ブリュッセル旅行記2004


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◆2日目:4月30日(金)◆                           

<朝食>

 6時過ぎに起きる.
やはり,ヨーロッパの朝は目覚めが早い.
朝食を食べに行こうと思い,ドアを開けると日本語の新聞が配達されていた.
海外のホテルでこのサービスは初めてのような気がする.
やはりコンラッドは凄い!
夫は滞在中にも最近始めた株の動向をチェックできるので特に喜んでいた.

 朝食は0階(エレベーターでは「0階のプラス」になっている)の
CAFE WILTCHER’Sでとる事ができる.
6時30分からでバフェ形式である.
7時過ぎに行くと禁煙席はほとんどが日本人のツアー客であった.
あとはビジネスマンが少し.
店内は白系統でまとめられていて高級感があり,気持ちが良い.
料理はおかずの種類はそんなに多くないが(ラスベガスのバフェに慣れるとかなり寂しい気分),ヨーロッパのホテルらしくパン,チーズ,ハムの種類が多かった.
また牛乳が濃厚で美味しい.
生野菜はトマトのみであるが,果物の種類は多い.
メニューを見るとこのバフェ形式の朝食は30ユーロもするらしい.


<徒歩でブリュッセル観光>

 8時頃ホテルを出発.
うす曇なので一応,折りたたみ傘を持っていく.

  

  
コンラッドホテルの外観.優雅な雰囲気で入口は目立たない.

 ちょっと遠いがまずは街を把握するために徒歩で中心部へ向かう事にする.
最初は昨日,JALの送迎バスが停まった
ヒルトン・ブリュッセルへ.
コンラッドが低い建物に対して,ヒルトンは高層ビルになっている.
ロビーはチェックアウトのお客さんで混雑していた.
予約していたフレンチレストランの場所を確認.

 次に
王宮へ.
公開されるのは7月下旬から9月上旬までなので内部を見ることができないが,外観を見たかったので地図を頼りに訪れたのであるが,正面がわからず結局1周してしまった.
ブリュッセル公園の方が正面であった.
とても立派ないかにもヨーロッパという建物である.
現在は国王の住まいではなく,迎賓館として利用されているらしい.
国旗が出ていたので国内に王がいるらしい.

ここからグランプラスに向かおうとしたが,夫に任せたら方向を間違えてノートルダム・デュ・ザブロン教会に着いてしまった.
どうも
ブリュッセル市内の道は複雑で一生懸命地図を見ないと目的地に到着しないようである.
この教会の向かいには
プチ・ザブロン広場があって,とても綺麗に花が咲いていた.
この場所はチェックしていなかっただけに道を間違えて良かった.
周囲には中世のギルド職人たち48体の像が並んで趣のある公園だった.
広くなくこぢんまりしているのが良い.
写真を撮り終えて,公園を後にした時に大型観光バスが停車して,大勢の日本人観光客がバスから降りてきた.
ここは観光コースのようである.

  

  
プチザブロン広場.花の配色が素敵.奥はノートルダム・デュ・ザブロン教会.


<小便小僧&グランプラス>

 次に私が地図を持って小便小僧に向かう.
グラン・サブロン広場には一度食べてみたかったチョコレート屋さんのヴィタメールがあった.
なぜかショーウィンドーには日本語で「忍耐と信用」という大きな文字が...
そしてサン・ジャン広場を経由し,順調に小便小僧へ..と思っていたが,手持ちの地図は目印となる店が間違えていたので,苦労して
小便小僧へたどり着いた(近くになると標識が出ているのでそれに従った方が良いようだ).
「世界の三大がっかり」と言われているだけに期待していなかったが,その姿は可愛らしい.
今日は衣装を着ていた.
良く分からないが翌日の5月1日のEU拡大にちなんだ服だろうか?

  

  
ブリュッセル名所といえばやはりここ!?


 そして待望の
グランプラスへは9時30分頃に到着.
広場内でちょうどイベントがあるようで作業車がたくさん入っていてステージを組み立てていたので,残念ながら第一印象はヴィクトル・
ユゴーが讃えたような「世界一美しい広場」とは思えなかった(しかし,後日,イベントも終了し,ステージが撤去された後はその美しさに感動した).

  

  
広場内で花を販売していた.ヨーロッパには花が似合う.


 お目当てのチョコレート博物館やビール博物館は10時オープンなので,
チョコレート店のチェックをすることにする.
広場内には
ノイハウスがあるので,まずここでプラリネを購入.
いろいろな種類のプラリネがあって悩んでしまう.
どれも美しくて宝石のようである.
夫はティラミス,私はコニャックを1個ずつ購入.
2個で1.7ユーロ(重さで料金を算出している)だった.
次に
ゴディバへ行く.
ここはとても混雑していたので,また後に立ち寄ることにする.
広場から証券取引所の方向へ歩いていくとガレやレオニダスがある.
それ以外にもいろいろなチョコレート屋さんがあって,甘い物が好きな私はワクワクしてきてしまう.
ベルギーはダイエット中の身には厳しい旅行先だったかも...

 グランプラスに戻り,先程ノイハウスで購入したプラリネを食べる.
とても美しくって食べるのがもったいないくらいであるが一気に食べてしまった.
ベルギーに来てよかったとつくづくと思った瞬間であった.


<チョコレート博物館&ビール博物館>

 10時過ぎから
チョコレート博物館(Grand Place 13)へ.
グランプラスのブラバン公爵の館の一角にあり,1998年にオープンしたばかりだそうだ.
入場料は5ユーロ.
広場にはたくさん人がいるのにこの博物館には人がほとんどいなかった.
場所もそれほど広くない.
とりあえず,チョコレートの製造方法のビデオを見ていると練りたてのチョコレートがたくさん付いたビスケットを持ってきてくれた.
まだ温かくてビターで美味しかったが,食べ方が悪くって私は手がベタベタになってしまった.
地下に降りると,プラリネの作り方の実演がある.
鉄板の上でチョコレートを練ってそれをプラスチック製の型に流し込むのだ.
金属製であると急激に冷えるので光沢が悪くなるようである.
チョコレートは温度に敏感であるのでその辺りの注意が必要で,説明員も「温度が重要」という言葉を何回も繰り返していた.
いかに結晶化をコントロールするかが難しいようだ.
プラリネを良く知らなかった私にとってはそれを知る良い機会となった.

 この後はすぐ近くにある
ビール博物館(Grand Place10)へ.
今回のメインの目的であるビールを堪能する上では是非,最初に押さえておきたい場所であった.
入場料は4ユーロ.
こちらは日本人を含めて多くの観光客がいた.
しかし...特に見るものはなくトイレに行った後(ヨーロッパではトイレに困るので有料施設かカフェを利用した時に行くようにしている),ビールが試飲できるバー(入口付近)へ向かう.
席に座ると,Belgian Paradise Beerというロゴのグラスに入ったビールが運ばれてきた.
夫の方には黒,私の方にはピルスナーで他のカップルも同じような状況であった.
ベルギーに到着して初のビールであったが,味は普通であった.
アムステルダムのハイネケン・エクスペリエンスが懐かしく思い出されてしまった...


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