パリ・ブリュッセル旅行記2006


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◆4日目(その2)◆

<再びオルセー美術館へ>

 「ひょっとして,
そろそろオルセー美術館がオープンしているかもね」ということで,再びオルセー美術館へ向かうことにする.
途中,パン屋さんの「
ポワラーヌ(Poilane)」(8, rue du Cherche Midi de)で有名ないなかパンを購入.
14時過ぎという時間であったが,狭い店内にはお客さんが何組かいた.
お目当てのいなかパンは想像していた以上に大きかったので驚いた.
1個買おうと思っていたのであるが,とんでもない大きさであった(笑).
夜に食べようと思いスライスしたものを4枚購入(結局,翌日のブリュッセル移動の時に食べる事になる).
1.5ユーロ.

 街並みを楽しみながら歩いているうちに
オルセー美術館に到着.
何事もなかったかのように既に開館していた.
パリ滞在中にこの美術館には行きたいと思っていたので,良かった.
行列に並び,約20分で入場できたものの,今日も陽射しが厳しいので,お酒を飲んだ後に並んでいるのはちょっと辛い.
X線検査の後,入場券を購入する.
常設展のみだと7.5ユーロ.
私達は特に印象派が見たかったので,最初に最上階まで上がった.
最上階は有名な画家の作品が数多く展示されており,贅沢な空間である.
憧れの
ゴッホの「オーヴェルの教会」にようやく対面することができ,感慨無量であった.
モデルとなった教会を見ただけに,ますます作品に対する親近感が沸いてくる.
それにしてもあの空の色は独特で大変惹き付けられる.
その他,私の大好きなルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」も飽きる程,眺めることができて大満足であった(フラッシュなしで撮影可能だったので,気に入った絵を撮影する事が出来た).
この階ですっかり満足してしまったので,中階と地上階は簡単に回った(一番上の女性トイレに行ったが,個室の数が少なく,大行列であった.下の方の階のトイレの方が良いかも).
さすがにホテルまで歩いて戻る元気はなかったので,メトロで戻り,今晩こそパリの夜景を見るために(パリ最後の夜なのである)昼寝タイム.

    

  
美術館は駅舎を利用した建物なので,とても天井が高く気持ちが良く(左),「オーヴェルの教会」も鑑賞出来て大変満足した(右).


<夜のはずなのにまだまだ明るいシャンゼリゼ通り>

 昼寝から目が覚め,夜のシャンゼリゼ通りを見るために,20時頃ホテルを出る.
「今日こそは昼寝もしたから,ライトアップを見なくてはー」と意気込んで出かけたが,相変わらず20時過ぎてもまだまだ明るい.
シャンゼリゼ通り界隈はこの日も人がたくさんで,通り沿いのレストランは大混雑していた.
簡単に食事を済ませたかったので,「
ビストロ・ロマン(BISTRO ROMAIN)」(26 Av. de champs-Elysees)に入る.
ここはチェーン店でファミリーレストランのような感じで気軽に入れた.
3階の席に案内されたが,このフロアもほぼ満席であった.
窓からはシャンゼリゼ通りがよく見える.
飲み物はお酒はやめて,エビアンを注文し,料理は夫がペンネ・トスカーナ13.6ユーロ,私は海老とホタテのリゾット16.9ユーロ.
ペンネは今ひとつだったようであるが,リゾットはそれなりに満足した.
何と言っても,フランスに来てお米を初めて食べたので嬉しかった.
ヨーロッパはパンが美味しいので,それほどお米が恋しくならないのであるが,お米を食べるとやはりホッとする.
合計35ユーロ.
大衆的レストランでも,水とパスタとリゾットで合計5,000円というのは,驚きの価格である.
やはりシャンゼリゼ通り沿いという場所代も入っているのだろう...

 22時過ぎ,レストランを出るが,外はちょっと黄昏始めてきたものの,まだ明るい.
夜景を見るのは諦めて,夕暮れの凱旋門を見て,ホテルに戻って寝る.
早寝の我が家がパリの夜景を見るためには,冬に来るしかないかもしれない(笑).


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