名古屋市平和公園の鳥達

平和公園鳥類調査グループ


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●出会った鳥達、出会った人達2003年度


 2003年4月から2004年3月の調査までの調査の様子と記録をまとめています。

2004年3月21日

晴  出会った人達 14名

この頃恒例となってしまった前日の雨もお湿り程度、青空が広がり気温はやや低いもののそれほど風もなく上々のお天気。期待を込めてのスタートも、この肌寒い気温が災いしてか鳥達があまり動いてくれず、時々ちょろりと姿は見せてくれるものの参加者の声が途切れるとシーンという文字が浮かび上がりそうなぐらい静まり返った中で淡々と調査が進んでいきます。どんな時も賑やかな鳴き声を聞かせてくれるヒヨドリまでこの日は沈黙してしまうありさま。結局、たいした山場もないまま森の中の調査が終わってしまいました。

猫ヶ洞池へ向かう頃には気温も上がりだし、池の調査を始めた時にはてきめんにシジュウカラなどの声が聞こえてきます。この日もオナガガモ、コガモは数が多く、併せて60羽ほどを数えることができました。カワセミの姿をちょろっと眺めてユーカリの温室の脇を通り奥へ入ろうとした辺りで、ようやく本日の目玉が登場してくれました。北へ渡る直前で夏羽に近いきれいな赤色に染まってきたベニマシコのオスが、同じくベニマシコのメスやウグイスに交じって間近にじっくりと姿を見せてくれたのです。秋に渡ってきた頃の地味な羽色とは一味違う羽の色に居合わせた一同一気に満足の笑みに変わってしまうから現金なものです。

このところあまりまとまった雨がなかった影響で、今年もハンノキ湿地はからからに干上がっていました。一度壊れた環境を人為的に元へ戻すことは改めて大変なことだと思わされました。折角何人もの方が湿地の復元を願って尽力されており、少しずつでもいい方向へ流れが向かうよう願ってやみません。

「旧農地コース」を回った方たちはオオタカの声も聞かれたようですが、残念ながら調査終了後で、こちらは参考記録となってしまいました。

出会った鳥達  29種 249羽

カイツブリ、カワウ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、ベニマシコ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、アヒル

2004年2月15日

曇時々雨  出会った人達 9名

前日から降り続く雨も明け方にはあがり「よっしゃ」といった感じだったのですが、二手に分かれて展望広場に上がる途中辺りから再び降り始め、結局調査を終わるまで降ったりやんだり、年が明けても天候にやきもきするパターンが続きそうな予感が。

それでも、スタートしてすぐの市民の森入り口辺りで今年この辺りを縄張りにするルリビタキの背中の瑠璃色鮮やかなオスがじっとポーズをとってくれて、幸先の良いスタート。展望広場に上がる辺りで、今度は、オオタカの若鳥が上空低くをぐるりと一周してくれて、ユーカリ林からハンノキ湿地に上がる手前では、今度はミヤマホオジロが。途中、個体数は天候の影響もあってちょっと淋しかったものの、次々目玉商品が現れる今日の調査でありました。(どれも「森コース」ばかりで「旧農地コース」の皆さん、ゴメンナサイ。)

猫ヶ洞池では、今日も40羽を越えるコガモが羽を休め、以前のようにたくさんのカモが渡ってくる姿が復活する期待もちょっぴり起こってきちゃいます。雨の多かった去年の夏の余波か例年に比べてちょっと淋しい葦原に、恒例となっていたウグイスの声がないのが淋しいものの、意外に近くでゆったりくつろぐコガモの姿に見とれていると、本日最後の目玉となるカワセミ君が、こちらもどアップで美しい翡翠色をたっぷりと見せてくれました。カラの仲間があまり動いてくれず、総数はちょっと淋しいものの、お天気がお天気なだけに、これで不平を述べたら怒られちゃうかな。

レギュラー組にお休みがあり、参加者の数もちょっと少なめでしたが、終了後の平和公園会館では、鳥の羽根収集家Sさんに、なんと落鳥から採取したミサゴの羽根を見せて頂くおまけも付いて、楽しく調査を終えることができました。

出会った鳥達  33種 266羽

カイツブリ、カワウ、コサギ、アオサギ、コガモ、オナガガモ、オオタカ、キジバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、アオジ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト、アヒル

2004年1月18日

天候 晴  出会った人達 16名

新年、明けましておめでとうございます。前日の雪の影響もさほどでもなく、溶け残った雪が不似合いなほど穏やかな天気の中で、新しい年のスタートを切ることができました。

歩き始めて程なくアカゲラの「キョッキョッ」とアカゲラの声が響き(残念ながら姿を見ることができたのはお一人だけでしたが)、展望広場へ上がる手前の小公園では、シメ、シジュウカラなどが地上で餌を求める姿をみんなでじっくり眺め、その間にもシジュウカラ、コゲラ、メジロ等の声がバックグラウンドのように賑やかさを演出。この日、カラの群(他にエナガ、ヤマガラなどを含めた群が一段で餌を求めて移動する様子をカラの混群と呼びます。)は調査終了まで終始賑やかに動き回ってくれました。その後、旧農地コースではハイタカが出現、賑やかだった割にはイマイチ目玉商品に欠けた森・池組は若干の悔しさも。

猫ヶ洞池では、30羽ほどのコガモ、オナガガモが水面に浮かび「今日はカモが多いね」といった声が参加者から上がりましたが、ちょうどいき合わせたやはり野鳥を観察中の方のお話では前日は100羽以上の群が広がっていたとのこと。雪の影響で人出が少なかったことがカモの群を呼び寄せたとすれば、やはり普段立ち入り禁止区域まで出入りする釣り人達が、水鳥達の大きなストレスになっていることが想像できます。楽しみは楽しみとして、もう少し回りへの配慮もしてくれたらなあと、鳥見る人としては思ってしまいますが、まあ、これは余談。

同じ方のお話で、池の葦原でベニマシコをご覧になったとかで期待したのですが、残念、これは空振りに。車に戻る途中で追いかけあいながら頭上を通り過ぎる2羽のカワセミに遭遇するも、こちらも残念、調査終了後ということで、参考記録となってしまいました。

まあ、今年初めての調査としては、無難なスタートといったところでしょうか。

お天気の心配はまだまだ後を引きそうな予感も。

出会った鳥達  29種 269羽

カイツブリ、カワウ、コサギ、コガモ、オナガガモ、ハイタカ、バン、キジバト、アカゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、シメ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2003年12月21日

天候 晴  出会った人達 12名

今年最後の調査ということで、かなり気合も入っていたのですが、今回もやられてしまいました。

この冬初めてといってもいい本格的な寒波の到来で、急にツグミの姿が増え、少なかったアオジの声も例年と比較しても遜色ないぐらいに聞こえるようになってきていたんですが、前日にドカッと雪が積もって、餌の採れない鳥達はどこかに散ってしまったのか、パラパラとしか姿を見せてくれませんでした。折角地上に降りて餌をとる姿が見られるようになってきたツグミは、降り積もった雪に追われてか1羽も現れませんでした。

周りの景色の割には風もなく、寒さも耐え難いほどではなかったのですが、それでもハンノキ湿地にはしっかり氷が張っていました。猫ヶ洞池では、2羽のカワセミが水面すれすれに飛翔する姿を見せてくれたのですが、残念ながら調査の終わった後ということで、これは番外記録に。終わってみれば、調査開始前S市のハンドルネーム「タマシギ」さんに、自宅からクーラーボックスに入れて持ってきてくれたトラツグミ、ヤマシギ等の落鳥を見せていただいたのが、この日のクライマックスだったかも。トホホ・・・・
まあ、これで年も変わるので、新年からは気分を一新して頑張りましょう。(初詣で、厄払いをしてこなくっちゃ)

出会った鳥達  22種 269羽

カイツブリ、カワウ、オナガガモ、キジバト、コゲラ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2003年11月16日

天候 曇  出会った人達 16名

前日夜半に降り始めた雨も明け方には上がりよっしゃという感じだったのですが、歩き始めた頃はまだ霞がかかったような状態で、調査が終わる頃になってようやく明るい日差しが指してくるような状態で、残念ながら外しちゃった感じです。例年、11月は種数も個体数もピークとなる月なんですが、過去のデータもお天気の巡り合わせには勝てないようです。

それでも、開始早々にはウソが出たり、旧農地コースでは、オオタカがジシギの仲間を追いかけるところが観察できたり、猫ヶ洞池では、めっきり姿を現す機会の減ってしまったオナガガモが群で泳いでいたりと、何とか惨敗は免れたようですが、我が市民の森コースは、それなりに声は聞こえるものの、なかなか姿は見せてくれないといった状態が続き、欲求不満が解消されないまま調査が終わってしまいました。ツグミ等が群で何度も上空を飛んだりと、お天気を除けばよくなる条件はそこそこ揃っていたんですが、「アーア・・・」といった感じです。

雨にたたられることが多かった今年の調査も、残すところあと1回。最後はバッチリお天気に恵まれるように、今から清く正しく日々を過ごすよう心がけましょう。

せめて、アカゲラでもばっちり姿を見せてくれていたらネエ(ブツブツ・・・)。

出会った鳥達  29種 304羽

カイツブリ、オナガガモ、オオタカ、キジバト、アカゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、ウソ、イカル、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2003年10月19日

天候 晴  出会った人達 20名

渡りの季節もたけなわとなり野外を出歩くには絶好の季節となってきて、必ずのように雨に祟られていた「第三日曜日の呪い」もその魔力が翳ってきたようで、大変気持ちの良い秋晴れの中で調査を進めることができました。

市民の森のコースでは、この日の主役はカラの仲間達。シュジュウカラ、ヤマガラ、メジロの賑やかな声に混じって、最近出会うチャンスのめっきり少なくなったエナガも群れて姿を見せてくれて、カラの混群の大好きな世話人としては思わずニンマリ。また、展望広場へ向かう坂の途中では、この時期の主役の一人ビンズイが調査地では珍しく、餌を探して舗装路を歩き回ったりガードレール上に止まったりといった姿を見せてくれました。同じ市内でも、小幡緑地辺りではたくさん越冬しているビンズイですが、彼等お好みの松林と呼べるような場所が当地にはなく、出会う機会の最も多いこの時期でも、鳴きながら上空を通過する姿を見るばかりでめったに下までは降りてきてくれないため、平和公園としては数少ない機会です。市民の森を回る途中では、これも珍しくアカゲラがしっかり姿を観察させてくれて、嬉しい出会いの多い一日を過ごすことができました。

調査終了後、平和公園会館に入ろうとする時に、上空をカラスともつれるように飛ぶツミの姿を見つけ、双眼鏡を車の中に置いてきてしまった世話人は慌てて取りに走るという一幕も。幸い、世話人の方向へ向かって飛んでくれたため、真上を通過していくところをバッチリ見ることができました。が、残念ながら終了後のことでこれは番外記録ということに。

来月は、例年種数、個体数共にピークとなっている11月。来月もこの調子でお天気に恵まれてくれると嬉しいんですが。

このスペースに書くのはちょっと気が引けるのですが、補足させて下さい。

今回の調査中に調査の記録内容についてご意見を頂きました。細かい内容についてはあえて割愛させて頂きますが、基本的な姿勢だけははっきり示させて頂きたいと思います。せっかくロードセンサスの形式に沿って調査ということで実施しており、集計の結果として残す内容はできる限り信頼の置ける内容としたいと考えています。その方向に沿って個体数も重複の可能性があるものはカウントから除外するといったことも行っています。記録の中で、希少種に属するようなものとか観察の状況にあいまいさのあるもの等は、中心メンバーに確認を求めたり場合によっては世話人の独断で、抹消させて頂くこともありうるということを了解頂きたいと思います。

また、ご意見等あれば世話人までお聞かせ下さい。宜しくお願いします。

出会った鳥達  24種 344羽

カイツブリ、トビ、キジバト、カワセミ、アカゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ウグイス、メボソムシクイ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2003年9月21日

 雨  出会った人達 11名

どうもいけません。4月からの半年で今月も含めて4回が雨にたたられています。先月の調査以来この一月ほとんど雨が降っていなかったのに、なぜ第三日曜日になると雨が降るのでしょう。「かろうじて台風の直撃は免れたし途中止み間もあったし」という慰めも頂きましたが、至急原因究明委員会の立ち上げを検討したいと思います。

それはそれとして、悪天候にもめげず11名のメンバーが集まり、傘を差しながらの調査という健気な姿に共感した訳でもないでしょうが、ヒタキの仲間やムシクイの仲間等渡りの途中の鳥達が姿を見せてくれました。いつも賑やかなヒヨドリ、スズメ等のレギュラーメンバーがこの日の天候もあって静かな中、集計の手間を考えて?エナガ、シジュウカラの群の出現に合わせて固まって姿を見せてくれるという心憎いばかりの気の使いようです。

春の渡りの時と違い鳴き声が聞けないため、識別の難しいムシクイの仲間は悪天候で色の違いがハッキリしないこともあってしっかり種類を同定できず、不明種の中に入って集計に反映できないのがちょっと残念。旧農地のコースではカッコウの仲間と思われる鳥や小型のタカが現れましたが、こちらも残念ながら不明種の扱いになってしまいました。

例年お彼岸の時期は墓参で人の出が多く駐車車両で通り抜けができないほどになるのですが、こちらの方は逆に天候が幸いしてあまり気になるほどではなく、鳥の出を考えると以外にラッキーだったのかな。

それにしてもこれからの10、11月は例年種数、羽数ともにピークの時期を迎えるので、何とかこの悪いめぐり合わせを解消したいものです。一度○○さんをお払いしてもらおうかな…。

出会った鳥達  21種 157羽

コサギ、カルガモ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、モズ、センダイムシクイ、サメビタキ、コサメビタキ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2003年8月19日

天候 雨  出会った人達 10名

メンバー一同の日頃の心がけの良さも、今年の異常気象にはさすがに太刀打ちできず、今月もまた雨の中の調査となってしまいました。

それでなくてもあまり多くの種類の鳥達は期待できない季節、開始した時点では一桁の種数も覚悟したのですが、それでも雨天の得意な?アマツバメを含んで14種、やはり日頃の努力の賜物でしょうか。なんのこっちゃ。

旧農地コースの面々はこの14種の他にもセンダイムシクイ、メボソムシクイ、サンコウチョウの渡り途中の鳥達を観察していますが、残念ながら調査の終わった帰りの道中ということで、調査の記録には入りませんでした。

それにしても、未だに梅雨の延長のような今年の天気はどうなっちゃってるんでしょうか。鳥の姿を求めてうろうろしている分には愚痴ってすむ問題ですが、東北の方では農家の皆さんが育てた作物がこの天候で大打撃とか。ヨーロッパは猛暑で、中国は旱魃の後一変して洪水、日本は長雨で、アメリカは大停電だとか。停電はさて置くとして、これも人類の日頃の行いの報いでしょうか。せめて、平和公園に集う皆さんだけでも日頃の行いに気を付けましょうね。

来月は晴れるように今から毎日お祈りしよっと。

出会った鳥達  14種 114羽

カルガモ、キジバト、アマツバメ、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

2003年7月20日

天候 晴  出会った人達 16名

ハッキリしないお天気の多い今年の梅雨ですが、この日は、というかこの調査の間はバッチリ晴れてくれました。(午後から土砂降りの雨が降ったりしたので)

ただ、つかの間の梅雨の晴れ間ということで期待していた渡りの鳥達も姿を見せず、鳥見人としての満足度はイマイチといった感じ。初めて参加してくれた方もみえたのでちょっと残念でした。

まだすんなり梅雨明けとは行かないようですが、アブラゼミの声が聞こえ夏の雰囲気が出てきて、虫達にも興味のある方は、昆虫ウォッチングといった趣だったかも。
ちょろっとオオタカの影がかすめたり、遠くでカワセミの移動するのが見えたり、かすってはいたんですが、結局しっかり姿を観察できたのはシジュウカラの若鳥達ぐらい。

まあ、鳥達にしてみれば、ようやく子育ても終わってゆっくり体を休めているところで、「暫くは静かにさせてよ」といったところでしょうか。来月は宜しくお願いします。

出会った鳥達  21種 181羽

カイツブリ、カワウ、コサギ、オオタカ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、アヒル

2003年6月15日

天候 雨  出会った人達 11名

予報では開始時間までには雨が上がるはずだったのですが、なかなか予定通りには行かないもの。雨のパラつく中で心なしか重く感じる足取りで調査を開始。案の定、途中までは「鳴かないネエ」と愚痴りながらの道行き。それでも展望広場に続く坂を登りきった辺りから、険しい表情で互いに罵り合うカラスの怒鳴りあい(もっともどんなのがカラスの険しい表情なのか正確なところは定かではありませんが)を眺めたり、相変わらず抱卵の気配も見えずハンノキ湿地を並んで泳ぐ2羽のカルガモの家庭の事情を詮索しているうちに、市民の森出口辺りで思いがけずキビタキの囀りを耳にして、現金にも足取りも軽くなって猫ヶ洞池に。こちらでも、この季節には珍しくオオヨシキリの「ギョギョシギョギョシ」という勇ましい声に出迎えられ、カワセミも姿を見せてくれて、満足の足取りで調査を終わりました。

結局お天気の回復は調査が終わった後とはなりましたが「かえってあまり蒸し暑くなくて良かったかも」などとどこまでも現金なものです。

出会った鳥達  22種 186羽

カワウ、コサギ、カルガモ、カワセミ、コゲラ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、キビタキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト、アヒル

2003年5月18日

 晴  出会った人達 17名

今月は、「やった!」というよりは「やられた !! 」といった感じになってしまいました。5月の調査は渡り途中のサンコウチョウに当る可能性非常にで、今年も目玉商品として予定していたのですが、今回は農地コースの皆さんにこの目玉商品をさらわれてしまいました。とは言っても、まあ、今年も無事調査の記録としてカウントできたということなので、それで良しとしておきましょう。

我が、市民の森コース&猫ヶ洞池コースでも、ゆっくり目の渡りのキビタキ君が朗々と美声を響かせてくれました。ただ、惜しむらくは、あの美しいお姿を拝見することができませんでした。

ハンノキ湿地では、今月も、カルガモが2羽で仲良く並んで泳いでいました。時期から言えば抱卵に入っていても不思議はないのですが、この、カルガモさん達は、そんな様子もなさそう。雰囲気、雄雌のペアという感じなのですが、意外に同姓同士の怪しい関係なのかも。

猫ヶ洞池ではカワウ達が盛んに潜っては餌を採っていました。羽が水を含んでいるため水上に姿を見せいても体がほとんど水没した状態で、当人(鳥?)達には懸命の採餌なのでしょうが、傍目にはユーモラスな姿に映ってしまいます。心無いギャラリーでカワウさん達ゴメンナサイ。

さて、問題の?サンコウチョウですが、昼食後何人かの参加メンバーで再び平和公園に戻ったところ、調査の時とほぼ同じ一で再び姿を見せてくれて、市民の森コースのメンバーも、この時まで残っていた皆さんは無事眺めることができました。ただ、時間も時間なので、あの「ツキヒホシホイホイホイ」という囀りまでは耳にすることができず、イマイチ欲求不満の残った今月の調査ではありました。

サンコウチョウが現れると、いよいよ春の渡りも終りです。暫くは、残った留鳥達だけとの淋しいお留守番の時期となってしまいますが、調査員の皆さん、何が起こるか判らないのが鳥の世界、くれぐれも6月、7月もオサボリせずに参加をお願いしますね。宜しく。

出会った鳥達  21種 237羽

カワウ、カルガモ、オオタカ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、キビタキ、サンコウチョウ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト、アヒル

2003年4月20日

天候 雨  出会った人達 16名

誰の心がけが悪かったのか、最悪の天候となりまして、何度か止み間はあったものの傘をさしての調査となってしまいました。

鳥の数が天候に左右され易い渡りの季節ということもあり大外れを覚悟して出発。アオバトの鳴く声は聞こえたものの、途中までは予想通り静かな展開。淡々と歩みを進めて、だんだんBコースの終りが近付き「渡りの時期らしい鳥が何も出なかったね。この天候じゃあしかたないかな・・・。」てな会話が交わされておったのですが、市民の森の中の半ばを過ぎた辺りで「ツキヒツキヒ…」とエゾビタキの声が聞こえたのを皮切りにセンダイムシクイ、ヤブサメと立て続けに囀りが聞こえ出し思いがけないコーラスを耳にすることができました。旧農地コースの方では、マヒワ、サンショウクイの大きい群れが観察できたということで、雨の天気に関わらず参加したメンバーそれぞれに収穫を持って調査を終えることができました。

常連メンバーに加えて、本日2度目の参加となるNさんは、出身地沖縄にたくさん生息しているイソヒヨドリの調査をするのが目標とかで、標識調査をやっているSさんに、調査が終わった後も熱心に情報を聞きだしていました。ちょっとトウの立った(失礼)メンバーの多い常連さんの中に、こういった熱心な方が参加して頂けるのは、単に「〜が見えた」といったのとは違った嬉しさがあります。経験、情報の豊富な方が揃ってみえますので、そういったものの収集の場としても利用して 頂ければ幸いです。

出会った鳥達  33種 275羽

カイツブリ、カワウ、カルガモ、オオタカ、キジバト、アオバト、ホトトギス、コゲラ、ツバメ、サンショウクイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ツグミ、ヤブサメ、ウグイス、エゾムシクイ、センダイムシクイ、キビタキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、マヒワ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、アヒル

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