◆８日目（その２）◆

●＜スキポール空港をふらふら＆成田へ＞

　ラウンジを出て，先程の税関でもらったスタンプの押された申告書を郵便局にあるポストに投函後，以前，ディレイの時に利用した「THE BRASSERIE」で夕食を食べる（機内食が出るまで我慢できないので＜笑＞）．
ちょうどホワイトアスパラの季節なので特別メニューがあった．
白グラスワイン5.7ユーロを頼み（このお店はなみなみと注いでくれるので嬉しい），夫はチキンソテー（インドネシア料理）17.5ユーロ，私はホワイトアスパラとサーモンのグリル19.5ユーロを注文．
ホワイトアスパラ好きの私は今回の旅行で全く食べていなかったので，迷わず料理を決めた（笑）．
私の料理は巨大ホワイトアスパラが５本に小さいじゃがいももたくさん添えられていたので，大変お腹が一杯になった．
ホワイトアスパラの味はそれほどでもなかったが，やはり旬の食材に出合えるのは嬉しい．

　　
　　久しぶりのホワイトアスパラ．昨年のドイツ旅行を思い出す一皿であった．

　その後，空港内をフラフラする．
ホランドカジノもあるが，ここのカジノは乗り気がしないので，その近くにオープンした「国立博物館スキポール空港別館(Rijksmuseum　Amsterdam　Schiphol)」に行く．
2002年にアムステルダムの国立博物館とアムステルダム・スキポール空港の共同プロジェクトによりオープンしたもので，世界初の空港内博物館とのこと。
規模は大きくないが，無料というのが嬉しい．
ちょうど「レンブラント生誕400周年」ということで，先日まで国立博物館で開催されていたレンブラント展の一部が展示されていた．
我が家は日帰りでアムステルダムまで行ってもゴッホの絵しか観なかったので，ここでレンブラントの作品を鑑賞することができ，大変幸運であった．
なお，入口にはミュージアムショップがあり，種類は少ないがミッフィーグッズもある．
その後，免税店などをふらふらするが，何も買わなかった．

　再びサクララウンジに戻ると，ラウンジには多くの人がいた．
いかにもお仕事という人ばかりで，この時期に遊んでいた私はかなり肩身が狭くなってしまった．
ワールドカップのテレビ中継があったので，ビールを飲みながら少しの間観戦する．

　19時40分から搭乗開始で，手荷物検査は搭乗ゲート付近で行う（出国審査後はない）．
機材はB747-400でMAGIC IIが搭載されていた．
私の座席は（席だけ）Fクラスシートのツインタイプで，フルフラットになるので大変楽だった．
初めての長距離Fクラスシートを満喫しようと思っていたが，シャンパンを２杯飲んで，食事も食べないでそのまま熟睡した．
恐ろしいことに，朝食途中まで寝ていた（別の席に座っていた夫は夕食も満喫していたようである）．
おかゆをいただいて，14時30分に成田空港に到着．
せっかくのFクラスシートでひたすら眠っていただけであったが，寝心地も良かったおかげで翌日からの社会復帰も問題なく出来，大変助かった．
ただ，起きているわずかな時間であったが，客室乗務員のサービスの質は大変高いものであった（往路のパリ便もそうであったが）．
これまで，ヨーロッパ線はGWにしか搭乗したことがなかったためかもしれないが，良い意味で驚いた．


◆９日目：6月10日（土）◆

　JL3085：成田 16:20→名古屋 17:25

●＜成田から名古屋へ＞

　成田空港での入国審査の後，荷物を受け取るが，ターンテーブルから出てくるのは数多くの赤いファーストプライオリティタグが付いた荷物．
これだけ多くのタグを見たのは初めてである．
多くのJGC会員が搭乗していたようだ．

　その後，国内線カウンターに行き，チェックイン．
サクララウンジは大混雑であった．
元々広くないので，ちょっと息苦しい気分になったが，飲み物が飲めるので助かる．

　アナウンスがあり，搭乗口に向かうが，バスに乗っての搭乗であった．
天気はパラパラと雨が降り始めており，ヨーロッパの青い空が懐かしく思えた．
席だけクラスJシートだったので，長身の夫は助かったようだ（背の低い私は普通の席でも問題無いが）．
この飛行機は日本トランスオーシャン航空(JTA)の機材のようで，機内誌があった．
３回目の搭乗であるが，私はこの機内誌がけっこう好きである．
今日は飛行機の揺れが予想されるとのことで，ドリンクは冷たいものだけとのことだった．

　中部国際空港に到着し，「久しぶりにラーメンが食べたいよね」ということで，空港ビル内にある「味仙」で台湾ラーメンと餃子の夕食．
地元では人気の台湾ラーメンであるが，この辛いラーメンを食べたら，一気に名古屋に戻ってきた気分になった（笑）．
セントレアには名古屋名物のレストランもたくさん入っているので，旅行から帰ってきた時に特に嬉しいものがある．

　一時期はどうなるかと思っていたヨーロッパ旅行であったが，無事，出かける事が出来て良かった．
気候はやはりゴールデンウィークに比べると圧倒的に６月の方が観光に適しており，またこの季節に訪れたいものである（お休みを取るのが困難だろうが）．
今回は憧れのシャンパンセラー訪問とゴッホのゆかりの土地を訪ねる事ができた．
しばらくヨーロッパ旅行には行けそうに無いが，もし，機会があったら大都会ではなく，少し都会くらいの街でのんびりと過ごしたいものである．


◆マイレージ＆ホテルポイント◆

　今回の旅行で貯まったJALのマイルは復路の成田・名古屋間の676マイルのみ．
今年初めて有償で乗った区間である．
このペースであると特典航空券利用の道はかなり遠い．
ヒルトンのホテルポイントは約13万ポイントのマイナス．
またコツコツとポイントを貯めなければ．．．