ブリュッセル旅行記2004


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◆3日目:5月1日(土)◆                              


<ブルージュへ>

 6時に目が覚め(こんなに目が覚めるのはヨーロッパならでは.日本では絶対に無理),7時から朝食.
今日も日本人ツアー客がたくさんいるが,昨日とは顔ぶれが違うようである.
この中の女性に話しかけられたのであるが,オランダ&ベルギー周遊の旅らしい.
フロントでTC200ユーロをチェンジしてもらう.
手数料は無しなので嬉しい.
パスポートと部屋番号が必要.

 8時にホテルを出発.
今日は水の都として知られる
ブルージュへ行く予定である.
ベルギーの旅行経験者が「ブルージュが一番良かったよ」と口をそろえて言っていた場所だっただけに,とても期待が高まる.
ルイーズ駅でブリュッセル市内交通の3日券を購入しようとするが,ルイーズ駅の自販機が故障していて窓口で購入しないといけない.
しかし,窓口の人に理解してもらえず,1日券を3枚購入することになってしまった.
土日祝は1枚の1日券が二人で共用できるとのことなので,便利である.

 メトロで南駅に行き,案内に従って国営ベルギー鉄道(SNCB)の
ブリュッセル南駅へ.
ブリュッセルには主な駅として北・中央・南駅があるが,この南駅はすべての国際線が停車する大規模な駅である.
たしかにその規模は大きく,どこで切符を買ってよいか迷ってしまう.
ベルギー国内をフラフラするのであれば,国内旅行者用特別割引乗車券(B-Tourrail Card)というのが1ヶ月以内の任意の5日有効なので有用なのであるが,私達はそんなに激しく動かないので,
レイルパス(Rail Pass)を購入することにした.
これはベルギー国内のどの駅間でも使える片道10回分の回数券である.
無記名なのでグループで1枚のカードを共有でき,乗車前に曜日,日付,出発駅,目的駅を記入するものである.
2等で62ユーロ.
このレイルパスを窓口で購入し,9時10分発のオステンド行きICに乗る.
オステンドはカジノがあるので心惹かれる場所の一つなのであるが,カジノ目当てだけで行くのも大変そうなので,今回は行けそうにない.残念.
電車は休日ということもあり,とても混雑していた.
バラバラの席で何とか座る事ができた.
出発して間もなく,検札があった(今回の旅行では必ず検札があった).
オランダの列車であると車窓から風車が見えたり,この時期はチューリップ畑が見えたりとバラエティに富んだ景色が楽しめたが,今回のベルギー旅行はそれほどでもない景色だった.
10時過ぎに
ブルージュ到着.
車内のほとんどの人がここで降りた.
とても人気の観光地のようだ.


<まずはお決まりの運河クルーズ>

 駅から多くの人が歩いていくので,それについて行けば良いのでお気楽であった.
ただし,駅前の横断歩道を渡って二手に分かれているようで,私達は左側のルートを選んだ.
こちらは最初に中心街であるマルクト広場へ行くルート.
ちなみに右側の方は最初に愛の湖やペギン会修道院へ行くルートである.
途中のアルベール国王公園内では屋台がたくさん並んで目を楽しませてくれた.
なぜか,下着,くつ下が中心であった.

 
マルクト広場に到着.
世界遺産に指定されている鐘楼の塔が素晴らしい.
その周囲の建物も美しく,見とれてしまった.
ここでのんびりするのは後にして,とりあえず,
運河クルーズの乗り場へ向かう事にする.
運河クルーズの遊覧船乗り場は至るところにあるらしいが,私は市庁舎近くの乗り場を利用した.
一人5.2ユーロで遊覧船が満員になり次第出発である.
幸い,私達が最後の客だったので一番前に座る事が出来た.
客は様々な国籍の人がいるらしく,日本人は私達だけであった.
運転手はいろいろな言語(オランダ語,フランス語,英語,ドイツ語,スペイン語?)で笑いを交えて説明してくれるが,英語も超巻き舌だったのが笑えた.
屋根のない船なので天気が悪い時はどうするのであろうか.
今日は幸い晴れだったので良かった.
入口には所要時間30分と書かれていたが,実際はゆっくり回ってくれて40分くらいかかった.
まさしく「
天井のない美術館」を体感することができ,最高の眺めであった.
ロマンチックな気分に浸れて新婚旅行に適した場所かもしれない.
素敵な景色なので,写真を撮りまくってしまった.

      

  
思わず写真が撮りたくなるような景色がいっぱいのブルージュの運河クルーズ.


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