パリ・ブリュッセル旅行記2006


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◆6日目:6月8日(木)◆

<ホテルの朝食>

 6時に起き,シャワーを浴びた後,7時から1階のホテル内レストラン「
カフェ・デグモン」でビュッフェ形式の朝食.
エグモント公園側に面したところにあるので,眺めは良い.
入口で部屋番号と名前を言ってチェックしてもらう仕組みである(朝食券はなし,しかしチェックアウトの時にお金を請求されてしまう).
お金を払って食べると約30ユーロとかなり高額であるが(これが無料というのは大変ありがたいことである),料理はいたって普通の品揃えである.
温かい料理はソーセージ,ベーコン,ハッシュドポテト,卵料理,マッシュルームのグリル(これが巨大だった)などでパリとほとんど同じである.
一番美味しかったと思うのはオレンジジュース.
フルーツの種類はパリよりも多かった.


<電車に乗ってナミュールへ>

 今日はワロン地方の
ナミュールに出かける事にした.
ベルギーは北部のブリュッセルなどのフランドル地方と南部のワロン地方に大きく2つに分けられるそうだ.
この二つの地方は言語も気質も違うそうで,まだ行った事のない
ワロン地方に出かけてみたかったのだ.
ナミュールは「ミューズ川の真珠」と称されるそうで,ワロン地方観光の玄関口にあたる街だそうだ.

 ホテルを出発し,メトロに乗り,
ブリュッセル南駅(Bruxelles-Midi)へ行く.
ちょうど,駅ではお菓子の無料配布をしていた.
見た事があるパッケージだ..と思ったら,昨日,ブリュッセルの駅の大きな広告を見たのを思い出した.
お菓子を何も持っていなかったので,電車の旅の良いお供になりそうだ.
ホームで電車を待っている時に何気なく時刻表を見ていると「アムステルダム」の文字が.
当初は明日,ドイツに遊びに行く予定であったが,タリスの座席が思ったより狭かったので,出かけるのをやめたのだ.
従って明日の予定は全く白紙である.
「アムステルダムだったらタリス使わなくってもICで遊びにいけるよね.パスも使えるし,ゴッホ美術館やハイネケンイクスペリエンスにも行けるから
明日はアムステルダムに行ってみる?」ということで,急遽明日はアムステルダムに遊びに行く事にした.
所要時間は片道3時間弱.
当然,時刻は調べてなかったので,時刻表をメモする.

 そして8時36分発のルクセンブルク行きICに乗る.
新しく,大変広い座席であり,このままルクセンブルクまで乗って行きたくなる程であった.
9時50分頃(予定では9時37分),
ナミュール(Namur)に到着.
駅は新しく近代的であった.
駅から歩いて教会などを見る.
街はコンパクトであり,お洒落なお店も並んでいる.

 さらに歩いていくと目の前には大きな川が流れており,美しい
シタデル(城砦,Citadelle)が現れる.
ミューズ川とサンプル川が合流する険しい岩壁の上にある.
17世紀に築城され,中世ヨーロッパで,最も重要な要塞とされていたそうだ.
このシタデルを1時間程散歩する.
コースごとに色分けされているので,大変分かりやすい.
最初からいきなり急な階段を登る事になるが,周囲の眺めが大変美しいので,歩くのも苦痛ではない.
ただ,今日も陽射しが強いので,相当暑かった.
スケッチをしていた遠足の子供達やジョギングをしていた男性もいた.
私はてっきりお城があるかと思っていたが,お城はなく,公園になっており,売店などが点在していた.
眺めが美しいので,たくさん写真を撮ってしまった.
二人で「
お城はなく壁だけだったけど,景色が綺麗でいいところだねー」と話す(最近,調査不足でこのようなパターンがけっこうある).
ミニトレインも走っているので,これに乗れば歩かなくても済むようだ.

    
  
川沿いに建つ美しいシタデル(左),けっこうハードな散歩となったが,フランドル地方とは
  異なる景色を楽しむ事が出来る(右).



 駅に戻り,冷たいワッフル(ピーチジャム入り)を食べ,11時53分発(これも10分ほど電車が遅れて到着)のブリュッセル南駅行きICに乗る.
すぐに検札が来たのであるが,切符を持っていなかったお客さんがいて,支払いなどでけっこう時間がかかっていた.
お目当てのレストランがあったので,ブリュッセル中央駅で下車する.


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