◆３日目（その２）◆　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

●＜再びローテンブルクの町を散策＞

　15時45分頃，部屋を出発し，ローテンブルク名物のお菓子である「シュネーバル」を購入．
シュネーバルとは「雪の玉」を意味するそうで，小麦粉でできたソフトボール大の球状のお菓子．
歯ざわりはさくさくしたクッキーで粉糖をまぶしたもの（プレーン）の他にチョコレートがけやナッツが付いたものもある．
私はお昼のじゃがいも料理でお腹が一杯だったので，小型のプレーンのシュネーバルを購入（店によっては売っていた）．
お店の外でかぶりつくが，甘さ控えめで美味しい味であった．
しかし，生地がさくさくしているので，ボロボロと解体してしまってけっこう下に落ちてしまった．
上品に食べるのは難しそうである．
美味しかったので，お土産にしようと思ったのであるが（お土産用の缶入りもあった）さすがに嵩張るのでやめた．
日持ちは数週間以上するらしい．

　　　　
　　ローテンブルクの町にはこのようなシュネーバルを売っているお店がたくさんあって目移りしてしまう．

　次にクリスマスショップ「ケーテ・ヴォールファールト」本店に再び行く．
ここはお店にいるだけで楽しいので何度でも入ってしまう．
実は私も夫も木でできたシュビップボーゲンに心惹かれていたのだ．
これはエルツ山脈地方の鉱山労働者のクリスマス伝統行事に端を発したという木工民芸品である．
電球やろうそくをつけるタイプがあり，中にはプロペラが付いており，ろうそくの上昇気流で回転するというものもある．
このお店には数々のシュビップボーゲンがあり，これを眺めているだけでとても幸せな気分になる．

　我が家の汚い部屋には絶対に似合わないのは分かっているのであるが，購入しようということになり（買い物で珍しく意見が一致した＜笑＞），どれが良いか選ぶ．
いろいろと種類があるので，優柔不断の私達はけっこう時間をかけて悩み，結局，聖歌隊のシュビップボーゲン（54ユーロ）を購入することにした．
少々であるが税金が戻ってくるらしい（このお店は親切で何も言っていないのに手続きをしてくれた）．

　部屋に戻って記念撮影をしてみた．
妙にこの部屋の家具とマッチしている．

　　
　　中央以外の4人の聖歌隊員は楽譜も持っていて，とても可愛い顔をして歌っている．


●＜ワイン酒屋でのディナー＞

　19時前に「ツア・ヘル(Zur Holl)」(Burggasse 8)へ行き，夕食を食べる．
この店名は日本語に訳すと「地獄亭」らしく，店内は薄暗い．
ローテンブルク最古の家を利用しているらしく，いくつかの部屋に分かれているが，とても居心地が良い洋風居酒屋という感じだ．
メニューはドイツ語と英語が併記されている．私達が接した店員はドイツ語しか話さなかったので片言のドイツ語で何とかやりとりをすることになった．
昨晩の教訓で（笑），ボトルではなくグラス白ワイン250mlを注文．
グラスで頼めるワインの種類もいろいろとあった．
結局，一人２杯ずつ飲んだ．
料理は夫がホワイトアスパラ＆焼きソーセージ（15.5ユーロ），私はスペアリブのグリル（10.5ユーロ，サラダ＆パン付き）を頼む．
夫のホワイトアスパラには店員がバターソースをたっぷりかけてくれて，とても美味しそうであった．
一方，私の方は大きな木のまな板に巨大スペアリブがドン！とのっており，いかにもドイツ的な迫力のある料理であった．
一度，こういうのを食べてみたかったのでちょっと嬉しくなってしまった（笑）．
骨が多かったので見た目よりも食べる部分が少なかったのであるが，お肉はパサパサでお世辞にも美味しいとは言えない．
しかし，ワインのおつまみにはけっこう良く，全部食べてしまった．
今晩も楽しい宴会となった．

　　　　
　　「ツア・ヘル」の外観（左）と私の頼んだ巨大スペアリブセット（右）．

　帰りにクリスマスショップ「ケーテ・ヴォールファールト」の支店に寄って（通常は18時に閉店なのであるが，何と日本のゴールデンウィークに合わせて20時から21時過ぎの１時間ちょっと特別に開店していたのである），小さな動物がたくさんいる木製のオーナメント(12ユーロ)を購入．


●＜バーでお酒タイム＞

　まだ飲み足らない気分だったので，私達の宿泊しているアイゼンフート内のバーに行く．
横にあるレストランはけっこう混雑していたが，バーは誰も客がいなかったがレストランと同様に素敵な雰囲気．
レストランは一度行ってみたいと思っていたが，結局今回は２泊という短い滞在だったので行く事ができなかった．
バーのメニューは種々のお酒やスタンダードなカクテルが記載されていた．
私はキールロワイヤルが8ユーロと日本に比べるとお安い値段だったので，注文．
夫はポートワイン（4.8ユーロ）を飲む．
早いものでもう明日は最終目的地のミュンヘンへ移動である．
22時過ぎに部屋に戻り，すぐに寝る．


　★今日の歩数：19,582歩