◆5日目(その2)◆
●<ブリュッセルに到着&ホテルチェックイン>
ブリュッセル南駅(Bruxelles Midi)に14時20分到着.
この駅は前回のブリュッセル旅行でよく利用したが,大きな荷物を持っての移動は初めてである.
この時間帯は問題がなさそうだったので,そのままメトロでホテルまで行く事にする.
ブリュッセルのメトロのチケットはいろいろな種類があるが,今回は3/5チケット(5日間のうち,3×24時間有効)
9ユーロをそれぞれ購入.
3つ目のルイーズ(Louise)駅で下車.
前回はコンラッド宿泊だったので,別の出口を使って,ヒルトン・ブリュッセル(Hilton Brussels) へ.
こちらの方がコンラッドより駅から若干近い.
14時40分にホテルに到着し,チェックイン.
チェックイン時間は15時からだったようで,フロントにはスタッフが一人しかいなかった.
すぐにお部屋に入る事が出来たが,残念ながら満室のため,アップグレードはなく,もちろんエグゼラウンジも利用できないとのこと.
しかし,朝食は1階のレストランにて無料で食べる事が出来るとのこと.
やはりハイシーズンのヨーロッパではそれなりの金額を支払わないとラウンジを利用できないことを痛感した.
日本のヒルトンは上級会員の扱いが大変優しいことが良く分かった.
お部屋は12階でルイーズ駅側であった.
部屋は古いが,パリのお部屋に比べると広い.
特にバスルームは無駄に広いのだ(ヨーロッパの古いホテルにありがち!?).
バスタブには黄色い小さなオリジナルのアヒルがいた.
ブリュッセルのコンラッドには動物がいなかっただけに,大変嬉しい.
アメニティはCRABTREE & EVELYNの製品であった.
また,ウェルカムギフトとして白ボトルワインがあった.
お酒好きの我が家としては大変嬉しいプレゼントである.
なお,ミネラルウォーターのサービスはない.
ターンダウンサービスもあるが,お菓子などはなし.
滞在中は多数のコンベンションが開催されていたようで,受付が設置されていた.
また,エレベーターで出会う人達もスーツ姿の人がほとんどであった.

内装は古かったが広さは問題ない部屋であった.周囲には高い建物が無いので,遠くを見渡せる.
●<ムール貝の夕食&街をふらふら>
お昼が大変少なかったので,お腹が空いて夕食時間まで我慢できない.
そこで,ノンストップ営業しているレストラン「シェ・レオン(Chez Leon)」(Rue des Bouchers 18)へ行く事にした.
このチェーン店をフランスで何軒が見つけたのであるが,ベルギーに行ってから食べようと封印してきたのである(笑).
メトロに乗り,16時に到着.
さすがにこの時間帯だと付近のイロ・サクレ地区も静かである.
夫は前回食べて気に入ったブイヤベース25.7ユーロ(前回より微妙に値段が上がっている),私はムール貝とポテトと生ビールのセット14.5ユーロと魚のスープ6.75ユーロを注文.
お酒はまだ夫はビールよりもワインの気分だったので,アルザスの白ボトルワイン24.8ユーロ.
ここの魚のスープもあっさりしているが,魚の旨みはたっぷりあり,美味しかった.
トッピングはブイヤベースと同じで,久しぶりのムール貝も美味しく,一気に食べてしまった.
鍋いっぱいのムール貝を食べたのにもかかわらず,まだまだいけるという感じ(笑).
「やっぱり,美味しいねー」とベルギー到着早々,大満足.
合計約72ユーロ.
ベルギーの税金は21%加算されるようだ.
前回の時は割高感を感じたが,物価の高いフランスから来ただけに,とてもお値打ち感があった(ベルギーの中ではこの地区は割高だろうが..).
これで元気を取り戻し(私達は空腹になると全く動けなくなる),小便少女&小便小僧に再会した後(今日の小便小僧は裸だった),グランプラス周辺をふらふらと歩く.
この辺りも人はたくさんいるが,パリ程ではないので,ちょっとホッとする.
「やっぱり,グランプラスは美しくて素敵だよねー」と言いながら,周辺のチョコレートショップをチェック(やはり食べる事が一番<笑>).
ガレでプラリネを10個程購入.
滞在中にお部屋で少しずつ食べようと思う.
●<ビールを飲んでだらだら>
ふらふら歩いていたら,ビールが飲みたくなったので18時前,ブラッスリー(ビアカフェ)「ア・ラ・モール・シュビット(A la Mort Subite)」(Rue Montagne aux Herbes Potageres 7)へ行く.
お店の名前が「即死」という意味を持つそうで,どんな怖いお店かと覚悟していたが,いたってレトロ調の普通のビアカフェであった(笑).
さすがにこの時間帯なので,まだ人は少なく,とてもまったりとした雰囲気.
ビールは種々あるが,店名と同じ名前のブランド「モールシュビット」を注文することにする.
夫はノーマルランビック(グーズ),私はクリーク.
久しぶりのランビックビールであったが,やはり美味しい.
この微妙な酸っぱいような味わいが病み付きになりそうである.
ビール自体が味わい深いので,おつまみは全くいらない.
このお店の奥には大きな猫がいて,カゴの中で寝ているのであるが,時折寝ぼけてその姿が愛らしい.
猫近くの奥の席に移動して,夫は猫を見て喜んでいた.
私は旅行メモを書いて(フランスの分から書いていなかったので,大変!),しばらくダラダラと過ごす.
このお店のちょっとけだるい雰囲気は私達に合い,大変お気に入りのお店となり,この後,何回か来店することになる.

左がノーマルランビック,右がクリーク.やはりベルギービールは素晴らしい.
メトロに乗って19時30分頃,ホテルに戻り,まだ明るいがすぐに睡眠.
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