フランクフルト・ローテンブルク・ミュンヘン旅行記2005


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◆3日目:4月29日(金)◆                              

<朝食>

 昨晩は20時に寝てしまったので,5時の外の鐘の音で目が覚める.
そのまま寝てしまったので,入浴.
ここのアメニティはシャンプーとボディーソープが一緒になっており,リンスが無く,私の髪質だと洗髪後,ゴワゴワになってしまった.

 7時過ぎに
ホテルで朝食を食べる.
メインダイニング奥に朝食用の場所が設けられているようである.
部屋番号を言って名前をチェックしてもらう仕組みになっており,昨日大型バスで来ていた欧米系のツアー客がたくさんいた.
日本人もけっこうおり,混雑していた.
バフェ形式になっており,料理の内容はいたって普通で温かいおかずはスクランブルエッグ,ソーセージ,ベーコンなど.
驚いたのはご飯,漬物,インスタント味噌汁があった事である.
こんな場所でも日本食が食べられるとは思いも寄らなかった(そういえば部屋のテレビはNHKを無料で見ることができた).
飲み物はジュースの種類が豊富でスパークリングワインもあった.
またジューサーがあったので,生絞りのオレンジジュースを作る事ができる.
けっこうなオレンジを必要とするので,私は少量で挫折した(笑).

 ここまで来てご飯はないなーと思い,最初はパンやソーセージ,ハムなどを食べていたが
昨日の食事量が少なかった事もあり,どうもエネルギーが出そうにないので,結局ご飯も食べてしまった.
夫はまだご飯を食べなくても良いそうだ.

 部屋に戻って窓から外を見ていると私達の昨日乗っていたJALバスがお客さんを乗せて次の目的地であるミュンヘンに向かって走っていった.


<城壁の外の散策>

 8時45分頃にホテルを出て,クリスマスグッズの店「
ケーテ・ヴォールファールト」の支店(本店はアイゼンフートの横にあり,オープンがもう少し遅いが,その斜め向かいにある支店はこの時間でも営業していた)をフラフラする.
店内はクリスマス一色でオーナメントも素敵な物がたくさんあって目移りしてしまう.

 その後,
ローテンブルクの城壁の外のお散歩に出かける事にする.
昨晩,夕食を食べたレストランの近くにあるコボルツェラー門を抜けて歩いていくと絵葉書にあるような景色に遭遇する.
この散歩がしたかったのでローテンブルクに連泊する事にしたのだ.
そして
ドッペル橋(二重橋)に到着.
橋からの眺めは絶景でたくさん写真を撮ってしまう(でも私の腕が悪いので写真にするとどうも今ひとつである).
私は絵が下手なのであるが,そんな私でも絵が描きたくなる気分になる景色だ.
そして橋から見えた教会に向かって歩いている時に初めて人に会う.
日本人夫婦でブルク公園から下ってきたとの事.
帰りはそちらの道を通って戻る事にする.
鳥のさえずりを聞きながらおいしい空気を吸っての散策は想像以上に素晴らしいもので
あった.
今日は生憎の曇りであったが,昨日のような快晴であれば言う事はないのであるが.
ブルク公園に戻り,公園内をしばらく散策する.
花壇もこぢんまりとしているが綺麗に整備されている.


<ローテンブルクの町を散策>

 再び町の中心部に戻って,ドイツで最大級のテディベア専門店という「テディランド」に行く.
入り口では巨大サイズのシュタイフ製のクマが迎えてくれる.
ドイツといえば憧れのシュタイフの縫いぐるみがあるのだが,それなりの値段がするのでなかなか買うことができない.
今回こそは一匹を日本に連れて帰ろうと思っているのであるが...

 先程から急に雲行きが悪くなったかと思ったら,小雨が降ってきた.
ホテルで傘を借りるが結局,20分程で止んで再び晴れ間が広がってきた.

 次に「
聖ヤコプ教会」へ行く.
1311〜1490年頃までの長期間にわたって建築が行われたゴシック様式の教会である.
教会は無料のところが多いが,ここは1.5ユーロ必要である.
階段を登ると1505年に完成したという有名なリーメンシュナイダーの聖血の祭壇がある.
祭壇中央には最後の晩餐の場面があるが,一番中央にはユダがおり,珍しい構成とのこと(前日,ガイドさんが教えてくれた).


<ケーキの休憩>

 朝からいろいろと歩き回ってお腹が空いたので,10時30分頃に休憩をすることにした.
マルクト広場に面したところに「
Prezel」というケーキ屋さんがあったので,そこに行くと美味しそうなケーキがショーケースに並んでいた.
2階で食べられるそうなので,ケーキを注文して2階のカフェへ行く.
夫はイチゴタルトのクリーム添え2.2ユーロとコーヒー1.7ユーロ,私はアップルパイのクリーム添え2.2ユーロとコーヒーを注文.
ドイツのケーキは美味しいと聞いていたので,ようやく食べる事ができて大変楽しみだった(私達の旅行先での休憩はほとんど「お酒休憩」なので,甘いものを食べる事はなかなかない.本来,2人ともケーキは大好きなのであるが...).
確かに噂通り,日本人の口に大変合う味である.
また添えられていたクリームが甘さ控えめで牛乳を感じる味であり,気に入った.
ドイツのお酒の飲み歩きも良いが,ケーキの食べ歩きも素敵そうだ.

 この休憩の時に自分達のお土産に
フランケンワインを購入しようという話になり,昨晩,夕食を食べた「グロッケ」の隣にあるワインショップへ行く(グロッケと同経営のようだ).
フランケンワインのフルボトルワインは何と6ユーロ程度からあった.
昨晩飲んだワインもそれくらいの値段で販売していた.
私の地元ではなかなか手に入らないので,たくさん買って行きたいところであったが,これからの行程を考えると(私達は既に機内で買った焼酎を2本も持っているし...)辛そうなので,小さいアイスワイン18ユーロ(試飲させてもらえた)と辛口の白ワイン7ユーロを購入.
更にレストランで出されたワイングラスも素敵だったので,同じ形のもの(5ユーロ/個)を2個購入.
けっこう思い切って買ってしまったものだ.
我が家はあまり買い物をしないのであるが,お酒となったら話は別である(笑).


<じゃがいも料理のランチ>

 昼食は何にしようか今朝から悩んでいたが,ドイツといえば連想する食材の一つである
「じゃがいも」料理の専門店に行ってみる事にした.
この「
ローテンブルガー・カルトッフェルシュトゥーベ(Rothenburger Kartoffestube)」(Ansbacher Str. 7)は城壁を出たところにある.
内装はカントリー調でまとめられていて大変可愛らしくまさしく私が抱いているローテンブルクのイメージである.
12時過ぎに入った時,お客さんは私達以外に1組しかいなかったが,13時頃にはお客さんも多くなってきた.
ハウスグラス白ワイン(200ml)3ユーロを飲みながら,メニューを決める.
このレストランは英語メニューがあったので助かった.

 夫はソーセージ入りじゃがいもスープ3ユーロ,グラタン(ハム&ブロッコリー)7.7ユーロ,私はじゃがいものクリームスープ3.2ユーロ,グラタン(ほうれん草&モッツレラチーズ)7.7ユーロを注文.
昨晩の夕食の量が少なかったので,この値段程度であれば丁度適量と考えていたが,全く違っていた.
最初に出てきた
スープは超巨大でお皿が顔以上の大きさである.
味はとても美味しいのであるが(私のはにんにくの香りがまた食欲をそそる),じゃがいもの濃度が非常に濃いので粘度も高い.
このスープ一杯にどれだけのじゃがいもが使われているのであろうと思う程である.
夫も私も美味しかったので,全部食べてしまったが,この時点で既にお腹一杯.
「こんなにスープが大きいと思わないよねー」と話していたら,グラタンが登場.
これがまた
更に巨大サイズであった.
これがいわゆるドイツサイズなのだろう(笑).
こちらは素材の味を生かしたシンプルな料理であるが,何分にもじゃがいもメインでボリュームがあってお店の人には申し訳なかったが,残してしまった.
この旅行に来てから食事が偏りがちであったが,普段と違った料理を食べる事ができて,胃も喜んでいるようだ.

 お腹一杯になり,レーダー門から
城壁の上を散歩する.
ローテンブルクの町を取り囲む城壁であるが,その東半分は城壁の上を歩く事ができるのである.
狭くて高いところなので高所恐怖症の夫は嫌がったので,すぐに下りたが,ここからの眺めも面白かった.
そして,ホテル近くのクリスマスショップ「ケーテ・ヴォールファールト」本店へ行く.
想像以上の大きさの店で迷子になってしまいそうな程であるが,とても楽しい気分になってしまう.

 14時過ぎに部屋に戻り(毎回,巨大な鍵をフロントで預けたり受け取ったりしないといけないが,2泊目となると私の顔を見ただけで鍵をくれるようになった.最初は無愛想だったフロントの人も笑顔を見せてくれるようになった),お昼寝タイム.
やはりこういう時間がないと旅行に来た気分がしない.

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