してくれるといいのですが。

出会った鳥達  15種 165羽

キジバト、カワウ、アオサギ、ツミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ

2014年7月20日

天候 曇 出会った人達 12名

梅雨明けが間近に迫り、クマゼミの大合唱がBGMで流れる中での調査でしたが、曇り空も多少は幸いしたのか、まだ猛暑、酷暑の域までは達していないのが、不幸中の幸いといったところ(笑)。

鳥さん達の方も、例年、「ヒヨドリしか鳴かない」って嘆きが「ヒヨドリも鳴かない」に変わる時期。年周りによってはけっこう遅くまで囀りの聞こえるキビタキも今年は早々と静かになってしまい、記録した個体数自体、6月と比べても半減状態でしたが、それでも、スタート間もなく登場したコゲラと、ユーカリ林で遭遇したセグロセキレイの集団(おそらく今年生まれの幼鳥)は、サービス精神を発揮して愛嬌を振り撒いてくれました。

ヒヨドリまでもが数を減らす中、スズメだけは相変わらず多めのご登場。何が幸いしたのか、それとも単なる巡り合わせなのかは分かりませんが、今年はちょっと記憶にないぐらいのスズメの当たり年なのは間違いないようで、谷戸の田んぼで育てている稲が秋の収穫までに食べつくされてしまわなければいいのですが(笑)。

猫ヶ洞池は一時期より増水して、また広い範囲でアシの根元が水につかる状態になってましたが、ハンノキ湿地の方は相変わらず水量少な目。ほんとは逆になって欲しいんですが、なかなか願った通りにはいかないもんです。

出会った鳥達  12種 137羽

カワウ、コサギ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ

2014年6月15日

天候 晴 出会った人達 18名

6月半ばという事で、さほど湿度は高くないので木蔭は多少涼しかったものの、なかなかの暑さ。

その割に参加者の方は賑わっていたのですが、流石に、鳥達の方はそうはいかず、尾根筋を越えてユーカリ林を抜け、ハンノキ湿地にさしかかる辺りまではツバメ、スズメ、ヒヨドリ辺りが、交互に1羽ずつ姿を現すなんて展開が続いていたんですが、運良く、ハンノキ湿地に上がる階段のところで、まだ親鳥から餌をもらっているような巣立ビナを引き連れた、シジュウカラ、メジロ等の群れに遭遇。まだ、警戒心の薄いヒナ達を間近でじっくり観察できて、この日一番の盛り上がりとなりました。

森コースのカウントを終え、池コースに向かう途中で、TVドラマのロケに遭遇するハプニングもあり、極端に鳥の姿の少なかった池コースでも、調査を〆て解散しようかってタイミングで、いきなりホトトギスの囀りが間近に聞こえるなどもあって、夏枯れの時期の始まりとも言える6月の調査としてはまずまず充実した日となりました。

水位が高くアシの生育への影響を心配していた猫ヶ洞池は、かなり水位が下がっていてひと安心といった感じでしたが、反面、ハンノキ湿地も同様に水位が下がってきていて、今度はこちらが干上がる心配が。

なかなか、思惑通りにはいかないものです。

出会った鳥達  16種 248羽

カイツブリ、キジバト、カワウ、ホトトギス、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、カワラヒワ

2014年5月18日

天候 晴 出会った人達 10名

朝、家を出るときには、一瞬上に羽織るものを持って出た方がいいかなと思うような微妙な気温でしたが、お昼前には早くも夏を思わせる陽気に。

早々と気温が上がってしまった上に、先月、いいかげんたくさんの夏鳥みちゃった事もあって、二手に分かれてキラニン通りの坂を上がる途中「今日は、キビタキ鳴いてないね」って声が出てきた時には、一瞬悪い予感が頭をよぎったのですが、幸い、それからほどなくホトトギスの声が聞こえてひと安心。

その後、とうに通過しちゃった頃だと思ってたセンダイムシクイの「チヨチヨビ〜」も。

農地組は、それに加えオオルリもゲットできたようで、渡りの夏鳥全くのカラ振りという最悪の事態は免れましたが、時期的に期待の高かったサンコウチョウやメボソムシクイ辺りを取りこぼした点で、気持ち的には欲求不満気味な調査結果に

もっとも、気温の高さを考えたら健闘の部類にはいるのかもしれませんが。

この日、一番の見どころは、逆に、猫ヶ洞池ベルマウスの中をトコトコ歩いていた、ハクセキレイかも。

背中の色が繁殖期でしか見られない艶々の黒に変わっていて、思わず見とれちゃいます。

昼食後は、たまたま「試験操業中」の炭焼きの様子を覗きに。

相変わらず、「臭いへの苦情が来ないか」と気にかけながら行う状況のようで、この地で炭焼きを行う事自体不快に思う人に考えを変えてもらうのは難しいでしょうが、少しずつでも理解者が増えてくれるといいのですが。

出会った鳥達  19種 324羽

カルガモ、キジバト、カワウ、ホトトギス、トビ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、センダイムシクイ、メジロ、ムクドリ、キビタキ、オオルリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ

2014年4月20日

天候 曇 出会った人達 14名

消費増税の駆け込み需要の反動を抑えようってわけではないでしょうが(全然、関係ないって!(笑))、「夏鳥一斉大放出」って感じの一日で、久々に「大当たり!」にぶち当たったってところでしょうか。

スタート早々聞こえてきたコマドリの囀りを皮切りに、オオルリ、キビタキ、センダイムシクイと、それぞれの美声とともに、次々と夏鳥達が姿を見せてくれました。

森コースの終わりには、アカハラまで囀りを聞かせてくれたり、冬鳥の方も、この冬とんと姿を見る事のなかったシメが、この日は森コース、農地コース共に群れで観察されたり、農地コースの方では、30羽のヒレンジャクの群れも。

調査記録には入らないものの、番外の方でも、コサメビタキ、ヤブサメ、ツツドリ等、一日賑やかな状況が続きました。

調査の結果の方は上々だったのですが、逆に気がかりだったのは、猫ヶ洞池のアシ原の方。

アシ刈りも3年目になり、アシの勢い自体はかなりいい状態なのですが、昨春に続き、今年も、さして降水量が多いとも思えないのに、オーバーフロー寸前の満杯状態。

もう少し、アシの生育に配慮して年間の水位の調整を行ってもらえるよう、市の方へ働きかける方策を考える必要がありそうです。

出会った鳥達  33種 505羽

ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、アマツバメ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、センダイムシクイ、メジロ、ヒレンジャク、ムクドリ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、コマドリ、キビタキ、オオルリ、スズメ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ、ドバト

2014年3月15日

天候 晴 出会った人達 11名

お天気の巡り合わせの悪かった1月、2月とは異なり、久々、鳥見日和って感じのお天気だったのですが、若干低い目の気温が災いしたのか、スタートして暫くはこの日も鳴かず飛ばずの状態で、流石に「おいおい!」って感じでしたが、気温の上昇とともに、既に番となっていると思われる2羽のエナガが間近に餌を探しながら飛び回る姿を見せてくれたのを皮切りに、メジロ、シジュウカラ等が何度かゆっくり姿を見せてくれて、久し振りに、「鳥、見たっ!」って感じの気分にさせてもらいました。

この冬、とんと姿をお目にかかる機会のなかったカケスも、ゆっくり飛びながら目の前を通過、池コースでは、こちらもしっかり目にする機会のなかったツグミが姿を見せてくれたり、さほど珍しい種が出たわけでもなく数も少な目ではありましたが、調査という事を別にすれば(笑)まずまずの鳥見だったかと。

時期的に期待していた、ウグイスの囀りは無事ゲットできたものの、ツバメの初認は、まだ到着前なのか不発に。

ハンノキ湿地は、先月同様満水状態でしたが、今月初めにゴミ拾いを実施したばかりの猫ヶ洞池も、早くもオーバーフロー寸前の水量に。アシの生育を考えると、もう少し水位を下げて欲しいんですがねエ

出会った鳥達  28種 334羽

カイツブリ、カワウ、アオサギ、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、オオバン、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2014年2月16日

天候 晴 出会った人達 14名

前日に雪が積もり、その後雨に変わって、当日、朝方ようやく青空が広がるという天候の移り変わりの経緯からある程度覚悟はしていたんですが、冷え込みに加えて途中から寒風が吹きすさぶという鳥見には最悪のお天気となりまして、やたら数は出たシロハラも、普通のお天気なら、明るいところに出てきて餌を採る姿が見られてもいい時期なのに、林の奥へ飛び去る気配と声のみといった感じ。

シジュウカラ、メジロ等のカラの群れも似たような感じで、これといった盛り上がりもないまま、森コースが終了。

留めは、猫ヶ洞池。

先月は、300羽を超えそうな勢いでカモの群れが泳いでいたのに、あまりの強風にどこか風を避けられる場所にでも移動したのか、マガモ、コガモ等全て合わせても5羽程度(なぜか、オオバンだけは、今月の方が1羽増えてましたが)。

もっとも、農地コースの方は、カワセミが出たり、ヒクイナが出たり、数の少ない中でも、ちゃっかり、それなりの収穫があったみたい。

この日、一番ショックだったのは、半月後にはゴミ拾いが予定されてるのに、前日の積雪で、猫ヶ洞池の水量がぐっと増えてしまった事。

ここまでは、一時期、イカルチドリが入るほど、アシ刈り、ゴミ拾いに合わせたような水位が続いていたんですが、ほんと、うまくいかんもんですねエ(涙)。

出会った鳥達  28種 273羽

カイツブリ、カワウ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒクイナ、オオバン、キジバト、カワセミ、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2014年1月19日

天候 晴 出会った人達 10名

お天気は良かったものの、とにかく寒かった。途中からは風も出てきて、日蔭の多い「森コース」では思わず「早く陽の当たる場所に」なんて声が出るほど(笑)。

気温が低く冷たい風が吹いたりすると、鳥達もイマイチやる気が出ないのか、たいていカウントの結果も寒かったりするのがいつものパターン。この日もご多分にもれず、コース周辺からカラの声が聞こえてきたりするものの、なかなかばっちり遭遇とはいかず、先月はカワラヒワの大群に遭遇したモミジバフウまでこの日は不発。

小鳥類が淋しかったのとは反対に、冬ガモの方は盛況でした。

コガモが100羽超える程度で、他はパラパラ程度の状態が何年も続いていたのですが、この日は、オナガガモ、マガモ、ヒドリガモが、いずれも、50羽超で、「数えるのが大変」という贅沢な声も。

ハンノキ湿地は、この日も水量がかなり淋しい状態。今年干上がってしまうかどうかは別にして、何とかもう少し対策をとれないものかと思うものの、周囲の樹木を伐採したり、湿地の底の浚渫等、いずれも費用や鳥の写真屋さん達からの反対等で難しいからねエ。

出会った鳥達  29種 427羽

カイツブリ、カワウ、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、オオバン、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2013年12月15日

天候 晴 出会った人達 12名

青空が広がってて晴れてるのになぜかお日さまの辺りだけ雲に覆われて日が射さないといういささか意地悪なお天気が森コースを終わる頃まで続き、日蔭の多い森コースでは余計に肌寒い感じに。

市民の森を出て池コースに向かう辺りで日が射し始めたのも何とも皮肉でねエ(笑)。「気象庁、覚えてろっ!」っと、皮肉のひとつも言いたくなるぐらい(笑)。

日が射さないと、鳥達も風の当たらない葉陰をうろちょろしがちで、「声はすれども、姿は…」的なケースが多かったのですが、キラニン道路を上がって尾根筋を通過する際には、当地ではあまり目にしないキセキレイがしばらく一緒に歩んでくれたり、めっきり出会う事の少なくなったホオジロの声が聞こえたり、ユーカリ林からハンノキ湿地に向かう道の途中のアメリカフウには、いつも実を啄んでいるカワラヒワの群れが、いつもの5〜6倍の30羽を超える数に膨れ上がっていたり、イマイチ地味な内容ながら、日頃の姿を良く知ってるレギュラー組にウケそうな玄人好みの見せ場がいくつか(笑)。

猫ヶ洞池の冬ガモの群れは、今年も、マガモ、ヒドリガモが主流で、以前は100羽を超える数が越冬してたコガモは数羽しか姿が見えず、オナガガモに至っては1羽も見つかりませんでした。

ここ2年、斜樋の工事の影響で冬場に水がなかった影響もあるのかもしれませんが、こういった冬ガモの種類の移り変わりは、イマイチ理由がはっきりしません。

ハンノキ湿地、猫ヶ洞池、ともに水量は少な目。

猫ヶ洞池の方は、アシの生育を考えるとむしろこのぐらいの水位の方が、ってところがありますが、ハンノキ湿地は、季節がらこの先もあまりまとまった雨は期待薄なだけにちょっと心配です。

出会った鳥達  33種 416羽

カイツブリ、カワウ、アオサギ、マガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ツミ、オオバン、キジバト、アカゲラ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、クロジ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2013年11月17日

天候 晴 出会った人達 14名

先月と打って変わって好天に恵まれ、毎年種数、観察個体数ともにピークとなる11月なので、それなりに期待はしてたんですが、生憎、今年は残暑が長引いた影響か、冬鳥達の飛来が遅く、ようやく役者がひと通り揃ったところといった感じ。

本格的な冬鳥シーズンには今しばらく時間がかかりそうな様子でした。

なので、この冬がどんなシーズンになるのかももうしばらく様子を見ないとはっきりしませんが、農地コースでウソやマヒワが出たり、農地、森両コースでベニマシコが出たり、といったところを見ると、昨シーズンほどの賑わいになるのかどうかは別にしても、一昨年のような閑散とした冬鳥シーズンにはならないような気が(かなり、希望的観測が入ってますが(笑))。

この日は、鳥とは別に、彼らの食糧となる実の方で、ちょっと気になる事が。

例年なら、年明け、2月後半か3月に入る頃にならないとあまり鳥達が口を付けないソヨゴの赤い実をメジロ等が盛んに啄んでた一方、例年なら、今頃はほぼ食べつくされているのが普通のムラサキシキブ(コムラサキ)は、未だびっしりと実が残っていました。

相反する2つの現象をどう説明したらいいのか見当がつきませんが、気候変動がなんらか影響しているのでしょうか。

イロハモミジやトウカエデが急ピッチで色付き出し、猫ヶ洞池のアシ原もぼちぼち枯れ葉色に色を変えてきていましたが、今年はまた一段と種子がしっかり付いている様子。これが冬の間に落ちて、来春しっかり芽吹いてくれると嬉しいんですがねエ。

出会った鳥達  33種 463羽

カワウ、コサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、クイナ、オオバン、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、マヒワ、ベニマシコ、ウソ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2013年10月20日

天候 曇 出会った人達 9名

9月は台風間近なのにタイミング良く雨が調査の時間を避けて降ってくれましたが、10月はその時の分も回ってきたかのような土砂降りの中での調査となってしまいました。

参加人数が前回より多いのは、土砂降りにもめげず、赤ちゃん抱いて参加されたご家族のおかげ。

NHK、日曜夜の「ダーウィン」を見てるらしいお兄ちゃんは、あまり鳥さんの出現の望めそうにないお天気に途中からカタツムリの収集に方向転換。調査常連組も腰の引けるようなお天気に赤ちゃん連れで参加されたのもビックリでしたが、このお兄ちゃん、けっこうな数のカタツムリを虫かごの中に放り込んでて、「そればかり集中してれば、けっこう見つかるもんだ」と、そちらの方でもビックリ。

あいにくのお天気の中でもそれなりに楽しんでくれたようで、良かったです。

そんなお天気でしたが、それでも、猫ヶ洞池には冬ガモの集団が来てましたし、農地コースの方では、メボソムシクイやコサメビタキも出たようで、なんとか最低目標はクリアって感じですかねエ。

出会った鳥達  22種 360羽

カワウ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オオタカ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、メボソムシクイ、コサメビタキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2013年9月15日

天候 曇 出会った人達 7名

台風が間近に迫ってきてるとの事前の予報で、朝目覚めた時はかなり激しい雨が降ってたんで、久し振りに雨の中での調査を覚悟していたら、家を出る頃には小止みになり、結局調査の間中は傘もいらないお天気でした。

ただ、9月になって多少は渡りの鳥なども期待していたんですが、流石にお天気の影響でその辺りは不発。けっこう、蒸し暑い事もあって、今回もシジュウカラ等声は聞こえてくるもののなかなか姿は見えずといった先月と似たような展開に。

そんな中でも、展望広場の辺りで、ひょっこり間近に飛び出してきたキビタキ♀に遭遇したのと、途中こちらも渡り途上のアサギマダラの姿が見られたのは、ラッキーといった感じ。

前日にかなりの雨が降ったので、流石にハンノキ湿地もそこそこの水量でしたが、それでも満水状態にはほど遠く、この夏の日照りの酷さを改めて感じさせられました。

猫ヶ洞池の方では、ベルマウス周辺でオオマリコケムシが水の中を漂ってる姿が。こちらも凄い勢いで増えてきてるようで、今後が気がかりです。

出会った鳥達  13種 132羽

アオサギ、カルガモ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ヒヨドリ、モズ、キビタキ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2013年8月18日

天候 晴 出会った人達 7名

日射しの照りつける戸外で立ってるだけで熱中症に倒れそうな陽気にもめげず、7人の参加者はたいしたもんだと思うんですが、肝心の鳥さん達の方で、暑さにめげず日射しの当たって堂々と姿を現す勇気のある輩は少なかったようで、奥でゴニョゴニョ声は漏れてくるものの、ほとんど姿は見えず、カウント結果は少々淋しい状態に終わりました。

洪水騒ぎがあったほどの豪雨のおかげで、ハンノキ湿地も一時の危機的状況は脱したようですが、この日も水量は少な目。周りの樹林の影響も問題だけど、洪水か間伐かの二者択一といったお天気も困ったものです。

一時期からすると見違えるように勢いのよくなった猫ヶ洞池のアシ原ですが、2年続けてのアシ刈りの効果か、今年はジュズダマもえらい勢いで成長してしまい、手前の岸側をぐるりと囲むように林立してました。

ベルマウスの周囲では、やはりニセアカシアが同様に、草刈後一斉に実生で林立してますし、なかなかストレートにこちらの都合のいい方向には。なにせ自然相手なんでねエ。難しいものです。

出会った鳥達  13種 169羽

アオサギ、カルガモ、キジバト、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2013年7月21日

天候 曇 出会った人達 16名

集合場所に集まった頃の気温は、さほど猛暑ってほどでもなかったんだけど、周りをぐるりとクマゼミの合唱に取り囲まれた感じで、よほど大声で鳴いてくれないと、鳥たちの声がかきけされそうな雰囲気。

それだけでも、体感温度が2〜3度上がる気がしちゃいますよねエ。

ヒヨドリも、繁殖の終わった個体が移動し始めているのか声が少な目。聞こえてくる声も、普段聞き慣れてる声とは若干異なる幼鳥っぽい声が主流。

メジロ、シジュウカラ等も、暑さのためか、声は漏れ聞こえてきても繁みの奥をうろちょろするばかりで、なかなか見やすいところまでは出てきてくれません。

それでも、オオタカが舞い上がったり、猫ヶ洞池の方では、コチドリが見やすい場所まで出てきてくれたり、それなりに見せ場は作ってくれました。

個人的には、まだウブ毛が残る感じの幼鳥ばかりのエナガの群れが、この日一番の収穫でした。もろ、癒し系です。

アシの生育が心配で水位の下がって欲しかった猫ヶ洞池の方は、コチドリがうろちょろできるほど干潟が出来上がっていい感じだったんですが、逆にハンノキ湿地の方は、無残なくらいカラカラに干からびた状態。

水不足って、今年の特殊事情はありますが、この状態では湿地性の植物や水生昆虫、カエル、サンショウウオ等の両生類は生存しようがないので、なんとか抜本的な対策をとらないとねエ。

出会った鳥達  16種 203羽

カイツブリ、オオタカ、コチドリ、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、キビタキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス

2013年6月19日

天候 晴 出会った人達 16名

生憎の好天?に恵まれまして、集合時間に早くもそこそこの暑さ。

春の渡りが終わり、繁殖もひと段落で鳥達の数も動きも少なくなり、鳥の調査というよりは人間修養の場となる(笑)3ヶ月の入口で、参加人数も少ないかと思いきや、おちびさん達を連れたママさんがみえたり、他にも初参加の方がみえたりで、そこそこの人数に。

幸い、雨上がりでお腹が空いていたのか、メジロ、シジュウカラ等を中心に以外に鳥達も姿を見せてくれて、カウントの方もまずまず賑やかな雰囲気で進める事ができました。

ベテラン参加者の皆さんは、しばらく前から繁殖行動が見られて話題を振りまいているオオヨシキリに釣られて大挙して農地コースの方へ(繁殖してたと思われる過去の記録は40年ほど遡る必要が)。

一応、首尾よく記録に収める事ができたようで、他にも、農地コースの方では、キビタキがオス、メスに加えて幼鳥まで記録、イワツバメの群れも記録に入る等、今月に限っては、美味しいところを全部持っていかれた感が。

猫ヶ洞池の方は、相変わらず水位が満タンで、幸い今のところ昨年以上に勢いよく伸びてきてるアシ原ですが、今後の生育を考えるとぼちぼち水位を下げたいところ。

逆に、ハンノキ湿地の方は、前日の雨にも拘わらず、干上がる寸前といった状態で、なかなか思ったようにはいきませんねエ。

出会った鳥達  21種 267羽

カイツブリ、カルガモ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、イワツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、キビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2013年5月19日

天候 曇 出会った人達 16名

直前まで行ったり来たりしていた傘マークも、ブツブツぼやいた効果か「午前中だけは降らずに我慢してやるか」って事になったようで(まさかね(笑))、少なくとも調査の間中は予報の割に青空の覗く上々のお天気で、スタート早々キビタキは鳴くし、ツツドリは鳴くしで、いい感じの滑り出しだったんですが、いかんせん、先月と違って葉が生い茂り、鳥さん達との呼吸もイマイチで、あれこれ声は聞こえるものの、まともに姿を見せてくれないイライラの募る展開に終始。

ラストの池コースで出たコアジサシも、みんなが集まる前に上空を通過したのみって”留め”のような嫌がらせ(笑)もあったりして、最後までイマイチ締まらないまま終わっちゃいました。

そんな中でも、冒頭のツツドリの他にも、コマドリの囀りが聞こえたり、アオバトが鳴いたり、5月の終盤に差し掛かった日程を考えれば、まずまずの結果ですかねエ。

猫ヶ洞池は、相変わらず水量満杯でしたが、その割には伸び始めたアシに勢いがあり、アシ刈り2年目、キショウブの間に割り込む”豪のもの”もいたりして、今のところは去年を上回る勢いで伸びてます。

これから夏にかけては、もう少し水量を落としてもらう等なるべくアシの生育に合わせた水量調節もお願いし、なんとかこの勢いをそのまま次年度に持ち越せるようにしたいものですが。

出会った鳥達  25種 264羽

カイツブリ、カワウ、アオサギ、カルガモ、オオタカ、コアジサシ、キジバト、アオバト、ツツドリ、カワセミ、コゲラ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、コマドリ、ウグイス、キビタキ、オオルリ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2013年4月21日

天候 曇後晴 出会った人達  8名

車で現地に到着した際までは小雨がパラついていたのに、車を降りて集合場所に向かう途中で雨が止み、以後雨も降らないのに森コース終わりまで延々傘を持って歩くというなんとも意地の悪いお天気

その代わり、日頃陽の高くなった時点で鳴きやんでしまう、コマドリが調査の間中盛んに囀ってくれるという恩恵もあったので、差し引きすれば恩恵の方が大きかったかも。

猫ヶ洞池に向かう頃まではずっと日射しが雲に遮られるといったお天気だった割に、オオルリ、キビタキ、センダイムシクイ、ヤブサメ、サンショウクイ等、かなりの夏鳥を記録、おまけにキレンジャクまで出てくれて、新たな年度のスタートとしては上々の滑りだしとなりました。

もっとも、人間、欲が深くできてますから、「もう少し空が晴れてたら、キレンジャク、色までちゃんと見られたのにぃ!」とかありますが(笑)。

2月の終わりに、アシ刈りをして、3月ゴミ拾い等を行った猫ヶ洞池は、魚の産卵準備で水位を上げている上に前日来の雨もあって、アシがどっぷり水に浸かった状態でしたが、水面上に出た部分を見る限りでは、けっこう勢いよく芽吹いている感じ。

ただ、それなりに除去に励んだキショウブもそれ以上に勢いよく伸びてて、やっぱり、もうちょっとなんとかしたいですねエ。こちらの方も、継続して観察していきます。

出会った鳥達  38種 248羽

カワウ、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、オオタカ、オオバン、キジバト、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、サンショウクイ、ヒヨドリ、キレンジャク、コマドリ、アカハラ、シロハラ、ヤブサメ、ウグイス、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、マヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2013年3月17日

天候 晴 出会った人達 18名

直前の数日続いていた朝の冷え込みも調査の日はさほどでもなく風もない割には、始まってからしばらくはこの日も鳥たちの動きがイマイチ。端境期に当たり、エナガ等既に繁殖ステージに入り、群れから離れて巣造りに忙しい種も多い時期でもあり「しょうがないかな」とは思いつつも、近くで声が聞こえ気配はあるもののチラせ見程度に終わってしまうパターンが続き、途中までは欲求不満がつのる展開。

それでも、気温の上昇と共に徐々に動きが活発になり、今月もユーカリ林の途中で花芽を突くウソの群れを発見。お腹の近辺まで赤いオスも交じり、まずまずの距離で参加者全員じっくりと観察。

マヒワは声ばかり目立って飛び去る姿しか見られなかったものの、オオタカが上空を横切ったり、猫ヶ洞池では、マガモやアオサギ等がベルマウス近辺の見やすい位置に固まっていたり、終わってみれば、種数は前月と変わらなかったものの、観察個体数は前月を上回る数で、時期を考えれば上々の鳥果となりました。

農地コースでは、ツバメも出て、この日が今年初認となる方も多かったようです。

ゴミ拾いが終わったばかりの猫ヶ洞池では、また少し水量が増えた感じ。

刈り取ったアシもキレイに片付いて、当たり一帯サッパリした状態になったのはいいのですが、却って、そこだけ緑の濃いキショウブの密生地が目立つ事、目立つ事。

一度、花の目立たない時期に、今度はキショウブ退治に的を絞って取組んでみたいのですが、ゴミ拾いより更に地味な活動なので、さてさて人が集まるものかどうか。アシ原を広げる障壁となっているのは確かなのですが、この辺りは難しいところです。

出会った鳥達  36種 353羽

カイツブリ、カワウ、アオサギ、マガモ、カルガモ、オオタカ、キジバト、アカゲラ、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、シラダカ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、ウソ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2013年2月17日

天候 曇 出会った人達 19名

事前の予報では前日より最高気温が高い予報が出ていたので多少暖かくなるのかと思ってたら、予想に反して前日以上に朝の冷え込みが厳しく、調査の始まる頃になっても薄曇りでなかなか気温が上がらない中でのスタート。

お天気以上に鳥さん達の出は寒い感じで、尾根筋を抜けてユーカリ林に至る辺りまでヒヨドリの声すら聞こえてこないような状態が続き、「今日は、こんな感じで終わっちゃうかも」と悪い予感も漂い始めた頃、ようやく雲間から日が射してきたのを待っていたかのように上空カラスの群れに突っかかるハヤブサの姿が。

ハヤブサの刺激の効果か、断続的にでも日が射すようになったのが良かったのか、これ以降多少流れが変わり、森コースの終わり近くになってようやく鳥たちの声が聞こえてくるように。

猫ヶ洞池ではカワセミやシメの姿が見られたり、刈り取られたアシにメジロやムクドリが群がる日頃あまり目にしない光景を目にしたり、ユーカリの温室前の土手に餌を探すアオジの姿が間近に見られたり、と尻上がりに盛り上がり、正に「終わりよければ」を地で行く感じの締めくくりとなりました。

3/9にゴミ拾いを予定している猫ヶ洞池は、先に触れたとおり公園の作業班の皆さんが既にアシ等を刈り終えた状態で、斜樋の工事も終わって少しずつですが、水量が回復してる様子。

ただ、やはりカモの数は少なく、水量が増えて逆にカモが減るという予想外の展開となっているようで、この辺り、自然の世界は奥深く予測の付かないところが。

出会った鳥達  36種 294羽

カイツブリ、カワウ、マガモ、コガモ、オオタカ、ハヤブサ、キジバト、カワセミ、アカゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、アオジ、マヒワ、オオマシコ、ウソ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2013年1月20日

天候 晴 出会った人達 20名

しばらく厳しい冷え込みの日が続いてビビってましたが、幸い移動性の高気圧が張り出すタイミングにぶつかり穏やかなお天気のもとで調査を行う事ができて、その分鳥たちもまずまず活発に姿を現してくれました。

アカハラ、ウソ、ヒガラ等、今期の冬鳥シーズンを賑やかにしてくれてる連中に加え、農地コースではアリスイ、猫ヶ洞池の方ではミサゴが姿を見せ、また、冬の常連組のルリビタキが何度も間近で愛嬌をふりまいてくれたり、カウントの結果としてはもちろんですが、参加者の目を楽しませてくれるといった面でもまずまず充実した一日になったかと。

古い斜樋を塞ぐ工事のため水を落とした猫ヶ洞池では、年末の池干しの際より水量が少ない状態がこの日も続いていました。

この影響とばかりは限定できないものの、カモの種類が例年と異なったり、上空でミサゴがホバリングする姿を見せてくれたり、イカルチドリが水の引いた池底の干潟を走りまわったりと、期間限定でできた環境ですが、それだけに貴重な記録を残せてる気がします。

出会った鳥達  38種 383羽

カイツブリ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ミサゴ、オオタカ、イカルチドリ、キジバト、カワセミ、アリスイ、アカゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、アカハラ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、ウソ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2012年12月16日

天候 晴 出会った人達 19名

明け方までお天気が悪かったためか、このところしばらく続いていた朝の冷え込みもなく穏やかなお天気でしたが、途中から風が強まり鳥さん達の動きはイマイチ。

メジロ、シジュウカラ等もさほど切れ目なく声は聞こえてくるし、それなりに姿も現わしてくれるんですが、イマイチ「どんピシャで群れにぶつかった」って感じの時がなく、少々もどかしい展開。

それでも、この冬賑やかな、ヒガラ、ウソ、キクイタダキ等、一通り姿を見せてくれ、声だけの登場の多いアカゲラもけっこうバッチリ姿を拝む事ができたので、まずまずの鳥果といったところでしょうか。

猫ヶ洞池は、水が引いているにも拘わらず、けっこうたくさんのカモの姿が。

コガモ、オナガガモが主の例年とは異なり、少量多品種といった趣で、今年数が多いヒドリガモの群れの中に1羽アメリカヒドリとの交雑種が。

カモの他にも、オオバン、ユリカモメに加え、イカルチドリも池干しの際同様、盛んに声が聞こえてました。

参加者の方は、可愛いお子さんを連れたママさん等、新しい方が何人かみえ、こちらは賑やかでしたので、あまり悲惨じゃなくて良かったです(笑)。

出会った鳥達  31種 388羽

カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ、ユリカモメ、キジバト、アカゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ウグイス、キクイタダキ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、ウソ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2012年11月18日

天候 晴 出会った人達 13名

車を止めて集合場所へ向かう途中の信号待ちで、早頭上をエナガの群れが。直ぐ後ろのウメの木に集団で止まってびっくり。

参加者が集まるのを待ってる間にも周りをシジュウカラ、ヤマガラ等飛び回る賑やかさに、思わず「これが今日のピークかも」と口走り、「そんな縁起でもない」とたしなめられましたが(笑)、流石に毎年鳥の出がピークの11月でそれはなく、その後も終始メジロ、エナガ、シジュウカラ等は賑やかでした。

展望広場を通り過ぎた尾根筋では、これに加えてヒガラ、キクイタダキも。

途中、オオタカが上空を飛び、猫ヶ洞池では池干し準備で水がひいた場所がかなり広がってるにも関わらず、マガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ等のカモ類に加えてオオバンの姿も。

池の周囲をぐるりと回り温室の間を通る水路の橋を渡る際には、水路の先にカワセミの姿も見え、先月に続きしっかり「見たっ!!」って感じの調査結果となりました。

猫の水量が少ないのは池干しの準備ですが、ハンノキ湿地もかなり水量が少なく、毎年冬場は水量が少ない事を考えるとさきざき干上がりはしないかと、ちょっと心配な状況です。

出会った鳥達  33種 462羽

カイツブリ、ダイサギ、コサギ、マガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、オオタカ、オオバン、カワセミ、アカゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、キクイタダキ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2012年10月21日

天候 晴 出会った人達 16名

いやあ、苦節3ヶ月、苦しい時期を過ごしてまいりましたが(笑)、気候も秋らしいそれに変わってきて、調査の方も風向きが変わってきたようです。

スタート早々、キビタキ♀が出たのを皮切りに、エナガ、メジロ、シジュウカラ等の群れが何度か周りを飛びかい、尾根筋では松ぼっくりをついばむヒガラの群れも。

猫ヶ洞池では、アカゲラがお腹の赤がはっきり見えるほど低く上空を横切り、戻る途中ではトウカエデの実を食べるシメの姿もバッチリ拝めて、久々に賑やかな調査となりました。

「今年中の運を使い果たしたかも」という不吉な発言もありましたが、聞かなかった事にして、この勢いで年度の後半戦を頑張りたいです(笑)。

農地コースの方では、しばらく前から滞在してるらしいクロツグミの姿も見られたようですが、残念ながらこちらはカウント外。

ツグミの類こそ出ませんでしたが、この日の調査でも、ヒガラ、シメの姿が見られ、日頃この地に日参してみえる方のお話ではマヒワの群れも出ているようで、昨シーズンのように極端な冬鳥不作の事態だけは免れそうな雰囲気。逆にこの冬、雪が多いか寒くなりそうな気配も。

猫ヶ洞池の水量が多過ぎて勢いが失せかけていたアシ原は、この日は水量がかなり減っていて、しっかり花穂を付けてました。

出会った鳥達  25種 457羽

カイツブリ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、カワセミ、アカゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ウグイス、キビタキ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、シメ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2012年 9月16日

天候 晴 出会った人達 11名

残暑厳しい中とはいえ9月も半ばということで、「7、8月あたりよりは多少はマシだろう」と思って出かけたんですが、読みが甘かった(笑)。「温暖化なめてました。スイマセン。」って感じ。

流石にセミの声は、役者が交替してもっぱら「オーシツクツク…」で埋め尽くされてましたが、セミの合唱が凄過ぎて鳥たちの声がかき消されがちな状況も変わらず。

先月は農地コースのみの登場で、森コース、池コースのこちらでは空振りだったコサメビタキが今月はこちらでも何度か登場、ムシクイの仲間のチラ見せに、尾根筋からユーカリ林に下りてくる途中ではハイタカの仲間が上空をよぎったりもあったんですが、全体的には今月もちょっと淋しい状況。

総数300羽超といっても半分近くが農地コースのスズメ。池コースでメジロ50羽プラスなんていうのもあったりして、それ差し引いちゃうとホント悲惨(笑)。

まあ、数の変動の大きい渡りに時期なのに、半端ない暑さに加えて、台風の影響で低気圧が近づきつつあるって悪条件も考えると仕方ないんだけど。その分、10、11月の巻き返しに期待しましょう。

ずっと降水量少な目だった影響でハンノキ湿地はかなり水量少な目。猫ヶ洞池の方もようやく山崎川への放水が軌道に乗ったのかベルマウスの周囲が干上がってるほど水位が下がって、7、8月と満水状態が続いて色が変わりかけてたアシは一息ついてる感じでした。

気になってたカシナガによるナラ枯れは、この日も被害木らしいものは目にせずじまい。昨年は天候不順の影響が大きいように思ってましたが、今年も不発のようなので、ボチボチ終息しかかってると考えてもいいんでしょうか。一昨年の爆発状態を見ているので、まだ半信半疑といった感じですが。

出会った鳥達  17種 317羽

カイツブリ、ダイサギ、コサギ、カルガモ、キジバト、コゲラ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、コサメビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2012年 8月19日

天候 曇後晴 出会った人達 7名

暑かったもののここ数日の暑さから比べればいくらかマシなような気がしましたが、他の参加者の方はいかがだったでしょうか。

流石の暑さのためか参加者もやや少なめでしたが、それに合わせたように鳥さんたちの出も控えめでしたね(笑)。

キラニンの坂で2コースに分かれるまではほとんど鳴かず飛ばず。二手に分かれて間もなく、坂の途中で20羽は優に超えそうなエナガにメジロ、シジュウカラ、ヤマガラ等が加わった群れに出会い、これはけっこう賑やかな感じで良かったんですが、結局その後は延々セミの声だけが響く中黙々と歩く、といった感じに終始。

やはり夏のこの時期の鳥の調査は人間性の試される機会かと(爆)。

猫ヶ洞池の方では一時姿の見えなかったカイツブリが戻っていたり、ハクやセグロのセキレイ類が出たりして多少はマシだったんですが、後で農地コースの調査用紙覗いたら、メボソムシクイ、センダイムシクイ、コサメビタキ等の名前があって、今月はかなり差を付けられましたねエ(笑)。

昨年は夏の時期ガクッと数が減ったヒヨドリ、先月はまずまずだったので「今年は大丈夫かな」と思っていたら、今月はやはり極端に数が少なかった。

森コースで全部で5羽はやはり異常。やはり気候変動の影響で移動時期等がずれてきているんでしょうか。

昨年は天候不順もあってあまり目立たなかったカシナガによるナラ枯れ。今年はどうかなと気になってましたが、8月の状態を見る限り、今年も目立った被害はなさそう。ボチボチ終息といった徴候なら嬉しいんですが。

出会った鳥達  19種 163羽

カイツブリ、コサギ、キジバト、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、メボソムシクイ、センダイムシクイ、コサメビタキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2012年 7月15日

天候 曇後晴 出会った人達 10名

朝方は曇り空で暑さもほどほど。「しめしめ」って感じだったんですが、調査が始まる頃には青空が覗き、今月も燦々と日差しの降り注ぐ中での調査に(泣)。

まだ、アブラゼミの声は梅雨明け前のためかやや控えめでしたが、数は多くないもののちゃんとクマゼミの「シャッシャッシャッ・・」という声も鳴り響き、雰囲気は完全な夏模様。

鳥さんたちは一番の夏枯れの時期なのでカウントの方も「まあ、こんなもんかな」って感じの結果に(爆)。一番みんなが沸いたのが、残念ながら森コースの調査を終えて池へ移動しようとした際リョウブの花に群がってる子連れのメジロの姿を見た際(こういうのに限ってカウント外(笑))。

花弁ちぎって子に与えてる姿は、メジロの日頃の習性を考えると意外な光景。長年見ててもこういう発見があるのが、やはり自然観察の奥深さでしょうか。

このところ降り続いた雨でハンノキ湿地、猫ヶ洞池ともに水量は満タン。猫の方は、ベルマウスの穴はふさいだものの電気関係の工事がまだ終わっていないのか放水はしていないようで、せっかく育ってたアシのことを考えると気がかりに思えるほど、しっかりアシが水没してました。

ハンノキ湿地の脇では、この暑さの中森づくりの会のみなさん、竹刈りの作業中でした(ホントご苦労様です)。ナラ枯れで樹木が伐採されると陽の入るようになった跡地が直ぐにササ藪に覆われてしまって、このまま放置しとくと新陳代謝が進むどころか先細り状態になっちゃいそうで、何らか方法を考えていく必要がありそう思うんですが、なにせ行政の方も予算が厳しいですからねエ、なかなかこちらの提言等相手にしてもらうのが難しい状態で、困ったものです。

また、こちらの問題も今後の成り行きも見ながら考えていかないとって思ってますが。

出会った鳥達  15種 182羽

アオサギ、カルガモ、キジバト、コゲラ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、キビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2012年 6月17日

天候 曇後晴 出会った人達 12名

けっこうまとまった量が降った雨も朝方にはほぼ終息、出発する頃には青空も覗き、傘を持って歩く事態は免れたものの、逆に森コースのカウントを終える頃には蒸し暑さを感じるように。この時期、晴れてよかったのか悪かったのかはちょい微妙なところ(笑)。

まだ、繁殖途中だったり、繁殖を終えた鳥たちも換羽期であまり動かない上に、葉が繁って見通しがきかなかったりで、カウントの方は種数、個体数ともにイマイチ。

ここ数年当地で繁殖するようになったキビタキは今年も何ヶ所かで囀りが聞こえ、何回かはほとんど目の前で囀っているかのような勢いで声が降り注いでいましたが、残念ながら最後まで姿は見えずじまい(泣)。

明け方まで雨が降り続いたわりにハンノキ湿地は水量少な目。逆に猫ヶ洞池の方は、ようやくベルマウスの穴が塞がって、こちらは水量がかなり回復。

ただ、おかげで5月に入ってずっと水際で餌を探すところの見られたコチドリが姿を消し、このところ3羽に見られる数の増えていたコアジサシもこの日は不発。せっかく声の聞こえたカワセミもカウントを締めた後で調査には入らず、わずかに、羽を傷めて飛べない様子のユリカモメのみが記録に入りました。

毎度の事ながら、このあたりはなかなか思い通りには(笑)。

今年末の12/8(雨天時12/9)、池干しの実施が本決まりになるなか、サクラの園の中の池で新たに放流されたと思われるブラックバスの幼魚が多数見つかる等がっくりするようなニュースも。

近年になく猫ヶ洞池のアシの勢いがいいのが救いですが、とりあえず、鳥の方は来月7月までが底。電力事情も怪しげな中、あまり猛暑にならないといいのですが。

出会った鳥達  15種 275羽

アオサギ、ユリカモメ、キジバト、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、キビタキ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2012年 5月20日

天候 曇  出会った人達 15名

夏の渡りの鳥たちと出会うにはちょっと遅めの20日という日程でしたが、いきなりメボソムシクイの声で始まり、農地コースではオオルリ、エゾムシクイ等も出たとか。

距離が遠かったり、カウント終了後だったりで記録には入らなかったもののホトトギスの声も聞こえ、すっかり当地での繁殖が定番と化したキビタキも含めて、夏鳥の方はまずまずでしたが、シジュウカラ、メジロ等のレギュラー陣が繁殖期で1〜2羽で活動してる上に、葉が繁って姿も確認しにくかったりで、山の鳥の方はちょい地味目のカウント結果。

逆に、カモの大半がいなくなりカイツブリの姿も見当たらない中、久々登場のユリカモメや、低いままの水位のおかげで、コチドリ、イソシギの姿もあって、水鳥の方は予想外に盛況でした。

戻る途中にはコアジサシがダイビングして餌を捕る場面にも遭遇しましたが、残念ながら、調査終了後の登場で、ホトトギス同様記録には入らず。

3月に引き続いて4月の終わりにもゴミ拾いを行った猫ヶ洞池アシ原ですが、ずっと水が引いた状態なのが幸いしたのか、その後もアシの芽吹きの勢いが衰えず、刈り取った部分の新芽がかなり成長してきているのと同時に、周囲に広がる兆候も見られる状態で、この先どの程度繁ってくれるのかが楽しみになってきました。

出会った鳥達  22種 260羽

カワウ、コサギ、コチドリ、イソシギ、ユリカモメ、キジバト、コゲラ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、メボソムシクイ、エゾムシクイ、キビタキ、オオルリ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2012年 4月15日

天候 晴  出会った人達 17名

まずまずのお天気で、前日割に早く雨が上がった事もあり、夏鳥の登場を期待しつつ調査を始めたんですが、生憎、農地コースでセンダイムシクイの声を聞いた方がみえた程度。

他の鳥たちも、アカハラの姿が見えたり、冬場に姿の少なかったシロハラ、ツグミがたびたび現れたり、花蜜目当てにサクラに群がるメジロ等それなりに賑やかだった割にはイマイチばっちり遭遇した、って感じがなくて若干欲求不満気味の展開でしたね。

その分、猫ヶ洞池周辺のシダレザクラはバッチリのタイミングでしたが。

結局、一番の目玉は、猫ヶ洞池で目の前を飛び回ってくれたコチドリという事に。

3月末で終了予定だった山崎川への放水用の斜樋新設工事が6月末まで工期が延びたおかげで水位がこの時期まで下がったまま。そのためアシ原近辺が干潟状になっている事がコチドリに好条件を提供しての登場です。

そのアシ原もゴミ拾い前に刈りこんだのと、やはり水位が少ない事も幸いしてるのか、かなり新芽が出てきてました。ただ、キショウブの方もそれ以上の勢いで芽吹いていてかなりやっかいな状況。

4/25、再度のゴミ拾いを行う事が決まり、その際、可能な範囲でキショウブの除去にも取り組む予定ですが、かなりの強敵のようです。

出会った鳥達  26種 396羽

カイツブリ、カワウ、カルガモ、コガモ、コチドリ、キジバト、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、アカハラ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、センダイムシクイ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2012年 3月18日

天候 曇  出会った人達 17名

前日の天気予報はしっかり傘マークだったのが、朝までには雨が上がり予報の方もお日様マークに変わって「やったあっ!」って感じだったのがとんだヌカ喜び。ずっと曇り空の下を歩いた上に、調査が終わってよせばいいのに立ち話してたら、車に到着する前に雨がぱらつき出すしまつ。逆に外れてくれるパターンは歓迎なんですが、この日ばかりはヤラレタって感じでした。

ただでさえ時期的に微妙な3月でこのお天気だったんで、種数個体数ともにイマイチだったんですが、それでもこの冬貴重なシロハラのチラ見せやら、上空通過ばっかりだったツグミが地面に降りるまではいきませんでしたがとりあえず木に止まってる姿が拝めたり、オオタカが上空を旋回する姿をしっかり見る事ができたりで、それなりに見どころはあったかな。

ゴミ拾いを行ったばかりの猫ヶ洞池のアシ原。やはりすっきりした光景を眺めるのは気持ち良かったんですが、早くもキショウブの新芽がビッシリ顔出してるところを目にしたりで、前途多難な感じを思わせるところも。

とりあえず、4月以降一旦刈り取ったアシがどんな感じに新芽を出すのかが楽しみです。

また、これだけで忘れ去られちゃう事のないように、随時情報発信していきますので、よろしく。

といった感じで、2011年度がこれにて終了。4月からはまたまた新しい年度に突入です。まあ、特に深く考えもせずに続けてるんだから当たり前と言えば当たり前なんだけどね(笑)。

出会った鳥達  26種 349羽

カイツブリ、カワウ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オオタカ、ハイタカ、オオバン、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2012年 2月19日

天候 晴  出会った人達 17名

お天気はよかったんだけど、とにかく寒かった。

気温は寒かったけど、冬鳥の出も前月、前々月同様寒かった、ってシャレてる場合じゃないんだけど。

アオジは少ないながらあちこちで声は聞こえるようになってきたけど、ジョウビタキ、ルリビタキはこの日も少ないまま。

ツグミはこの日も上空を通過する姿を見る事ができたので、まだこれから出てくる可能性がありそうだけど、この時期に至っていっこう姿の増えないシロハラの方はこの冬は諦めた方がよさそう。

工事で猫ヶ洞池の水位が下がり、この日は25日のゴミ拾いの下準備でアシ原や低木等がバッサリ刈り倒されていたり悪条件の重なるカモの方は、逆にけっこう数が残り健闘中。この日もとんでもな釣り人がリール釣り始める前までは手前に集団が出来ててかえって見るには好都合。

草刈りするんで心配してたシロハラクイナは、ちょっと前の積雪で一足早くどちらかに旅立たれたようで、良かったのか悪かったのか。

とりあえず草刈りの首謀者のひとりとして、一身に恨みを買う事態だけは免れた事は確かみたい。

来月はもう、2011年度最後なんで、せめてそれまでに地面を歩くツグミの姿を拝んでおかないと、このまま春の渡りのシーズンじゃあちょいと淋し過ぎますけどねエ。

出会った鳥達  30種 284羽

カイツブリ、カワウ、コサギ、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、オオタカ、オオバン、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2012年 1月15日

天候 晴時々曇  出会った人達 18名

前回に引き続きお日様の光が恋しい一日に。風はないものの肌寒いお天気で、相変わらず冬鳥たちが少ない事も相まって印象的にはイマイチ地味な調査結果に。ここから3月にかけてが婚活時期で群れの大きくなるメジロはけっこう賑やかだったんですがねエ。

淋しい冬鳥たちでは、特に例年ならボチボチ繁みから出てきて道沿いに餌を採る姿が目に付きだすシロハラがサッパリ。なにせ、市民の森コースでさえ1箇所で声のみの記録ですから、時期を考えると逆に「記録的」。

まずまずだったのは猫ヶ洞池の方。

コガモは少なかったものの、ヒドリガモ、キンクロハジロ等にオオバン2羽が混じり、ベルマウスの向こうは水がないため、ベルマウスの足元に数羽が固まっていた他、池中央に広がっているところを観察でき、総数はともかく姿を眺めるにはかえって都合がよかった。

しばらく前から話題になっていた珍鳥シロハラクイナもそれほど苦労せず観察する事ができて、ちゃんと記録に入れる事ができて、これはラッキーでした。(もっとも、来月にはゴミ拾い・草刈りの予定が入っているので痛し痒しの面もありますが)。

この日は天候の影響もあったでしょうが、センダンの実がまだしっかり残っていたり、他にもこの時期ならとうになくなっていてもいいような実が目に付いた事から全体に個体数が少ない事が伺えます。どうもこの冬鳥の少なさは全国的な傾向のようで。やはり、気候変動の影響なんでしょうか。

出会った鳥達  36種 386羽

カイツブリ、カワウ、コサギ、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、シロハラクイナ、オオバン、キジバト、カワセミ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、メジロ、カシラダカ、アオジ、クロジ、カワラヒワ、マヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2011年12月18日

天候 晴時々曇  出会った人達 14名

先月と似たようなお天気で、青空が広がっている割に肝心のお日様が雲に隠れて日差しが遮られ、ヒンヤリした感じでポカポカ感がない。

日が差してポカポカっとした感じになると途端鳥たちも元気がよくなるんですが(野生の生き物なんで、「そんなんでどうすんの」といった感じですが)、この日のようなお天気ではイマイチ気分が乗らないのか、声が聞こえてきて気配はするのに、すっきり姿を拝む事ができず欲求不満の溜まる展開に終始。

もっとも、この日のお天気のせいばかりではなく、年末間際というのに、未だ紅葉も色づきイマイチ、コナラ辺りは微妙に葉に緑が残りしっかり枝にへばりついたまま。例年ならとっくに枯れ枝が連なる光景の見られる時期なんですが。

このまったく年末の時期に似つかわしくない景色に影響されたかのように冬鳥が少なく、ツグミの声は聞こえたものの、より数が多いはずのシロハラがほとんど姿を見せなかったり。

猫ヶ洞池の方は、工事中で水が少ないにも拘わらず、数は少ないながらカモたちの姿が。

アシ原近辺に水がないためか、池の中ほどまで出てきていたので見る側としてはかえって好都合な感じ。

釣り場の近くにオオバンの姿があったり、水量が減ってベルマウスの周囲に浅瀬ができて、カワセミの姿が見えたりで、最後はちょっと得した気分で締めくくる事ができました。

まだ、工事が続いている予定の年明け2月末にアシ原周辺のゴミ拾い、それに加えてアシを刈ったり草を刈ったり、といった作業を広く参加者を募って行う事が本決まりになりました。また、詳細は順次掲示板、ブログ等でお知らせしていきます。

御協力の方、よろしくお願いしますね。

出会った鳥達  30種 357羽

カイツブリ、カワウ、コサギ、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、オオタカ、オオバン、キジバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2011年11月20日

天候 曇後晴  出会った人達 18名

スタート早々アカゲラ登場(しかも2羽)。

幸先は良かったのですが、中間ちょっとだれ気味、最後の〆でカワセミくんが2度割に近い距離でしっかり姿を拝ませてくれて、カウントの方はともかく「見たっ!」感の方はマズマズかと。

中間もアオゲラの声が聞こえたり、メジロやシジュウカラなどそこそこ出てくれたんですが、まだまだ葉が青々と残っているのに加え、スタートして直ぐに青空が覗いたんだけど、日差しの方は戻らず、雲を背景に出てくれてもシルエットになっちゃうので、「見たっ!」って感じがイマイチ。

最近までそれほど冷え込みもなかったんで、冬鳥達もまだまだこれからって感じみたい。紅葉は割に早いトウカエデでも、まだ7分咲き(なんちゅう表現や)といった感じだったですから。

猫ヶ洞池の水抜きが始まってカモ達の動向をを心配してたんですが、まずまずの数が残ってました。

北側アシ原の根元辺りはすっかり干上がっており、地面が見えるとあらためてアシ原全体の貧相な様子が目立って、ちょっと胸にズキンとくるものが。

周りに降り積もったゴミも嫌でも目に入ってくるんで、とりあえず、年明けのゴミ拾いだけでも目処を付けないと。

鹿子公園と繋ぐ木橋が取り外されてました。これは木橋自体の取り換えというよりは、重機の出入りの都合かも(この辺りの写真を撮り忘れた。相変わらずのうっかりブリです)。

出会った鳥達  28種 304羽

カイツブリ、コサギ、アオサギ、コガモ、ホシハジロ、キジバト、カワセミ、アオゲラ、アカゲラ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、ヒガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2011年10月16日

天候 晴  出会った人達 14名

8月の豪雨で今年の分は降りつくしたのか、明け方まで降り続いた雨はすっきり上がって、出かける時間には快晴のお天気に。

開始前に猫ヶ洞池で10月中に始まる水路の新設工事の資料のコピーを参加者へ配布。次年度実施予定の旧水路補習工事もお知らせした後で、「猫のゴミ拾い」第2弾を予告。実施が決まったら参加して頂けるようお願いしときました。

10月半ばの割に蒸し暑く、ツクツクボウシがまだ鳴いてた(2007年も10月中旬まで鳴いてた記録あり。おそらく、これで2度目の記録)。

お天気の影響か10月としては鳥たちは少な目(農地のスズメ、ムクドリで記録上はそこそこの数になってますが)。ただ、少ないながらも、農地コースでコサメビタキ、ノビタキ、こっちの森コースではセンダイムシクイの姿が見られるなど、それなりに渡りの鳥が出てくれました。

この日のハイライトは森コース終盤に出たアカゲラ。

多少距離があって枝越しだったのが幸いしたのか、よほど美味しいご馳走にありついたからなのかは分かりませんが、かなりじっくり姿を見ることができました。

他に、尾根筋の狭い青空にオオタカを見付けたり、猫ヶ洞池ではキセキレイの姿が見られたり、何かと見どころはあったものの、なにせ10、11月は1年のうちでも稼ぎ時。来月は、もうちょっと数も見どころも、と行きたいものです。

出会った鳥達  23種 248羽

カイツブリ、カルガモ、オオタカ、キジバト、カワセミ、アカゲラ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ノビタキ、センダイムシクイ、コサメビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2011年9月18日

天候 晴  出会った人達 15名

雨と雨の狭間といった感じで天候は悪くなかったんですが、鳥にそっぽ向かれた感じの一日になっちゃいました。

なにせ、市民の森コースで7種15羽。池コースより少なかったのですから前代未聞。

向こうからすり寄ってくる気がする日もあれば、「今日は避けられてるな」って感じの日もあり、渡りの時期で低気圧と低気圧に挟まれたお天気状況(しかも、けっこう蒸し暑かった)って要因もあったりしますが、それにしても鳥が少なかった。

農地コースの方では、ちゃんと、センダイムシクイ、コサメビタキ等は出てますが。

ヒヨドリは去年の夏場も異様に少ない感じがして、ちょっと気になるところ。

たまたまなのか、一時的な傾向なのか、平和公園周辺に限った傾向なのか、とか、継続して見ていかないと分かりませんが、冬場の1〜3月辺りで一旦数が少なくなる傾向はここ4〜5年続いているので、夏場の変化も気にして見ていこうと思います。

猫ヶ洞池のアシは、今年も既に半ば以上が枯葉色に変わっていて、こちらの方は確実にかなりのピンチ。

かなり面積が少なくなったとは言えアシ原が消滅してしまうと大打撃なんで、正直焦ってますが、まだどんな対応ができるのか見通しは立ってません。

出会った鳥達  20種 79羽

アオサギ、オオタカ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、センダイムシクイ、キビタキ、コサメビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2011年8月21日

天候 曇後豪雨  出会った人達 8名

集合場所に到着した時点では雨が止み間といった感じで、ここ暫くの猛暑を避けられてシメシメといった感じもあったのですが、森コースの終わりまでもたず、ユーカリ林を過ぎてハンノキ湿地に差し掛かる辺りでポツポツ降り始め、湿地を眺めている間にはや空の底が抜けたかのような土砂降りに。

雨音で鳥の名を告げる声も聞きとりにくいほどの降りで、カウントの方も尻切れトンボの感じで森コースを終え、猫ヶ洞池へ移動。

池コースの方も、降り続く雨に頼みの水鳥もコサギの姿を見たにとどまり、後は時折ヒヨドリやシジュウカラの声が聞こえてくる、といった感じだったのですが、唯一「雨にも負けず、風にも負けず」のツバメたちだけはいつもと変わらない姿でベルマウス上空を元気に旋回。常に変わらぬあの子たちの勤勉な姿には、ほんと脱帽ですわ(もっとも、この振りの中、飛んでる虫がおるんか、ってのも少々疑問だったりするんですが)

ツバメもこの時期、今年生まれで尾っぽの短い幼鳥ばっかりなんで見分けが難しかったですが、僅かにイワツバメも交じってました。

こちらの2コースはこのイワツバメが目立ったぐらいだったんですが、農地コースの方の記録には、ちゃんとキビタキ、センダイムシクイが入ってました。

気になってたカシナガ被害、今年は今のところあまり目立ちません。

急に下火になったとも思えませんが、ぐずついた天気の多いかげんで出そびれたのか、単に出遅れてこれからなのか、もう少し様子を見ないと何とも言えません。

出会った鳥達  17種 161羽

コサギ、アオサギ、コゲラ、ツバメ、イワツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、センダイムシクイ、キビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2011年7月17日

天候 晴  出会った人達 11名

6月の梅雨入りも早かったけど梅雨明けの方も記録的な早さだそうで、車を降りて集合場所へ歩く間に早くもシャツの背中に汗染みができるほどの暑さの中、クマゼミ、アブラゼミの大合唱に迎えられての調査開始。

と言うものの、いざ歩き始めるとセミの声もパラパラといった感じに。あまりにも早すぎる気温の変化に流石のセミたちも付いて行けてないのかも、なんて気もしましたが、どうなんでしょうかねエ。

あまりの暑さに「こんなに暑くちゃあやってらんねエ」と思ったのかどうか、鳥たちの出の方もイマイチで、僅かに、キビタキの囀りと猫ヶ洞池ベルマウス上空のイワツバメが目立った程度。

早目の梅雨明けで、「ぼちぼち、カシナガの季節か」と気になってましたが、こちらの方は今のところ目に付きませんでした。もっとも、時期的にはまだまだこれからなので、安心はできませんが。

相変わらず山崎川への放水ができない猫ヶ洞池のアシ原は、今年も早々と枯葉色に染まり出していて気が揉める状態。

アシがそんな状態にも拘らず、池の水面には昨年に続きカイツブリの幼鳥(ウリボウ)の姿が。

猫ヶ洞池生まれのウリボウなら嬉しいんですが、まだ池干しの実施も不透明な中、アシ原の先行きを思うとちょっと複雑なところです。

出会った鳥達  18種 153羽

カイツブリ、カワウ、アオサギ、オオタカ、コゲラ、ツバメ、イワツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、キビタキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2011年6月19日

天候 曇後雨  出会った人達 17名

事前の天気予報では日曜日のみお日様マークが貼り付けてあって炎熱地獄の心配をしていたのですが、当日蓋を開けたら今度は雨の心配の必要なお天気に。その分さほど蒸し暑さを感じず歩く事ができ、雨の方も池コースの帰り道に少々降られた程度で、歩く分には逆にラッキーと言った感じだったんですが、肝心の鳥の出はイマイチ。

期待していた子連れのシジュウカラ等も不発で、「森コース」ではキビタキの囀りが目立った程度。

猫ヶ洞池の方でベルマウス上空にイワツバメの群れが舞っていたシーンが、この日のクライマックスでしょうか。

昨年も同時期に同じ光景を見ており、あまり遠くない距離の場所に新たな繁殖場所ができたのかも。

この調査を始めた20ン年前頃までは、ツバメの仲間ではコシアカツバメの数が一番多かったのに、今では姿を見る機会がほとんどなく、鳥種の移り変わりを感じます。

出会った鳥達  24種 261羽

カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、カルガモ、オオタカ、バン、キジバト、コゲラ、ツバメ、イワツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、トラツグミ、キビタキ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2011年5月15日

天候 晴  出会った人達 16名

第3日曜日としては一番早目の15日という日程で、3日ほど前までしばらく雨の日が続いていたんで、渡りの夏鳥たちのおこぼれをけっこう期待してたんですが、そうそう毎回はうまくいかないもんで、今回はちょっと外した感じかな。

一年前は、「しっかり外れ」と思ってたら、森コースの最終最後でいきなりサンコウチョウが鳴き出したんで、今回も森コースを終わるときは「2匹目のドジョウ」を期待したんですがねえ。

キビタキはあちらこちらで元気よく囀ってくれたんですが、夏の渡りを感じさせるのはそれぐらいで、逆にシメやカケスの冬鳥居残り組の方が元気が良かったくらい。

そんな中、すっかり数の増えたツバメの中にイワツバメが交じっていたのが、今回の成果と言えば言えるかも。

もう一点、旧農地コースでカワセミの記録が。

農地コースでは久しくなかった記録で、水場を増やした工事の効果と思うと嬉しい結果です。

出会った鳥達  22種 221羽

カイツブリ、カルガモ、バン、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、イワツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、キビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2011年4月17日

天候 晴  出会った人達 20名

昼間と朝の気温の差が激しい日が続いており、この日もスタート時からしばらくは気温低いめ。

そんな気温の影響もあってか鳥たちの動きが鈍く、メジロ、シジュウカラ等の混群も繁殖モードで群れがばらけパラパラ少数ずつで移動しているなど、これといった山場もなくイマイチ地味〜な展開で終わった感じ。

猫ヶ洞池の方では、カモたちに交じってオシドリも居残っており、数は少ないながら前回とは比較にならないほど近距離で姿を眺めることができて、これが一番盛り上がったかも。

3日前に別のカウント(内容はほぼ同じで、データの送り先が違うだけですが)で回ったときはまだ一面ピンクに染めていたソメイヨシノはすっかり葉桜の風情で、代りにコナラ等が一斉に芽吹きの時期を迎え、辺り一面新緑に覆われた感じだったのですが、猫ヶ洞池の周囲に植えられたシダレザクラはちょうどタイミングがドンピシャで、携帯やデジカメのシャッターを切る参加者もチラホラ。

農地組の方はベニマシコが出ましたが、こちらはカウントを締めきった帰り道ということで、残念ながら記録外(みんな、ちゃんと時間を守ってよね、って、言っても無駄だとは思いますが・・)。

夏鳥の飛来が遅く、ツバメもようやくこの日が初認という方も。

もっとも、「遅い」と感じるのは、温暖化の影響でやたら早い時期に姿を現わすのになれてしまったからで、10年も前だったらぜんぜん普通のペースなんですが。

出会った鳥達  33種 283羽

カイツブリ、カワウ、コサギ、アオサギ、オシドリ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オオタカ、バン、キジバト、コゲラ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒバリ、ビンズイ、ヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、クロジ、マヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2011年3月20日

天候 曇  出会った人達 18名

しばらく続いた冬型も前日あたりから緩み、雲は広がっているものの風もなく穏やかなお天気で、まずまずの調査日和。集合場所の北側では満開の白梅、紅梅がお出迎え。

繁殖時期が早めのエナガに加え、シジュウカラも番での行動が増えてきているのか1〜2羽での行動が目立ち、婚活シーズンまっさかりと思われるメジロばかりが群れの大きさが肥大しているようで、しばらく40羽ほどと思われる群れが同行してくれましたが、これはこれでひとつの群れが大きい分すれ違ってしまうと後が続かない感じで、全体としてはちょっと地味だったかも。

それでも、まだまだぎこちないながらもウグイスの「ホ〜ホケキョ」もちゃんとゲット、猫ヶ洞池ではカモ類がまだたくさん残っていて、当地では珍客の部類のオシドリが10羽を超える数の群れで登場してくれるなど、けっこう見どころも用意されていて、今のところ何とか好調を保っているようです。

30年近く通っている中でも、数えるほどしか記録のないオシドリですが、1〜2日しか滞在期間のないような年でもちゃんと調査の記録に入るなど、細かな心遣いが感じられて(ほとんど一方的な勘違いですが)、余計に可愛くなっちゃいますよねエ。

真打で登場のカワセミくんが、声ばかり目立った割に一瞬の登場でしかもカウント外だったのが惜しまれるところで、せめてどこか手近なところに止まってくれたら完璧だったんですが。

出会った鳥達  32種 341羽

カイツブリ、カワウ、コサギ、オシドリ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ミコアイサ、オオタカ、バン、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2011年2月20日

天候 晴  出会った人達 21名

吹雪の中の調査となった前月とは打って変わり、到着時は多少気温が低めだったものの、途中からはダウンジャケットが邪魔に感じるほどの陽気に。

ボチボチ繁殖の準備の時期で、カラ類の群れがバラけてきているようで、大賑わいとはいきませんでしたが、ポイント、ポイントでハイライトシーンが用意されていて、観察した種数、個体数以上に「見たっ!」と感じられる一日でした。

出色のハイライトシーンは、ユーカリ林を抜けてハンノキ湿地へ上がろうか、という辺りで飛び出してきたアカゲラ。

珍しく、割に近距離をウロチョロしてくれたのでじっくり観察。下腹から下尾筒にかけての赤がめちゃくちゃ綺麗でした。

残念ながら、どちらも番外記録とはなったものの、猫ヶ洞池の調査を終わって戻る途中、フェンスの直ぐ向こうに止まったベニマシコ、カラスに追われて上空低く輪を描きながら飛び去ったノスリの両者も、楽しませてくれました。

記録的には、チョロ見せでも声だけでも「記録は記録」なんだけど、やっぱり歩く方としては、種数や個体数的は多くても「見たっ!」って感じがないと欲求不満が溜まるし、少々数は淋しくてもそれなりに楽しめるシーンがあると満足しちゃったり。この辺りが凡人の性(さが)、なかなか「粛々と記録を積み重ねる」といった悟りの境地には近付けませんが、「今度はきっと・・」みたいなスケベ心だけで30年近く続いているというのも別の意味で「凄い」と言えば凄いのかも。

ハンノキ湿地は久し振りに水量が少なかった。逆に、放水を中止したままの猫ヶ洞池の方は、相変わらず満水続きで、この辺りもなかなか思い通りには行かないものです。

出会った鳥達  38種 400羽

カイツブリ、カワウ、コサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、オオタカ、ハヤブサ、バン、キジバト、アカゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、マヒワ、ウソ、シメ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2011年1月16日

天候 雪  出会った人達 16名

強烈な寒波の襲来する中での調査。早朝からチェーンを巻いての出発も心配したのですが、雪の降り続く中での調査で、カメラやデジカメが濡れるのが気にはなったものの、特に移動に支障をきたすようなこともなく無事に行うことができました(ヤレヤレ)。

結果的に夜にかけて10cm超の積雪の事態となり、ぎりぎりセーフといった感じです。

旧農地コース組の方はこのお天気の影響をもろにかぶったようで種数、個体数ともにショボいまま終わってしまったようですが、森コース組の方は、途中尾根筋を通過する辺りで一時鳴かず飛ばず状態に陥ったりすることはあったものの、当地では越冬個体の少ないビンズイがしばらく同伴してくれたり、猫ヶ洞池ではカモの群れに突っ込む輩の出現でアシの陰に隠れていたカモまで手前の水面まで引き出され、いつになく池面が賑わった上に、オシドリや先月に引き続いてのゴイサギの登場などもあって、お天気を考えると上々の鳥果かと。

雪に追われて移動中と思われるツグミの群れが上空を舞う光景にも2度に渡り遭遇。こちらもなかなか壮観でしたね。

北から移動してきたのか、こちらの積雪を見越してより温暖な地へ移動するのかは今後の個体数の変化も見ないとはっきりとは言えませんが、この寒波で他の冬鳥も移動してくる可能性があり、冬シーズン後半の観察が楽しみです。

ツグミ、ヒガラといった冬鳥が全体に多い目に観察されている中、アオジの少なさが気になりますねエ。

繁殖地の状況が把握できていないので、温暖化の影響で里へ下りてくる個体数が減っているだけなのか、繁殖数自体に変化が生じているのか、分かりませんが、ツグミなどのように遠方から飛来する種とは異なり、ご近所の山から下りてくる個体が主なので余計に気になるところです。

出会った鳥達  35種 516羽

カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、コサギ、アオサギ、オシドリ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、オオタカ、キジバト、アカゲラ、コゲラ、タヒバリ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、クロジ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシブトガラス、ドバト

2010年12月19日

天候 晴  出会った人達 13名

朝方の冷え込みは厳しいものがありましたが、歩くうちに気温が上がって、この冬初めて引っ張り出したダウンが邪魔に感じるほど。

朝の冷え込みが祟ったのか、スタート時は賑やかだった鳥たちも、二手に分かれて尾根筋に向かう頃にはピタリと気配がなくなり、ユーカリ林に差し掛かった頃には典型的な尻切れトンボの展開に。自然こちらの足取りも重くなりかかったのですが、気温が上がるとともに再び鳥たちが動き始めてくれて、森コースを出る頃には、何とか復調。

向かった猫ヶ洞池では、アシ原の陰に身を潜めていたものの、カモ類もそこそこの数を確認。こちらもアシに隠れて近頃は見る機会の少ないゴイサギがホシゴイも含め何羽も羽を休めていて、成鳥の羽の美しさを称賛する声が上がり、これがこの日の目玉となったようです。

この日出会った水鳥たちは全てアシの中に身を寄せていて、改めてアシ原の存在の大きさを実感したのですが、その大事なアシ原が水の引く時期がなかったために存続のピンチ。

行政頼みの部分が大きく、個人の力ではできる事が限られるものの、年明け2011年に向けて大きな宿題を抱えて年を越すことになった感は否めません。

出会った鳥達  36種 443羽

カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、バン、キジバト、アカゲラ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2010年11月21日

天候 晴  出会った人達 13名

前回の好調を引き継いで、賑やかな展開の調査となりました。

と言って、特に珍しいものが出たわけではないのですが、スタート直後から、シジュウカラ、メジロ、エナガ等の混群が、終始途切れることなく姿を見せ、時折、ルリビタキ、シメ等の冬鳥がアクセントを付けてくれる、といった感じで、森コースの終わり近くには間近にアカゲラの声も(残念ながら姿は見る事ができませんでしたが)。

猫ヶ洞池の方でも、数は少ないながら、コガモの姿も確認。

最も、森コースでソウシチョウ、旧農地コースでセキセイインコ等、若干素直に出会いを喜べない鳥たちの姿も混じりましたが、先ずは、年の瀬に向けて好調を維持、といったところです。

出会った鳥達  36種 432羽

カイツブリ、カワウ、コサギ、アオサギ、コガモ、オオタカ、ノスリ、バン、キジバト、アカゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カシラダカ、アオジ、クロジ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、セキセイインコ、ソウシチョウ

2010年10月17日

天候 曇  出会った人達 12名

天候は薄曇りといった感じで、「ようやく」と言うべきか、秋らしい涼しさを感じる陽気で、道路の端のトウカエデはほんのり色づいていました。

夏枯れなどもあって久しく不調続きのこの調査、今回は開始早々賑やかな展開で、思わず後の息切れを心配してしまうほど。

鳥種も、南へ帰るムシクイの仲間やノビタキ、コサメビタキ等に、冬の主役のアカゲラ、ジョウビタキが加わり、かなり幅広いメンバー構成。

今回、中でも目に付いたのはヒラヒラ翼をはためかせながら上空を横切るカケスの姿。

こちらも、ここ何年か越冬する個体数が少ない年が続き、温暖化の影響による冬場の生態の変化も疑うほどでしたが、まだ移動途中で確定はできないものの、久々の当たり年となる可能性「大」です。

ナラ枯れや、猫ヶ洞池のアシの衰退など、先行き気がかりも多い平和公園ですが、再生した田んぼでは、期待以上に立派に稲が実り、溜め池周辺にたくさんのノビタキの姿が見られ、このところ数の淋しくなっていたモズも、あちこちで高鳴きの声が響くなど、楽しみな動きも出てきました。

いよいよCOP10の会議が始まり、地元首長さんの談話が新聞紙面で取り上げられたりしておりますが、肝心の地元の自然環境の将来はお寒かったりで、なかなかすんなりとはいきませんが、少しずつでも、こういった明るい方向への動きが増えていくように頑張らねば。

出会った鳥達  30種 438羽

カワウ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、キジバト、アカゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ノビタキ、メボソムシクイ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、キビタキ、コサメビタキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2010年9月19日

天候 晴  出会った人達 13名

年度が変わってから雨降りこそないもののイマイチ地味〜な展開続き。

今回もお天気は上々なのに2コースに分かれるところまではヒヨちゃんの声もほとんど聞けないほどで、同じようなパターンにハマるのを心配したのですが、展望広場に上がる坂の途中でトケンが飛び出したのをきっかけにデフレスパイラルに歯止めがかかったのか、カラの群れの中にムシクイの姿が見つかったり、猫ヶ洞池ではカワセミがほどよい距離で羽を休めてくれていたりで、最終まずまずといった感じで終わることができました。

ずっと水量マンパンが続いた猫ヶ洞池のアシは、やはり早々と枯葉色に変っていて、来春以降が心配。

ここのアシが全滅してしまうとかなり影響が大きいだけにかなり焦ってますが、水漏れで放水もできないようではねエ。(溜息・・)

出会った鳥達  19種 547羽

カイツブリ、アオサギ、キジバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、コサメビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2010年8月15日

天候 曇  出会った人達 8名

お盆休み最中の平和公園はクマゼミの声に満ち満ちておりました。

鳴き始めたばかりのツクツクボウシの声も時折響くものの、クマゼミの「シャッシャッ・・」の声にかき消されそうなほど。

セミたちの圧倒的な存在感に気圧されてか、歩き始めてしばらくはヒヨドリのひと声も響かないほど鳴かず飛ばずで、A・B両コースの分岐点に差し掛かる手前でようやくキビタキ♀の姿を見たときには、思わず「これが今日のメインかも」という冗談が漏れるほど。

結局、森、池両コースを回った面々は、この悪い冗談が当たった格好で(旧農地コースの方は、もう少しちゃんとした「メイン」が用意されていたようですが)、徹底的に外れの状態のまま調査が終わっちゃいました。

3コース揃って調査用紙が2枚目に届かない、なんて、20数年のセンサスの歴史でも記録的な出来事(あまりありがたくない記録ですが)。その分、年度後半に逆の記録が出ることを期待しましょう。

心配していたカシナガは、予想通り爆発状態で、この夏の最中に一面枯葉の広がる地域も。

現在、山崎川への放水の止まっている猫ヶ洞池も、8月だというのに水量満杯状態で、やはり大半のアシが枯れ始めていて、「いよいよ大ピンチ」といった感じです。

出会った鳥達  18種 216羽

カイツブリ、コサギ、アオサギ、カルガモ、オオタカ、バン、キジバト、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、キビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2010年7月18日

天候 曇  出会った人達 18名

あちらこちらで土砂崩れ等を引き起こした豪雨をフィナーレに梅雨が終わり、文字通り夏本番、といった感じのお天気。

鳥たちも、繁殖を終えそれでなくても活動が鈍る時期の上にグングン気温が上がりイマイチやる気がでない感じで、散発的にメジロ、シジュウカラ等の姿がチラチラ見える程度で、すっかりセミたちに主役を奪われたかっこうのまま、淡々と森コースの調査が終了(誰かの悪い予感が的中しちゃいましたねエ)。

森コースの終わりには、つい先月のことが頭をよぎりましたが、そうそうサプライズは続きませんでしたねエ(残念っ!!)

猫ヶ洞池の方では、先月に引き続きイワツバメが登場。先月より数を倍増させた一団がベルマウス辺りの上空を延々と旋回、これが森・池コース組のメインとなりました。(ちなみに、農地コースの方は、田んぼ脇のカルガモ夫婦?がメインだったようです。)

悪い予感が当たったのはセミの大合唱ばかりではなく、今年これまであまり目立たなかったカシナガも、梅雨明けを待っていたかのように一挙に活動を始め、ハンノキ湿地の西側、ユーカリ林に面した堤の両脇などは正に軒並みといった感じで、ほぼ全滅状態。

まだ活動を開始したばかりとあって、悲惨な食痕があるにも拘らず葉は青々としているコナラも多く、今後どのぐらい広がるのかを考えると憂鬱になりますねエ。

また、その辺りの状況は、今後の経緯も見ながら、ブログの方で。

出会った鳥達  21種 200羽

カワウ、カルガモ、オオタカ、バン、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、イワツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2010年6月20日

天候 曇  出会った人達 13名

2〜3日前の少し歩いただけで汗を拭うほどの蒸し暑さでもなく、前日のような土砂降りでもなく、日差しを遮る曇り空の中での調査となり、実施のタイミングとしては、カメ戦の松井のクロスに劣らないほど絶妙のタイミングでしたね。

ただ、いかんせん、曇り空に見上げる木々はしっかり葉が茂っているため、樹上高い位置で移動するシジュウカラやメジロは、じっくり姿を眺めるにはいかにも不向き。途中何度か声が聞こえ枝移りする姿が見えたものの、これといって盛り上がるシーンもなく森コースも終点近くになり、雰囲気的にはそのまま淡々と終わりそうだったのですが・・・。

出口に差し掛かって後数歩のところで、突然右手の樹林の奥から「ツキヒホシ・・・」という声が聞こえ、同時に参加者からも「サンコウチョウ」という歓声が。

森の出口から道路に出て声のする辺りの東側へ回り込んでからも、しばらく囀りは続き、何度か移動する影も確認することができましたが、尾羽の長さを確認するところまでは行きませんでした。

それでも、これがこの日のメインイベントになったことには違いありません。

6月半ばを過ぎ、繁殖が終わってしばし休養中みたいな鳥たちも多く、楽しみとしては、巣立ち直後のヒナを連れた姿と出会うこと。

この日は、期待していたシジュウカラやエナガは不発だったものの、ハシブトガラスの子どもが甘えた声を出して餌をねだっているところに遭遇。猫ヶ洞池では、子連れのカイツブリの姿も見えました。

カイツブリは、他の場所から子連れで移動してきたとは考えにくく、平和公園のどこかで繁殖した可能性が高いように思いますが、よくも無事巣立ったものです。

調査終了後とはなってしまいましたが、猫ヶ洞池北側の芝生では、ハクセキレイの幼鳥も歩きまわっていました。

出会った鳥達  19種 196羽

カイツブリ、アオサギ、カルガモ、コチドリ、コゲラ、ツバメ、イワツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、サンコウチョウ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2010年5月16日

天候 晴  出会った人達 17名

2〜3日前までの天気予報にはちょうど日曜日から傘マークが付いていてやきもきしたんですが、幸い気象協会のご厚意?で一日雨は延期。バッチリのお天気で、日程的にもまだ夏鳥の遅い目の連中が期待できそうな時期。スタート時には「サンコウチョウの声が聞きたい」などの期待に胸ふくらませる声も出たりしていたのですが、前回に引き続き今月ももう一つ目玉となるような出会いに欠け、やや不発気味。

それでも、メボソムシクイ、キビタキ等の声は聞こえて、渡りの時期らしい雰囲気はそれなりに味わうことができました。

むしろ、今月の目玉となったのは、ご当地久々登場のコアジサシ(ちなみに、センサスの記録としては初登場)。

猫ヶ洞池上空を2羽でゆっくり飛翔し、餌を狙ってダイビングするところも観察することができました。

あいにく登場が既に裏手鹿子公園側に移動した後で、ちょい遠目での観察。調査を終えて池の東側に戻った頃には姿が消えていたのがちょっと残念。

溜め池、田んぼ等の造成で、「今年はちょっとどうかな?」と心配していた谷戸では、小川で早くもオタマジャクシの姿が見られたり、造成痕にもイネ科の植生が生え出したりで、水場が増えた影響かこの日もキビタキが観察されるなど、造成直後としては順調な滑り出しのようで、ひと安心。

造成直後いち早く入り込んでくる植生には、あまり歓迎できない外来種等が多いので、むしろその辺りをどのようにコントロールしていくかがこれからの課題となるのでしょうか。

出会った鳥達  24種 182羽

カイツブリ、カワウ、コサギ、アオサギ、カルガモ、バン、コチドリ、コアジサシ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、メボソムシクイ、センダイムシクイ、キビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2010年4月18日

天候 晴  出会った人達 20名

「花冷え」という表現がはばかられるほどいつまでも冷え込みの厳しい日が続いておりまして、しかも時折夏を思わせるような陽気が挟まるという底意地の悪さ。

もっとも、そんな天候のおかげで、一ヵ月前の調査の際既にほころび始めていたシダレザクラが、未だに花を楽しめる状態を残しておいてくれたりするわけで、そうそう文句も言えないのですが。

この日も、朝はかなり冷え込んだものの、調査を始める頃には気にならない程度に気温も上がり、気持ちのいい天候に恵まれた中で調査を行うことができました。

渡りの鳥たちが期待できる時期に天候もバッチリということでそれなりに入れ込んで出かけたのですが、南からやってきたコマドリや北帰行が間近のシメなどの声は聞こえたものの市民の森コース、猫ヶ洞池コースともにこの日はイマイチ目玉となるような出会いに恵まれず、ヤブサメ、オオルリなどの現れた旧農地コースにこの日は完敗。

例年なら森コースに出てきてくれるはずの夏鳥たちがこの日は旧農地コースに集中してしまったようで、溜め池、水路、田んぼなどができて水場の豊富になった効果なら、逆にうれしいのですが(若干負け惜しみ気味かな)。

もう少し農地の整備まで進んで、モズに代表される草原性の鳥たちの数が増えてきてくれると嬉しいのですが、残念ながらその辺りはまだ見通しが立ちません。

この調査の始まった2〜30年ほど前はだいたい5月の連休あたりが春の渡りのピークで、渡ってくる時期や順番も毎年ほぼ決まっていたのですが、年々時期がずれて、知らぬ間に4月半ばで夏鳥たちの姿を見かけるのも普通になってしまった一方、毎年のように何らかの異常気象が日替わりメニューのように繰り返されて、適応できる種、できない種(鳥ばかりでなく虫、植物等も含めて)の色分けが進みそうな気配がきがかりです。

とりあえず、先に挙げたシダレザクラに加え、いつもならあっという間に茂ってしまう新緑も今年はじわじわ広がって、しばらく前はピンク一色だったのが、この日はコナラ、サクラなどの明るい緑に囲まれて、24年目(?だったかな)の調査のスタートです。

出会った鳥達  32種 235羽

カイツブリ、カワウ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オオタカ、バン、キジバト、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、コマドリ、シロハラ、ツグミ、ヤブサメ、ウグイス、キビタキ、オオルリ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2010年3月21日

天候 曇  出会った人達 16名

夜半には風を伴い烈しく降った雨も明け方頃には治まり、曇り空ながらそれほど寒さも気にならず、まずまずのお天気に(もっとも、開けた場所を歩く旧農地コースは、かなりの強風だったようですが)。ただ、雨雲が運んできたのか、黄砂がひどく、霧で霞んだかと思えるほどで、高い位置の鳥を眺める際は白黒画面に近い感じで時には見極めに苦労することも。

冷え込みがないおかげか、風の割に鳥たちは活発で、メジロ、シジュウカラなどの混群がたびたび現れ、抱卵を始めたエナガの尾羽がきれいにカールしているのを皆で確認。モズの鳴きまねに惑わされて一同しばらく聞き耳をたてながら頭をひねったり、鳴き声を響かせながら周りを移動するアカゲラを必死に双眼鏡でおいかけたりと、終始賑やかな鳥見となりました。

しばらく前に開花宣言が出たサクラは、当地でも既に二分咲きか三分咲きと思われるソメイヨシノや、かなり花の開いたシダレザクラもありましたが、白花のオオシマザクラも含め、全体的には、まだこれから、といった感じでしたが、きれいに咲き始めたコバノミツバツツジや、スミレの仲間が目に付くなど、春の雰囲気はぷんぷん漂っていました。

もっとも、お天気もあって、「ホ〜ホケキョ」の方はイマイチでしたが。

猫ヶ洞池では、朝まで降った雨が音を立ててベルマウスに注ぎ込む中、ベルマウスの中にできた水溜りに浸かって、一心に何か啄ばむカルガモに、「ベルマウスに吸い込まれはしないか」と要らぬ心配をしたり、この日も姿を見せてくれたカワセミの鮮やかなブルーに歓声を上げたり、といったところで、この日の調査を締めくくりました。

終了後は、お彼岸ドンピシャの日程のおかげで、平和公園会館までの道のりがやけに遠い、というオチが待っておりましたが、これにて、2009年度のセンサスも無事終了です。

4月からは、何周年目になるんだろう。また、新たなスタートです。

出会った鳥達  28種 388羽

カイツブリ、カワウ、アオサギ、マガモ、コガモ、バン、キジバト、カワセミ、アカゲラ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2010年2月21日

天候 晴  出会った人達 23名

1月に引き続き風もなくさわやかな青空の広がる上々のお天気だったのですが、朝の冷え込みが厳しかったためか、なかなか気温が上がらず、炬燵でぐずぐずオリンピック中継を眺めてたわけでもないでしょうが(まさかねエ)、森コースが終わる間際まで、前回をなぞるように鳥たちの出は低調なまま。

そこそこ姿は現わすものの、ポツリポツリ一羽ずつの登場が続き、思わず「集計する時の嫌がらせかっ」っと言いたくなるぐらい(センサスの記録用紙は、後々出現頻度なども集計できるように出現順に「メジロ 1、ヒヨドリ 3」のように記録していくため、集計の際、再度ひとつずつ拾っていく必要があるのです)。

森コースを終える頃には、朝方の冷え込みがウソに思えるほど暖かな陽気になり、それに伴って鳥たちの動きも現金なほど活発に。

猫ヶ洞池では、カワセミが岸にほど近い横枝に日向ぼっこよろしく背中を日差しに向けて止まり、鮮やかなコバルトブルーを嫌と言うほど見せつけてくれて、文字通りこれがこの日の調査のハイライトとなりました。

カモたちは、この日もアシの陰に張り付いたままでしたが、可能な範囲でカウントした結果を見ると、「平年並み」といった感じの飛来状況だったようです。

旧農地コースの方では、水田の造成が始まっていたとのことで、午後に状況の確認をしてきましたが、また、そちらの方は別途ブログの方で報告します。

出会った鳥達  30種 398羽

カイツブリ、カワウ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、バン、キジバト、カワセミ、アカゲラ、コゲラ、ヒヨドリ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2010年1月17日

天候 晴  出会った人達 17名

お天気は「快晴」と記してもいいほど気持ちのよい青空が広がっていたのですが、いかんせん、この冬一番ぐらいの冷え込み。そのせいか、参加者はやや控えめ。風がなかったのが、救いでしたが。

寒さにかじかんで歩く方が元気がイマイチだと、鳥たちの動きもイマイチだったりするんですが、この日は、相変わらずメジロが多いこともあって切れ目なく次々姿を見せてくれました。もっとも、こちらの気分の問題かもしれませんが、「次々元気よく」といった感じよりは、「ダラダラ切れ目なく」といった感じで、盛り上がりとしてはもう一つかなと(こういう我儘ばかり言ってると、鳥たちのしっぺ返しに会いそうですが)。

それでも、先月まではあまり気配のなかったシロハラが姿を見せたり、アカゲラと思われる重低音のドラミングが聞けたり、それなりの見せ場は要所要所でちゃんと用意されておりました。

猫ヶ洞池のカモの方も、そこそこ数が増えてきてはいるようですが、彼らも寒くてやる気がでないのか、大半、アシの陰にへばりついていて、今月も全体数はしっかり把握できずじまい。

この日は、市民の森のそこここでカシナガの影響で枯れたコナラ等がかなりバッサリ伐られていて、いかにも伐採跡が無残な印象だったので、帰宅後森づくりの会の方へ状況を問い合わせました。

また、その顛末は、別途ブログの方で触れるつもりですが、谷戸の工事も含めて、やはり根気が要りますネエ。

年明け早々、また、今年も色々ありそうな、そんなスタートでした。

出会った鳥達  30種 495羽

カイツブリ、カワウ、コサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、バン、キジバト、アカゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、タヒバリ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2009年12月20日

天候 晴  出会った人達 21名

前日は、朝から久々の雪景色が広がる寒い一日だったのですが、調査当日は朝から快晴。前日の余波で朝方は冷え込んだものの、明るい日差しに気温も上がり、まずまずの陽気に。

鳥たちの方は、さながらメジロ・デーといった感じで、シジュウカラ、エナガなどを適度にまぶしたメジロの群れに次々遭遇。時折、オオタカがアクセントを付けてくれたりもして、ようやく周りの木々が葉を落としたこともあり、2009年の締めくくりに相応しい賑やかな調査となりました。

猫ヶ洞池のカモたちはあいにくの休憩時間に当たったのか、ほとんどがアシの陰に隠れ、この日の結果だけでは多いのか少ないのか判断のつきかねるところ。カイツブリだけがやたら元気に泳ぎ回っていました。

ユーカリ林を通り過ぎる際には、「温かい」とまでは言えない陽気にも拘わらず、ルリビタキが気持ちよさそうに囀ってくれるというラッキーもありましたが、ツグミの仲間がまだまだ少なく、カケスは今シーズンも不発のまま終わりそう、アオジもそれほど多くはなく、気候変動の影響で「こういった状況がだんだん普通になっていくのかな」という考えも頭に浮かびました。

ハンノキ湿地では、水量は豊富にあったものの、キクイムシのおかげで枯れてしまったコナラたちが伐採されて、切り株だけが残っていました。

残された切り株が、また、来年以降、かっこうのキクイムシの苗床になることに対しても、複雑な感情がありますが、何より、長年慣れ親しんだ木々が切り株だけになったところを見ると、予想していたこととは言え、やっぱり落ち込みますねエ。

出会った鳥達  28種 461羽

カイツブリ、カワウ、コガモ、ミコアイサ、オオタカ、ハイタカ、バン、キジバト、アカゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2009年11月15日

天候 晴  出会った人達 17名

谷戸の工事が佳境に入ってきたので、開始前にスケジュール等を参加者の皆さんに説明する時間を取りました。

溜め池や水路は11月末終了予定。谷戸の東側入り口付近の建屋の方は3月いっぱいまで工事が続きます。それとは別に、新たに水田の造成工事が続けて始まる予定で、こちらも3月までには完成する予定。

細かな部分は、また折を見てブログの方で取り上げたいと思います。

調査の方は、この日も快晴に恵まれ、これで8月以来ずっと好天続き。

ただ、この日も、何度もメジロ、シジュウカラ等の混群に出会ったのに、いずれも遠巻きに周りを飛び交うのみで、イマイチ会心の当たりとまではいかず、やや欲求不満気味。猫ヶ洞池の方で、当地では珍しいミコアイサの姿が見られたのが、この日、一番のヒットでしょうか。

カケス、アオジ等の冬鳥たちも数は少なめ。1週間前にはあちこちで声の聞こえたシロハラもこの日は全く不発。まだまだ冬気分が盛り上がらず、この冬を過ごす逗留先を決めかねてあちこち物色しているところなのかもしれません。

ハンノキ湿地、猫ヶ洞池ともに、この日は水量大目。

かなりやばい時期があったものの、今年は、何とか年間を通して干上がることのなかったハンノキ湿地ですが、巡り合わせに恵まれた感が強いので、やはりもう少し安定して水量を確保できる策を施したいところですがネエ。

猫ヶ洞池も、この時期になってもコガモの数が少なく、昨年姿の目立ったマガモがこの日も多めだったのも、ちょっと気になるところ。

2009年の調査としては、残り後1回。いろいろ気になる部分も注目しながら、最期はバッチリ決めたいところですが・・・

出会った鳥達  30種 287羽

カイツブリ、カワウ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ミコアイサ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、メジロ、カシラダカ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2009年10月18日

天候 晴  出会った人達 20名

朝方まで雨が降っていたこともあり、期待のビンズイこそ出ませんでしたが、調査を始める頃には好天となり、鳥も人も賑やかな調査となりました。

前回は、なかなかバッチリ姿の見られる機会が少なくもどかしさがつのりましたが、この日は、出発してほどなくコゲラが見やすい場所を飛び回ってくれたり、オオルリ♀も姿を見せてくれるなど、一味違った展開。その後も、ヤマガラが間近に止まって愛嬌を振り撒いたり、たびたびシジュウカラ、メジロの群れが姿を見せてくれるなど、可愛いらしい初参加者を気遣ってか、サービス精神旺盛なところを見せてくれました。

午後ちょっと都合があり、世話人は様子を見ることができませんでしたが、工事の進んだ旧農地コースでは、久しくなかったほどの数のモズが観察されたようで、早くも工事の影響を感じさせる調査結果に。

おしくも調査には入らなかったものの、早々と冬の定番、ジョウビタキも姿を現したようです。

調査の前の台風や長雨の影響で「またまた干上がるのでは」と心配していたハンノキ湿地は満水でしたが、猫ヶ洞池の方はそれでもやや水量少なめ。

ハンノキ湿地は、土手を囲むコナラの大木が、カシナガ被害でほぼ全滅。

いずれは切り倒されるのでしょうが、ン十年前にはブッポウソウのけたたましい鳴き声が梢から聞こえてきたり、それぞれ思い入れ深い木ばかりなので、単に新陳代謝とは割り切れない思いが。

根の周りの径もかなりのものがありますので、年を経て朽ちてくると、土手が崩れる心配もなきにしもあらずで、まさに「カシナガ、恐るべし」といったところです。

出会った鳥達  21種 256羽

カイツブリ、オオタカ、キジバト、アカゲラ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、オオルリ、コサメビタキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2009年9月20日

天候 晴  出会った人達 20名

しばらく秋らしい涼しさを感じる日々が続いていたのですが、この日は思い出したように夏の暑さが復活。流石にクマゼミやアブラゼミの声までは聞こえないものの、青息吐息といった感じで鳴いていたツクツクボウシはつかの間元気を回復したような鳴きっぷり。

それでも、真夏の暑さほどの鬱陶しさはなく、かえって鳥見日和と思われたか、何名か初参加の方もみえて、参加者大めでのスタート。

鳥たちの方は、この日も前回同様静かなスタートでしたが、途中からは、この時期の定番、コサメビタキがたびたび姿を見せてくれたり、尾根筋の途中では出会い頭の衝突といった感じで、きれいなキビタキ、オスに出くわすなど、記録的にはまずまずといったところ。

ただ、贅沢と言われればその通りなのですが、初めての参加者がけっこうみえただけに、全員バッチリというヒットがなかなか出なくて、結果の割には、やや欲求不満気味に終わった感じ。

ハンノキ湿地は、ここまでは、調整口のかさ上げ効果プラス長梅雨の影響もあって、割に水量が保たれていましたが、この日はかなり水量少なめで、この先またまたやばい状況になりそうな。

猫ヶ洞池は、逆にようやく水量少なめになってきましたが、夏の間ずっと水量が多かったので、緑を保っているアシがわずかしか残っていない状態。

がくっとアシ原の面積が減ってしまった数年前と似たような状況で、その後大して回復していないだけに来年以降が心配です。

谷戸の方は水路の造成などで重機が出入りするためか、工事内容以上にバッサリ削られた感じを与え、それはそれでちょっと心配なところ。

また、そちらの詳細は、おりを見てブログの方で。

出会った鳥達  22種 189羽

カルガモ、コガモ、キジバト、カワセミ、アカゲラ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、モズ、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、コサメビタキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2009年8月16日

天候 晴  出会った人達 11名

長梅雨などこの夏の天候不順を引きずっているのか、好天の割に暑さはほどほど。

「東山の森ガイドブック」の編集をされている「森づくりの会」Tさんが、取材目的で参加されることもあって、多少見栄を張って、今回は、ほぼ定刻に出発。

そろそろ、繁殖を終えて南へ向かう夏鳥たちの姿がチラホラしだす時期。家を出る時はかなり気合が入っていたんですが、いかんせん、いっこうに鳥の現れそうな気配がない!

疲れを知らず降り注ぐセミの大合唱を浴びながら、時折カラスの顔を眺め、後は黙々と前に進む(もちろん、「黙々」と言っても世話人等の無駄口は別にしての話ですが)、といった塩梅で、鳥影はおろかヒヨドリの声すらほとんど聞こえてこないほどで、大外れに終わった先月以上の大苦戦。

尾根筋を越え、ユーカリ林に達するまで同じようなペースが続いたときは、「森コースの調査記録が記録用紙1枚でオシマイ」という、20ン年を数えるセンサス史上未だかつてなかった事態も覚悟したのですが、ここで、コサメビタキの姿を見つけたところからガラッと局面が変わりました。時季外れのセンダイムシクイの「チヨチヨビ〜」の声に一同固まったり、エナガ、シジュウカラ、メジロの混群が次々姿を見せたり、一挙に鳥たちが爆発した感じ。(センムシは、声だけでなく姿もばっちり、楽しませてくれました。)

猫ヶ洞池へ異動後は、再び、爆発前の静かな展開に。おそらくこちらは記録に残るであろう、わずか3種という調査結果に終わり、いささかメリハリが効きすぎではあるものの、集計が楽で、見どころは多い、理想的な??展開の今回の調査でした。

カシノナガキクイムシによるナラ枯れは、季節が進んだ分、先月よりももう一段被害が広がり、ハンノキ湿地の周囲などは、胴回りの太いコナラがほぼ全滅状態。

個人的には、それ以上に気になったのが、猫ヶ洞池のアシ原。

次々台風が押し寄せた何年か前と同じで、夏場のこの時期にしては異様に水位が高く、水位が下がらないため、根ぐされでも起こしているのか、既にかなり枯葉色に色を変えた部分が広がっていました。

前回は、一挙にアシ原の面積が少なくなってしまい、現在も回復したとは言い難いため、来年の春以降が非常に気になります。

出会った鳥達  15種 153羽

キジバト、コゲラ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、メボソムシクイ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、コサメビタキ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2009年7月19日

天候 晴時々雨  出会った人達 12名

薄雲が広がって日差しを遮り、雨もパラパラ程度で収まる、という甘い希望的観測は見事に裏切られ、ピーカンの日差しで青空が覗いているくせに、時折、小雨がぱらついて、強烈に蒸し暑いという、最悪のパターン。

「それでも、鳥の方は・・・」と言いたいところですが、今回に限っては、肝心の調査の方も、久々の大外れ。これといった盛り上がりもないまま、終わっちゃいました。

梅雨の終盤で雨続きの天候ということもあって、ユーカリ林の脇の側溝まで水が溜まっていました。旧農地コースの方では、小川を作るために掘られた溝に早くも流れができていたそうです。

この日、一番印象に残ったのは、カシノナガキクイムシに因るものと思われるナラ枯れ。

一段と弾みがついてきたようで、市民の森ばかりか、猫ヶ洞池の西側に池を挟んで見える鹿の子公園の周囲の森でも、何箇所も枯れ葉色に色の変わったコナラが目に付きました。

東山動植物園や猪高緑地など周辺でも被害が広がっており、決め手となるような防御策もないようで、「これも新陳代謝の一つ」ぐらいに考えてはいますが、被害の広がっていく様子を実際目にすると、こちらが想定している程度で治まるのかどうか、やはり気がもめます。

さて、来月になれば、多少は繁殖を終えて戻ってくる鳥達が何がしか出てくれることも期待できます。今回外した分、帳尻を合わせてくれることを祈りましょうか。

出会った鳥達  16種 152羽

カイツブリ、カワウ、コゲラ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、コサメビタキ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、アヒル

2009年6月21日

天候 雨  出会った人達 14名

事前の予報はかなり悲惨でも、不思議に調査を始める頃には雨脚が弱まって、車を離れる際、傘を持っていこうか、やめようか、などと悩ましい思いをすることが多いのですが、幸い?今回はそんな悩みを抱える必要がないほど、ドンピシャの雨降りでしたね。

もっとも、ここ数日の蒸し暑さを考えると、晴れた方が良かったどうかは微妙なところですが。

毎年、お天気がよくても、種数、個体数ともに一番底になることが多い6月ですが、雨をものともしないツバメの健闘などもあって、天候の割にはまずまずの鳥果。

歩き回る身にとっては、ヒヨドリ、スズメなどの留鳥に、夏鳥のキビタキが混じるようになったのが、やる気を奮い立たせる格好の材料となっていますが、この日は、それに加えてオオルリのおまけ付き。

時期が時期だけに、平和公園の環境でオオルリが繁殖する適地があるのかどうか、?を感じる部分はありますが、雨の6月に調査を行う身にとって嬉しいご褒美となったことは、間違いありません。

開始時は、際限なく低いモチベーションでのスタートでしたが、この時期定番の、巣立ったばかりでまだネクタイのないシジュウカラも出て、わざわざ雨の中を歩き回った甲斐があったね、というのが参加者全員の結論となりました。

やれやれ・・・。

晴れ間の覗いた猫ヶ洞池では、水面に鹿の子公園の緑が映って、雲を通した日差しの柔らかさもあってか、なかなか魅力的でした。

調査翌日の6月22日からは、いよいよ、谷戸の方で、溜め池の造成や里山の家の建設などの工事が始まります。

楽しみ半分、心配半分、といったところですが、また、随時、進み具合を確かめて、この場やブログ等でお知らせしていきます。

出会った鳥達  17種 217羽

アオサギ、カワセミ、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、キビタキ、オオルリ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、アヒル、ドバト

2009年5月18日

天候 曇時々雨  出会った人達 9名

事前の天気予報で散々脅されたこともあって、土砂降りの中での調査も覚悟して出かけたのですが、幸い調査の間は傘なしでも気にならない程度の雨量、肝心の調査の方も時期や天候を考えれば上々の結果かと。

すっかり、この時期、定着した感のあるキビタキが、この日も市民の森を中心にあちらこちらで美声を披露。市民の森出口へ向かう坂の途中では、あまりに近い囀りに、頭上を見上げてキョロキョロしていたら、肉眼でもそれと分かる距離に止まってくれて、厚い雲に遮られた日差しにも拘わらず鮮やかな黄色を見せつけてくれました。

このキビタキでこの日の運も打ち止めだろうと思っていたら、終了間際にもう一度ラッキーが。出口まで来て、今にも調査終了というタイミングを見計らったように、「ツキヒホシ、ホイホイ・・・」とサンコウチョウの鳴き声。

さすがに猫ヶ洞池の方はカワセミの声が聞こえたぐらいで、鳥果としてはさっぱりでしたが、それでも、巣立ち間際で、まだ飛び方もおぼつかないようなスズメのヒナの愛らしい一群を間近に眺めることができました。

前日から雨が降り続いていることもあり、ハンノキ湿地から溢れた水がユーカリ林脇の水路まで潤し、猫ヶ洞池ではベルマウスに勢いよく流れ込んでいました。

旧農地の方では既に溜め池の造成等の工事が始まっているので、一度状況を確認してくるつもりだったのですが、生憎の天候と、そちらのコースを回ったメンバーから、パラパラと杭が打たれている程度、との報告もあり、とりあえず今回は見送りました。

出会った鳥達  19種 205羽

カワウ、オオタカ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、キビタキ、サンコウチョウ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト、アヒル

2009年4月19日

天候 晴  出会った人達 22名

2009年度のスタートとしては上々の滑り出しとなりました。

快晴のお天気に恵まれ、4月半ばというのに初夏を思わせるような陽気。

出発してほどなく市民の森の中からコマドリの囀りが聞こえ、コースの分岐点、展望広場への坂にさしかかる辺りで、今度はキビタキの囀り。その後も、センダイムシクイ、オオルリ等の夏鳥に加えて、「私もまだ残っていますよ」といった感じで、冬鳥のシメも登場するなど、盛りだくさんの鳥果の一日となりました。

たっぷりの水を湛えたハンノキ湿地では、カルガモ・ペアが寄り添うように泳ぎながら餌を探す姿も。

単純に鳥見の楽しみという観点からすれば、いろいろ楽しめたのは喜ばしいのですが、4月半ばの時期に早くも渡りのピークを迎えたような状況はそうそう喜んでばかりもいられないような…

例年ならこれから盛りを迎える時期のはずのコバノミツバツツジがすっかり花びらがしぼんでしまっていたのは少々ショック。人づての情報では、5月中頃に渡ってくるはずのホトトギスの声が既に確認されたとか。

年々気候変動の影響が強まっているようで、先が思いやられます。

ちっとも更新の時間のとれないブログの先行きも思いやられますが…

出会った鳥達  27種 220羽

カイツブリ、カワウ、マガモ、カルガモ、キジバト、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、コマドリ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、エナガ、ヤマガラ、ジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、マヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2009年3月15日

天候 晴  出会った人達 19名

明け方は冷え込んだものの、現地に着くころには気温も上がってきて、気持ちのよい青空が広がり、お天気は上々。ところが、いかんせん、肝心の鳥さんたちの数が少なめ。記録的な暖冬だそうで、やはり早々と北へと急ぐ冬鳥たちが多いのでしょうか。

それでも、展望広場に入る頃には、アオジたちが道路に出てきて餌をついばむ姿を見せてくれました。繁殖シーズンが近づいてきて男前が上がったのか、やけに羽色のグリーンが鮮やかに見えます。その少し先には、こちらも文字通りルリ色のルリビタキ。

途中、ウグイスの「ホケキョッ」が聞こえてきたり、シメが姿を現したりで、時期を考えれば、なかなかの鳥果かと。

猫ヶ洞池のカモたちもコガモはアシの陰に隠れて目立ちませんでしたが、その分、マガモが10羽近く泳いでいたりで、予想していたよりはたくさん残ってました。

このところ周期的に雨が降っているからか、ハンノキ湿地はたっぷりの水量で、ジャバジャバ調整口に水の落ちる音が聞こえるほどで、一時のカラカラ状態を思うと、「勿体なっ」という感じ。

といったところで、一応、08年度は無事、終了。ボチボチ、COP10に向けて谷戸の整備も始まりそうで、ちょっと波乱含みの09年度へと、4月から突入します。また、一年よろしくお願いします。

出会った鳥達  31種 284羽

カイツブリ、コサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オオタカ、ノスリ、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト、アヒル

2009年2月15日

天候 晴  出会った人達 23名

2月の半ばというのに、前日静岡の方では早くも夏日を観測したとか。異常気象もここに極まれり、といった感じで、この日も上着が邪魔に感じるほどの一日に。

鳥たちも影響されてか、例年なら渡りの準備で人目も気にせず一心に餌を探す姿があちこちで見られるはずのシロハラ、アオジ等の冬鳥たちは、早くも移動を始めたごとく数がイマイチ、カラの仲間もいつものような群れよりも番いで行動する姿の方が目につき、一ヶ月ほど暦がずれているような錯覚に陥りました。

ハンノキ湿地は、一ヶ月前とは打って変わって満杯に近い水量を湛えていましたが、毎年のように干上がっていては、湿地を棲み処とするとする生き物たちには致命傷に近いダメージが。早くなんとかしたいものです。

この冬目につくイカルやシメですが、この日は私たち森コースではユーカリ林あたりでイカルが声のみの登場。

猫ヶ洞池のカモたちは、どうもこの冬は不発のまま終わりそうな雰囲気です。

早くにカヤクグリが登場するなど期待を持たせた冬鳥たちですが、イマイチ欲求不満を抱えたままシーズンが過ぎてしまいそう。結局、この日の目玉は、久々に参加のMさん、及び、ようやくできあがった調査のまとめ(名古屋市平和公園の鳥類2)のお披露目かと・・・。

調査のまとめは、早くも他サイトに紹介記事の先を越されて焦らされます。早く、当サイトでもきちんとしたお披露目をしなくっちゃ。

興味のある方は、「お問合わせ」をクリックしてメールでご連絡を。

出会った鳥達  36種 286羽

カイツブリ、カワウ、コサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、オオタカ、ハイタカ、バン、キジバト、アカゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、イカル、シメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト、アヒル

2009年1月18日

天候 曇  出会った人達 18名

昨年後半から少々お天気の巡り合わせがおかしくなったようで、今年最初の調査だというのにどんよりとした雲に覆われた空模様。気温も上がらず気分もイマイチ盛り上がらず、鳥見の法則の学説通り開始から暫くはヒヨドリも押し黙ってしまうほど鳥たちも音なしの構え。景気に合わせて調査までデフレスパイラルにはまり込んだかのような滑り出し。

空模様以上に調査の行く末に暗雲が立ち込めていたんですが、展望広場への坂の登り口が見えてきた辺りで、シロハラが歩道脇の立木の枝に止まった頃から何とか動きが出てきて、坂の手前の樹林にアカゲラが止まってくれたり、上空を久々登場のマヒワの大きな群れが飛び回ったり。なんとか格好がついてきました。

猫ヶ洞池について調査を終わる頃にようやく薄日が差してくると、アシの根元に隠れるように眠っていたカモ達が池の中央に移動、つられたようにバンも姿を現し、周囲ではシジュウカラの声なども聞こえだして、辺りが活気づいたような雰囲気に。

やはり、お陽様の威力は絶大です。

猫ヶ洞池は、お天気のかげんもあったのでしょうが、カモの数はかなり少な目。

世話人がここ数年やきもきしているアオジは、この時期になっても、やはり少な目で、もはや今の状態が普通になってしまったような。

先月は何とか水が残っていたハンノキ湿地ですが、この日は完全に干からびていました。

今頃、干上がると、春先までは回復は望み薄。例年のことではありますが、年末近くまで期待を持たせただけに、少々ガックリ。

新しい年のスタートとしてはイマイチの感の残る1月でしたが、来月は仕切り直して、なんとかバッチリ決めたいものです。あまり、力が入り過ぎると逆効果かな。

出会った鳥達  32種 498羽

カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、バン、キジバト、アカゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、マヒワ、シメ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2008年12月21日

天候 晴後曇  出会った人達 23名

事前の予報には雨マークがちらほらして、「一年の締めくくりに2カ月連続の悪天は勘弁してちょうだい」って感じでしたが、幸いまずまずのお天気に。

鳥たちの方も、ルリビタキがたびたび姿を見せてくれたり、カワセミが出たりして、それなりに賑やかだったのですが、いずれもチラ見せだったりして盛り上がりの方はイマイチかな。

猫ヶ洞池では、いずれも当地では珍しいオカヨシガモやヨシガモが来ていました。

せめて、姿の美しいヨシガモがもう少し間近で見られたらよかったんですが、いかんせん池の遥か対岸近く。

アカゲラ目当てに初参加の方も見えましたが、あいにくこの日は声だけの出演だったり。

なかなか思い通りにはいかないものですが、それはそれで鳥見の楽しみかと。

例年以上にいろいろあった今年の平和公園ですが、参加して頂いた皆様、一年ありがとうございました。年明けには、ようやく20年分の調査結果をまとめた冊子もお披露目できそうで、楽しみにしていて下さい。

それでは、また、来年も引き続きよろしくお願いします。

出会った鳥達  38種 319羽

カイツブリ、カワウ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、オナガガモ、ハイタカ、バン、キジバト、カワセミ、アカゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ウグイス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト、アヒル

2008年11月16日

天候 雨  出会った人達 12名

条件さえ良ければ、一年で一番盛り上がるはずの11月ですが、あいにくのお天気に。しかも、久々の本降りですわ。それでも、調査の前後の土砂降り状態からすれば、シトシト雨程度で済んで、多少はツキも残っているということでしょうか。

まあ、何かと暗い話題の多いこの頃、少しでも前向きに捉えないとね。

お天気のせいもあって、鳥たちも数はイマイチでしたが、途中、ヤマシギを見た方がいたり、猫ヶ洞池の方では当地では珍しいヒクイナが姿を見せてくれたりして、雨にもめげずに出かけてきただけのことはありました。

毎年、カモの飛来時期は遅い目の猫ヶ洞池ですが、今回も、天候の影響もあってか、まだまだといった感じ。もっとも、ユーカリ林の脇のイロハカエデも青々とした葉が半分ほど残っていたぐらいなので、なかなか下がらない気温の影響もありそうですが。

猫ヶ洞池のお隣のメタセコイア広場では、雨の中、気球を上げている団体がいて、珍しい光景に目を楽しませてもらいました。

出会った鳥達  25種 313羽

カイツブリ、コサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒクイナ、ヤマシギ、キジバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、シロハラ、ウグイス、ヒガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、シメ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2008年10月19日

天候 晴  出会った人達 24名

前回とはうって変わり、これ以上ないほどの上天気、のんびり歩く?には最高の条件。鳥見の法則の通りにメジロ、シジュウカラなどが入れ替わり立ち替わり姿を見せて、文字通り人も鳥も賑やかな一日でした。

いまいち、物足りなかったのは、コサメビタキなどの渡りの鳥たちが不発だったこと。時期的には既に到着していてよさそうな、アオジ、ジョウビタキ等も、らしい気配もありませんでした。

唯一季節感を味わわせてくれたのは、尾根筋で登場してくれたヒガラ。肉眼でもそれと分かる距離でじっくり姿を観察させてくれました。

旧農地コースの方は、この日はイカル・デーだったようで、調査開始以来といってもいいほどの数が観察されたようです。

出会った鳥達  24種 371羽

カイツブリ、マガモ、カルガモ、コガモ、ツミ、ハイタカ、キジバト、アカゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、キビタキ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、イカル、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2008年9月21日

天候 曇時々雨  出会った人達 11名

久々の雨降り。

暑い最中の7月・8月はこれ以上ないくらいの上天気で、何でわざわざこの時期に、って感じですが、まあそれでも、朝、起きぬけに新聞を取りに出た際は調査にでかけるのが憂うつになるぐらいの土砂降りだったことを考えれば、途中止み間があったり傘を開かなくてもさほど気にならない程度の降りで何とか調査が終わるまでもったのは、上々と言えるのかも。

鳥たちも、悪天候にもめげず、ムシクイやコサメビタキといった渡り途中の種が登場してくれたり、アカゲラの声が聞こえたり、それなりに座を賑わせてくれたんですが、調査を終えて「やれやれ」って気分でいたところ、参加メンバーのお一人がスズメバチに刺されて病院に向かっているとの連絡が入るというオチが付いて、運が良かったのか悪かったのか判断の難しい一日ではありました。

幸い、ハチの被害はそれほどでもなかったようで、何よりでした。野外を出歩くことが多い方は、他人事ではありませんので、お互い気をつけましょうね。

出会った鳥達  20種 269羽

カルガモ、キジバト、アカゲラ、コゲラ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、キビタキ、コサメビタキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2008年8月17日

天候 晴  出会った人達 14名

先月に引き続き生憎の?好天に恵まれ、先月以上の暑さに見舞われた一日に。

先月はかろうじて水が残っていたハンノキ湿地も、この暑さでさすがにカラカラ。猫ヶ洞池もベルマウスの周辺は干上がって一部は草原状態に。

あまりの暑さに腰が引けたのか、途中まではカラスやヒヨドリが時たま顔を覗かせる程度で大外れを覚悟したんですが、終り近くになってコサメビタキやセンダイムシクイなどが次々姿を見せ、ともすれば暑さでダレそうな気分を盛り上げてくれました。

猫ヶ洞池では、久しぶりのオオヨシキリも登場してくれましたが、残念ながら番外で調査の記録には入りませんでした。

出会った鳥達  16種 230羽

オオタカ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、センダイムシクイ、コサメビタキ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、アヒル

2008年7月20日

天候 晴  出会った人達 13名

ちょうど梅雨明けの時期と重なり、絶妙?のタイミングでクマゼミの声が響き渡るようになり、夏気分満開の中での調査となりまして、とにかくひたすら暑かったです。

そんな中でも、シジュウカラやメジロ達は元気よく飛び回り、早くもバテ気味の調査メンバーを元気づけてくれました。猫ヶ洞池の方では、当地ではめずらしいアマサギの姿も。

猫ヶ洞池では、鳥以外にもブルーギルの群れを見つけたり、水しぶきを上げて跳ねるフナの集団が観察できたり。

フナの集団は、手前の岸で釣り糸を垂れていた釣り屋さんから「へらだま」と呼ぶことを教えて頂きました。「へらだま」は、aquaさんの旦那さんは「酸欠状態に陥って水面に浮いてきた群れ」と説明されていたそうですが、ネット上で調べたところでは異説もあり、はっきり正解が掴めないままになっています。どなたかご存じの方は掲示板ででもご教示お願いします。

夏の盛りで、ハンノキ湿地が干上がるほどではなかったですが、猫ヶ洞池とともに水量は少な目。またまた湿地が干上がる心配をしつつ、8月初めに「猫のゴミ拾い」が控えているので、そちらを考えると「しめしめ」といったところもあり、猛暑の中のゴミ拾いでおのれの体力も心配したりと、心チチに乱れる世話人ではありました。

出会った鳥達  15種 281羽

アマサギ、オオタカ、キジバト、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、キビタキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2008年6月15日

天候 曇  出会った人達 17名

朝方は雨の心配も頭をよぎるほど雲が多かったのですが、現地で集合する頃には薄く雲がかかり、日差しを和らげてくれて調度ほどよい陽気になりました。

夏鳥たちは山の上か北の地で繁殖の真っ盛り、地元で繁殖する鳥たちの中には既に繁殖を終えて休息を取っている鳥もいる時期で、毎年種数も個体数も一番底になる季節です。

運が良ければ雛連れのシジュウカラや巣立ち直後の雛ばかり集まったエナガの群れなどが目を楽しませてくれるのですが、この日はそんなラッキーもなく、淡々と終わってしまった感じ。

ただ、キビタキだけは数か所で囀りが聞こえ、ユーカリ林の辺りでは餌ねだりのポーズを取るメスの姿も見ることができ孤軍奮闘の趣でした。

猫ヶ洞池では取水口のアサガオ部分やフェンスの上を上がったり下りたりするセグロセキレイの雛が出て、成鳥とはかなり見た感じが異なるので、ハクセキレイの雛との識別ポイントの話題で盛り上がりました。

調査開始前に参加者に「猫ヶ洞のゴミ拾い」のチラシを配布、いくらかでも関心のある方が参加してくれるとうれしいです。

子育て中の巣の周りを終日カメラが取り囲んだり、安易に餌付をする人がいたり、自然に目を向ける人が増えたことが裏目に出ているような現象に少々うんざりさせられているので、自然と接する際のマナーに関心を持ってもらえる人が増えるきっかけにでもなれば嬉しいんですけどね。

出会った鳥達  17種 203羽

カワウ、コサギ、オオタカ、キジバト、コゲラ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、キビタキ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、アヒル

2008年5月18日

天候 晴  出会った人達 19名

この日は、平和公園のあちこちでキビタキの囀りが聞こえ、さながらキビタキ・デイの趣。気分的には一日BGのようにキビタキの声が聞こえていた感じです。

この勢いで繁殖まで行ってくれると、そのうち平和公園中キビタキで溢れかえる日がくるかも。「なんだ、キビタキか」なんてセリフを一度ぐらい言ってみたい気もしますが。

市民の森ではオオルリも囀りを聞かせてくれて、番外ながらホトトギスも鳴いて夏の渡りの雰囲気だけは盛り上がったんですが、周りの樹木はすっかり葉が繁ってしまい、声は響くもののなかなか姿を見つけられず、欲求不満のストレスが残りました。

新緑で色合いは楽しませてもらいましたが、鳥を探すという面ではじゃまっけに思えることも。ほんと人間とはワガママなものです(「お前だけだ」と言われそうですが)。

調整口のかさ上げの効果もあってか、湿地はこの日も満水状態でした。今のところ雨も順調?に降っているようだし、なんとか夏頃までは乗り切れるかな。一度、周年涸れずにそこそこの水量を保って欲しいのですが、どうかなあ。

aquaさんの提案のおかげで、猫ヶ洞池のゴミ拾いの実施が決まりました。詳細はチラシをご参照下さい。

長年積み重なったものを一掃するのは難しいかもしれませんが、多少は改善する機会にはなりそうで、嬉しいです。

カミさんが足の骨を折ったことなどもあって、2か月まとめての更新となりました。危うく3か月目に突入するところだったので、無事更新できてやれやれ。また、多少ブログの方でも様子をご紹介する予定でいますが、先のことは分からないのであまり大風呂敷を広げるのはやめておきましょう。

出会った鳥達  20種 225羽

カワウ、アオサギ、カルガモ、オオタカ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、キビタキ、オオルリ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2008年4月20日

天候 晴  出会った人達 23名

シジュウカラやメジロなどがパラパラと姿を見せてくれるものの、いつもならうるさく感じるほどのヒヨドリの声もまばらなくらい静かなスタート。

尾根筋を抜けてユーカリ林まで進んでも、これといった動きがなかった時にはさすがに焦りましたが、ハンノキ湿地まできてようやく浅瀬で水浴びをするシメを発見。この日初めて参加者から歓声が上がりました。

光線のかげんで渡り間近で銀色に変わっているはずの嘴の色まではよく分かりませんでしたが、北へ帰る前の姿を堪能市民の森のなかほどに差し掛かると、「もういいかげん出ていかないと出番がなくなる」とばかりにセンダイムシクイ、ヤブサメなどの声が。散々じらされた後のことで、嬉しさもひとしお。まんまと、敵の策略にはまったかっこうです。

ハンノキ湿地は、先月とは打って変わって満々と水を湛え、「卵を産みつけたカエルはやっぱり先見の明があったね」と、改めて話題になってました。

猫ヶ洞池の方では、少数ながら、まだコガモが残ってました。

旧農地コースでは、キビタキや帰り道で記録には入らないもののオオルリの声も聞こえたようで、北へ渡っていく前の冬鳥と南から着いたばかりの夏鳥、双方が楽しめたのはこの時期ならでは。午後、再び戻った際にはアカハラの声も聞くことができて、途中までは大外れを心配した割には充実した気分で締めくくることができました。

出会った鳥達  29種 195羽

カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、オオタカ、バン、キジバト、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、ルリビタキ、シロハラ、ツグミ、ヤブサメ、ウグイス、センダイムシクイ、キビタキ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

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