パリ・ブリュッセル旅行記2006


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◆1日目:6月3日(土)◆

   JL437:名古屋 10:05 →パリ 15:35

<セントレアからパリへ>

 ヨーロッパに旅行する時は成田発が多いので,早起きが大変であったが,今回は名古屋発なので,いつもよりはゆっくりと起きる事ができた.
自宅を6時30分前に出て,
セントレアに7時40分着.
いつもそうなのだが,空港や駅に到着すると,ますます旅行気分が盛り上がり,年甲斐も無くワクワクしてしまう(出張で利用する時は別だが<笑>).
JALの国際線カウンターに行き,チェックインを行うが,普段,ピーク時にしか国際線に乗らないので,カウンターがとても空いているのには驚いた.
なぜかビジネスクラスのカウンターだけ並んでいたが...

 まだ朝食を食べていなかったので,「
天丼・満天」で天丼の朝食.
セントレアになってから早朝からオープンしているレストランが多く,朝食を食べるのも楽しみの一つとなった.
最近,旅行に出かける時は朝から重いものが食べたくなるのである.
そういえば,前回のセントレアでの朝食はカレーだった.
朝から天丼なんて誰もいないだろう..と思っていたら,我が家と同じ考えの人がけっこういた(笑).
夫は海老天丼980円,私はおとなしくミニ天丼680円.
人気があるのは海老穴子天丼のようで,多くの人が注文していた.
次回はこれを注文してみたい.

 そのまま出国審査を経て,
サクララウンジへ行く.
さすがにこの時期はお仕事風の人ばかりだった.
仕事でヨーロッパに出かけるという知人に偶然会ったという事もあり,休暇で出かける私達は肩身が狭い思いがしてしまった.
マッサージは予約が一杯で,今回もできなかった.
おにぎり,サンドイッチの軽食が出されていたが,すぐに無くなってしまっていた.
私はミニ天丼では量が少なかったので,おにぎりやお菓子を食べて,ガイドブックをチェックする.


<快適なシート&フリーダイニング>

 いよいよパリ便の搭乗が開始.
Cクラスはシェルフラットの機材で,とても楽しみであった.
やはりこの座席は旧型に比べると快適である.
普段,小さな飛行機に乗ることの多い私はAコン,BコンまでCクラスの座席だったのには驚いてしまった.
おまけにMAGIC IIIだったので,プログラムも充実しており,フランスの観光情報も得る事ができた.

 また,特に楽しみにしていたのは食事であった.
2回目の食事が「Free Style Dining」になっており,好きな時に食べられるようになっているのだ.
また,和食では
炊きたてのご飯が食べられるとのこと.
最初の飲み物は夫がフランケンワイン(最近,登場したようだ),私がシャンパン(パイパー・エイドシックはシャンパンカーヴ見学をする予定なのでついつい頼んでしまった).
この時に一緒に出てきたアミューズは四角い白い陶器に入ったザワークラフトとハムの角切りとオリーブであった.
見た目にも今までのアミューズと違っていたので驚いた.
けっこう美味しく,お酒がすすむ.
その後はいつものおかきとドライ納豆が出される.
私の唯一の苦手な食べ物が納豆であるが(食べず嫌いに近いが),このドライ納豆は大好きである.
そして食事は夫が和食.
私が洋食(魚料理).
今回の食事は今まで食べたJALの機内食で一番良かったと思う.
ちょっと感動したので,珍しくメニューを記すことにする(笑).

和食
 ・前菜:帆立貝柱黄金和え 蟹甲羅盛り,蟹爪 冷製,牛肉 隠元巻き,小鯛 笹の葉寿司,雲丹板半
 ・向付:鱒の昆布〆,ホタルイカ釜揚げ,骨切り鱧の梅肉掛け
 ・小鉢:豆乳豆腐 鶯あん
 ・台の物:鰻蒲焼きと鰻巻玉子
 ・ご飯,香の物,味噌汁
  (ご飯は炊きたての魚沼産こしひかり)
 ・チーズとフレッシュフルーツ
 ・フルーツパウンドケーキ オレンジタルト
 ・緑茶 コーヒー 紅茶
 ・小菓子

洋食
 ・ホタテのムース 蟹肉添え,オマール海老爪 冷製
 ・オニオンスープ
 ・スズキのソテー フレッシュベジタブルソース添え
 ・フレッシュサラダ
 ・ブレッドまたはご飯
 ・以下和食と同じ

 これまではワンプレートで出されていたが,前菜,メインと順番にサーブされるようになった.
容器も盛りつけもお洒落なものであり,味もけっこう美味しい.
夫は炊きたてご飯を食べたのであるが,これもけっこういけるようだ.
機内食をほとんど残す夫であるが,この日は全部食べており,おまけにケーキまで食べていた.
機内食を撮影する事はここ数年以上,なかったのであるが,今回は嬉しくなって久しぶりに写真を撮ってしまった(笑).

     
   
これが和食の前菜(左)とメイン(右).
   見た目にも美味しそうだが,美味しかったとのこと(夫が注文したので私は残念ながら食べていない).


 リメイク版の「南極物語」を観て,そのまま熟睡.
周囲の音で目が覚めたが,既に周囲の人達は2回目の食事を注文しているようであった.
2回目の食事は着陸1時間半前であれば好きな時に好きなだけ注文すれば良いらしい.
ちなみにメニューは以下の通り.
・和風:ビーフカレー,しょうゆラーメン,きつねうどん,うなぎ時雨ごはん,おでん,焼おにぎり,鮭茶漬け
・洋風:アルポルト片岡シェフのビーフシチュー,ペンネ・ゴルゴンゾーラクリームソース,サンドウィッチ,ビーフグーラッシュスープ(日本エスコフィエ協会監修),サラダ,ロール
・アイスクリーム
・和定食:豚肉と青菜の炒め物 梅しらすご飯添え
・洋定食:ベジタブルキッシュ

 
これだけメニューがあるとどれにしてよいか悩んでしまう
何にしようか真剣に悩んでしまって,一気に目が覚めてしまったー.
夫はカレーライス,私はビーフシチューとパンを注文.
ビーフシチューはちょっと冷たかったが,味は美味しかった.
夫も喜んでカレーを食べていた.
量はそれほど多くないので,小腹が空いた時に良さそうである.
食後にMAGIC IIIのゲームで遊んだり,パリ観光情報などをチェックしていたらまたお腹が空いてきて,今度は鮭茶漬けを注文した.
それを見て呆れていた夫であったが,後ほど,焼きおにぎりを注文していた.
それにしてもこのフリーダイニングシステムは実に良いシステムだと思う.
早く多くの便で実施してほしいものである(残念ながら復路のアムステルダム便は未実施で普通の食事である).


<パリに到着&ホテルチェックイン>

 機内はとっても快適だったので,ほとんど疲れも無く,15時15分頃,
シャルル・ド・ゴール空港に到着.
JALを利用すると普段は乗り継がないとヨーロッパに行けないのであるが,今回は名古屋直行でヨーロッパに到着することができたので,とても不思議な気分である.
シャルル・ド・ゴール空港に日本から直接到着したのは初めてである.
入国審査ではパスポートの他,緑色の入国カードを出し,特に質問もなく,簡単にスタンプを押してくれた.
荷物を受け取り,税関では食べ物やお金に関する質問をされ,スーツケースのX線検査があった.
中にはスーツケースを開けて中身を確認されていた客もいたが,どうやら個人旅行客を適当にチェックするようである.

 税関を出るとすぐ近くにタクシー乗り場があり,ホテルまで行く.
新しいホテルなので運転手は場所を把握しているか心配であったが,ホテル名と住所を見せたら全く問題はなかった.
所要時間は30分.
料金はチップ込みで40ユーロ.
16時10分に「
ヒルトン・アルク・ドゥ・トリオンフ・パリ(HILTON ARC DE TRIOMPHE PARIS)」に到着.
新しくできたホテルなので,ガイドブックにも位置が記載されていなかった(機内でもらったJALガイドには記載されており,ようやく位置を確認することができた).
思っていたよりも閑静な街中に建っているので,ゆっくりと滞在することができそうである.
外観はヨーロッパのホテルらしい感じで,中に入るとロビーからは中庭が見渡せた.
ベルマンもとても親切で笑顔でいろいろと話しかけてくれた.
フロントでチェックイン.
5階のお部屋とのことで,朝食券を4日分渡してくれ,「
デラックスルームにアップグレートしたわよ」と言われる.
エグゼラウンジが使えないか勇気をふりしぼって聞いてみたら,NOとのこと.
6, 7階のエグゼフロアはルームキーがないとアクセスできないし,滞在中は満室だそうだ(こちらに来て知ったのであるが,ちょうど
テニスの全仏オープン開催中であった.ここのヒルトンはオフィシャルホテルらしい).
無知な私は上級会員の力を過信し過ぎていて,エグゼにアップしてくれなくてもラウンジは使えると図々しく思い込んでいたのだ(そういえばコンラッド東京もエグゼフロアにアップされないとラウンジが使えない事をすっかり忘れていた).
ちゃんとラウンジが利用したければ,最初からエグゼフロアを予約すべきなのだろう.
それにしてもヨーロッパの6月からのハイシーズンに無料宿泊でもデラックスルームにアップしてくれて朝食券もいただけたので感謝しないといけない.

 中庭に面した部屋は広くないが,何もかも新しくて清潔でお洒落である.
シャワーブースもあり,バスルームと洗面台は別の部屋なので,便利である.けっこうぶ厚めのバスローブもあった.
室内にはセーフティーボックスもある.
少し期待していたウェルカムギフトやミネラルウォーターのサービスは一切無し.
ターンダウンサービスはあるものの,夜遅くにやってきて(この時期のパリは22時過ぎてようやく暗くなり始めるのである.これにはかなり驚いた.)既に寝ている事が多かったので結局,やってもらわなかった.
一度,断った時にはピエールマルコリーニのチョコレートを貰った.


    

  
  
お部屋は都会のホテルということもあり,広くは無いが新しい.
    窓からは中庭が見える(下).ちょうどバラが咲いているようだ.


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