◆5日目（その２）◆　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

●＜ワッフルのティータイム＞

　ブリュッセル中央駅（Gare Centrale）で降り，グランプラス近くの｢ダンドワ（DANDOY）｣(Rue Charies Buls 14）で待望のワッフル食べ比べタイム．
思いっきりお決まりのコースであるが，ブリュッセルに来たら絶対やってみたかったのである（笑）．
ゲントの昼食でお腹が一杯であったのであるが，もう時間がないので決行することにした．

　ダンドワは伝統菓子の老舗で1829年に創業したそうである．
店内には美味しそうな焼き菓子がたくさん販売されているのであるが，その２階にティールームがあってここでは焼きたてのワッフルを食べる事ができるのである．
ワッフルにはブリュッセル・タイプとリエージュ・タイプの２種類あるそうで，前者は長方形で軽い食感，後者は丸型（楕円？）で大粒の砂糖が入ってしっとりしているもので，日本でブームになったのはリエージュの方である．
ダンドワではこの両者があるので食べ比べができるのである．
メニューを見るとフルーツやアイスクリームのトッピングなどバラエティに富んでいるのであるが，粉砂糖のみのシンプルなものにした．
どちらもそれぞれ美味しくって甲乙つけがたい．


　　

　　２種類のワッフル．手前がブリュッセル・タイプ，向こうがリエージュ・タイプ．

　ブリュッセル風はブルージュのカフェでも食べたが，ダンドワの方がより軽い食感であった．
店によってかなり違いがあるようなので，いろいろと食べ歩きしてみるのも楽しそうである．
また飲みものは二人ともアイスティー2.25ユーロを頼んだのであるが，リプトンの瓶入りの炭酸のが出てきた．
日本やアメリカのようなアイスティーを想像していたのでちょっと驚いた．
１階の売店の美味しそうなお菓子は最終日の明日に買うことに決めた．


●＜チョコレート買い＆昼寝＞

　今回の旅行でほとんどのベルギーの有名チョコ屋さんには行ったのであるが，考えてみるとまだあの有名な｢ピエールマルコリーニ｣に行っていない事に気付く．
チョコレート屋さんはグランプラス周辺に多くあるのであるが，ピエールマルコリーニは少し離れたグラン・サブロン広場にあるので，なかなか行く機会がない．
何気なくJALの機内でもらったガイドブックを読んでいると何と私達が宿泊しているコンラッドに支店があるそうである．全然気が付かなかった（笑）．
営業時間は11時30分から19時までなので，行ってみることにする．
確かにホテル入口から少し離れた所にブティックが並んでおり，そこにあった．
ここでプラリネ２個，トリュフ２個を購入し（2.5ユーロ）部屋に戻って食べる．
とても幸せな気分になり，お昼寝タイム．
実はコンラッドホテルのすぐ近くにはこのピエールマルコリーニの他にはノイハウス，ゴディバもあるので美味しいチョコには不自由しない環境である．


●＜シーフードの夕食＞

　昼寝から目覚め，ベルギー最後の夕食の場所を相談する．
いろいろ候補にあがるが，私はムール貝，夫はシーフードが食べたいということで，イロ・サクレ地区にある観光客の定番中の定番レストラン｢シェ・レオン(Chez Leon)｣(Rue des Bouchers 18)へ行くことにする．
1893年創業でムール貝料理が看板のお店である．
とてもお気軽に入る事ができる．
19時前に入った時はほとんどが空席であったが，帰る頃はほぼ満席であった．
日本のツアー客の夕食にも利用しているようで，多くの人達が２階に上がって行っていた．
メニューは写真入りなので分かりやすい．
ビールは夫がBRUGS BLAMCHE，私がMORT SUBITEのクリークを注文．
夫はこのビールが気に入ったようで何杯も飲んでいた．
私はランビックの中ではクリークが一番気に入った．
料理は夫がブイヤベース24.5ユーロ，私がムール貝の白ワイン蒸し18.75ユーロを注文．
最初に食べた｢マリニエール｣と比べてみたかったのである．
ブイヤベースはムール貝，たら，エビ，うなぎなどいろいろなシーフードが入っており，特にスープが絶品とのこと．
チーズやにんにくを入れて飲むと病みつきになってしまう味である．
このスープを飲んだら私も注文すれば良かったと後悔してしまった．
ムール貝の方は最初に食べた時に比べると感動が少なくなっていたが，やはり忘れられない味である．
こちらのムール貝は日本のよりも身が小さくて引き締まっているという感じ．
なお，マリニエールとの区別は良く分からなかった．
店によって違いがあるのだろうけど，この店はワイン蒸しでも香草がたくさん入っていた．
フリッツ，パンが付く．
なお，このお店にはムール貝のムニエルもあるそうで，次回機会があればこれに挑戦してみたいものである．

　　

　　これが美味しかったブイヤベース．左側のお皿にはトッピング用のにんにくやチーズがのっている．


　この後，ビアカフェ巡りをしようかと思っていたが，今日も激しく歩いてかなり疲れたので，グランプラスをふらついて部屋に戻って寝る．


★今日の歩数：約31,000歩．